悶える首輪

第５章

訓練調教（２）

調教師様のマンションへの初めての訪問では　心構えや調教内容のお話ばかりだった
　
予想では初めからのハードな責めや羞恥責めでは　免疫力が弱ければ精神的なショックが大きいと　調教師様が考えたのかもしれない

帰る一時間前に衣服のまま檻にはいり　一時間待機を命令され　調教師様はお買い物に出掛けられた

初めての住まいの空間と初めて経験する異質な時間　私以外檻の外には誰もいない　本物の犬の感覚も妄想しながらしかも股間にふれながら待機を続けた

不安や期待が入り混じり剣呑とした環境に　私は私自身の性癖に初めて気がついたのである

それはマゾがハードに縛られ鞭打たれ拷問されている映像よりも　自身のこれから受けなければならない責め場に連れてゆかれる過程　刑場に向かう過程　売られる為に拘束具で拘束され連れてゆかれる過程　責められる時を待つ我が身　一人放置される不安　調教師様や他の方が飲食されているそばで緊縛され放置されている時間　つまり自身の身に起きるだろう厳しい環境を待つ時間に　昂揚興奮するマゾ性癖である

蓋付き開口マスクや貞操帯装着され　緊縛固定され性処理道具として調教師様や他者様にいたぶられ使用され　犯される時をいつまでも待つ時間　それは自身にふりかかる現実から逃れられない自身の憐れさに昂ぶるのである

調教師様の調教場での初めてのご命令が　檻中で閉じ込められ一人放置されたのは　この時調教師様は私のマゾ性癖を見破っていたのかもしれない

調教中は首輪と貞操帯は常時装着され　野外では常時鎖リード　野外では車で人気のない場所への移動にて　車内でも全裸に首輪と貞操帯

調教師様調教場でのご調教は　犬振る舞いの躾けから始まり　犬喰い、おすわり、お手、お替り、チンチン、排泄姿、マーキング、歩行訓練（後脚と太腿を一つに縛られ、膝頭にプロテクターで保護された状態で前脚と膝頭での歩行訓練）

見掛けだけでなく内側から犬に生まれ変わる事を指示された　しかし私には理解できなかった

調教師様から犬の心や振る舞いは本物の犬を見て学ぶ事を指導され　考えた結論がある

それは…　

犬としての自我　つまり我が儘を犬振る舞いで表現し　調教師様の怒り叱りや躾けで　それら振る舞いを改める動作を真正犬を見て学ぶという事

調教師様からは　いずれ野外での散歩で試験される事を宣告されたのである

鞭調教の鞭はバラ鞭によるハード責め

部屋の横柱に両手縛りで吊られての鞭責め　当初は痛みもあったが少しずつ麻痺してゆき陶酔状態に墜ちていった

雌マゾ犬と一緒に訓練調教された時　雌マゾ犬への鞭責めはハードにて鞭打つ音と雌犬の叫ぶ声は室内で響くほどの音だった

そして調教師様から玄関ドアの外で内部の音を聞いているように指示されたが　内部の音は全く聞こえなかったのである

雌マゾ犬を見た時体中は赤くなり　ハードな鞭責めと雌マゾ犬の叫び声もあったはずだが　それらの音は外部には全く漏れていなかった

防音仕様に驚いたが　調教師様の意図は私への鞭責めでは　同じくハードであり叫び声は　思い切り叫ぶ事を命令されたのです　

ショーでは叫び声は大きい方が好まれるのがその理由であり　その為責めはハードになり　実際ショーでの厳しい鞭責めのため叫び声をだしていた


野外での散歩も慣れた頃　ご調教の内容に変化があった　散歩コースを変えられた　さらなる変化は私の首に三十センチ四方の札が取付られたこと

札には「現在この人間を精神面と行動面で犬に改造する調教中　怪しい私達ではありません　警察への連絡は不要です　ご興味あればご観賞ください　ご興味なければ　横目で見ながら通リ過ぎください」と書かれ　山中の道端の樹木に縛られ　放置され　調教師様は岩陰から見守ってくれてはいた

もちろん顔は全頭マスクで隠されてはいたが　非日常のご調教には恐怖したのである　

これはショーでいかなるハプニングが発生しても　犬として感じず驚かずの度胸を養う調教だった

このご調教中に三人組の中年女性　若いアベック一組　その他の方も通られた
　
現在なら画像が容易に撮影され　拡散していたかもしれない

このご調教を考えられた調教師様の度胸勇気は　調教された私より度胸勇気が必要だと思える

野外散歩での歩行は　前述通りの歩行をしなければならず　速く歩行できず調教師様から馬用鞭で追われながらの散歩

途中では犬排泄やマーキングもさせられ第三者に出会った事もある　

出会った方達の前で犬振る舞いをお見せし　また調教師様のご命令で見知らぬ男性のズボンチャックをさげ　口ご奉仕させられたのである　

言うまでもないが最初で最後のフェラチオご奉仕だったのだが　忘れられない経験になったのである