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平和な時間の綻び
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君は……
今までに殺意を抱いた事はあるかい?
そう言ってそいつは僕に笑顔とナイフを向けてきた。
時はそれから数日前に遡る。
何の変化もない退屈な日常。毎日毎日同じことの繰り返し、朝同じ時間に起きて同じ時間の電車に乗り同じ校門をくぐる。
ずっとこの変化のない日常が続くと思っていた。
そうあの事件が起こるまでは……
僕の名前は、砂月 仁⦅さつき じん⦆。陽都等⦅ひとら⦆高校のニ年生だ。
これといった才能があるわけでもない平凡な学生だ。
そして僕は今日もいつも通りの日常を繰り返している。
そして高校に向かう道すがら、僕をいつものコンビニの前で待つあいつに会う、
「おはよう」そういって僕はそいつに声をかける。
そいつはその声に反応してさっきまで沈んでいた表情が明るくなる。
そう思ったら怒りで頬を膨らます。本当に忙しい奴だ。
こいつは日野浦 栞⦅ひのうら しおり⦆。僕の彼女というやつだ。
「遅い! いつもいつも君というやつは! 君の大事な大事な彼女さんを待たせるなんて、どういう神経しているんだね? 仁君よ?」
まぁこの通り少し変わった子ではあるが、俺にはもったいないくらいの可愛い子で学校の男子からの人気も高い栞がなぜ平凡な僕と付き合ってくれたのか、未だによくわからない。そんなことを思いながら栞を見つめているとその視線に気づき頬を赤らめ下を向いた。
「君は何故、私をジロジロと見るのかね、さすがにそんなに見つめられると照れちゃうよ」
「お得意の変な喋り方がぬけてるよ? まぁ何で見つめていたのかというと……」
「なんで?」栞はそう言って顔を上げて僕をじっと見つめてきた。
「ん~とね教えれないなぁ~」そう言って答えを僕ははぐらかした。
すると栞はまた頬を膨らませた。
「君と言う男は何故そうひとをからかうかね」
「まぁまぁ、早く行こう、遅刻してしまうよ。栞姫」
栞はまた頬を赤らめる、こんなに感情が表にでてわかりやすい栞のこの性格というか人柄が僕はすごい好きだ。
二人で学校に向かっている途中、反対方向から歩いてくる人とすれ違いざまに肩がぶつかってしまった。
「あ、すみません」急いで謝ると相手の男は会釈だけして立ち去った。
「仁君よ、君は私に見惚れてちゃんと前を向いて歩いていなかったのかい?」
栞は僕の方をニヤニヤ見ながら言ってきた。
「あぁ、そうだよ。栞姫に見惚れていたようだ」そう僕が言うとまた栞は頬を染めた。自分から言ってきておいて照れるとは地雷を踏むとはまさにこの事だなと思いつつ、先ほどの通行人が曲がった角のあたりに目をやった。
すると栞もその視線に気づいて同じ方に目向ける。
「さっきの人は知り合いなのかい?」
「いや、ただ少し格好が気になって」
「あぁ、そういえばこの春の心地いい季節なのに真っ黒なコートを着ていたねぇ、寒がりさんだったのかね~」
「うーん、どうだろう、なんだか不思議な人だったね」
「そんな事より仁君よ、急がねばこのままだと遅刻コース確定ですぞ?」
「そうだね、あのうるさい体育教師に捕まるのは避けたいね」
そういって僕らは学校までの道のりを早足で駆けて行った。
(そう言えばあの人が来たのって学校の方だったような……)
なんとか僕と栞はぎりぎり間に合い体育教師からの手を逃れ無事、陽都等高校の校門をくぐった、そして中庭までたどり着くとそこには人だかりができていた。
「仁君よ、あの人だかりはなんなのかね? この時間はもうみんな教室に入ってる時間だろうに」
「そうだな、何かあったんだろうか」
そういって僕と栞が人混みに近づこうとした時、人混みの中心から叫び声が聞こえてきた。
そして次の瞬間、人混みが一斉に散りだした。
「仁君、一体何事なの?」栞もいつもの調子が抜けて軽いパニックに陥っている。
「分からない、けど只事ではなさそうだね」そうこうしてる間に見通しが良くなってさっきまでみんなが何を囲んでいたのか見えた。そこにあったのは死体だった。学校の生徒ではない、女の死体だった。その死体は首に一本の切り傷があるだけで他は何一つ無かった。そう、その人の周りの血だまりと首の傷さえ無ければ眠ってるだけのような、死体だった。その隣には先ほど悲鳴をあげたと思われる、女生徒が座り込んでいた。あまりの恐怖に腰が抜けたのだろう。
「う、嘘、仁君、この女の人死んでるの?」
栞が震えながら聞いてきた。確かに栞がそう聞きたくなるのは分かるほど穏やかにそして惨たらしい死体なのだ。
「多分、死んでると思う。でもなんでこんな所に、この女の人は一体……」
校舎の方から騒ぎを聞きつけた教師たちが出てきた、そしてこの現場を目撃した教師たちは死体、それから俺たちを順に見て、一瞬硬直し、すぐに対処を始めた。
「君たちはとりあえず教室に行きなさい。先生方は各署に連絡を、そのあとは生徒たちのフォローをお願いします」
おざなりの対処法だとは思ったが、それでもこんな異常な状況の中、それだけの対処が出来るだけ、自分たち学生とはやっぱり違うものなんだなと感じた。
「栞、行こう、あとは先生たちに任せよう。僕達はとりあえず教室に行かなきゃ」
「う、うん。そうだね。早く行こう」
そう言いながら栞は体を震わせていた。無理もない、さっきまでなんの変哲も無かった日常にこんな異常な空間が出現すれば、恐怖を感じないわけがない。
なのに、なぜだろう、僕はこの異常な光景を前にしているのに予想以上に落ち着いていた。いや、むしろこの平凡な日常の変化に興奮している自分がいる事に気付いた。そういった感情を抑えつつ、僕は栞と教室に向かった。
教室ではやはり先ほどの事で、皆、浮き足立っていた、女子は恐怖で一箇所に固まり、男子は色々と噂をしている。次々とさっきの殺人事件で僕の日常が壊されていく。
そして僕達の後ろから遅れて先生がやってきた。とりあえずクラスを受け持っている先生はそのクラスの生徒のフォローを優先する事にしたらしい。だが、この先生は血なまぐさいものがダメだったみたいで、このクラスの誰よりも顔が青ざめていた。
(寧ろ、この先生に誰よりも先にフォローしなきゃいけないんじゃないのか?)
「君達、席について、ホームルームを始める」
皆ざわざわと自分の席に戻っていく。
「先生、先程の中庭の件はどうなったんですか?」一人の男子生徒が野次馬根性を抑えきれずに先生に尋ねた。
先生はその生徒に対して嫌なことを思い出させるなと言わんばかりの目で睨みつけ、答えた。
「先程の中庭の件は君たちは気にしなくていい。今、警察の方たちが来て処理してくれている。あー、それから、砂月君と日野浦さん、君達二人は事件の参考人として後で警察の方が発見時の状況を聞きたいそうだ。辛い事を思い出させる事になって申し訳ないが、協力してあげてください」
「先生、俺だけでも良いでしょうか? 栞は勘弁してもらえないですかね?」
「そういった事は、こちらが決める事だ」
教室のドアのところに、二人の男が立っていた。
「私達は警察のものだ。砂月君と、日野浦さん君たち二人には今から、少しだけ事件についての話を聞かせていただきたい」
「すみません、その事なんですが、俺だけでも良いでしょうか? 栞にはさっきの事を思い出させるのはちょっと辛いので、それに俺たちは一緒にいたから話す内容は変わりませんし」
「いや、駄目だ。君が気づいてないことに彼女が気づいていたかもしれん」
「こんなにパニックになってるのに俺が見たものより他に見ているとは考えられません。彼女からどうしても話を聞きたいというなら、後日、日を改めてください。今日またあの瞬間を思い出させるというのなら俺も話しませんから」
すると警察は少し眉を寄せたが、仕方ないと言うようにため息をした。
「ありがとうございます」
「いや、礼を言われるようなことでは無い。確かに私たちも配慮が足りなかった。すまない」
「では、この後ホームルームが終わり次第、会議室まで来てくれるかな?」
「分かりました」
そして警察の二人は教室から出て行った。
ホームルームが終わり、学校は急遽、休校になり、皆強制帰宅になり、荷物をまとめていた。俺も荷物をまとめ、会議室に向かおうとした時、俺を呼び止める声がした。
「仁君、さっきはありがとう。それとごめんね。迷惑かけちゃって」
「いいよ。それにあれは栞には辛いよな。それに栞のそんな喋り方が聞けて俺としてはラッキーかな」
「き、君はこんな時までそんなこと言ってから、人をからかうでないよ!」
「ごめん、ごめん、少しは元気でた?」
そういうと栞はうつむいた。
「本当に君という男はこんな時までかっこつけおって」
「ん? 何か言った?」
そう聞くと栞は少しムッとして俺を押し始めた。
「君は今から、会議室に行かねばならんのだろう、さぁ早く行った行った」
「おい、押すなよ、ちゃんと自分で歩けるって」
栞は押すのをやめて、こっちを見つめてきた。
「すまないね、君ばかりに押し付けてしまって。こんな時はなんといえば良いのか分からないけど、頑張って。いつものコンビニで待ってる」
そう言って栞は教室を後にした。
「さてと俺も行きますか」
そして会議室へと足を運んだ。
今までに殺意を抱いた事はあるかい?
そう言ってそいつは僕に笑顔とナイフを向けてきた。
時はそれから数日前に遡る。
何の変化もない退屈な日常。毎日毎日同じことの繰り返し、朝同じ時間に起きて同じ時間の電車に乗り同じ校門をくぐる。
ずっとこの変化のない日常が続くと思っていた。
そうあの事件が起こるまでは……
僕の名前は、砂月 仁⦅さつき じん⦆。陽都等⦅ひとら⦆高校のニ年生だ。
これといった才能があるわけでもない平凡な学生だ。
そして僕は今日もいつも通りの日常を繰り返している。
そして高校に向かう道すがら、僕をいつものコンビニの前で待つあいつに会う、
「おはよう」そういって僕はそいつに声をかける。
そいつはその声に反応してさっきまで沈んでいた表情が明るくなる。
そう思ったら怒りで頬を膨らます。本当に忙しい奴だ。
こいつは日野浦 栞⦅ひのうら しおり⦆。僕の彼女というやつだ。
「遅い! いつもいつも君というやつは! 君の大事な大事な彼女さんを待たせるなんて、どういう神経しているんだね? 仁君よ?」
まぁこの通り少し変わった子ではあるが、俺にはもったいないくらいの可愛い子で学校の男子からの人気も高い栞がなぜ平凡な僕と付き合ってくれたのか、未だによくわからない。そんなことを思いながら栞を見つめているとその視線に気づき頬を赤らめ下を向いた。
「君は何故、私をジロジロと見るのかね、さすがにそんなに見つめられると照れちゃうよ」
「お得意の変な喋り方がぬけてるよ? まぁ何で見つめていたのかというと……」
「なんで?」栞はそう言って顔を上げて僕をじっと見つめてきた。
「ん~とね教えれないなぁ~」そう言って答えを僕ははぐらかした。
すると栞はまた頬を膨らませた。
「君と言う男は何故そうひとをからかうかね」
「まぁまぁ、早く行こう、遅刻してしまうよ。栞姫」
栞はまた頬を赤らめる、こんなに感情が表にでてわかりやすい栞のこの性格というか人柄が僕はすごい好きだ。
二人で学校に向かっている途中、反対方向から歩いてくる人とすれ違いざまに肩がぶつかってしまった。
「あ、すみません」急いで謝ると相手の男は会釈だけして立ち去った。
「仁君よ、君は私に見惚れてちゃんと前を向いて歩いていなかったのかい?」
栞は僕の方をニヤニヤ見ながら言ってきた。
「あぁ、そうだよ。栞姫に見惚れていたようだ」そう僕が言うとまた栞は頬を染めた。自分から言ってきておいて照れるとは地雷を踏むとはまさにこの事だなと思いつつ、先ほどの通行人が曲がった角のあたりに目をやった。
すると栞もその視線に気づいて同じ方に目向ける。
「さっきの人は知り合いなのかい?」
「いや、ただ少し格好が気になって」
「あぁ、そういえばこの春の心地いい季節なのに真っ黒なコートを着ていたねぇ、寒がりさんだったのかね~」
「うーん、どうだろう、なんだか不思議な人だったね」
「そんな事より仁君よ、急がねばこのままだと遅刻コース確定ですぞ?」
「そうだね、あのうるさい体育教師に捕まるのは避けたいね」
そういって僕らは学校までの道のりを早足で駆けて行った。
(そう言えばあの人が来たのって学校の方だったような……)
なんとか僕と栞はぎりぎり間に合い体育教師からの手を逃れ無事、陽都等高校の校門をくぐった、そして中庭までたどり着くとそこには人だかりができていた。
「仁君よ、あの人だかりはなんなのかね? この時間はもうみんな教室に入ってる時間だろうに」
「そうだな、何かあったんだろうか」
そういって僕と栞が人混みに近づこうとした時、人混みの中心から叫び声が聞こえてきた。
そして次の瞬間、人混みが一斉に散りだした。
「仁君、一体何事なの?」栞もいつもの調子が抜けて軽いパニックに陥っている。
「分からない、けど只事ではなさそうだね」そうこうしてる間に見通しが良くなってさっきまでみんなが何を囲んでいたのか見えた。そこにあったのは死体だった。学校の生徒ではない、女の死体だった。その死体は首に一本の切り傷があるだけで他は何一つ無かった。そう、その人の周りの血だまりと首の傷さえ無ければ眠ってるだけのような、死体だった。その隣には先ほど悲鳴をあげたと思われる、女生徒が座り込んでいた。あまりの恐怖に腰が抜けたのだろう。
「う、嘘、仁君、この女の人死んでるの?」
栞が震えながら聞いてきた。確かに栞がそう聞きたくなるのは分かるほど穏やかにそして惨たらしい死体なのだ。
「多分、死んでると思う。でもなんでこんな所に、この女の人は一体……」
校舎の方から騒ぎを聞きつけた教師たちが出てきた、そしてこの現場を目撃した教師たちは死体、それから俺たちを順に見て、一瞬硬直し、すぐに対処を始めた。
「君たちはとりあえず教室に行きなさい。先生方は各署に連絡を、そのあとは生徒たちのフォローをお願いします」
おざなりの対処法だとは思ったが、それでもこんな異常な状況の中、それだけの対処が出来るだけ、自分たち学生とはやっぱり違うものなんだなと感じた。
「栞、行こう、あとは先生たちに任せよう。僕達はとりあえず教室に行かなきゃ」
「う、うん。そうだね。早く行こう」
そう言いながら栞は体を震わせていた。無理もない、さっきまでなんの変哲も無かった日常にこんな異常な空間が出現すれば、恐怖を感じないわけがない。
なのに、なぜだろう、僕はこの異常な光景を前にしているのに予想以上に落ち着いていた。いや、むしろこの平凡な日常の変化に興奮している自分がいる事に気付いた。そういった感情を抑えつつ、僕は栞と教室に向かった。
教室ではやはり先ほどの事で、皆、浮き足立っていた、女子は恐怖で一箇所に固まり、男子は色々と噂をしている。次々とさっきの殺人事件で僕の日常が壊されていく。
そして僕達の後ろから遅れて先生がやってきた。とりあえずクラスを受け持っている先生はそのクラスの生徒のフォローを優先する事にしたらしい。だが、この先生は血なまぐさいものがダメだったみたいで、このクラスの誰よりも顔が青ざめていた。
(寧ろ、この先生に誰よりも先にフォローしなきゃいけないんじゃないのか?)
「君達、席について、ホームルームを始める」
皆ざわざわと自分の席に戻っていく。
「先生、先程の中庭の件はどうなったんですか?」一人の男子生徒が野次馬根性を抑えきれずに先生に尋ねた。
先生はその生徒に対して嫌なことを思い出させるなと言わんばかりの目で睨みつけ、答えた。
「先程の中庭の件は君たちは気にしなくていい。今、警察の方たちが来て処理してくれている。あー、それから、砂月君と日野浦さん、君達二人は事件の参考人として後で警察の方が発見時の状況を聞きたいそうだ。辛い事を思い出させる事になって申し訳ないが、協力してあげてください」
「先生、俺だけでも良いでしょうか? 栞は勘弁してもらえないですかね?」
「そういった事は、こちらが決める事だ」
教室のドアのところに、二人の男が立っていた。
「私達は警察のものだ。砂月君と、日野浦さん君たち二人には今から、少しだけ事件についての話を聞かせていただきたい」
「すみません、その事なんですが、俺だけでも良いでしょうか? 栞にはさっきの事を思い出させるのはちょっと辛いので、それに俺たちは一緒にいたから話す内容は変わりませんし」
「いや、駄目だ。君が気づいてないことに彼女が気づいていたかもしれん」
「こんなにパニックになってるのに俺が見たものより他に見ているとは考えられません。彼女からどうしても話を聞きたいというなら、後日、日を改めてください。今日またあの瞬間を思い出させるというのなら俺も話しませんから」
すると警察は少し眉を寄せたが、仕方ないと言うようにため息をした。
「ありがとうございます」
「いや、礼を言われるようなことでは無い。確かに私たちも配慮が足りなかった。すまない」
「では、この後ホームルームが終わり次第、会議室まで来てくれるかな?」
「分かりました」
そして警察の二人は教室から出て行った。
ホームルームが終わり、学校は急遽、休校になり、皆強制帰宅になり、荷物をまとめていた。俺も荷物をまとめ、会議室に向かおうとした時、俺を呼び止める声がした。
「仁君、さっきはありがとう。それとごめんね。迷惑かけちゃって」
「いいよ。それにあれは栞には辛いよな。それに栞のそんな喋り方が聞けて俺としてはラッキーかな」
「き、君はこんな時までそんなこと言ってから、人をからかうでないよ!」
「ごめん、ごめん、少しは元気でた?」
そういうと栞はうつむいた。
「本当に君という男はこんな時までかっこつけおって」
「ん? 何か言った?」
そう聞くと栞は少しムッとして俺を押し始めた。
「君は今から、会議室に行かねばならんのだろう、さぁ早く行った行った」
「おい、押すなよ、ちゃんと自分で歩けるって」
栞は押すのをやめて、こっちを見つめてきた。
「すまないね、君ばかりに押し付けてしまって。こんな時はなんといえば良いのか分からないけど、頑張って。いつものコンビニで待ってる」
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