13 / 13
第3話 4
しおりを挟む
久々に足を踏み入れた校内は、特に変わった様子はない。けれど、まるで知らない場所に来たような空気感が漂っていた。いくら卒業生と言えど、学校を巣立ってしまえば部外者なのだと侵入を拒まれているような、そんな居心地の悪さを感じた拓海は早足に図書館へ向かった。
図書館に着くと、ガラス張りのドアの向こうにあるミントグリーンのロールカーテンが下まで下ろされていた。カーテンとドアの間には吸盤で張り付けられた「CLOSE」と印字されている掛け看板がさがっている。
勝手に入っていいものかも分からないし、中の様子も伺えずどうしたものかと考えいると、自分が文明の利器を持っていることを拓海は思い出した。
【こんにちは。今図書館の前に到着しましたが、杉本先生はどちらにいらっしゃいますか?】
メールを送って一分と経たない内に、ロールカーテンの向こうに人の気配を感じた。中にいた人物――杉本は拓海の姿を確認するとドアを開けて招き入れる。
「おう。わざわざ来てもらって悪いな」
「いえ……失礼します」
後ろめたい気持ちがあった拓海は杉本の顔がまともに見られなかった。
しかし、彼の纏っている空気が怒っているようには見えなくて拓海は少し安堵した。
杉本に促されて司書室にそろそろと足を踏み入れる。そこには高校生時代に委員会の作業で何度か立ち入ったときと変わらない風景があった。
「そこに座って待ってて」
「はい」
杉本の言葉に従い、事務机の前のパイプ椅子に腰を下ろした。図書委員長であった頃、貸し出し用のバーコードや請求記号を貼り付ける作業などをする際に使っていた場所である。体重をかけるとギ……と小さく軋む音が聞こえた。
杉本の方を見るとシンクとポットくらいしかない簡易キッチンの前に立っていた。そのうちに、室内はコーヒーの香ばしい匂いで満たされてきた。懐かしさと緊張でかしこまって座っていた拓海の目の前に湯気が立つマグカップが置かれた。
「あ……りがとう、ございます」
予想外のもてなしに驚きつつ、杉本が椅子に腰を下ろしたことを確認してから目の前に置かれたマグカップにおずおずと手を伸ばす。ひとくち飲んだところで緊張がほぐれる――訳もなかった。何故なら、拓海の一挙手一投足を杉本がじっと見ていたからである。
「あの……」
「身体は辛くないか」
熱視線に耐えきれず、かおずおずと発した拓海の言葉に被せるように杉本が質問を投げかけてきた。
「え、あ……はい。平気です」
思いがけない問いに少し動揺したが、反射的に答える。まだ下半身にかなり違和感が残っていたが、無意識のうちに嘘をついていた。自らの意志で杉本に抱かれたのに、本当の事を口にしたら、責任の所在を彼に押し付けるようなことになる気がしたからだ。
それは拓海の本意では無い。
「昨日の今日で呼び出して、おいて聞くようなことじゃなかったな」
「…………」
取り繕った言葉は杉本にあっさりと見破られてしまった。見栄を見破られたような恥ずかしさが押し寄せてきてカッと頬が熱くなる。なんと返せばいいか分からなくなって、視線を泳がすことしかできなかった。
しかし、杉本は勝手に挙動不審になった拓海には気にも止めず、感情のない表情で本題を口にした。
「一昨日から昨日までの出来事を説明してほしい。それから、お前がとった行動の意味も含めて」
その場に流れていた空気がその一言で一瞬にして変わる。まるで、これから事情聴取でも始まるのではないかという物々しい雰囲気に、指先が冷たくなる。
「……わかりました」
罪の告白をする咎人の気持ちが分かるような気がした。ドクドクと大きな音を立てる心臓を落ち着かせようと深呼吸をして、拓海は真実を語る為に口を開いた。
「一昨日は、兄と二人で出かけていました。早めの昼食を摂ったあと、一階下のフロアにある店舗で買い物した時までは、いつも通りの兄でした」
記憶をたぐり寄せながらゆっくりと口を開く。逸らされることのない杉本の視線に緊張して、言葉が詰まりそうになるのを必死に耐えながらも、思い出したことをできるだけ正確に自分の言葉に置き換える。
