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カラクリ屋敷✨✨✨

✨✨✨

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 まるで、すべての元凶は俺にあるような口ぶりだ。


「貴様等が土蜘蛛衆と結託し、清斎や清貴様を拉致監禁して本家の世継ぎになり、揚羽の里を乗っ取る気なのだろう!」
 お律は血走った憎しみの眼差しで俺を睨んで罵った。

「な、何を云ってるんですか。俺が、そんなことをするはずがないでしょォ」
 言いがかりも甚だしい。いくらなんでも俺が土蜘蛛衆と結託することなどあり得ない。
 ずっと道中、土蜘蛛衆に命を狙われて来たのだ。

「返せェ……!  清斎をォ!」
 なおもお律は乱心したように、わめき立て隠し持っていた短刀を振りかざした。
「やめろォーー」

「清雅ァァァ!!」
 血走ったまなこに狂気を滲ませ、俺に斬り掛かってきた。

「わァーー」一瞬、反応できず身体が硬直してしまった。
「おやめください」お蝶と信乃介が同時に動いた。
 信乃介は居合い一閃、お律の胴を斬った。
「ゴメン」
 まさに一瞬の出来ごとだ。

「うッぐうッ」お律は苦悶し、思わず短刀を落とした。

「ぐッええェ……」
 居合い抜きで打たれた腹部を押さえ、前のめりにかがみ込んだ。

「く……」信乃介は剣をおさめ落ちた短刀を蹴り飛ばした。
 もちろん峰打ちだ。信乃介が本気で斬っていれば、とっくの昔に命などない。

「ゆ、赦さん清雅ァ!  信乃介ェ……!!」
 お律は俺たちを見上げ、呪うような眼差しで睨みつけた。

「うッううゥ……」
 その夜叉の如き形相に身震いする思いだ。











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