74 / 112
✨逆襲✨
第74話 ✨
しおりを挟むやがてドアが開き美女が現れた。
初めて見る美女だ。
まるでセクシークイーンのような色気ムンムンの美女だ。
おそらく彼女が如月《キサラギ》 姫乃だろう。
とても弁護士とは思えないほど露出も激しい。
「ヒゥーー😘✨」堪らず、ヒデが口笛を鳴らした。
「おいおい、やめろよ!! 下品だから」
オレはヒデを注意した。
「少しお待ち下さい。私は当家の顧問弁護士、明日香姫乃です! 姫乃とお呼び下さい!」
セクシー美女はオレの真正面に座った。
覗き込むとパンツが見えそうなほど丈の短いミニスカートを履いていた。
白くムチムチとした太腿がオレたち男性の視線を捉えて離さない。
香水だろう。目眩がするほど濃厚で甘美な匂いが漂ってきた。
「ど、どうも…… シンゴです。
織田シンゴ!!」
取り敢えず軽く会釈をして自己紹介をした。
「彼女が秩父《ちちぶ》クリス。そして……」
横にいる巨乳刑事を手で指し示した。
「あ、オレはヒデね。ビジュアル系バンド【ワイルドプリンス】のドラマー!!
宜しくゥ……✨😁✨✨」
満面の笑みだ。
しかし姫乃は全く無視してオレに尋ねた。
「2、3質問があると伺《うかが》いましたが……」
「……😳💦」ヒデは無視され無言で目を丸くした。
「えェ……、一つは1週間前の夜、どこにいらしたか。そして5日前の夜も……、同じくどちらにいらしたか。
まずこの二点をハッキリさせて戴ければ、何も問題はありませんが」
「なるほどね。1週間前と言うのが、確か……
ビジュアル系バンドのギタリストの方が亡くなられた日ですね」
「フフ、今さら隠し立てすることもないでしょう。
そうです……
【ルシフェル】のギタリスト、ユウキが殺された夜です!!」
☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
この作品はフィクションです。
実際の人物、団体、事件等とは、いっさい関係ありません。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ARIA(アリア)
残念パパいのっち
ミステリー
山内亮(やまうちとおる)は内見に出かけたアパートでAR越しに不思議な少女、西園寺雫(さいおんじしずく)と出会う。彼女は自分がAIでこのアパートに閉じ込められていると言うが……
JK版ダンシング【横須賀ストーリー】✨💕✨👩❤️💋👨✨💕過疎化の進む地元横須賀をダンスで復興へ✨💕
オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》
ライト文芸
ピンチをチャンスへ✨✨💕
日本一の過疎地『横須賀市』。地元女子高生が横須賀ネイビーパーカーをまとってダンスで復興へ。
ダジャレから始まった企画で横須賀市の『政策コンペ』へ出典することに。
JKが横須賀を変える。そして、日本を。
世界じゅうに……。
ダンスで逆境を切り開け!
旧校舎のフーディーニ
澤田慎梧
ミステリー
【「死体の写った写真」から始まる、人の死なないミステリー】
時は1993年。神奈川県立「比企谷(ひきがやつ)高校」一年生の藤本は、担任教師からクラス内で起こった盗難事件の解決を命じられてしまう。
困り果てた彼が頼ったのは、知る人ぞ知る「名探偵」である、奇術部の真白部長だった。
けれども、奇術部部室を訪ねてみると、そこには美少女の死体が転がっていて――。
奇術師にして名探偵、真白部長が学校の些細な謎や心霊現象を鮮やかに解決。
「タネも仕掛けもございます」
★毎週月水金の12時くらいに更新予定
※本作品は連作短編です。出来るだけ話数通りにお読みいただけると幸いです。
※本作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
※本作品の主な舞台は1993年(平成五年)ですが、当時の知識が無くてもお楽しみいただけます。
※本作品はカクヨム様にて連載していたものを加筆修正したものとなります。
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
白い男1人、人間4人、ギタリスト5人
正君
ミステリー
20人くらいの男と女と人間が出てきます
女性向けってのに設定してるけど偏見無く読んでくれたら嬉しく思う。
小説家になろう、カクヨム、ギャレリアでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる