悶える首輪

萩原 操

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第10章

アナルと浣腸

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仕置の前に床に固定装備されたアナルパールバイブのテストが行なわれる事になりました テスト犬は私雄犬です

緊縛された後 貞操帯の後ろカバーが解錠され 調教師の手でアナルとバイブに潤滑剤が先程の責めと同様塗布された 調教師様は先程とは異なり薄い医療手袋を嵌め 私の悶え声を楽しむかのように指をアナルの入口と奥を幾度も往復させ 「女性会員様で犬アナルで遊ばれる方はいらっしゃいますか」と調教師様

全ての会員女性が手を上げ応えられたのですが 三名のみと調教師様が決められたため 中指の長さと太さの合計サイズで決めることになり 結果着物女性と他お二人が決まった

私は三名の中指の挿入を受けなければならず 調教師様からより念入りに潤滑剤の塗布と指往復動を施された 三名の女性会員様に調教師様はアナルと中指を使用し指導されている様子に 私は犬の意識が極致に至りつつあり マゾの喜びすら感じていた さらに中指をお待ちする自身の姿にもマゾとして高揚感が最高調になっていたと記憶している

やはり臀部を上げうつ伏せに縛られ待たされる時間は被虐性が増す

調教師様は私のマゾ性を見極められていた結果の女性会員様によるアナル中指責めだったのかもしれませんが 調教師様のシナリオにない融通性には驚かされるばかりだった

一人ずつの中指がアナルに入り内部で掻き回されたり 激しく往復運動をされたりと雄犬は三名の女性にアナル責めされる現実をマゾの究極の喜びと受け取れるのは 何より羞恥心を取り払われた結果なのかもしれない
 
羞恥心を失くせたのは調教師様の調教や躾けの効果だが 今一つは全頭マスクという精神性の責め具による効果が極めて大きいと私は認識していたのである それは今も同じだ 顔をさらし向かいあう事で自意識が働き自我が自らの存在全てを意識するがため 反省的意識が羞恥心を露わにするのだと思う
 
マスクは顔を隠しているがためマスクは羞恥心を失くさせる大切な精神分野の責め具だと思える マスク装着で私は逡巡する事なく悶え喜びの声をだすことができ 女性会員様だけでなく男性会員様にも責める快感と優越感を提供できたのです 

ショー終了後には調教師様だけでなくクラブからも雄犬使用の成功を言われた 三名の女性会員様による雄犬いたぶりは調教師様の想像以上に好評だった

アナル挿入が可能となり私雄犬は緊縛のまま滑車の鎖で吊られ バイブの上まで移動され ゆっくりバイブまで下ろされ まさに突き刺し感覚 調教師様が身体とバイブの位置を調整しながらの突き刺しに会員様の皆様は興奮され 男性会員様のお二人は女奴隷を呼びフェラをさせておられるのが吊られている私からも見えていた

バイブの先とアナル穴が一致し 私雄犬は細目のアナルバイブで一気にバイブの半分の長さで突き刺されると一斉に拍手があがった

バイブスイッチが入り私は吊られたままバイブにより空間で固定された状態になり会員様が食事されながら観賞されている様子は当時は何気ないショーの一部でしかなかったが 今の私では望んでも得られない時空だったと溜息まじりの思い出に浸るしかない

暫くその状態が続いた後 調教師様のご判断で「バイブ長さの全てをアナル内に沈めます 雄犬の表情をご観賞ください」

滑車が回り始め 調教師様は一気にバイブをアナル内に沈める 私の身体臀部は床に密着し床の上に完全固定されたのです

私はその瞬間串刺しされるような快感を一瞬感じ 初めて刑罰のようなアナル刺しに貞操帯の前交じりの 隙間から汁が漏れておりました

しばらく床に固定されたままバイブは振動と円運動のうねりを続け 私は犬であっても人間の尊厳を心底には残滓があったはずだが……………その時には尊厳の消滅を感じ「会員様の誰かに犬や家畜として一生飼育されたい」と理性を失くしていた

テスト終了で私雄犬と雌犬に餌と水が与えられましたが それは会員様が咀嚼され吐き出され集められた食物が二匹の犬用餌となり さらに調教師様がハイヒールで踏み潰された後 私達犬に与えられ 犬喰いでの餌だった

徹底した最下等の犬というよりも現在なら家畜に近い扱われようだった しかしマゾには辛くて惨めであっても昂揚する悲しい性なのかもしれない

食事が終わり 仕置きショーとなった

私達雄雌犬は一緒に並ぶようにアナルを会員様の方へむけ臀部を上げ自らの前足で臀部を左右に拡げアナルを開陳させられた

調教師様「今から雌犬仕置の前座として浣腸液注入と排泄観賞ショを始めますが 注入方法は極太注射器とシリンダー重下式です」

「注射器は雌犬用とし希望者の方全員様に注入頂き 重下式は雄犬用とし女性会員様お一人にチューブを挿し込んでいただき 注入コックを開けて頂きます」

この様に会員様参加のショーになっていった
 
クラブは新しい雄犬 新しい装備(床バイブ 滑車)などで会員様参加のショーに変更してゆくことになる (後に調教師様からは 私雄犬の初使用からショー形式を会員参加ショー形式に変えることに決めていたとの事だった)

雌犬には男性会員全て女性会員は三名合計十名が注入 雄犬には五十前後の洋服の女性に決定された

雌犬の貞操帯カバーが外されアナルに潤滑剤が調教師様にて塗布された後 極太浣腸器に浣腸液が万杯になり次第会員様が少しずつ決められた目盛りまでアナルに注入してゆき 冷たい浣腸液がアナル内に注入される

雌犬は浣腸器の嘴管がアナルの入口から内部に突き刺され 挿入される快感に昂揚し いつしか「もっと挿し込んで もっと注入してください」と一人言のように呟いているのです 

十人もの会員様に注入される時間と浣腸液の量に耐えるのは至難です 雌犬は汗を流しながら耐えており 調教師様のご調教が耐えさせているのは間違いなかった

横でアナル開陳姿勢の私雄犬もその姿勢が続く惨めさから「早く注入ください」と言いだしそうになる 

極太浣腸器万杯の液が二本半分が雌犬のアナル内に注入後にアナル栓が挿入され雌犬の浣腸液注入が終わる
 
注入された女性会員のなかには「私も注入の経験してみたい」などの発言をされていましたが 私は浣腸液注入は凌辱される環境があってこそ意味ある責めだと思う 注入だけでは強制排便の苦しさだけであり ただの便秘解消でしかない

いよいよ次は私雄犬の浣腸液注入の番になった

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