ＪＫ版ダンシング【横須賀ストーリー】✨💕✨👩‍❤️‍💋‍👨✨💕過疎化の進む地元横須賀をダンスで復興へ✨💕

ダンシング『横須賀ストーリー』復興へ✨✨💕

Ｉ LOVE YOKOSUKA✨💕

「いやいや､ジョークだろォ。本気マジで言ったわけじゃないよ」
　こっちにしてもほんの冗談のつもりだったのに。

　本気にされても困ってしまう。



「いやいや、マジでしょう。イチゴ。ほらァ､鼻の下に汗かいてるじゃン」
　けれどサンタはふざけて私の鼻の下を突っつこうとした。
　


「ち、違うよ。別に……」
　とっさに避けて私は鼻の下を手で覆った。


　サンタに指摘されるまで自分では気づかなかった。そんなに鼻の下に汗をかいているなんて。



「バレバレだよね。イチゴは焦って緊張したりウソつくと､すぐに鼻の下に汗かくからさ」
　サンタには見破られていたみたいだ。



「るっさいなァ……。ヒトの企画にクレームつけてないで､自分らも提案しなさいよ。
　新しい企画案を……」




「ええェ……、新しい企画？」途端に全員のテンションが下がった。



「そうよ。他人の提案にはクレームをつけて､自分の対案や企画案を出さないのは卑怯よ」
　たまにはユリアンも良い事を言う。



「ううゥン……」
　あれだけクレームをつけていたのに一気に全員､寡黙になってしまった。


　他人の提案には文句を言うが､自分の意見は言わない。典型的な日本人だ。


　しかしこのままでは埒らちが明かない。



「わかったわ。じゃァ、帰って今夜いっぱい何か考えて来て。
　明日までみんな何か､企画を出し合うよ！」
　さすが元女子バレー部のキャプテンをしていたゴンちゃんだ。

　上手くまとめた。


「じゃァ、今日は解散ねえェ……」
　ユリアンの号令に従った。



「賛成ェ……」
　取り敢えず今日のトコロはみんな三々五々､帰宅の途についた。













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