「その後、衣料品の売り場がある一階まで降る途中で、兄の体調不良に気がついたんです。少し休んでから家に帰ろうかという話になって、レストスペースで休んでいたら発情期の症状が出ました。そのトリガーとなったのが……」
「俺だった、と……」
拓海が考えていたことを杉本が先に答える。
「……はい。先生と兄は『運命の番』だったんだと思います」
「ああ。白崎の予想通り、」
杉本の相槌にギュッと心臓が締め付けられる。ここから逃げ出したくて仕方がなかった。しかし、全てを明かすまでは逃さないと、まっすぐに向けられている杉本の視線がそう言っているように思えた。拓海の身体は精神的に、今座っているパイプ椅子に縛り付けられていた。
それに、贖罪をするためには彼の求める真実を詳らかにしなければならないと、拓海は再び口を開いた。
「けれど……出会った二人の間に、オレが立ちはだかりました」
「その行動をとった意味は?」
杉本は冷静を装いながらも、その視線では拓海を責めていた。
拓海のとった行動のせいで、杉本はアルファとして最上級の幸福を手に入れるチャンスを不意に――出会えることすら奇跡だと言える『運命の番』に出会ったにも関わらず、その人に指一本触れることができなかったのだ。彼の心境など考えずとも理解ができる。腸が煮えくり返っているに違いない。
改めて、取り返しのつかないことをしたという自覚は拓海に重くのしかかった。
「……っ。兄には結婚を考えている相手がいました」
その言葉に嘘はなかった。けれど全てが真実というわけでもなかった。拓海は、自分の目の前で杉本が誰かの唯一になるのが受け入れられなかったのだ。その相手が、例え敬愛する兄だったとしても。
兄には婚約者がいる。そんな理由で己の行動を正当化しただけだった。
「だとしても、『運命の番』と結ばれるのが最上級の幸せだとは考えなかったのか?」
「…………」
返す言葉もなかった。本当に兄の幸せを願うなら、彼らの間に立ちはだかるべきではなかったのだ。
「完全な八つ当たりだ。すまない。お前の兄は発情期の熱に浮かされながらも、俺と番うことを望まなかった。彼の意志を尊重するなら、白崎の行動は正しかった」
杉本の発言に驚いた拓海はそこでようやく彼の顔を見た。苦悶に耐えているような表情。見なければ良かったと後悔するが、そう思ったところでもう遅かった。彼にそんな顔をさせたのは拓海自身なのである。
己の愚かな欲のせいで、好きな人がこんなにも辛い思いをしている。その罪悪感に拓海はとても耐えられないと思った。
「……白崎、お前の兄は――和泉さんはあの後どうなった?」
黙りこくって俯く拓海に対して、杉本が追い討ちをかけるように質問した。しかし、自分の口から兄が恋人と番った事を杉本に伝えるのが心苦しくて拓海は息が詰まる思いだった。
「白崎――」
杉本が拓海の答えを急かす。彼はきっと、和泉がもう自分の手の届く存在ではないことを察しているのだろう。けれど、改めてその真実を口に出すのは難しい。何度も喉で言葉を詰まらせながら拓海は杉本に真実を告げた。
「兄は……恋人と番になりました……」
拓海の言葉を聞くと杉本は俯き長く息を吐いた。耳が痛いほどの沈黙。二人分の呼吸音が狭い室内に響く。重苦しい雰囲気の中、拓海は空気に溶け込むように押し黙ることしかできなかった。
図書館に着くと、ガラス張りのドアの向こうにあるミントグリーンのロールカーテンが下まで下ろされていた。カーテンとドアの間には吸盤で張り付けられた「CLOSE」と印字されている掛け看板がさがっている。
勝手に入っていいものかも分からないし、中の様子も伺えずどうしたものかと考えいると、自分が文明の利器を持っていることを拓海は思い出した。
【こんにちは。今図書館の前に到着しましたが、杉本先生はどちらにいらっしゃいますか?】
