4 / 27
命を賭ける
しおりを挟む
あと一回で最後だ!
念の為、鑑定する。
種族 ビックボア
HP 86/700
よしっ
次で本当に終わりだ!!
迫るビックボアを前に、今回も避けようとする…‥が、
急に倦怠感が襲いかかって来た。
足が、否、全身が。
そう…今まで大いに活躍してくれていた筋力増加のタイムリミットが切れてしまったのだ。
やば………
強化無しでは突進を避けられない!
視界がコマ送りになる。
その、引き延ばされた刹那の中、必死に生き延びる方法を必死に探す。
<スキル 思考加速がlv4になりました。>
<スキル 並列思考がlv5になりました。>
なんか色々来たけど無視!
ぶつかるタイミングに合わせて後ろに全力で飛ぶ。
ガアン!!
直後に衝撃が来て、いとも容易く吹き飛ばされ、…意識を失った。
……直後に木にぶつかり、意識を取り戻した。
痛い!痛い痛い痛い痛い痛い!
それでも……生きてる!。
初めて自分のこの体に感謝した。
毛皮がクッションになったのだ。
後ろに飛んで、ぶつかった衝撃を和らげたのも正解だったようだ。
痛くても、死ぬよりはマシだ。
自分のHPは見なくても瀕死と分かってしまう。
一応見てみると…HPが残り3になっていた。
三割とかじゃなくてただの3だ。
さらに追い討ちをかける様にビックボアがトドメを刺しに突進してきた。
背中が凄く痛い。左足の感覚が無い。
それでも、アイツを倒す!
もう、避けるのは出来ない。
それなら……迎え打つ!
ぶっつけ本番だけど、今打てる最大のクリスタルアローを使う!
それしか無い!
思考加速もあるから時間は足りるはず!
MPを180使い、半径1m、高さ3m位の円柱を2本作る。
自分の左右に半透明で水色に光る魔法陣から水晶が対になるように出現する。
さらに、MPを20使い、無骨な槍のような雑な見た目にして、MP消費軽減。
自分の左右に更に重なるように半透明で水色に光る魔法陣が出現し、水晶が無骨な氷柱のようになる
そして、残りのMP300を全て使い、全力の念動で打ち出す。
頭に刺す様な頭痛がするが、何とか耐える。
この一撃に全てを賭けろ!
この後の事なんて後で考えろ!
「行っけーーーー!!!!!!」
確かにクリスタルアローがビックボアの体を貫通した音を聞いた。
<スキル 思考加速がlv7になりました。>
<スキル 集中がlv3になりました。>
<スキル 並列思考がlv10になりました。>
<スキル 並列思考がスキル 並列意志lv1に進化しました。>
<レベルが1から25に上がり、スキルポイントを入手しました。>
<レベルの上昇に伴いHP、MPが完全回復します。>
<取得経験値が上限に達しました。>
<取得経験値が上限に達した為、進化が可能になりました。>
<称号 『命知らず』を取得しました。>
<称号 『命の恩人』を取得しました。>
<称号 『不屈』を取得しました。>
<称号 『格上喰らい』を取得しました。>
<称号 『命の恩人』により、スキル 小さな勇者を取得しました。>
<スキル 水晶生成、念動、小さな勇者、称号 『格上喰らい』、狐狼の存在を確認。特殊進化候補、リトルクリスタルウルフが追加されました。>
???視点
こんな所で寝んなよな……
ビックボアには勝ったんだな。
まさかあんな短時間でスキルを使うとは……
パッシブスキルならまだしも、アクティブスキルは魔力の感覚が分かるまででも何ヶ月か掛かるはずなのに。
初めてのスキルなら普通はは失敗するし、スキルの複数展開は鋭い頭痛で魔法どころではないだろうに…。
多分、主も驚いているだろうな。
俺は何のサポートもしていないのに。
流石だな。
それでも初めての魔法と初めての多数展開でMPはレベルアップで何とかなっても精神の方は少し消耗しているだろうしな。
多分、明日の朝までは起きないだろう。
仕方ないな……安全なとこまで運んでってやるか。
俺が移動途中に見つけた近くの洞窟まで連れて行ってやった。
それまでに少し、いや正直に言おう。
かなり岩などの障害物にぶつかってしまった。朝までに減ってしまったHPが回復してると良いな……
まあ俺は器用な事が苦手だから仕方が無い!
あそこに放置よかマシだろう。
少しの間、見させてもらうぜ。
念の為、鑑定する。
種族 ビックボア
HP 86/700
よしっ
次で本当に終わりだ!!
迫るビックボアを前に、今回も避けようとする…‥が、
急に倦怠感が襲いかかって来た。
足が、否、全身が。
そう…今まで大いに活躍してくれていた筋力増加のタイムリミットが切れてしまったのだ。
やば………
強化無しでは突進を避けられない!
視界がコマ送りになる。
その、引き延ばされた刹那の中、必死に生き延びる方法を必死に探す。
<スキル 思考加速がlv4になりました。>
<スキル 並列思考がlv5になりました。>
なんか色々来たけど無視!
ぶつかるタイミングに合わせて後ろに全力で飛ぶ。
ガアン!!
直後に衝撃が来て、いとも容易く吹き飛ばされ、…意識を失った。
……直後に木にぶつかり、意識を取り戻した。
痛い!痛い痛い痛い痛い痛い!
それでも……生きてる!。
初めて自分のこの体に感謝した。
毛皮がクッションになったのだ。
後ろに飛んで、ぶつかった衝撃を和らげたのも正解だったようだ。
痛くても、死ぬよりはマシだ。
自分のHPは見なくても瀕死と分かってしまう。
一応見てみると…HPが残り3になっていた。
三割とかじゃなくてただの3だ。
さらに追い討ちをかける様にビックボアがトドメを刺しに突進してきた。
背中が凄く痛い。左足の感覚が無い。
それでも、アイツを倒す!
もう、避けるのは出来ない。
それなら……迎え打つ!
ぶっつけ本番だけど、今打てる最大のクリスタルアローを使う!
それしか無い!
思考加速もあるから時間は足りるはず!
MPを180使い、半径1m、高さ3m位の円柱を2本作る。
自分の左右に半透明で水色に光る魔法陣から水晶が対になるように出現する。
さらに、MPを20使い、無骨な槍のような雑な見た目にして、MP消費軽減。
自分の左右に更に重なるように半透明で水色に光る魔法陣が出現し、水晶が無骨な氷柱のようになる
そして、残りのMP300を全て使い、全力の念動で打ち出す。
頭に刺す様な頭痛がするが、何とか耐える。
この一撃に全てを賭けろ!
この後の事なんて後で考えろ!
「行っけーーーー!!!!!!」
確かにクリスタルアローがビックボアの体を貫通した音を聞いた。
<スキル 思考加速がlv7になりました。>
<スキル 集中がlv3になりました。>
<スキル 並列思考がlv10になりました。>
<スキル 並列思考がスキル 並列意志lv1に進化しました。>
<レベルが1から25に上がり、スキルポイントを入手しました。>
<レベルの上昇に伴いHP、MPが完全回復します。>
<取得経験値が上限に達しました。>
<取得経験値が上限に達した為、進化が可能になりました。>
<称号 『命知らず』を取得しました。>
<称号 『命の恩人』を取得しました。>
<称号 『不屈』を取得しました。>
<称号 『格上喰らい』を取得しました。>
<称号 『命の恩人』により、スキル 小さな勇者を取得しました。>
<スキル 水晶生成、念動、小さな勇者、称号 『格上喰らい』、狐狼の存在を確認。特殊進化候補、リトルクリスタルウルフが追加されました。>
???視点
こんな所で寝んなよな……
ビックボアには勝ったんだな。
まさかあんな短時間でスキルを使うとは……
パッシブスキルならまだしも、アクティブスキルは魔力の感覚が分かるまででも何ヶ月か掛かるはずなのに。
初めてのスキルなら普通はは失敗するし、スキルの複数展開は鋭い頭痛で魔法どころではないだろうに…。
多分、主も驚いているだろうな。
俺は何のサポートもしていないのに。
流石だな。
それでも初めての魔法と初めての多数展開でMPはレベルアップで何とかなっても精神の方は少し消耗しているだろうしな。
多分、明日の朝までは起きないだろう。
仕方ないな……安全なとこまで運んでってやるか。
俺が移動途中に見つけた近くの洞窟まで連れて行ってやった。
それまでに少し、いや正直に言おう。
かなり岩などの障害物にぶつかってしまった。朝までに減ってしまったHPが回復してると良いな……
まあ俺は器用な事が苦手だから仕方が無い!
あそこに放置よかマシだろう。
少しの間、見させてもらうぜ。
10
お気に入りに追加
414
あなたにおすすめの小説

チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

【祝・追放100回記念】自分を追放した奴らのスキルを全部使えるようになりました! ~失われたギフト~
高見南純平
ファンタジー
最弱ヒーラーの主人公は、ついに冒険者パーティーを100回も追放されてしまう。しかし、そこで条件を満たしたことによって新スキルが覚醒!そのスキル内容は【今まで追放してきた冒険者のスキルを使えるようになる】というとんでもスキルだった!
主人公は、他人のスキルを組み合わせて超万能最強冒険者へと成り上がっていく!
~失われたギフト~
旅を始めたララクは、国境近くの村でかつての仲間と出会うことに。
そして一緒に合同クエストを行うことになるが、そこで彼らは不測の事態におちいることに!

クラス召喚に巻き込まれてしまいました…… ~隣のクラスがクラス召喚されたけど俺は別のクラスなのでお呼びじゃないみたいです~
はなとすず
ファンタジー
俺は佐藤 響(さとう ひびき)だ。今年、高校一年になって高校生活を楽しんでいる。
俺が通う高校はクラスが4クラスある。俺はその中で2組だ。高校には仲のいい友達もいないしもしかしたらこのままボッチかもしれない……コミュニケーション能力ゼロだからな。
ある日の昼休み……高校で事は起こった。
俺はたまたま、隣のクラス…1組に行くと突然教室の床に白く光る模様が現れ、その場にいた1組の生徒とたまたま教室にいた俺は異世界に召喚されてしまった。
しかも、召喚した人のは1組だけで違うクラスの俺はお呼びじゃないらしい。だから俺は、一人で異世界を旅することにした。
……この物語は一人旅を楽しむ俺の物語……のはずなんだけどなぁ……色々、トラブルに巻き込まれながら俺は異世界生活を謳歌します!

破滅する悪役五人兄弟の末っ子に転生した俺、無能と見下されるがゲームの知識で最強となり、悪役一家と幸せエンディングを目指します。
大田明
ファンタジー
『サークラルファンタズム』というゲームの、ダンカン・エルグレイヴというキャラクターに転生した主人公。
ダンカンは悪役で性格が悪く、さらに無能という人気が無いキャラクター。
主人公はそんなダンカンに転生するも、家族愛に溢れる兄弟たちのことが大好きであった。
マグヌス、アングス、ニール、イナ。破滅する運命にある兄弟たち。
しかし主人公はゲームの知識があるため、そんな彼らを救うことができると確信していた。
主人公は兄弟たちにゲーム中に辿り着けなかった最高の幸せを与えるため、奮闘することを決意する。
これは無能と呼ばれた悪役が最強となり、兄弟を幸せに導く物語だ。

世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる