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2章 拠点編
41話 元奴隷は天才に驚く
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ワタナベが結界を作り出す魔道具を作り始めてから、ムタイが俺に寄ってきた。
「ロキ、悪いがここの守りを任せていいか?」
「モールの中に魔物が居る可能性があるから言っているんだろうが、俺が1人で見回った方が良くないか?」
「いや、私を含めて、ある程度以上の実力を持ち、今一番持続力があるのはロキだろう。だからこそ、ここを任せたい」
ムタイの顔が真剣なのを見て、軽くため息をつきながら了承した。
「ふぅ~、分かった。もう暗いから仕方無いが、明日は巣の中の物を早めに集めないと駄目になるかもしれないぞ」
俺がそう言うと、ムタイは少し驚いたように眉を上げて、小声で俺に聞いてきた。
「まさか、キラーアントの巣にあった物を残してきてくれたのか?」
「極少量だけだ、といっても大の大人100人が数日は食いつなげそうな量はあったがな。だが、それも明日の昼には魔物に食い尽くされるぞ。
それに武器とかは大丈夫だと思うが、中は迷路な上にどれだけキラーアント種が残っているか分からないからな。下手をすれば、もう食い尽くされているかもしれない。
それに人間だった肉もあった。そっち方面に耐性がない奴は連れて行かないほうが良い」
「分かった。取りに行けない可能性の方が高いが、頭に入れておく。
点検が終わり次第、今後をどうするかを含めて話し合う会議を開く。話の流れ次第で、話せない事もあるだろう。
だがどちらにしてもキラーアントの巣に行くのは、早くとも明日の早朝以降になるな。今はこちらを整えるのが先だ」
俺はムタイの言葉に眉を顰めた。
「最悪の場合、キラーアント種を食うことになるぞ?分かってるのか?」
「ああ、出来ればやりたくないが、それも頭に入れている。幸いとは言えないが、4階よりも上に置いておいた物資類は無事だ。それがあれば、3日は持たせられる」
「周りの魔物はキラーアント種に食われるか逃げてるぞ。それも分かってるのか?」
「モールの周りの破壊痕を見て、それが分からない私じゃない。そこで、モールの周りや巣の中を現状一番把握しているのはロキには、会議に参加して欲しい」
俺はムタイの言葉に驚いて、正気かとムタイの顔を見た。
すると、表情は真剣なものだったので、俺も会議に出るといつのは本気なのだと理解した。
それを理解して、俺は額を抑えながら聞いた。
「ムタイ、分かってるのか?今の俺は、最も悪感情を集めてる悪役だぞ?」
「非戦闘員からは、だろう?戦闘員や瀬里香はロキが柴田を殴った意味は分かっている。それに多少亀裂が入っても、今の時点でロキ程の戦力は貴重だ。
そんなロキには、今後の予定を知っておいて欲しい」
「それは俺を拠点のために働かせるためか?」
俺がそう聞くと、ムタイは思考を停止したかのように、驚いた表情をした。
そんなムタイを俺が眺めていると、ムタイは何度か口を開けたり、閉じたりした後に、顔の上半分を覆い隠すように手を動かした。
「すまない、確かにそうだ。提供出来る物が少ないのは分かっている。だが、落ち着くまでは協力してくれないか?」
ムタイは弱ったような表情で俺にそう言いながら、頭を下げた。
俺はため息をつきながらムタイに言った。
「拠点自体を、守れそうなら守ると言ったのは俺だ。だが、拠点の人間のために奔走する事はしないからな」
「それで十分だ。ありがとう、ロキ」
そう言ったが暗い表情のムタイに、一言だけ励ましの言葉を言った。
「あんまり無理し過ぎるなよ」
俺の言葉に少し間を置いてから、ムタイは笑った。
「ああ」
それからムタイは戦闘員の指揮に戻った。
◇
ムタイが戦闘員達に指示を出してから1時間の経過した時点で、拠点の整備がかなりの進んだ。
特に、20分ほどしてから再び張られた結界によって、中は明るくなり、更に非戦闘員並びに戦闘員は安心したような表情をしていた。
しかも、それから30分してからワタナベが移動型の結界を作り出す魔道具を持って、俺の元に来たのは驚いた。
その時は、まだ戦闘員達はモールの中を点検して回っていたので、戦闘員は俺しか居なかった為に俺に渡して来たのだろうが、貴重な移動型の結界を張れる魔道具を新参者に渡すなと注意しておいた。
すると、ワタナベは照れながら、『私は作っただけで材料を提供してくれたのは、ロキだから』と言って押し付けてきた。
正直に言えば、これを持っていると他のやつにうるさく言われそうなので、あまり持っていたくないが、下手に断って気分を落ち込ませるよりはマシかと、魔道具を受け取った。
魔道具は、全体が真っ白で大きめなダンボール程の大きさと形で、重さは体感的に言って成人男性1人分くらいだろう。
ただ、箱の底には車輪がついていたので、地面に降ろして押せるようにしたのだろう。
そんな事を考えていると、各部隊の隊長、副隊長のみが集められた会議が始まった。
「さて、現状だが、かなり悪い状況だ。モール自体の損害はそこまで酷いものではない。
だが、周辺にどれたけキラーアント種が残っているか分からない上、キラーアント種で最も厄介だとロキが言っていた穴を掘るラビリンスキラーアントに至っては、いつ襲ってくるか分かったものではない。
更に、遊撃部隊の隊長、防衛部隊の副隊長、管理部隊の隊長と副隊長、制作部隊の副隊長は、あの蟻共に飲まれた。結果として隊長並びに副隊長格の人間、更にこの拠点に居た半分以上の人を失ってしまった。
そんな状態で、拠点の立て直しと管理、更に維持をするための防衛をし続けるのは、無理があると私は思う。そこで、私は明日のみ拠点に残り体制を整え、明後日に他の拠点に出来そうな場所への移動を提案する」
ムタイがそう言うと、会議に出ている人間の殆どは目を見開いた。
因みに、ミリキラーアント共に飲まれた役職には、別の人間が収まって、今は会議に出ているが、あの眼鏡はボコボコにしてやったのに誰かが回復させたのか、顔を元通りにして会議に出ている。
そんな殆どの人間が目を見開いた。
そんな提案を、俺は自分の立場で分析していた。
(元々俺が拠点の移動を提案していたが、確かに即日動くのは無理か。それなら移動を1日延期して、出来るだけの準備をし、翌日に拠点を出るのが最善か。
だが、一番の問題はキラーアント種だな。キラーアント種は数も豊富な上に、種類も多い。それに俺が知らないキラーアント種が生まれていてもおかしくはない。
それなのにキラーアントナイトの魔石を見て、ワタナベは遊撃部隊のトップパーティーがやっと一匹狩れるレベルだと言っていた。それはつまり、ムタイ以外の人間の戦闘力が低すぎるということ。
それに、俺はキラーアント種を狩りまくって、巣の外では全て放置、巣の中も帰りに目についたもののみを食料として持ち帰って来た。そんな状態だと、この一帯は逆に餌が豊富過ぎて、魔物がどんどん寄ってくる。
下手をすると、ここら一帯が何処から魔物が現れるか分からない、超危険地帯になってもおかしくはない。
ここに居る人間は問題だが、超危険地帯になってくれた方が俺の食料は豊富。半日程度で移動できる拠点に行くなら、着いて行ってもいいが、ここでムタイと別れることも選択肢も頭に入れておいたほうがいいな)
「ロキ、悪いがここの守りを任せていいか?」
「モールの中に魔物が居る可能性があるから言っているんだろうが、俺が1人で見回った方が良くないか?」
「いや、私を含めて、ある程度以上の実力を持ち、今一番持続力があるのはロキだろう。だからこそ、ここを任せたい」
ムタイの顔が真剣なのを見て、軽くため息をつきながら了承した。
「ふぅ~、分かった。もう暗いから仕方無いが、明日は巣の中の物を早めに集めないと駄目になるかもしれないぞ」
俺がそう言うと、ムタイは少し驚いたように眉を上げて、小声で俺に聞いてきた。
「まさか、キラーアントの巣にあった物を残してきてくれたのか?」
「極少量だけだ、といっても大の大人100人が数日は食いつなげそうな量はあったがな。だが、それも明日の昼には魔物に食い尽くされるぞ。
それに武器とかは大丈夫だと思うが、中は迷路な上にどれだけキラーアント種が残っているか分からないからな。下手をすれば、もう食い尽くされているかもしれない。
それに人間だった肉もあった。そっち方面に耐性がない奴は連れて行かないほうが良い」
「分かった。取りに行けない可能性の方が高いが、頭に入れておく。
点検が終わり次第、今後をどうするかを含めて話し合う会議を開く。話の流れ次第で、話せない事もあるだろう。
だがどちらにしてもキラーアントの巣に行くのは、早くとも明日の早朝以降になるな。今はこちらを整えるのが先だ」
俺はムタイの言葉に眉を顰めた。
「最悪の場合、キラーアント種を食うことになるぞ?分かってるのか?」
「ああ、出来ればやりたくないが、それも頭に入れている。幸いとは言えないが、4階よりも上に置いておいた物資類は無事だ。それがあれば、3日は持たせられる」
「周りの魔物はキラーアント種に食われるか逃げてるぞ。それも分かってるのか?」
「モールの周りの破壊痕を見て、それが分からない私じゃない。そこで、モールの周りや巣の中を現状一番把握しているのはロキには、会議に参加して欲しい」
俺はムタイの言葉に驚いて、正気かとムタイの顔を見た。
すると、表情は真剣なものだったので、俺も会議に出るといつのは本気なのだと理解した。
それを理解して、俺は額を抑えながら聞いた。
「ムタイ、分かってるのか?今の俺は、最も悪感情を集めてる悪役だぞ?」
「非戦闘員からは、だろう?戦闘員や瀬里香はロキが柴田を殴った意味は分かっている。それに多少亀裂が入っても、今の時点でロキ程の戦力は貴重だ。
そんなロキには、今後の予定を知っておいて欲しい」
「それは俺を拠点のために働かせるためか?」
俺がそう聞くと、ムタイは思考を停止したかのように、驚いた表情をした。
そんなムタイを俺が眺めていると、ムタイは何度か口を開けたり、閉じたりした後に、顔の上半分を覆い隠すように手を動かした。
「すまない、確かにそうだ。提供出来る物が少ないのは分かっている。だが、落ち着くまでは協力してくれないか?」
ムタイは弱ったような表情で俺にそう言いながら、頭を下げた。
俺はため息をつきながらムタイに言った。
「拠点自体を、守れそうなら守ると言ったのは俺だ。だが、拠点の人間のために奔走する事はしないからな」
「それで十分だ。ありがとう、ロキ」
そう言ったが暗い表情のムタイに、一言だけ励ましの言葉を言った。
「あんまり無理し過ぎるなよ」
俺の言葉に少し間を置いてから、ムタイは笑った。
「ああ」
それからムタイは戦闘員の指揮に戻った。
◇
ムタイが戦闘員達に指示を出してから1時間の経過した時点で、拠点の整備がかなりの進んだ。
特に、20分ほどしてから再び張られた結界によって、中は明るくなり、更に非戦闘員並びに戦闘員は安心したような表情をしていた。
しかも、それから30分してからワタナベが移動型の結界を作り出す魔道具を持って、俺の元に来たのは驚いた。
その時は、まだ戦闘員達はモールの中を点検して回っていたので、戦闘員は俺しか居なかった為に俺に渡して来たのだろうが、貴重な移動型の結界を張れる魔道具を新参者に渡すなと注意しておいた。
すると、ワタナベは照れながら、『私は作っただけで材料を提供してくれたのは、ロキだから』と言って押し付けてきた。
正直に言えば、これを持っていると他のやつにうるさく言われそうなので、あまり持っていたくないが、下手に断って気分を落ち込ませるよりはマシかと、魔道具を受け取った。
魔道具は、全体が真っ白で大きめなダンボール程の大きさと形で、重さは体感的に言って成人男性1人分くらいだろう。
ただ、箱の底には車輪がついていたので、地面に降ろして押せるようにしたのだろう。
そんな事を考えていると、各部隊の隊長、副隊長のみが集められた会議が始まった。
「さて、現状だが、かなり悪い状況だ。モール自体の損害はそこまで酷いものではない。
だが、周辺にどれたけキラーアント種が残っているか分からない上、キラーアント種で最も厄介だとロキが言っていた穴を掘るラビリンスキラーアントに至っては、いつ襲ってくるか分かったものではない。
更に、遊撃部隊の隊長、防衛部隊の副隊長、管理部隊の隊長と副隊長、制作部隊の副隊長は、あの蟻共に飲まれた。結果として隊長並びに副隊長格の人間、更にこの拠点に居た半分以上の人を失ってしまった。
そんな状態で、拠点の立て直しと管理、更に維持をするための防衛をし続けるのは、無理があると私は思う。そこで、私は明日のみ拠点に残り体制を整え、明後日に他の拠点に出来そうな場所への移動を提案する」
ムタイがそう言うと、会議に出ている人間の殆どは目を見開いた。
因みに、ミリキラーアント共に飲まれた役職には、別の人間が収まって、今は会議に出ているが、あの眼鏡はボコボコにしてやったのに誰かが回復させたのか、顔を元通りにして会議に出ている。
そんな殆どの人間が目を見開いた。
そんな提案を、俺は自分の立場で分析していた。
(元々俺が拠点の移動を提案していたが、確かに即日動くのは無理か。それなら移動を1日延期して、出来るだけの準備をし、翌日に拠点を出るのが最善か。
だが、一番の問題はキラーアント種だな。キラーアント種は数も豊富な上に、種類も多い。それに俺が知らないキラーアント種が生まれていてもおかしくはない。
それなのにキラーアントナイトの魔石を見て、ワタナベは遊撃部隊のトップパーティーがやっと一匹狩れるレベルだと言っていた。それはつまり、ムタイ以外の人間の戦闘力が低すぎるということ。
それに、俺はキラーアント種を狩りまくって、巣の外では全て放置、巣の中も帰りに目についたもののみを食料として持ち帰って来た。そんな状態だと、この一帯は逆に餌が豊富過ぎて、魔物がどんどん寄ってくる。
下手をすると、ここら一帯が何処から魔物が現れるか分からない、超危険地帯になってもおかしくはない。
ここに居る人間は問題だが、超危険地帯になってくれた方が俺の食料は豊富。半日程度で移動できる拠点に行くなら、着いて行ってもいいが、ここでムタイと別れることも選択肢も頭に入れておいたほうがいいな)
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