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一話目
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「逃がすな!追え!」
捕まるわけにはいかねえっ。必死の形相で男は跳躍する。
「どこだ!」
「湖に落ちたぞっ。」
「安崎ィ!逃げんなァ!」
くそっ夜の湖は無謀だったか!?視界が利かない。だが!はは、これなら逃げ切れる・・・逃げ切れるのに・・・ああ畜生、二日も飲まず食わずだとさすがに力が入らねえ・・・
・・・・・・・・・・・・ゴポポポ・・・・・・・・・・・・・
意識を取り戻したとき、安崎は湖に浮かんでいた。
周囲に悪趣味なアクセサリーのおっさんたちがいないことを確認して、ザブザブと泳ぎ陸地にたどり着く。
倉庫街にいたはずなのだが、
「・・・あ?こんな森あったか?相当流されたみてえだな。明るいっつーことはまさか一晩沈んでたのかよ。」
考えを巡らせるが、腹が飢餓を訴えるので食料を探しにふらふらと歩いた矢先、
「おいっ何もんじゃおめえ!?」
げっ、さすがにびしょぬれだと怪しまれ・・・は?
理解不能だった、意味不明だった。疲労困憊の安崎の目の前に居たのはボロボロの麻布をまといヨレヨレでざんばらな頭の、農民だった。大河ドラマの農民を三倍ほど小汚く10倍ほど人相を悪くした男である。
「いや、道に迷っ。」
弁明する間もなく農民に襲いかかられる。は?
「おりゃっ。」
あっぶねえ。こんなところでやられてたまるか。彼は手元にあった石を襲撃者の顔面めがけて投擲し、ひるんだ隙に飛びかかる。一般的な現代人は突然襲いかかられた場合、状況が理解できず、殺意に反応することもできない。しかし彼は状況を分析しようとはせず、慣れ親しんだ殺意の波動に条件反射で飛びかかり相手をしたたかに殴打する。一撃でだらんと力が抜けた農民を、奪い取った鎌でためらいなくを刈り取った。
さて、どうしたものかと奪い取った衣服をまといながら思案する。多少は怪しまれなくなるはず。ついでに死体の腹をかっさばき、河原の石を詰めて湖の中へ。いずればれるだろうが、放置するよりは多分マシ。
それにしても困ったことになったと眼前に広がる農村を前にため息をつく。頭をひねって考えてみてもあの農民はあの村の住民だろう。ならば家族だのがいるはず。夜になっても帰ってこなかったら家族はどうするだろうか。十中八九捜索に出る。そこで見知らぬ男を発見したらどうなるのかを考え、目に見えている結果から逃れるべく安崎はその場を立ち去った。
安崎ははとりあえずの行動方針を固めた。衣食住の確保と自由な生き方を目標としたのである。どの世界だって彼の生き方は変わらない。変わらないのだが、安崎の脳裏に今浮かんでいるのはかつて同じ界隈で生きていたとある外国人である。彼はピザが切れた後も日本に居残っており、まっとうな職には就けなかったのでまっとうではない職に就いていたのだった。現代日本は外国人に厳しいとよく言わたが、この世界も外国人、もとい異邦人には厳しかろう。まっとうでない職業につくしかないが法整備がされていないので命の危険は元の世界と桁外れだろう。加えて、職業以前に命の危機がある。まず食料がない。さらに、先ほどの農民の服装から推定される時代の農村は閉鎖的である。この場合、外との交流が無いといっているのではなく、中の交流が固いというニュアンスとなる。具体的にいうと、知らない人間がやってきたら集団で袋だたきする。それもヤンキーの袋だたきを超えた、最後まで行う袋だたきが繰り広げられよう。自分が肉だるまになる光景を想像しながら行動には十二分に注意せねばと決心する。それにしても腹が減った。キノコでも探してみるか?
