20 / 25
攻略対象者⑤ 商人の息子登場
しおりを挟む
「アリス、紹介しよう。ベクターだ。アリスと同じ一年だから、これから関わりも出てくるだろう」
ユリウスが最後の生徒会メンバーであり、五人目の攻略対象者でもあるベクターをアリスに紹介してくれた。
ベクターは背がアリスより少し高いくらいで、華奢な体型をしている為、まだ少年のような幼い印象を受ける。
明るいオレンジ色の髪はフワフワと柔らかそうに揺れ、丸いクリクリとした瞳が小動物みたいに可愛らしい。
イケメンというより、とびっきりの美少年といった感じだ。
アリスは前世で、乙女ゲームの攻略者には様々なタイプがいると聞いたことを思い出していた。
きっとベクターは『可愛い男の子系』タイプなのだと思う。
……知らんけど。
「アリスです。B組に編入しました。よろしくお願いします」
アリスが頭を下げると、ベクターは人懐っこい顔で笑い、握手を求めてきた。
「ボクはベクター、A組だよ。女の子が入ってくれて嬉しいよ! あ、同級生だし、敬語はナシね」
繋いだ手をブンブン振りながら可愛い笑顔で言われてしまえば、頷くしかない。
声も男性にしては高く、まるで同性と話している錯覚を起こしそうだ。
予想外だったわ。
五人目の攻略対象者が、こんな天使みたいに可愛い男の子だったなんて。
モニカって、こういう可愛いタイプが好きだったんだね――意外だけど。
「ねぇ殿下、さっきの料理、やっぱり頼みすぎじゃないかな? アリス、こんなに細いし、可愛らしい女の子なんだもん。余っちゃわない?」
ベクターが首をコテンと傾げ、人差し指を顎にあてながらユリウスに話しかけている。
むむっ、なんというあざと可愛さ!
ヒロインの私よりもずっとヒロインっぽいじゃないの。
しかも王太子のユリウスに対して、恐れを知らない無敵な態度!!
……もうベクターがヒロインでよくないかな?
「ふふっ、それなら大丈夫だよ」
「ベクター、彼女を甘く見ないほうがいい。むしろ私は足りない可能性も視野に入れているくらいだ」
ルードの言葉にブッとジェイルが吹き出しているが、一体何の話をしているのだろうか。
彼女ということは、アリスが関係しているに違いない。
「あの、何のお話ですか? 料理って?」
「歓迎会だ。今日の放課後、アリスの歓迎会をここで開くことにしたんだ。で、カフェテリアに配達を頼んできたってわけ」
ジェイルが教えてくれたが、歓迎会という言葉に戸惑ってしまう。
「え? そうなんですか? でも仕事が忙しいと言っていましたし、私の為にそんなの悪いですよ」
歓迎会なんていかにもなイベントに参加したら、たちまち五人との距離が縮んでしまいそうで怖い。
慌てて断ろうとしたのだが――
「ええーーっ、そんな悲しいこと言わないで? せっかく美味しそうな料理をたくさん注文してきたんだから。ねっ、お願い! ボク、アリスの歓迎会したいな」
目を潤ませたベクターに懇願されてしまった。
うん、これは断れないやつだな。
こんな可愛い子のお願いを断れる人間などいやしない。
モニカにも殴られそうだし。
「じゃあお言葉に甘えて。放課後楽しみにしてるね」
「やったーっ!! ボクの家が特別に学園に卸しているフルーツもあるからね。あ、ボクん家(ち)は商会をやってるんだ」
はい、存じておりますとも。
商人の息子なんだもんね。
でも知らないフリをしておこう。
「そうなの? 特別なフルーツって気になるなぁ」
これは本心である。
食べ物に罪は無いのだ。
「でしょでしょ? ね、アリスって昨日編入してきたばかりなんだよね? それまでは王都には住んでいなかったって聞いたよ」
「うん、男爵家に引き取られたばかりだから。今までは田舎で平民として生活していたの」
「そうなんだね! ボクも元平民なんだ。たまたま家業が軌道に乗って、父さんが爵位を手にしただけで。でもここのメンバーは身分とか気にしない人たちだから、安心して平気だよ! ね?」
ベクターが見回すと、「もちろんだよ」「当然だな」「そんな低脳はここにはいない」「アリス君はアリス君です」と皆バラバラながら、同じ内容の温かい返事をくれた。
今までヒロインだからと色眼鏡で見られ続けてきたアリスは、それがなんだか嬉しく思える。
「ありがとうございます」
アリスは笑顔でお礼を言ったのだった。
◆◆◆
歓迎会は放課後なので、まずは朝礼に間に合うように教室へと戻る途中、またしてもオフィーリアに遭遇してしまった。
というより、アリスの事を待ち伏せしていたようで、コソコソと物陰に引っ張り込まれてしまう。
「どうしたんですか? こんな人気の無いところまで。今日は一人なんですね」
「静かに! 誰かに見られたら大変なのですから。ほら、これを渡す為ですわ」
手渡されたのは、可愛くラッピングされたパウンドケーキだった。
「へ? なんで? あ、そういうシナリオがあるんですね! ヒロインが悪役令嬢に毒を盛られるシーンとか……痛っ」
おでこをデコピンされてしまった。
「本当に馬鹿なヒロインですわね。これはゲームとは関係の無い、昨日のお礼ですわ。カフェテリアで私たち三人のことをフォローしてくれましたでしょう? シナリオ的にはまずいのですけれど……嬉しかったのですわ。っと、人が来ますわね。これにて失礼」
オフィーリアはサッと離れると、何事もなかったかのように、堂々とした歩き方で去って行った。
ぷっ、なんだかなー。
中身は普通にいい人なんだよね。
彼女が悪役令嬢役じゃなかったら、おおっぴらに仲良くできたのに。
あの性格、かなり好きなんだけどな。
アリスはせっかく揃った五人の攻略対象よりも、むしろ悪役令嬢と仲良くなりたいと思ってしまった。
ユリウスが最後の生徒会メンバーであり、五人目の攻略対象者でもあるベクターをアリスに紹介してくれた。
ベクターは背がアリスより少し高いくらいで、華奢な体型をしている為、まだ少年のような幼い印象を受ける。
明るいオレンジ色の髪はフワフワと柔らかそうに揺れ、丸いクリクリとした瞳が小動物みたいに可愛らしい。
イケメンというより、とびっきりの美少年といった感じだ。
アリスは前世で、乙女ゲームの攻略者には様々なタイプがいると聞いたことを思い出していた。
きっとベクターは『可愛い男の子系』タイプなのだと思う。
……知らんけど。
「アリスです。B組に編入しました。よろしくお願いします」
アリスが頭を下げると、ベクターは人懐っこい顔で笑い、握手を求めてきた。
「ボクはベクター、A組だよ。女の子が入ってくれて嬉しいよ! あ、同級生だし、敬語はナシね」
繋いだ手をブンブン振りながら可愛い笑顔で言われてしまえば、頷くしかない。
声も男性にしては高く、まるで同性と話している錯覚を起こしそうだ。
予想外だったわ。
五人目の攻略対象者が、こんな天使みたいに可愛い男の子だったなんて。
モニカって、こういう可愛いタイプが好きだったんだね――意外だけど。
「ねぇ殿下、さっきの料理、やっぱり頼みすぎじゃないかな? アリス、こんなに細いし、可愛らしい女の子なんだもん。余っちゃわない?」
ベクターが首をコテンと傾げ、人差し指を顎にあてながらユリウスに話しかけている。
むむっ、なんというあざと可愛さ!
ヒロインの私よりもずっとヒロインっぽいじゃないの。
しかも王太子のユリウスに対して、恐れを知らない無敵な態度!!
……もうベクターがヒロインでよくないかな?
「ふふっ、それなら大丈夫だよ」
「ベクター、彼女を甘く見ないほうがいい。むしろ私は足りない可能性も視野に入れているくらいだ」
ルードの言葉にブッとジェイルが吹き出しているが、一体何の話をしているのだろうか。
彼女ということは、アリスが関係しているに違いない。
「あの、何のお話ですか? 料理って?」
「歓迎会だ。今日の放課後、アリスの歓迎会をここで開くことにしたんだ。で、カフェテリアに配達を頼んできたってわけ」
ジェイルが教えてくれたが、歓迎会という言葉に戸惑ってしまう。
「え? そうなんですか? でも仕事が忙しいと言っていましたし、私の為にそんなの悪いですよ」
歓迎会なんていかにもなイベントに参加したら、たちまち五人との距離が縮んでしまいそうで怖い。
慌てて断ろうとしたのだが――
「ええーーっ、そんな悲しいこと言わないで? せっかく美味しそうな料理をたくさん注文してきたんだから。ねっ、お願い! ボク、アリスの歓迎会したいな」
目を潤ませたベクターに懇願されてしまった。
うん、これは断れないやつだな。
こんな可愛い子のお願いを断れる人間などいやしない。
モニカにも殴られそうだし。
「じゃあお言葉に甘えて。放課後楽しみにしてるね」
「やったーっ!! ボクの家が特別に学園に卸しているフルーツもあるからね。あ、ボクん家(ち)は商会をやってるんだ」
はい、存じておりますとも。
商人の息子なんだもんね。
でも知らないフリをしておこう。
「そうなの? 特別なフルーツって気になるなぁ」
これは本心である。
食べ物に罪は無いのだ。
「でしょでしょ? ね、アリスって昨日編入してきたばかりなんだよね? それまでは王都には住んでいなかったって聞いたよ」
「うん、男爵家に引き取られたばかりだから。今までは田舎で平民として生活していたの」
「そうなんだね! ボクも元平民なんだ。たまたま家業が軌道に乗って、父さんが爵位を手にしただけで。でもここのメンバーは身分とか気にしない人たちだから、安心して平気だよ! ね?」
ベクターが見回すと、「もちろんだよ」「当然だな」「そんな低脳はここにはいない」「アリス君はアリス君です」と皆バラバラながら、同じ内容の温かい返事をくれた。
今までヒロインだからと色眼鏡で見られ続けてきたアリスは、それがなんだか嬉しく思える。
「ありがとうございます」
アリスは笑顔でお礼を言ったのだった。
◆◆◆
歓迎会は放課後なので、まずは朝礼に間に合うように教室へと戻る途中、またしてもオフィーリアに遭遇してしまった。
というより、アリスの事を待ち伏せしていたようで、コソコソと物陰に引っ張り込まれてしまう。
「どうしたんですか? こんな人気の無いところまで。今日は一人なんですね」
「静かに! 誰かに見られたら大変なのですから。ほら、これを渡す為ですわ」
手渡されたのは、可愛くラッピングされたパウンドケーキだった。
「へ? なんで? あ、そういうシナリオがあるんですね! ヒロインが悪役令嬢に毒を盛られるシーンとか……痛っ」
おでこをデコピンされてしまった。
「本当に馬鹿なヒロインですわね。これはゲームとは関係の無い、昨日のお礼ですわ。カフェテリアで私たち三人のことをフォローしてくれましたでしょう? シナリオ的にはまずいのですけれど……嬉しかったのですわ。っと、人が来ますわね。これにて失礼」
オフィーリアはサッと離れると、何事もなかったかのように、堂々とした歩き方で去って行った。
ぷっ、なんだかなー。
中身は普通にいい人なんだよね。
彼女が悪役令嬢役じゃなかったら、おおっぴらに仲良くできたのに。
あの性格、かなり好きなんだけどな。
アリスはせっかく揃った五人の攻略対象よりも、むしろ悪役令嬢と仲良くなりたいと思ってしまった。
1
お気に入りに追加
179
あなたにおすすめの小説