メールを送って一分と経たない内に、ロールカーテンの向こうに人の気配を感じた。中にいた人物――杉本は拓海の姿を確認するとドアを開けて招き入れる。
「おう。わざわざ来てもらって悪いな」
「いえ……失礼します」
後ろめたい気持ちがあった拓海は杉本の顔がまともに見られなかった。
しかし、彼の纏っている空気が怒っているようには見えなくて拓海は少し安堵した。
杉本に促されて司書室にそろそろと足を踏み入れる。そこには高校生時代に委員会の作業で何度か立ち入ったときと変わらない風景があった。
「そこに座って待ってて」
「はい」
杉本の言葉に従い、事務机の前のパイプ椅子に腰を下ろした。図書委員長であった頃、貸し出し用のバーコードや請求記号を貼り付ける作業などをする際に使っていた場所である。体重をかけるとギ……と小さく軋む音が聞こえた。
杉本の方を見るとシンクとポットくらいしかない簡易キッチンの前に立っていた。そのうちに、室内はコーヒーの香ばしい匂いで満たされてきた。懐かしさと緊張でかしこまって座っていた拓海の目の前に湯気が立つマグカップが置かれた。
「あ……りがとう、ございます」
予想外のもてなしに驚きつつ、杉本が椅子に腰を下ろしたことを確認してから目の前に置かれたマグカップにおずおずと手を伸ばす。ひとくち飲んだところで緊張がほぐれる――訳もなかった。何故なら、拓海の一挙手一投足を杉本がじっと見ていたからである。
「あの……」
「身体は辛くないか」
熱視線に耐えきれず、かおずおずと発した拓海の言葉に被せるように杉本が質問を投げかけてきた。
「え、あ……はい。平気です」
思いがけない問いに少し動揺したが、反射的に答える。まだ下半身にかなり違和感が残っていたが、無意識のうちに嘘をついていた。自らの意志で杉本に抱かれたのに、本当の事を口にしたら、責任の所在を彼に押し付けるようなことになる気がしたからだ。
それは拓海の本意では無い。
「昨日の今日で呼び出して、おいて聞くようなことじゃなかったな」
「…………」
取り繕った言葉は杉本にあっさりと見破られてしまった。見栄を見破られたような恥ずかしさが押し寄せてきてカッと頬が熱くなる。なんと返せばいいか分からなくなって、視線を泳がすことしかできなかった。
しかし、杉本は勝手に挙動不審になった拓海には気にも止めず、感情のない表情で本題を口にした。
「一昨日から昨日までの出来事を説明してほしい。それから、お前がとった行動の意味も含めて」
その場に流れていた空気がその一言で一瞬にして変わる。まるで、これから事情聴取でも始まるのではないかという物々しい雰囲気に、指先が冷たくなる。
「……わかりました」
罪の告白をする咎人の気持ちが分かるような気がした。ドクドクと大きな音を立てる心臓を落ち着かせようと深呼吸をして、拓海は真実を語る為に口を開いた。
「一昨日は、兄と二人で出かけていました。早めの昼食を摂ったあと、一階下のフロアにある店舗で買い物した時までは、いつも通りの兄でした」
記憶をたぐり寄せながらゆっくりと口を開く。逸らされることのない杉本の視線に緊張して、言葉が詰まりそうになるのを必死に耐えながらも、思い出したことをできるだけ正確に自分の言葉に置き換える。
「その後、衣料品の売り場がある一階まで降る途中で、兄の体調不良に気がついたんです。少し休んでから家に帰ろうかという話になって、レストスペースで休んでいたら発情期の症状が出ました。そのトリガーとなったのが……」
「俺だった、と……」
拓海が考えていたことを杉本が先に答える。
「……はい。先生と兄は『運命の番』だったんだと思います」
「ああ。白崎の予想通り、」
杉本の相槌にギュッと心臓が締め付けられる。ここから逃げ出したくて仕方がなかった。しかし、全てを明かすまでは逃さないと、まっすぐに向けられている杉本の視線がそう言っているように思えた。拓海の身体は精神的に、今座っているパイプ椅子に縛り付けられていた。
それに、贖罪をするためには彼の求める真実を詳らかにしなければならないと、拓海は再び口を開いた。