獣道を注意しつつ這い上がっていると後ろから声がかかり、安崎は足を止めて振り返った。見知らぬごろつき風の若い人が三人。安崎は即座に逃げ出した。
「おい!待ってくれよ!あんたの子分にしてもらいてえんだ!」
三人のごろつきはその場にしゃがみこんで安崎を呼び止める。このシチュエーション、現代日本を生きていた頃ならばまず逃げていた。
子分というのはもう少しなし崩し的になるものであって、自分から頼み込んでくるやつは基本信用できない。加えて突然すぎる。かつて安崎に「いやあ、子分にしてほしいって突然土下座されてよ。俺もなかなかのもんだろ?」と話した知り合いは子分改め敵対組織のスパイに刺されたと聞いて以来音沙汰が無い。そういうこともある、大体9割5分そういうことがあるので安全策をとるのが暗い世界を生きるものたちの基本ではある。しかし、安崎は切羽つまっていた。今日の飯も危ういのである。たとえ将来裏切られようが今は受け入れた方が良い。という結論に至った。
「良い心がけだな。理由を聞こうじゃないか。」
「おお、おめえの強さに感服してよ、殺しに慣れたやつはいくらでもいるがあんなに手際良く淡々としたやつは見たことがねえ。子分にしてくれ!俺たちはここらは詳しいんだ!役に立つぜ!」
うさんくささは消えない。「あんたの強さに感服した。」と連れて行かれた先で大勢のヤンキーに囲まれたことがある。ちなみに逆も二度やった。だが今日の飯も危ういのである。大事なことなので2度言った。
「よし、いいだろう。お前ら三人子分にしてやる。ただし、二つ約束してくれ。俺の過去は聞かない。裏切らない。この二つだ。」
「おお!ホントか!もちろん約束するさ!」
「ああ、俺も。」
「俺もっす。」
人目につかない場所に移動しごろつきたちと向き合う。
「さて、実を言うと俺は今夜の寝床もなけりゃあ食い物もないわけだが、お前らの話も聞こうか。」
ごろつきどもが口々にうったえたところによると、8日前悪事がバレて殺されそうになったので村から逃げ出し今に至る、とのこと。
「食料も底をつき途方に暮れていたときにあんたに出会ったんだ。」
ごろつきのひとり(平兵衛というらしい)が現状をまとめた。同時に合点がいく。いつの時代だろうと初対面の人間に突然子分にしてくれなんて別の目的がなけりゃ言わない。しかし、こいつらは切羽詰まっている。おそらくは盗賊になるつもりだろう。日雇いの仕事もまちに行けばあるだろうがここは見渡す限り山だからな。一日二日でたどり着ける場所にまちはあるまい。食料のない俺たちはたどり着く前に行き倒れだ。
「話はわかった。じゃあ計画を立てるか。」
俺が納得しているとぽかんとする三人組。
「あのーなんの計画で?」
「そりゃもちろん盗賊の。」
おおっとどよめく三人組。ひそひそと「盗賊だったのか。」「道理で鮮やかな動きだったわけだ。」「どうする?」「このままじゃ野垂れ死だ、ついて行こうぜ。」と言葉を交わす。どうやら盗賊になるつもりはなかったようだ。早とちりしてしまったが気にしない。
「ぜひ、話をきかせてくだせえ。」
内緒話がすべて聞こえてくるあたり、裏が無くて逆に怪しいが、今はそれどころじゃない。生き抜かなくてはな。さて、この世界での記念すべき初犯は、
「村娘を捕まえる。」
複雑な戦略を示したところで理解できるとは思えない。価値観が違う。義務教育をこいつらはうけていない。なにより付き合いが浅すぎる。心情を推し量り内容を補うほどの信頼関係を築けていない。だが、
安崎は単純明快に作戦と成功する根拠を伝える。今彼らを導く。それができればうまくいく。
「いくぞ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
安崎オチバ 18歳
手勢 3名
拠点 無し
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
何話か統合しました。今まで適当に区切りをつけていたのですが、編集中に見返したところ、読みづらいという衝撃の事実に気づきました。なんということでしょうか。
諸般の事情により、「三人の男」ではなく三人のごろつきにしました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
主人公は普通の生き方をしてこなかったので、普通ではない精神をしています。
安崎が出現したのは1541年の因幡国の東端です。
捕まるわけにはいかねえっ。必死の形相で男は跳躍する。
「どこだ!」
「湖に落ちたぞっ。」
「安崎ィ!逃げんなァ!」
くそっ夜の湖は無謀だったか!?視界が利かない。だが!はは、これなら逃げ切れる・・・逃げ切れるのに・・・ああ畜生、二日も飲まず食わずだとさすがに力が入らねえ・・・
・・・・・・・・・・・・ゴポポポ・・・・・・・・・・・・・
意識を取り戻したとき、安崎は湖に浮かんでいた。
周囲に悪趣味なアクセサリーのおっさんたちがいないことを確認して、ザブザブと泳ぎ陸地にたどり着く。
倉庫街にいたはずなのだが、
「・・・あ?こんな森あったか?相当流されたみてえだな。明るいっつーことはまさか一晩沈んでたのかよ。」
考えを巡らせるが、腹が飢餓を訴えるので食料を探しにふらふらと歩いた矢先、
「おいっ何もんじゃおめえ!?」
げっ、さすがにびしょぬれだと怪しまれ・・・は?