騎士団長のアレは誰が手に入れるのか!?
うさぎくま
恋愛
黄金のようだと言われるほどに濁りがない金色の瞳。肩より少し短いくらいの、いい塩梅で切り揃えられた柔らかく靡く金色の髪。甘やかな声で、誰もが振り返る美男子であり、屈強な肉体美、魔力、剣技、男の象徴も立派、全てが完璧な騎士団長ギルバルドが、遅い初恋に落ち、男心を振り回される物語。
濃厚で甘やかな『性』やり取りを楽しんで頂けたら幸いです!

【完結】野蛮な辺境の令嬢ですので。
❄️冬は つとめて
恋愛
その日は国王主催の舞踏会で、アルテミスは兄のエスコートで会場入りをした。兄が離れたその隙に、とんでもない事が起こるとは彼女は思いもよらなかった。
それは、婚約破棄&女の戦い?
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪

【完結】傷物令嬢は近衛騎士団長に同情されて……溺愛されすぎです。
朝日みらい
恋愛
王太子殿下との婚約から洩れてしまった伯爵令嬢のセーリーヌ。
宮廷の大広間で突然現れた賊に襲われた彼女は、殿下をかばって大けがを負ってしまう。
彼女に同情した近衛騎士団長のアドニス侯爵は熱心にお見舞いをしてくれるのだが、その熱意がセーリーヌの折れそうな心まで癒していく。
加えて、セーリーヌを振ったはずの王太子殿下が、親密な二人に絡んできて、ややこしい展開になり……。
果たして、セーリーヌとアドニス侯爵の関係はどうなるのでしょう?

婚約したら幼馴染から絶縁状が届きました。
黒蜜きな粉
恋愛
婚約が決まった翌日、登校してくると机の上に一通の手紙が置いてあった。
差出人は幼馴染。
手紙には絶縁状と書かれている。
手紙の内容は、婚約することを発表するまで自分に黙っていたから傷ついたというもの。
いや、幼馴染だからって何でもかんでも報告しませんよ。
そもそも幼馴染は親友って、そんなことはないと思うのだけど……?
そのうち機嫌を直すだろうと思っていたら、嫌がらせがはじまってしまった。
しかも、婚約者や周囲の友人たちまで巻き込むから大変。
どうやら私の評判を落として婚約を破談にさせたいらしい。

純白の牢獄
ゆる
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。

継母の品格 〜 行き遅れ令嬢は、辺境伯と愛娘に溺愛される 〜
出口もぐら
恋愛
【短編】巷で流行りの婚約破棄。
令嬢リリーも例外ではなかった。家柄、剣と共に生きる彼女は「女性らしさ」に欠けるという理由から、婚約破棄を突き付けられる。
彼女の手は研鑽の証でもある、肉刺や擦り傷がある。それを隠すため、いつもレースの手袋をしている。別にそれを恥じたこともなければ、婚約破棄を悲しむほど脆弱ではない。
「行き遅れた令嬢」こればかりはどうしようもない、と諦めていた。
しかし、そこへ辺境伯から婚約の申し出が――。その辺境伯には娘がいた。
「分かりましたわ!これは契約結婚!この小さなお姫様を私にお守りするようにと仰せですのね」
少しばかり天然、快活令嬢の継母ライフ。
▼連載版、準備中。
■この作品は「小説家になろう」にも投稿しています。

軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる