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上原優美✨

第35話 ✨💏✨💕

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 手を拱いているワケにもいかない。

 取り敢えずユウキのマンションの前にいるファンに事情聴取する事にした。

 まるで刑事になった気分だ。



「キミたち、ユウキのファンだろ」

「あ、シンゴ!!」
 少しは有名なようだ。


「昨日、青い髪の女の子でレイッて子がいたんだけど……。名前とか、住所とか知っている人、居ない?」


「レイ……」みんな顔を見合わせた。
「ン……、知らない」口を揃えて言った。
 




 ようやく青い髪の美少女、レイの正体が判明したのは夜も深まってからだ。



 クリスが合流し、レイの本名が判った。



「なんて名前なんだ…… あの美少女は!!」
「あら、苦労して調べた情報をタダで教えると思ってるの」


「え、なんだよ……。情報提供に金がいるのか」
 仕方がない。早く情報が欲しい。
「ッでェ、いくら欲しいんだ」


「じゃ……、ご褒美にチュゥーして😚✨💕」
 抱きついて口づけをせがんだ。

「えェ、な、な、なにィ、チュー……」
 だが、躊躇ためらっているワケにもいかない。

 緊張と興奮で胸がドキドキしてきた。





「ン……✨💏✨💕」

 柔らかな唇が重なりあった。






 上原優美。



 それが青い髪の美少女の名前だ。



 さっそく彼女の住むマンションへ向かった。



 その間も、ずっとヒデが上原優美に電話しているが応答はない。



 



「……」言いしれない不安にかられた。








 ☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚


 
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