「けれど……出会った二人の間に、オレが立ちはだかりました」
「その行動をとった意味は?」
杉本は冷静を装いながらも、その視線では拓海を責めていた。
拓海のとった行動のせいで、杉本はアルファとして最上級の幸福を手に入れるチャンスを不意に――出会えることすら奇跡だと言える『運命の番』に出会ったにも関わらず、その人に指一本触れることができなかったのだ。彼の心境など考えずとも理解ができる。腸が煮えくり返っているに違いない。
改めて、取り返しのつかないことをしたという自覚は拓海に重くのしかかった。
「……っ。兄には結婚を考えている相手がいました」
その言葉に嘘はなかった。けれど全てが真実というわけでもなかった。拓海は、自分の目の前で杉本が誰かの唯一になるのが受け入れられなかったのだ。その相手が、例え敬愛する兄だったとしても。
兄には婚約者がいる。そんな理由で己の行動を正当化しただけだった。
「だとしても、『運命の番』と結ばれるのが最上級の幸せだとは考えなかったのか?」
「…………」
返す言葉もなかった。本当に兄の幸せを願うなら、彼らの間に立ちはだかるべきではなかったのだ。
「完全な八つ当たりだ。すまない。お前の兄は発情期の熱に浮かされながらも、俺と番うことを望まなかった。彼の意志を尊重するなら、白崎の行動は正しかった」
杉本の発言に驚いた拓海はそこでようやく彼の顔を見た。苦悶に耐えているような表情。見なければ良かったと後悔するが、そう思ったところでもう遅かった。彼にそんな顔をさせたのは拓海自身なのである。
己の愚かな欲のせいで、好きな人がこんなにも辛い思いをしている。その罪悪感に拓海はとても耐えられないと思った。
「……白崎、お前の兄は――和泉さんはあの後どうなった?」
黙りこくって俯く拓海に対して、杉本が追い討ちをかけるように質問した。しかし、自分の口から兄が恋人と番った事を杉本に伝えるのが心苦しくて拓海は息が詰まる思いだった。
「白崎――」
杉本が拓海の答えを急かす。彼はきっと、和泉がもう自分の手の届く存在ではないことを察しているのだろう。けれど、改めてその真実を口に出すのは難しい。何度も喉で言葉を詰まらせながら拓海は杉本に真実を告げた。
「兄は……恋人と番になりました……」
拓海の言葉を聞くと杉本は俯き長く息を吐いた。耳が痛いほどの沈黙。二人分の呼吸音が狭い室内に響く。重苦しい雰囲気の中、拓海は空気に溶け込むように押し黙ることしかできなかった。
11
お気に入りに追加
33
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
オメガの復讐
riiko
BL
幸せな結婚式、二人のこれからを祝福するかのように参列者からは祝いの声。
しかしこの結婚式にはとてつもない野望が隠されていた。
とっても短いお話ですが、物語お楽しみいただけたら幸いです☆
幼馴染から離れたい。
June
BL
アルファの朔に俺はとってただの幼馴染であって、それ以上もそれ以下でもない。
だけどベータの俺にとって朔は幼馴染で、それ以上に大切な存在だと、そう気づいてしまったんだ。
βの谷口優希がある日Ωになってしまった。幼馴染でいられないとそう思った優希は幼馴染のα、伊賀崎朔から離れようとする。
誤字脱字あるかも。
最後らへんグダグダ。下手だ。
ちんぷんかんぷんかも。
パッと思いつき設定でさっと書いたから・・・
すいません。
森の中の華 (オメガバース、α✕Ω、完結)
Oj
BL
オメガバースBLです。
受けが妊娠しますので、ご注意下さい。
コンセプトは『受けを妊娠させて吐くほど悩む攻め』です。
ちょっとヤンチャなアルファ攻め✕大人しく不憫なオメガ受けです。
アルファ兄弟のどちらが攻めになるかは作中お楽しみいただけたらと思いますが、第一話でわかってしまうと思います。
ハッピーエンドですが、そこまで受けが辛い目に合い続けます。
菊島 華 (きくしま はな) 受
両親がオメガのという珍しい出生。幼い頃から森之宮家で次期当主の妻となるべく育てられる。囲われています。
森之宮 健司 (もりのみや けんじ) 兄
森之宮家時期当主。品行方正、成績優秀。生徒会長をしていて学校内での信頼も厚いです。
森之宮 裕司 (もりのみや ゆうじ) 弟
森之宮家次期当主。兄ができすぎていたり、他にも色々あって腐っています。
健司と裕司は二卵性の双子です。
オメガバースという第二の性別がある世界でのお話です。
男女の他にアルファ、ベータ、オメガと性別があり、オメガは男性でも妊娠が可能です。
アルファとオメガは数が少なく、ほとんどの人がベータです。アルファは能力が高い人間が多く、オメガは妊娠に特化していて誘惑するためのフェロモンを出すため恐れられ卑下されています。
その地方で有名な企業の子息であるアルファの兄弟と、どちらかの妻となるため育てられたオメガの少年のお話です。
この作品では第二の性別は17歳頃を目安に判定されていきます。それまでは検査しても確定されないことが多い、という設定です。
また、第二の性別は親の性別が反映されます。アルファ同士の親からはアルファが、オメガ同士の親からはオメガが生まれます。
独自解釈している設定があります。
第二部にて息子達とその恋人達です。
長男 咲也 (さくや)
次男 伊吹 (いぶき)
三男 開斗 (かいと)
咲也の恋人 朝陽 (あさひ)
伊吹の恋人 幸四郎 (こうしろう)
開斗の恋人 アイ・ミイ
本編完結しています。
今後は短編を更新する予定です。
運命の息吹
梅川 ノン
BL
ルシアは、国王とオメガの番の間に生まれるが、オメガのため王子とは認められず、密やかに育つ。
美しく育ったルシアは、父王亡きあと国王になった兄王の番になる。
兄王に溺愛されたルシアは、兄王の庇護のもと穏やかに暮らしていたが、運命のアルファと出会う。
ルシアの運命のアルファとは……。
西洋の中世を想定とした、オメガバースですが、かなりの独自視点、想定が入ります。あくまでも私独自の創作オメガバースと思ってください。楽しんでいただければ幸いです。
消えない思い
樹木緑
BL
オメガバース:僕には忘れられない夏がある。彼が好きだった。ただ、ただ、彼が好きだった。
高校3年生 矢野浩二 α
高校3年生 佐々木裕也 α
高校1年生 赤城要 Ω
赤城要は運命の番である両親に憧れ、両親が出会った高校に入学します。
自分も両親の様に運命の番が欲しいと思っています。
そして高校の入学式で出会った矢野浩二に、淡い感情を抱き始めるようになります。
でもあるきっかけを基に、佐々木裕也と出会います。
彼こそが要の探し続けた運命の番だったのです。
そして3人の運命が絡み合って、それぞれが、それぞれの選択をしていくと言うお話です。
夢見がちオメガ姫の理想のアルファ王子
葉薊【ハアザミ】
BL
四方木 聖(よもぎ ひじり)はちょっぴり夢見がちな乙女男子。
幼少の頃は父母のような理想の家庭を築くのが夢だったが、自分が理想のオメガから程遠いと知って断念する。
一方で、かつてはオメガだと信じて疑わなかった幼馴染の嘉瀬 冬治(かせ とうじ)は聖理想のアルファへと成長を遂げていた。
やがて冬治への恋心を自覚する聖だが、理想のオメガからは程遠い自分ではふさわしくないという思い込みに苛まれる。
※ちょっぴりサブカプあり。全てアルファ×オメガです。
成り行き番の溺愛生活
アオ
BL
タイトルそのままです
成り行きで番になってしまったら溺愛生活が待っていたというありきたりな話です
始めて投稿するので変なところが多々あると思いますがそこは勘弁してください
オメガバースで独自の設定があるかもです
27歳×16歳のカップルです
この小説の世界では法律上大丈夫です オメガバの世界だからね
それでもよければ読んでくださるとうれしいです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる