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3章後半 『終わり』編
140話(終わり+フィーナ視点)
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それを理解すると同時に上から落ちてきている影にも気が付いた。
なので、『グラトニースライム』に時事を出す。
「『グラトニースライム』。狩りの時間だよ。今から落ちてくる人間は追い詰められている。だから、じっくり丁寧に殺して、こっちの被害を少なくー」
私がそこまで言ったところで突風が吹き、反射的に顔を手で覆い守った。
そして、突風が収まり目を開けると、私の目の前に居た『グラトニースライム』が、かなり遠くに居た。
つまりさっきの突風は、私の周りに居た『グラトニースライム』を排除する為に吹いたような突風だった。
それを理解して、眉を顰めた。
「は?」
それに思考を止めてしまうと、私に影か指した。
釣られて上を見ると、騎士ちゃんが上から剣を構えて、振るおうとしている所だった。
それを見て、不味いと咄嗟に叫んだ。
「私を守れ!!」
その命令で『グラトニースライム』は私を囲う様に展開して、私を守ろうとしたが、その囲いと直後には消し飛ばされた。
そして、そのまま騎士ちゃんは私に剣を振るおうとしたが、直後に『グラトニースライム』によって吹き飛ばされた。
それにほっとしてしまった一瞬の隙に、騎士ちゃんは私の懐に飛び込んで居た。
そして、その事に気が付いた時には、既に剣が振り切られており、私の視界はくるくると回っていた。
そして、そのまま私は地面に落ちた。
◇(フィーナ視点)
「ふぅ~、残りはあの黒い何かだけ」
奇襲作戦が上手く行き、唯一見つけていた女の首を落とす事ができた。
周りに黒い何かが居たのでギリギリだったが、問題なく落とす事ができて良かったが、女の首が落ちてから周りの黒い何かの様子がおかしい。
今までは、周りの光景すべてが見えている様な動きをしていたが、今はまるで視覚を失ったようにウロウロとしている。
これは、私が首を落としたあの女が目になっていたのか?
いや、そんな事は今は良い。
ひとまず、ここから脱出しないと、ローニャ様を鞘に封じている封印魔法の魔力が足りなくなる。
まだ余裕はあるが、魔力を切らすことは出来ない。
そう考えて、再び黒い何かを剣を振るった際に生じる風で散らして走り出した。
しかし、走り出したは良いものの周りが真っ白で、何処に向かえばいいかが分からない。
とりあえず壁に着かなければ話しならないと走っていると、その途中で黒い何かがある場所を見つけた。
壁にも着いていないし、強化された視力でギリギリ見える位置だったので、遠いが行ってみる価値はあると、そちらに進路を変えて走った。
なので、『グラトニースライム』に時事を出す。
「『グラトニースライム』。狩りの時間だよ。今から落ちてくる人間は追い詰められている。だから、じっくり丁寧に殺して、こっちの被害を少なくー」
私がそこまで言ったところで突風が吹き、反射的に顔を手で覆い守った。
そして、突風が収まり目を開けると、私の目の前に居た『グラトニースライム』が、かなり遠くに居た。
つまりさっきの突風は、私の周りに居た『グラトニースライム』を排除する為に吹いたような突風だった。
それを理解して、眉を顰めた。
「は?」
それに思考を止めてしまうと、私に影か指した。
釣られて上を見ると、騎士ちゃんが上から剣を構えて、振るおうとしている所だった。
それを見て、不味いと咄嗟に叫んだ。
「私を守れ!!」
その命令で『グラトニースライム』は私を囲う様に展開して、私を守ろうとしたが、その囲いと直後には消し飛ばされた。
そして、そのまま騎士ちゃんは私に剣を振るおうとしたが、直後に『グラトニースライム』によって吹き飛ばされた。
それにほっとしてしまった一瞬の隙に、騎士ちゃんは私の懐に飛び込んで居た。
そして、その事に気が付いた時には、既に剣が振り切られており、私の視界はくるくると回っていた。
そして、そのまま私は地面に落ちた。
◇(フィーナ視点)
「ふぅ~、残りはあの黒い何かだけ」
奇襲作戦が上手く行き、唯一見つけていた女の首を落とす事ができた。
周りに黒い何かが居たのでギリギリだったが、問題なく落とす事ができて良かったが、女の首が落ちてから周りの黒い何かの様子がおかしい。
今までは、周りの光景すべてが見えている様な動きをしていたが、今はまるで視覚を失ったようにウロウロとしている。
これは、私が首を落としたあの女が目になっていたのか?
いや、そんな事は今は良い。
ひとまず、ここから脱出しないと、ローニャ様を鞘に封じている封印魔法の魔力が足りなくなる。
まだ余裕はあるが、魔力を切らすことは出来ない。
そう考えて、再び黒い何かを剣を振るった際に生じる風で散らして走り出した。
しかし、走り出したは良いものの周りが真っ白で、何処に向かえばいいかが分からない。
とりあえず壁に着かなければ話しならないと走っていると、その途中で黒い何かがある場所を見つけた。
壁にも着いていないし、強化された視力でギリギリ見える位置だったので、遠いが行ってみる価値はあると、そちらに進路を変えて走った。
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