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カラクリ屋敷✨✨✨
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「ぬうぅ……」
お律は悔しげに歯噛みした。
「ああァ、清雅様ああァ……!」お蝶も気をやるように喘いだ。
「ええェい……、もうたくさんよ! くだらない!!」
不意に正妻のお律が憤慨し立ち上がった。
「ンうゥ……?」
お蝶の腰の動きも止まった。
「ええェ、お母様……」
娘の清姫は不満なようだ。もっと見たいのであろうか。
「ううゥ……」清斎も昂奮したのだろうか、前かがみになり、まともに立てない。
「いつまでもこんな下劣極まりない座興に付き合っていられません。さァ、清斎、清姫行きましょう!」
勝手に中座し部屋を後にした。
「待ってよ。お母様……」慌てて清姫、清斎他、お付きの女中らも後から追いかける。
あっと言う間に、お律ら正妻一派は引き上げていった。
「もッ、もう勘弁して下さい……」
これ以上、俺もさらし者にされるのは堪らない。
「フフゥン……、よかろう。では清雅」
当主、清国は満足げに微笑んだ。自身もお松を翫んで嬉しんでいるようだ。
「は、ハイなんでしょうか」
「明日、ここで婚礼の儀を上げ、清雅を正式に世継ぎとしよう」
「ええェ、こ、婚礼の儀ッて……、どなたとですか」
チラッとお蝶の顔を見た。
「フフゥン、分家のお真姫じゃ!!」
当主、清国が宣告した。
「ええェ……?」真姫……。
「真姫ッて、さっき会った綺麗な女……」
お蘭も信乃介の耳元へささやきかけた。
「ぬうぅ……」信乃介も眉をひそめ唸った。
「ケッケケェ……、明日、祝言とはずい分と手回しが良いねェ……」
ヒデもおどけて肩をすくめた。
「ううゥ、そんなァ……。本気なのですか」
まだひと目しか会ったことの無い女性と婚礼の儀を上げるなんて。いくら何でも尋常ではない。
「フフゥン、どうした。清雅? 真姫では、不満なのか」
「いえ、滅相もない。俺には勿体ないくらいだです……。ただ俺は」
またチラッとお蝶の顔を窺った。
「キヨマサ様は、お蝶さんが好きなんですよ」
お蘭が口を挟んだ。
「ううゥ……」俺は呻いてしまった。
「フフゥン……、清雅。それは真か?」
当主、清国が尋ねてきた。
「あ、ハイ。怖れながら、お舘様!! 俺は出来ればお蝶と添い遂げたいと思います……」
「ええェ……?」お蝶はハッとして清雅と視線を見合わせた。
「ずっとお蝶の事が好きでした。もうお蝶なしの人生など考えられません」
想いの丈を口にした。ずっと考えてきた事だ。
「フフゥン、よかろう」当主は笑顔で頷いた。
「ええェ……、本当でしょうか」
「ならば、お蝶をお前の側妻にすればよかろう」
「ぬうぅ、側妻……、ですか」
☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
お律は悔しげに歯噛みした。
「ああァ、清雅様ああァ……!」お蝶も気をやるように喘いだ。
「ええェい……、もうたくさんよ! くだらない!!」
不意に正妻のお律が憤慨し立ち上がった。
「ンうゥ……?」
お蝶の腰の動きも止まった。
「ええェ、お母様……」
娘の清姫は不満なようだ。もっと見たいのであろうか。
「ううゥ……」清斎も昂奮したのだろうか、前かがみになり、まともに立てない。
「いつまでもこんな下劣極まりない座興に付き合っていられません。さァ、清斎、清姫行きましょう!」
勝手に中座し部屋を後にした。
「待ってよ。お母様……」慌てて清姫、清斎他、お付きの女中らも後から追いかける。
あっと言う間に、お律ら正妻一派は引き上げていった。
「もッ、もう勘弁して下さい……」
これ以上、俺もさらし者にされるのは堪らない。
「フフゥン……、よかろう。では清雅」
当主、清国は満足げに微笑んだ。自身もお松を翫んで嬉しんでいるようだ。
「は、ハイなんでしょうか」
「明日、ここで婚礼の儀を上げ、清雅を正式に世継ぎとしよう」
「ええェ、こ、婚礼の儀ッて……、どなたとですか」
チラッとお蝶の顔を見た。
「フフゥン、分家のお真姫じゃ!!」
当主、清国が宣告した。
「ええェ……?」真姫……。
「真姫ッて、さっき会った綺麗な女……」
お蘭も信乃介の耳元へささやきかけた。
「ぬうぅ……」信乃介も眉をひそめ唸った。
「ケッケケェ……、明日、祝言とはずい分と手回しが良いねェ……」
ヒデもおどけて肩をすくめた。
「ううゥ、そんなァ……。本気なのですか」
まだひと目しか会ったことの無い女性と婚礼の儀を上げるなんて。いくら何でも尋常ではない。
「フフゥン、どうした。清雅? 真姫では、不満なのか」
「いえ、滅相もない。俺には勿体ないくらいだです……。ただ俺は」
またチラッとお蝶の顔を窺った。
「キヨマサ様は、お蝶さんが好きなんですよ」
お蘭が口を挟んだ。
「ううゥ……」俺は呻いてしまった。
「フフゥン……、清雅。それは真か?」
当主、清国が尋ねてきた。
「あ、ハイ。怖れながら、お舘様!! 俺は出来ればお蝶と添い遂げたいと思います……」
「ええェ……?」お蝶はハッとして清雅と視線を見合わせた。
「ずっとお蝶の事が好きでした。もうお蝶なしの人生など考えられません」
想いの丈を口にした。ずっと考えてきた事だ。
「フフゥン、よかろう」当主は笑顔で頷いた。
「ええェ……、本当でしょうか」
「ならば、お蝶をお前の側妻にすればよかろう」
「ぬうぅ、側妻……、ですか」
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