感謝を告げる、桜の舞う壊れたセカイで

 すべてが崩壊したセカイで、ただ一人だけになった高校生の桜川星来は、『高校』に登校するため、桜の舞う街を彷徨っていた。

《ネコガミ》がくれた《神様代行権》は、すでに彼女から取り上げられていた。
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