理解不能だった、意味不明だった。疲労困憊の安崎の目の前に居たのはボロボロの麻布をまといヨレヨレでざんばらな頭の、農民だった。大河ドラマの農民を三倍ほど小汚く10倍ほど人相を悪くした男である。
「いや、道に迷っ。」
弁明する間もなく農民に襲いかかられる。は?
「おりゃっ。」
あっぶねえ。こんなところでやられてたまるか。彼は手元にあった石を襲撃者の顔面めがけて投擲し、ひるんだ隙に飛びかかる。一般的な現代人は突然襲いかかられた場合、状況が理解できず、殺意に反応することもできない。しかし彼は状況を分析しようとはせず、慣れ親しんだ殺意の波動に条件反射で飛びかかり相手をしたたかに殴打する。一撃でだらんと力が抜けた農民を、奪い取った鎌でためらいなくを刈り取った。
さて、どうしたものかと奪い取った衣服をまといながら思案する。多少は怪しまれなくなるはず。ついでに死体の腹をかっさばき、河原の石を詰めて湖の中へ。いずればれるだろうが、放置するよりは多分マシ。
それにしても困ったことになったと眼前に広がる農村を前にため息をつく。頭をひねって考えてみてもあの農民はあの村の住民だろう。ならば家族だのがいるはず。夜になっても帰ってこなかったら家族はどうするだろうか。十中八九捜索に出る。そこで見知らぬ男を発見したらどうなるのかを考え、目に見えている結果から逃れるべく安崎はその場を立ち去った。
安崎ははとりあえずの行動方針を固めた。衣食住の確保と自由な生き方を目標としたのである。どの世界だって彼の生き方は変わらない。変わらないのだが、安崎の脳裏に今浮かんでいるのはかつて同じ界隈で生きていたとある外国人である。彼はピザが切れた後も日本に居残っており、まっとうな職には就けなかったのでまっとうではない職に就いていたのだった。現代日本は外国人に厳しいとよく言わたが、この世界も外国人、もとい異邦人には厳しかろう。まっとうでない職業につくしかないが法整備がされていないので命の危険は元の世界と桁外れだろう。加えて、職業以前に命の危機がある。まず食料がない。さらに、先ほどの農民の服装から推定される時代の農村は閉鎖的である。この場合、外との交流が無いといっているのではなく、中の交流が固いというニュアンスとなる。具体的にいうと、知らない人間がやってきたら集団で袋だたきする。それもヤンキーの袋だたきを超えた、最後まで行う袋だたきが繰り広げられよう。自分が肉だるまになる光景を想像しながら行動には十二分に注意せねばと決心する。それにしても腹が減った。キノコでも探してみるか?
獣道を注意しつつ這い上がっていると後ろから声がかかり、安崎は足を止めて振り返った。見知らぬごろつき風の若い人が三人。安崎は即座に逃げ出した。
「おい!待ってくれよ!あんたの子分にしてもらいてえんだ!」
三人のごろつきはその場にしゃがみこんで安崎を呼び止める。このシチュエーション、現代日本を生きていた頃ならばまず逃げていた。
子分というのはもう少しなし崩し的になるものであって、自分から頼み込んでくるやつは基本信用できない。加えて突然すぎる。かつて安崎に「いやあ、子分にしてほしいって突然土下座されてよ。俺もなかなかのもんだろ?」と話した知り合いは子分改め敵対組織のスパイに刺されたと聞いて以来音沙汰が無い。そういうこともある、大体9割5分そういうことがあるので安全策をとるのが暗い世界を生きるものたちの基本ではある。しかし、安崎は切羽つまっていた。今日の飯も危ういのである。たとえ将来裏切られようが今は受け入れた方が良い。という結論に至った。
「良い心がけだな。理由を聞こうじゃないか。」
「おお、おめえの強さに感服してよ、殺しに慣れたやつはいくらでもいるがあんなに手際良く淡々としたやつは見たことがねえ。子分にしてくれ!俺たちはここらは詳しいんだ!役に立つぜ!」
うさんくささは消えない。「あんたの強さに感服した。」と連れて行かれた先で大勢のヤンキーに囲まれたことがある。ちなみに逆も二度やった。だが今日の飯も危ういのである。大事なことなので2度言った。
「よし、いいだろう。お前ら三人子分にしてやる。ただし、二つ約束してくれ。俺の過去は聞かない。裏切らない。この二つだ。」
「おお!ホントか!もちろん約束するさ!」
「ああ、俺も。」
「俺もっす。」
人目につかない場所に移動しごろつきたちと向き合う。
「さて、実を言うと俺は今夜の寝床もなけりゃあ食い物もないわけだが、お前らの話も聞こうか。」
ごろつきどもが口々にうったえたところによると、8日前悪事がバレて殺されそうになったので村から逃げ出し今に至る、とのこと。
「食料も底をつき途方に暮れていたときにあんたに出会ったんだ。」
ごろつきのひとり(平兵衛というらしい)が現状をまとめた。同時に合点がいく。いつの時代だろうと初対面の人間に突然子分にしてくれなんて別の目的がなけりゃ言わない。しかし、こいつらは切羽詰まっている。おそらくは盗賊になるつもりだろう。日雇いの仕事もまちに行けばあるだろうがここは見渡す限り山だからな。一日二日でたどり着ける場所にまちはあるまい。食料のない俺たちはたどり着く前に行き倒れだ。
「話はわかった。じゃあ計画を立てるか。」
俺が納得しているとぽかんとする三人組。
「あのーなんの計画で?」
「そりゃもちろん盗賊の。」
おおっとどよめく三人組。ひそひそと「盗賊だったのか。」「道理で鮮やかな動きだったわけだ。」「どうする?」「このままじゃ野垂れ死だ、ついて行こうぜ。」と言葉を交わす。どうやら盗賊になるつもりはなかったようだ。早とちりしてしまったが気にしない。
「ぜひ、話をきかせてくだせえ。」
内緒話がすべて聞こえてくるあたり、裏が無くて逆に怪しいが、今はそれどころじゃない。生き抜かなくてはな。さて、この世界での記念すべき初犯は、
「村娘を捕まえる。」
複雑な戦略を示したところで理解できるとは思えない。価値観が違う。義務教育をこいつらはうけていない。なにより付き合いが浅すぎる。心情を推し量り内容を補うほどの信頼関係を築けていない。だが、
安崎は単純明快に作戦と成功する根拠を伝える。今彼らを導く。それができればうまくいく。
「いくぞ。」
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安崎オチバ 18歳
手勢 3名
拠点 無し
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何話か統合しました。今まで適当に区切りをつけていたのですが、編集中に見返したところ、読みづらいという衝撃の事実に気づきました。なんということでしょうか。
諸般の事情により、「三人の男」ではなく三人のごろつきにしました。
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主人公は普通の生き方をしてこなかったので、普通ではない精神をしています。
安崎が出現したのは1541年の因幡国の東端です。
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