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辺境の『教会』が崩壊してから2ヶ月が過ぎた。
公爵を許さないとは思ったものの、特に行動には動かせていない。
というのも、公爵と国王陛下が相手のせいで、動きが取れないのだ。
ただ私でも資産だけはあるので、救援物資は送れる。
その為に、急いで近隣の領地にある物資を買い漁らせて、辺境に送らせた。
私があまり動けていない中でも、ギルや辺境のお義父様とお義母様から、救援物資が届いた事やそのお礼、領地の様子に『結界』代わりの防衛網の構築状況等が綴られている手紙が毎日送られてくる。
そんな手紙を見て、無理はしないで欲しいと言った事を手紙に書いて送ろう思い、手紙を送ろうとした。
ただ手紙を送る寸前で、今送るのは邪魔になってしてしまうから、直接会ってから渡そうと大事に仕舞っていた。
そんな渡す予定の手紙が増えていく毎日も、今日までだったらしい。
屋敷に居た私とお父様の前には、王城から騎士団を連れてきたものの、苦い顔をしている騎士団長殿が座っていた。
そして、騎士団長殿は私とお父様に命令書を差し出していた。
「ナーフ伯爵家並びにナーフ伯爵令嬢、王城へと来るよう、陛下より伺っております」
「承りました」
私はお父様が頭を下げると同時に頭を下げた。
それを見ていた騎士団長は、小さな声で呟いた。
「家紋印を隠し持っていくと良い」
「「っ!!」」
私とお父様は騎士団長から言われた言葉に、一瞬だけ動揺を表に出してしまった。
家紋印は、貴族家が重要な契約を行う時や婚約並びに婚約破棄等を行う際に必要になる。
それには例外がなく、仮に家紋印が無い重要な契約書が作成されても、それは無効に出来る。
そんな貴族印を隠し持って、という事は、騎士団長が言いつけられているのは私達を連れてくる事だけではなく、貴族印も探して来いと命令を受けているのだろう。
そして、そんな忠告をしてくる相手なら、私達の味方である可能性が高い。
きっと王城では私とギルの婚約破棄が言い渡されるのだろう。
そうでなければ、いくら私達の味方とは言え国王陛下に逆らう危険は侵さない。
それだけ分かれば、後の行動は決まっていた。
私とお父様は目を軽く合わせるだけで、お互いに国王陛下に逆らう覚悟を決めている事を確認した。
騎士団から一瞬だけ隠れた隙に、お父様が服の中に貴族印を隠し、それからお父様と騎士団長と一緒に、馬車に乗り込んだ。
それから馬車は動き出し、暫くは無言で進んでいた。
しかし、ある瞬間に外を見た騎士団長が驚きの声で、御者に声をかけた。
「向かうのは王城だと伝えただろう?
何故、王城へと向かわない?」
「陛下より、『教会』へと向かうように仰せつかっておりますので」
「「「な!?」」」
御者の言葉に、騎士団長を含めた全員が驚きで絶句した。
辺境の『教会』は防衛設備として話されることが多い。
それは対魔物への、最も有効な手段である為に、それ以外の事には使用されない。
しかし、外敵が少ない領地の『教会』は権力者の婚姻に使用される。
本来ならば、普段から『顕現』する事のない『天使』様に『安全に過ごせました』という報告と感謝を、権力者の婚姻という形で伝える場だった。
それが今では普段『顕現』する事ない『天使』様に、婚姻を祝って頂く場になってしまった。
そして、『天使』様に祝福されてしまった婚姻は離婚する事も、どちらかが死亡した後も再婚する事が出来ないと法律で決まっている。
だからこそ、入婿もしくは嫁入りした相手を家に縛り付けたい時に使われる事が多い。
逆に『天使』様に『顕現』して頂かなければ、法律違反にはあたらないので、それを突いて『天使』様に祝福されて居ないと偽り、離婚する者も居る。
おそらく、今回は『教会』で『顕現』なされた『天使』様に祝福して頂き、私に公爵家に縛り付けようとしている可能性が高い。
未だにギルと婚約破棄をしていない上に、お父様と騎士団長が味方だったからこそ、油断してしまった。
ここ2ヶ月の間、お父様は国王陛下の婚約破棄話を、のらりくらりと躱し、常識があり辺境伯の重要性を知っている貴族は猛反対してくれていた。
それこそ猛反対のせいで、城内の仕事が回っていないのではないかと、傍から見ても分かるほどに。
そして、そんな状況が見て取れるならば国王陛下にも、公爵にも私を気にかけるような余裕はないと判断してしまっていた。
私を含めた車内の三人共が、どうにかしなければならないと考えつつ、どうする事も出来ないで居ると、『教会』に到着してしまった。
そして、馬車の扉が開かれると、そこには案の定、国王陛下と公爵、そして『教会』での婚姻を取り仕切っている『対魔教会』の大司教、更に多くの兵士や神殿騎士が立っていた。
『対魔教会』とは、『教会』の維持・点検・清掃・補修等を行なっている国教にあたる。
辺境や魔物相手に『結界』や『顕現』を多く使っている教会支部は武闘派、逆に権力者に媚び諂って金品を集めようとしている平和派と言う2派閥がある。
そして、ここ王都の『対魔教会』は本部であると同時に、魔物を相手にする事が無いために平和派が主流となっており、金が積まれたら多少無茶な婚姻でも成立させてしまう。
更に王国一の権力者とも言える国王陛下に金を積まれたのなら、平和派の大司教やその大司教に付いている神殿騎士なんて、簡単に首を縦に振るだろう。
つまり、私はほぼ詰んでいて、ここで逃げ出さなければ、人生終了になってしまうだろう。
ここから、婚姻を結ばずに脱出する隙を伺っていると、騎士団長が前に出て国王陛下に大声で話しかけた。
「陛下!!
これはどういう事でしょうか!?
議会では『婚約破棄は無し』と決定されたでしょう!?」
「うむ、だがレストレス公爵家とナーフ伯爵家が結ばれれば、より辺境伯の枷となろう。
なに、婚約破棄をした所で、辺境は身内以外に興味がない。
問題はなかろう」
騎士団長が国王陛下に詰め寄ろうとした所で、『教会』の扉が開かれた。
公爵を許さないとは思ったものの、特に行動には動かせていない。
というのも、公爵と国王陛下が相手のせいで、動きが取れないのだ。
ただ私でも資産だけはあるので、救援物資は送れる。
その為に、急いで近隣の領地にある物資を買い漁らせて、辺境に送らせた。
私があまり動けていない中でも、ギルや辺境のお義父様とお義母様から、救援物資が届いた事やそのお礼、領地の様子に『結界』代わりの防衛網の構築状況等が綴られている手紙が毎日送られてくる。
そんな手紙を見て、無理はしないで欲しいと言った事を手紙に書いて送ろう思い、手紙を送ろうとした。
ただ手紙を送る寸前で、今送るのは邪魔になってしてしまうから、直接会ってから渡そうと大事に仕舞っていた。
そんな渡す予定の手紙が増えていく毎日も、今日までだったらしい。
屋敷に居た私とお父様の前には、王城から騎士団を連れてきたものの、苦い顔をしている騎士団長殿が座っていた。
そして、騎士団長殿は私とお父様に命令書を差し出していた。
「ナーフ伯爵家並びにナーフ伯爵令嬢、王城へと来るよう、陛下より伺っております」
「承りました」
私はお父様が頭を下げると同時に頭を下げた。
それを見ていた騎士団長は、小さな声で呟いた。
「家紋印を隠し持っていくと良い」
「「っ!!」」
私とお父様は騎士団長から言われた言葉に、一瞬だけ動揺を表に出してしまった。
家紋印は、貴族家が重要な契約を行う時や婚約並びに婚約破棄等を行う際に必要になる。
それには例外がなく、仮に家紋印が無い重要な契約書が作成されても、それは無効に出来る。
そんな貴族印を隠し持って、という事は、騎士団長が言いつけられているのは私達を連れてくる事だけではなく、貴族印も探して来いと命令を受けているのだろう。
そして、そんな忠告をしてくる相手なら、私達の味方である可能性が高い。
きっと王城では私とギルの婚約破棄が言い渡されるのだろう。
そうでなければ、いくら私達の味方とは言え国王陛下に逆らう危険は侵さない。
それだけ分かれば、後の行動は決まっていた。
私とお父様は目を軽く合わせるだけで、お互いに国王陛下に逆らう覚悟を決めている事を確認した。
騎士団から一瞬だけ隠れた隙に、お父様が服の中に貴族印を隠し、それからお父様と騎士団長と一緒に、馬車に乗り込んだ。
それから馬車は動き出し、暫くは無言で進んでいた。
しかし、ある瞬間に外を見た騎士団長が驚きの声で、御者に声をかけた。
「向かうのは王城だと伝えただろう?
何故、王城へと向かわない?」
「陛下より、『教会』へと向かうように仰せつかっておりますので」
「「「な!?」」」
御者の言葉に、騎士団長を含めた全員が驚きで絶句した。
辺境の『教会』は防衛設備として話されることが多い。
それは対魔物への、最も有効な手段である為に、それ以外の事には使用されない。
しかし、外敵が少ない領地の『教会』は権力者の婚姻に使用される。
本来ならば、普段から『顕現』する事のない『天使』様に『安全に過ごせました』という報告と感謝を、権力者の婚姻という形で伝える場だった。
それが今では普段『顕現』する事ない『天使』様に、婚姻を祝って頂く場になってしまった。
そして、『天使』様に祝福されてしまった婚姻は離婚する事も、どちらかが死亡した後も再婚する事が出来ないと法律で決まっている。
だからこそ、入婿もしくは嫁入りした相手を家に縛り付けたい時に使われる事が多い。
逆に『天使』様に『顕現』して頂かなければ、法律違反にはあたらないので、それを突いて『天使』様に祝福されて居ないと偽り、離婚する者も居る。
おそらく、今回は『教会』で『顕現』なされた『天使』様に祝福して頂き、私に公爵家に縛り付けようとしている可能性が高い。
未だにギルと婚約破棄をしていない上に、お父様と騎士団長が味方だったからこそ、油断してしまった。
ここ2ヶ月の間、お父様は国王陛下の婚約破棄話を、のらりくらりと躱し、常識があり辺境伯の重要性を知っている貴族は猛反対してくれていた。
それこそ猛反対のせいで、城内の仕事が回っていないのではないかと、傍から見ても分かるほどに。
そして、そんな状況が見て取れるならば国王陛下にも、公爵にも私を気にかけるような余裕はないと判断してしまっていた。
私を含めた車内の三人共が、どうにかしなければならないと考えつつ、どうする事も出来ないで居ると、『教会』に到着してしまった。
そして、馬車の扉が開かれると、そこには案の定、国王陛下と公爵、そして『教会』での婚姻を取り仕切っている『対魔教会』の大司教、更に多くの兵士や神殿騎士が立っていた。
『対魔教会』とは、『教会』の維持・点検・清掃・補修等を行なっている国教にあたる。
辺境や魔物相手に『結界』や『顕現』を多く使っている教会支部は武闘派、逆に権力者に媚び諂って金品を集めようとしている平和派と言う2派閥がある。
そして、ここ王都の『対魔教会』は本部であると同時に、魔物を相手にする事が無いために平和派が主流となっており、金が積まれたら多少無茶な婚姻でも成立させてしまう。
更に王国一の権力者とも言える国王陛下に金を積まれたのなら、平和派の大司教やその大司教に付いている神殿騎士なんて、簡単に首を縦に振るだろう。
つまり、私はほぼ詰んでいて、ここで逃げ出さなければ、人生終了になってしまうだろう。
ここから、婚姻を結ばずに脱出する隙を伺っていると、騎士団長が前に出て国王陛下に大声で話しかけた。
「陛下!!
これはどういう事でしょうか!?
議会では『婚約破棄は無し』と決定されたでしょう!?」
「うむ、だがレストレス公爵家とナーフ伯爵家が結ばれれば、より辺境伯の枷となろう。
なに、婚約破棄をした所で、辺境は身内以外に興味がない。
問題はなかろう」
騎士団長が国王陛下に詰め寄ろうとした所で、『教会』の扉が開かれた。
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