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茶番の終わり
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弟のショーンの登場に驚いたのはエミリーである。
「ショーン?なぜお留守番のあなたがここに?」
疑問を投げかけると、ショーンは当然のようにあっけらかんと言った。
「お姉様に何かあったら駆け付けるって言いましたよね?」
確かに言ってはいたけれど……冗談だと思っていたわ。
どうやって入れたのかしら?
規格外のショーンにエミリーが曖昧な笑みを浮かべていると、笑い終わったステファンが話を進めていた。
「なるほど。貴殿の言い分は……理解しがたいが、まあ今はいいだろう。それでは、こちら側にはおあつらえ向きにも当主代理がいるんだったね。エヴァン・マリナード侯爵代理、何か反論は?」
いよいよこちらのターンが来たようだ。
兄がいてくれたおかげで、エミリーは矢面に立たずに済んでホッとしていた。
エヴァンはまず、エリオットが連れている令嬢について尋ねた。
「確認ですが、エリオット殿の隣にいるシシリーヌという女性はあなたの恋人で間違いないですか?」
「そうだ。シシリーヌは男爵令嬢だが、見た目も美しく、俺と気が合う。俺はこのシシリーヌと結婚する!!」
エミリーという婚約者が目の前にいながら、躊躇なく堂々と恋人宣言をかまし、満足げなエリオット。
そんな彼の肩に嬉しそうに寄りかかるシシリーヌは、確かに綺麗な顔をしているが、頭の中身はエリオットといい勝負のようだ。
夜会の参加者は『何を見せられているのだろう』と思いつつ、静かに見守るしかなかった。
「こんな基本的なことを説明するのも馬鹿馬鹿しいが、仕方がないのでお話ししましょうか。エリオット殿と、我が家が誇る愛らしくも聡明で自慢の妹エミリーとの婚約は、当主同士の交流の中で決められたことであり、あくまで家と家の契約です。婚約に不満があるのならまずはタウラー侯爵に話をつけ、しかるべき手順を踏むべきでしょう。このような王家や貴族の集う場で闇討ち的に私の可愛いエミィを傷付けようなど、浅はか過ぎるのでは?」
途中、シスコンらしいおかしな表現は気になったものの、エヴァンの指摘は至極当然のものだった。
エリオットに婚約破棄を決定出来る権利があるはずもなく、いたずらに夜会を邪魔し、混乱させた罪は非常に重いといえる。
しかし、エリオットは少しもへこたれなかった。
さすがメンタルお化け、むしろここからが本番とばかりに声のボリュームを上げた。
「エミリーは学院でシシリーヌを虐めていました。男爵令嬢だと見下し、私物を壊し、時には突き飛ばし、なんと誘拐まで目論んだのです!!」
………………ええっ!?
エミリーだけが驚いていた。
「まあ!」「なんてひどい」「許されることではないな」という声が上がる――はずもなく、聴衆はただ静まり返っている。
「あ、あの、私はシシリーヌ様にそんなことをしておりません。多分学年も違いますし、お見かけしたことがあるくらいで……」
「はっ、そんなはずがないだろう。証拠もある」
エミリーが勇気を出して否定を試みたが、簡単にあしらわれてしまった。
「ちょっと!なんでエミリーが好きでもないあんたの恋人を虐めなきゃいけないのよ?」
「そうよ!エミリーとシシリーヌ様が面識すらないのは、いつも学院で一緒にいる私たちが良く知っているもの」
セレスとアリアーナがすかさず援護射撃をしてくれたが、エリオットは全て無視し、証拠品とやらを取り出している。
「これをご覧ください!!エミリーが壊したシシリーヌの手鏡と、シシリーヌが突き飛ばされた場所に落ちていたエミリーのハンカチです!!」
自信満々の割には証拠品がショボい。ショボ過ぎる。
誰かが鼻で笑ったのが聞こえた。
その時、ずっと成り行きを見守っていた令嬢の一人がおもむろに発言した。
「あのぅ、エミリー様は平民の方とも分け隔てなく話されるお方なので、身分で見下すことはありえないかと……」
更に他の令嬢も続いた。
「その手鏡は当家の所領の名産なのですが、元々はエミリー様が誉めてくださり、改良を手伝っていただいて人気商品となったものです。ヒットしたことを一番喜んでいたエミリー様がそんなことをするはずがありません」
しまいにはハンカチを眺めていたステファンがエヴァンに尋ねた。
「エヴァン、このハンカチはエミィのものではないよね?」
「殿下、勝手に妹の愛称を呼ばないでいただきたい。――ああ、これはエミィのハンカチではありません。エミィのハンカチは、私が王妃様専属の刺繍家にお願いして、イニシャルを入れてもらっている特注品ですから」
え?そんな凄いハンカチだったの?
急に明かされた事実に、エミリーが衝撃を受けた。
そして周囲は愛が重いエヴァンに若干引いている。
「違う!そんなのは、エミリーがシシリーヌを虐めていない証拠にはならないじゃないか!!」
エリオットが騒いでいるが、それを言ったら『エミリーがシシリーヌを虐めた証拠にもならない』のだが、そこは見て見ぬふりらしい。
「さて、そろそろこの茶番を終わりにしましょうか。いい加減愛するエミィをコケにされて、私も限界なのですよ。あ、これ、エリオット殿の脱税と横領の証拠です。私の立場を最大限利用して収集しました。父上である侯爵の代理と偽って、色々やらかしていたみたいですね」
「ちょっ、ちょっと待て!俺にはまだ切り札がある。エミリーがシシリーヌを拐うために雇った悪党どもだ!」
「あ、そいつらなら俺がさっき見かけて、少々痛め付けたら『タウラー家の長男に金で雇われた』って吐いたぞ?あんな見るからに怪しいヤツら、エミィの視界に入れたくなかったからな」
エリオットの頼みの綱は、ジェスによって呆気なく切られていた。
「そんなの嘘だ!あの地味女が全てやったんだ!!」
理性を失ったかのように頭を振りながら叫ぶエリオットを、寄り添うシシリーヌが不安そうに見つめている。
「いよいよ僕の出番かな?」
今までエミリーに引っ付いていたショーンがエヴァンのそばまでやって来ると、国王に向かって言った。
「陛下ぁー、自白魔法使っちゃってもいいですよね?」
さらっと飛び出た爆弾発言に、夜会の参加者は目を剥いた。
エミリーだけが「だから魔術師のローブを着てるのね……」と、呑気なことを言っている。
『こんなところでフラグを回収するな』と思いつつ、エヴァンは苦笑するしかない。
まさかこんな絶好の機会がやって来るとは思っていなかったのである。
「それは興味深いな。好きにやってくれ」
これは愉快だと国王がゴーサインを出したので、ショーンは禁忌である自白魔法を発動させると、持っていた杖をエリオットへと向けた。
白い閃光がエリオットを包み、表情が失われたエリオットが事務的な口調で話し出す。
「エミリーはシシリーヌを虐めていません。証拠はすべて俺が用意した偽物です。脱税と横領も俺がやりました……」
――茶番が終了を迎えた瞬間であった。
「ショーン?なぜお留守番のあなたがここに?」
疑問を投げかけると、ショーンは当然のようにあっけらかんと言った。
「お姉様に何かあったら駆け付けるって言いましたよね?」
確かに言ってはいたけれど……冗談だと思っていたわ。
どうやって入れたのかしら?
規格外のショーンにエミリーが曖昧な笑みを浮かべていると、笑い終わったステファンが話を進めていた。
「なるほど。貴殿の言い分は……理解しがたいが、まあ今はいいだろう。それでは、こちら側にはおあつらえ向きにも当主代理がいるんだったね。エヴァン・マリナード侯爵代理、何か反論は?」
いよいよこちらのターンが来たようだ。
兄がいてくれたおかげで、エミリーは矢面に立たずに済んでホッとしていた。
エヴァンはまず、エリオットが連れている令嬢について尋ねた。
「確認ですが、エリオット殿の隣にいるシシリーヌという女性はあなたの恋人で間違いないですか?」
「そうだ。シシリーヌは男爵令嬢だが、見た目も美しく、俺と気が合う。俺はこのシシリーヌと結婚する!!」
エミリーという婚約者が目の前にいながら、躊躇なく堂々と恋人宣言をかまし、満足げなエリオット。
そんな彼の肩に嬉しそうに寄りかかるシシリーヌは、確かに綺麗な顔をしているが、頭の中身はエリオットといい勝負のようだ。
夜会の参加者は『何を見せられているのだろう』と思いつつ、静かに見守るしかなかった。
「こんな基本的なことを説明するのも馬鹿馬鹿しいが、仕方がないのでお話ししましょうか。エリオット殿と、我が家が誇る愛らしくも聡明で自慢の妹エミリーとの婚約は、当主同士の交流の中で決められたことであり、あくまで家と家の契約です。婚約に不満があるのならまずはタウラー侯爵に話をつけ、しかるべき手順を踏むべきでしょう。このような王家や貴族の集う場で闇討ち的に私の可愛いエミィを傷付けようなど、浅はか過ぎるのでは?」
途中、シスコンらしいおかしな表現は気になったものの、エヴァンの指摘は至極当然のものだった。
エリオットに婚約破棄を決定出来る権利があるはずもなく、いたずらに夜会を邪魔し、混乱させた罪は非常に重いといえる。
しかし、エリオットは少しもへこたれなかった。
さすがメンタルお化け、むしろここからが本番とばかりに声のボリュームを上げた。
「エミリーは学院でシシリーヌを虐めていました。男爵令嬢だと見下し、私物を壊し、時には突き飛ばし、なんと誘拐まで目論んだのです!!」
………………ええっ!?
エミリーだけが驚いていた。
「まあ!」「なんてひどい」「許されることではないな」という声が上がる――はずもなく、聴衆はただ静まり返っている。
「あ、あの、私はシシリーヌ様にそんなことをしておりません。多分学年も違いますし、お見かけしたことがあるくらいで……」
「はっ、そんなはずがないだろう。証拠もある」
エミリーが勇気を出して否定を試みたが、簡単にあしらわれてしまった。
「ちょっと!なんでエミリーが好きでもないあんたの恋人を虐めなきゃいけないのよ?」
「そうよ!エミリーとシシリーヌ様が面識すらないのは、いつも学院で一緒にいる私たちが良く知っているもの」
セレスとアリアーナがすかさず援護射撃をしてくれたが、エリオットは全て無視し、証拠品とやらを取り出している。
「これをご覧ください!!エミリーが壊したシシリーヌの手鏡と、シシリーヌが突き飛ばされた場所に落ちていたエミリーのハンカチです!!」
自信満々の割には証拠品がショボい。ショボ過ぎる。
誰かが鼻で笑ったのが聞こえた。
その時、ずっと成り行きを見守っていた令嬢の一人がおもむろに発言した。
「あのぅ、エミリー様は平民の方とも分け隔てなく話されるお方なので、身分で見下すことはありえないかと……」
更に他の令嬢も続いた。
「その手鏡は当家の所領の名産なのですが、元々はエミリー様が誉めてくださり、改良を手伝っていただいて人気商品となったものです。ヒットしたことを一番喜んでいたエミリー様がそんなことをするはずがありません」
しまいにはハンカチを眺めていたステファンがエヴァンに尋ねた。
「エヴァン、このハンカチはエミィのものではないよね?」
「殿下、勝手に妹の愛称を呼ばないでいただきたい。――ああ、これはエミィのハンカチではありません。エミィのハンカチは、私が王妃様専属の刺繍家にお願いして、イニシャルを入れてもらっている特注品ですから」
え?そんな凄いハンカチだったの?
急に明かされた事実に、エミリーが衝撃を受けた。
そして周囲は愛が重いエヴァンに若干引いている。
「違う!そんなのは、エミリーがシシリーヌを虐めていない証拠にはならないじゃないか!!」
エリオットが騒いでいるが、それを言ったら『エミリーがシシリーヌを虐めた証拠にもならない』のだが、そこは見て見ぬふりらしい。
「さて、そろそろこの茶番を終わりにしましょうか。いい加減愛するエミィをコケにされて、私も限界なのですよ。あ、これ、エリオット殿の脱税と横領の証拠です。私の立場を最大限利用して収集しました。父上である侯爵の代理と偽って、色々やらかしていたみたいですね」
「ちょっ、ちょっと待て!俺にはまだ切り札がある。エミリーがシシリーヌを拐うために雇った悪党どもだ!」
「あ、そいつらなら俺がさっき見かけて、少々痛め付けたら『タウラー家の長男に金で雇われた』って吐いたぞ?あんな見るからに怪しいヤツら、エミィの視界に入れたくなかったからな」
エリオットの頼みの綱は、ジェスによって呆気なく切られていた。
「そんなの嘘だ!あの地味女が全てやったんだ!!」
理性を失ったかのように頭を振りながら叫ぶエリオットを、寄り添うシシリーヌが不安そうに見つめている。
「いよいよ僕の出番かな?」
今までエミリーに引っ付いていたショーンがエヴァンのそばまでやって来ると、国王に向かって言った。
「陛下ぁー、自白魔法使っちゃってもいいですよね?」
さらっと飛び出た爆弾発言に、夜会の参加者は目を剥いた。
エミリーだけが「だから魔術師のローブを着てるのね……」と、呑気なことを言っている。
『こんなところでフラグを回収するな』と思いつつ、エヴァンは苦笑するしかない。
まさかこんな絶好の機会がやって来るとは思っていなかったのである。
「それは興味深いな。好きにやってくれ」
これは愉快だと国王がゴーサインを出したので、ショーンは禁忌である自白魔法を発動させると、持っていた杖をエリオットへと向けた。
白い閃光がエリオットを包み、表情が失われたエリオットが事務的な口調で話し出す。
「エミリーはシシリーヌを虐めていません。証拠はすべて俺が用意した偽物です。脱税と横領も俺がやりました……」
――茶番が終了を迎えた瞬間であった。
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