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秘密の洞窟✨✨✨✨

古井戸✨✨

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 土蜘蛛衆らに真姫マキさらわれてしまった。

 更にお蘭を救出するためにも、もはや一刻の猶予もないだろう。時が経てば、それだけ拉致された真姫やお蘭、それに清斎も衰弱する。
 今、こちらから動かなければ手遅れになるだろう。

「お待ち下さい。信乃介先生。無闇に、あの古井戸に近づけば、ただでは済みません」
 お蝶が自重を求めた。

「もちろん俺の方もよ!!」
 信乃介も不敵に微笑んだ。もはやこちらも引く気はサラサラない。

「うゥ、しかし……」
「フフ……、それだけ警戒が厳しいッて事は、何かを隠しているッて事だろう」
「それは……」

「そうだ。お蝶!  虎穴に入らずば虎子を得ず。このまま指を咥えているワケにはいかないだろう」
 俺も信乃介に従い、古井戸へ突入するしかないと思っている。

「わかりました。仕方ありません。清雅様の云う通り古井戸の奥には土蜘蛛衆のひそむ巣窟があります。おそらくお蘭さんはそこに拉致監禁されているのでしょう」
「そうか。ならば、その巣窟に乗り込んでお蘭を奪い返すだけだ!」
 信乃介の決意は固い。

「では、私が囮になりましょう」









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