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49話 買い物
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週末に冒険者ギルドに行くとエマとアメリア、それにダリルが揃っていた。
「ギルド長が私達に話があるそうよ。集まったら特別室に向かってくれっって」
そのまま、皆で特別室に向かう。
部屋をノックすると
「入ってくれ」
と声がしたので部屋に入る。
部屋に入るとすでにギルド長は椅子に座って私達を待っていた。
私達も椅子に座る。
「用件は2つある。Sランク冒険者の申請の件と財宝の件だ」
そしてギルド長は話し出した。
「まず、Sランク冒険者の件だが、今回は時期尚早と言うことで見送ることになった。ただ、次に今回と同じくらい大きな結果を残すことがあればSランクになれるだろうとのことだ。まあ、推薦しといて何だが、確かにちょっと早いとは思ったな。でも、君らなら近いうちになれるだろう」
「次は滅びの遺跡を目指しています」
「そこならば『大きな結果』を君らなら得られるかもしれんな。そして次に君らが持ち帰った財宝のことだ。賢者の石もオリハルコンの剣もどちらも国宝級以上の代物だ。どうやら、それを手に入れた君らに王が興味を持ったらしい。これが王からの招待状だ」
そう言って招待状をエマに渡した。
招待されている日付は1月後のようだ。
「ところで財宝はどうなるの?」
「おそらく王国で預かることになるだろう。その代わり対価を金銭で支払われるだろう」
「王宮に入るなら服を買わなくっちゃね」
「私は遠慮しておこう。財宝は帰らずの迷宮で手に入れたものだ。私はまだその頃にはいなかった」
ダリルはそう言った。
「まあ、それはそうね」
「じゃあ、みんなで服を買いに行きましょうか?」
「そうね!そうしましょう」
「ああ、諸君、そう言う話は出てからやってもらえないか?」
ギルド長に窘められた。
「まあ、ギルドからは以上だ。くれぐれも王宮では失礼のないようにな」
そして特別室を後にした。
「じゃあ、今日は服を買いに行きましょうか?」
「そうですね、いいと思います」
「ダリルはどうする?」
「俺は今日は帰るとするよ」
「じゃあ皆で出発~」
私、ヴィンセント、エマ、アメリアで王都の中心街へと向かう。最近は歩き慣れたとはいえ、その賑わいには驚かされる。
「しかしオリハルコンの剣は惜しかったな。あれならドラゴンでも倒せるかも知れん」
「まあ、しょうがないだろ」
王都の中心街の中でも服飾を扱う店が集まる通りにやって来た。予算は皆かなりあるだろう。高級店で買い物をすることもできる。
服飾店は様々な店があったが、あまり貴族風にするのもいかがなものだろうかと思いながら散策していると、高級ではあるが冒険者向けの店を見つけた。
「ここに寄ってみよう。俺たちはあくまでも冒険者だからな」
「そうね、ドレスを着ていくわけにも行かないものね」
店の中に入るとかなり質の良い服が揃っていた。値段も相当するが。
すると店員がやってきて
「何をお探しですか?冒険者さん。もしかして王宮にでも呼ばれましたか?」
と言った。
「実はそうなんです。王都で王様に謁見することになっちゃって」
「まあ、それは大変ですね。ここは冒険者が貴族に謁見するための衣装を扱っています。だからこの店に来て正解ですよ」
そして店員があれこれと薦めてくる品から各々が自分にあったものを選んで行った。
「うん、これなら王様の謁見でも大丈夫ですよ。しかし、王様に謁見ですか、たいしたものですね」
「まあ、ちょっと色々あってね。選んでくれてありがとう。これ全部買っていくわ」
「ありがとうございます。またご利用してくださいね」
エマとアメリアはうきうきで店を出た。私達も後に続いて店を出た。
「ギルド長が私達に話があるそうよ。集まったら特別室に向かってくれっって」
そのまま、皆で特別室に向かう。
部屋をノックすると
「入ってくれ」
と声がしたので部屋に入る。
部屋に入るとすでにギルド長は椅子に座って私達を待っていた。
私達も椅子に座る。
「用件は2つある。Sランク冒険者の申請の件と財宝の件だ」
そしてギルド長は話し出した。
「まず、Sランク冒険者の件だが、今回は時期尚早と言うことで見送ることになった。ただ、次に今回と同じくらい大きな結果を残すことがあればSランクになれるだろうとのことだ。まあ、推薦しといて何だが、確かにちょっと早いとは思ったな。でも、君らなら近いうちになれるだろう」
「次は滅びの遺跡を目指しています」
「そこならば『大きな結果』を君らなら得られるかもしれんな。そして次に君らが持ち帰った財宝のことだ。賢者の石もオリハルコンの剣もどちらも国宝級以上の代物だ。どうやら、それを手に入れた君らに王が興味を持ったらしい。これが王からの招待状だ」
そう言って招待状をエマに渡した。
招待されている日付は1月後のようだ。
「ところで財宝はどうなるの?」
「おそらく王国で預かることになるだろう。その代わり対価を金銭で支払われるだろう」
「王宮に入るなら服を買わなくっちゃね」
「私は遠慮しておこう。財宝は帰らずの迷宮で手に入れたものだ。私はまだその頃にはいなかった」
ダリルはそう言った。
「まあ、それはそうね」
「じゃあ、みんなで服を買いに行きましょうか?」
「そうね!そうしましょう」
「ああ、諸君、そう言う話は出てからやってもらえないか?」
ギルド長に窘められた。
「まあ、ギルドからは以上だ。くれぐれも王宮では失礼のないようにな」
そして特別室を後にした。
「じゃあ、今日は服を買いに行きましょうか?」
「そうですね、いいと思います」
「ダリルはどうする?」
「俺は今日は帰るとするよ」
「じゃあ皆で出発~」
私、ヴィンセント、エマ、アメリアで王都の中心街へと向かう。最近は歩き慣れたとはいえ、その賑わいには驚かされる。
「しかしオリハルコンの剣は惜しかったな。あれならドラゴンでも倒せるかも知れん」
「まあ、しょうがないだろ」
王都の中心街の中でも服飾を扱う店が集まる通りにやって来た。予算は皆かなりあるだろう。高級店で買い物をすることもできる。
服飾店は様々な店があったが、あまり貴族風にするのもいかがなものだろうかと思いながら散策していると、高級ではあるが冒険者向けの店を見つけた。
「ここに寄ってみよう。俺たちはあくまでも冒険者だからな」
「そうね、ドレスを着ていくわけにも行かないものね」
店の中に入るとかなり質の良い服が揃っていた。値段も相当するが。
すると店員がやってきて
「何をお探しですか?冒険者さん。もしかして王宮にでも呼ばれましたか?」
と言った。
「実はそうなんです。王都で王様に謁見することになっちゃって」
「まあ、それは大変ですね。ここは冒険者が貴族に謁見するための衣装を扱っています。だからこの店に来て正解ですよ」
そして店員があれこれと薦めてくる品から各々が自分にあったものを選んで行った。
「うん、これなら王様の謁見でも大丈夫ですよ。しかし、王様に謁見ですか、たいしたものですね」
「まあ、ちょっと色々あってね。選んでくれてありがとう。これ全部買っていくわ」
「ありがとうございます。またご利用してくださいね」
エマとアメリアはうきうきで店を出た。私達も後に続いて店を出た。
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