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666は悪魔のナンバー

上白石マイやん

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 ボクも説明することができない。

「実は朝早く私の元に、この小学校の校庭に何者かが、【666】と机でかたどったと画像と一緒に連絡があったのよ」
 マイやんは眉をひそめて応えた。



『なるほどねえェ。だから夏休みだって言うのに、急いで小学校へ確認しに来たってことですか?』



「そうよ。ねえェ、マリリンさん。校庭にこんなイタズラをした犯人か誰かを見てない?」



「えェ、いえ、なにも見てませんけど」
 明らかにマリリンはなにかを隠しているようだ。
 視線を逸らして応えた。



「こんなイタズラをしても意味がないのに」
 美人教師はポツリとつぶやいた。


「え、どうしてですか?」

「この夏休みでこの小学校は廃校なのよ」
 マイやんが応えた。



『だからこそ卒業生たちがのかもしれませんよねェ』


「ンうゥ、記念に?」



『そうですよ。今ごろ、ネットで拡散されているのを見て、イタズラしたヤツらもよろこんでいるんじゃないですか?』



「ぬウゥ…」
 美人教師、上白石マイも眉をひそめ小さくうめいた。



『666は悪魔のナンバーなんですよ』
 ナポレオンはとんでもない事を言い始めた。


「えェ、なんだって、悪魔の?」
 ボクたちは驚いて聞き返した。









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