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あいむはんぐりー……

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 進化完了!

 流石にHPは増えてるよね……?
 頼むよ、マジで命運がかかっているんだ。

 ……よしっ3 2 1で見るぞ。

 3、2、1、
 ていっ!
 
 名前 無し

LV1

種族 クリスタルウルフ

HP 450/450
SP 100/1000
MP 5000/5000

スキル 
 水晶生成lv4 魔法付与マジックエンチャント 水晶武具生成lv5 
 暗視lv6 噛み付くlv6 鑑定lv7 空間把握lv8 空歩lv5 跳躍lv6 直感lv7 念動lv8 筋力増加lv6 思考加速lv8 並列意思lv1 見切りlv1 詠唱破棄 

称号 
 水晶を司りし者
命の恩人 弧狼 俊足 格上喰らいジャイアントキリング 小さな勇者 不屈 唯一無二

 やったー!
 HP増えてる!
 良かったー!

 あとなんか水晶系のスキルが前に出てる。
 何でだろって思っていつものように二重鑑定しようと思ったけどどこを二重鑑定すれば良いのだろうか。
 まあいいや、
 別にレベルが上がった訳でも無く、並び順の問題だし。

 他のは……けっこうスキルのレベルも上がってる!
 と思ったら、更に見てみたら上がってても消費MPと威力コストパフォーマンスが良くなる事しか変わってないなぁ。
 と思ったらひとつだけ新しいスキルが増えていた。
 それは『噛み付く』 ……確かに狼らしくていいとは思うけどもうちょい良い名前なかったのかな?
 これじゃあ技名じゃん。
 パッシブスキルなのに。
 まあでもレベルがけっこう高いから全然使えそうかな?
 えっと、効果は……顎の力が強くなる?
 宣言撤回!

 使えないかも。
 だって俺は特に噛み付いて攻撃する事ないし。
 強いて言えばご飯の時かな?
 あれ、そういえばここに来てからご飯を食べてなくない?
 そういえば前の進化の時にはSP増えたのに今回は増えてないな。
 うーん……
 今回がおかしいのか前回がおかしいのか。
 まあどっちなのかは今の所断定できないから
 次の進化まで様子見かな。
 これは深刻では無いし、そこまで気にしなくて良いかな。
 
 お腹がくぅ~っと鳴った。

 ……やっぱり深刻だし気にするわ。
 そういえばSPが無くなったらどうなるんだろう?
 何か食べるまで動けなくなるとか?
 最悪の場合には餓死も有り得るかも。
 こっわ。

 って事は俺けっこう不味い状態じゃね?
 だってさ、SPが100しかない訳でしょ?
 これまでは上限も少なかったからちょっとお腹減ったなって感じだったのに進化してから一気にお腹が減った。
 五割くらいだったのが一割くらいになったのか。
 やばいそう考えると余計に腹減ってきた。
 う“う。
 早く何か食べないと

 スキル確認は取り敢えず後で。
 こんな怖さ以外何も無い様な所からは一刻も早く脱出してやる!
 真っ正面の扉を押して開けて……
 目があああぁぁぁ!!!?
 扉を開けた瞬間物凄い量の光が襲って来た。
 バルスされた!?バルされた!?
 眩し過ぎる!
 
 はあー、暗視にこんな弱点が有ったとは。
 もう目が慣れたけど要注意だなこれ。
 
 さあ次の階層は~
 どうせならこの階で終わって欲しかったけど、森だ!
 真っ暗な病院からいきなりの明るい森だ!
 なぜ外じゃ無いと分かるのかって?
 何故なら、明らかに最初の森と違うんだよ。
 主に透明感があるというか、やたら明るい。
 普通っぽい木々なのに日陰が殆ど無い。
 けど暑そうって訳では無く、目に良さそうな位の明るさだし、なんなら風が通ってて涼しい。
 特になんか出そうな雰囲気は無い。
 ということは……?
 やった!
 ホラーが終わった!
 ってそうじゃ無い!
 はよ食べ物見付けないと。
 でも、森は食料の倉庫って言うくらいだから何かあるでしょ。
 いやまあ知らんけど
 森なんだから流石に食料が有るでしょうよ。
 そう言えば広葉樹の森で良かったな~
 針葉樹の森は栄養が少ないから生態系が貧弱らしい。
 どっかで聞いたんだけどどこだっけな~?
 まあいい。
 そんなしょうもない事より食べ物!
 
 とりまダッシュだ!
 こういう時にはそこら辺歩いてたら何かあるはず。
 迷わない様にしたいな~
 あの川を沿って走ろう。
 これなら迷わないはず。
 
 この川綺麗だな。
 川底までしっかり見える。
 あ!魚!
 いや、絶対捕まえられない。
 というかこんな状況で釣りなんて出来ない。
 もう少し俺が大きければ直で川に入れるのに。
 こんなじゃあすぐに流されるのがオチだ。
 くっそ~
 前世? だったら釣りまくってやれるのに。
 一旦魚は諦めよう。
 
 気持ち切り替えて食べ物探してこー!
 
 あった!

 むっちゃすぐに見つかった!
 あの宝石アメシストの様な紫の瑞々しい果物は!
 ぶどう!!
 
 いっただっきまーす!
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