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863 女神たちの能力
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「それじゃティムルは湖流の里に、カレンはフラグニークに転移してくれる?」
2日間ほどえっちしまくってある程度性欲を発散させた俺たちは、女神様たちの拠点の大まかな位置を割り出すためにパーティシステムを利用することにした。
湖流の里と帝都フラグニークに家族を派遣して、今自分が立っている連絡通路の位置関係を把握したいのだ。地図を作るつもりは無いけど、自分が何処に居るのか分からないのは落ち着かないから。
「カレンはそのまま仕事してくるんだよね? その間ちょっと寂しいなぁ。はむはむ」
「えぇいっ! 夜には戻ると言っているだろうがっ! 乳から口を離さんかぁっ!」
「もう色んな意味でカレンに護衛は必要ないと思うけど、カレンと一緒に外に出たい人はいるかな? 勿論王国側に出向いてもいいけど。ちゅぱちゅぱ」
俺自身はマギーが不在で居られる限界までこの場に留まり彼女のことを限界以上に愛し抜くつもりだけど、ポータルで移動可能になったのだから全員をここに縛り付けておくつもりは無い。
そう思ってみんなに外出の希望を聞いてみたんだけど、半数程度が外出を希望した。
「思ったよりも時間がかからなかったから平気だと思うけど、1度お花の様子を見てきたいんだー」
「私は検証が済んだらキャリア様のところに顔を出して来るわぁ。ここのことは話せないけど、それ抜きでも話し合うことはいっぱいあるからねー」
「私も一旦マグエルの様子を見て来ますね。もう私の手を離れたとはいえ、私が教会の責任者であることには変わりませんから」
ニーナはお世話しているお花の様子を確認しに行き、ティムルはシュパイン商会に顔を出してくると。
エロエロ欲しがりメスブタムーリも意外としっかり子供思いだから、マグエルの皆なら大丈夫だと分かっていても心配は尽きないのだろう。
「私らは順番にアウターに潜ってみたいねぇ。ダンさんが同時に相手出来る人数は限られてるし、ユニちゃんの警備を手伝うためにも魔物との戦いには慣れておくべきだろ?」
ニカッと漢前に笑うルッツさんの提案で、湖人族の皆は順番にスポットへ遠征することにしたようだ。
周囲が海だから泳ぐのには事欠かないけど、海獣をいくら倒しても職業浸透は進まないもんな―。
ちなみにクラーとミレー、そしてドギーは遠征よりもここに留まることを選択したようだ。夫として3人とも沢山可愛がってあげないとなっ。
「ご主人様の元を離れるのは心苦しいですが、シャロも少し外の様子を見て参りますね。ついでにゴブトゴとガルシア陛下の様子も確認してきます。マギーの滞在が伸びてしまったので、事情を知る者が陛下に食料等を補給しなければいけませんし」
「あ……。ごめんなさいラズ姉様。私のワガママで姉様の手を煩わせて……」
「ふふ。こんな時くらい素直に姉を頼りなさい。自慢の妹に頼られて悪い気のする姉なんていませんから。素直に姉に甘え、そして愛する男性に甘えなさいね?」
シャロはマギーを笑顔で抱き締めた後、私の留守中に思い切り可愛がってあげてくださいねとマギーの身体を俺に押し付けてきた。
可愛いシャロから妹のことを頼まれたら断るわけにはいかない。ひたすら可愛がって進ぜよう。
「ティムルさんの検証が終わったら私も一旦研究所に戻るとするよ」
意外なことにキュールも一時帰宅を希望した。ノーリッテから奪った研究所に戻りたいらしい。
キュールのことだから、俺が帰る時にも帰りたくないって駄々を捏ねると思ってたよ。
「私がルーラーズコアに近付くことは出来ないし、今回分かったことをまとめたいんだ。ここで触心出来るものはもう無いと思うし、思索に耽るのも自分のホームグラウンドの方が浸りやすいから」
「じゃあ私とシーズはキュールさんのお手伝いかなー。シーズは残ってもいいけどどうするー?」
「ん~……。やっぱ俺も行くぜチャール。今回見たこと聞いたことは公表できねぇだろうけど、研究所の方に記録を残しておく分には構わねぇだろ?」
究明の道標の3人もお出かけかー。
ラトリアはシャロの護衛に、エマはカレンの護衛としてそれぞれに同行するみたいだし、ターニアは湖人族の皆の送迎を買って出てくれたので忙しそうだ。
残ったのはフラッタとリュートとヴァルゴ、リーチェにアウラに湖人族の3人。加えてマギーと性奴隷の3人娘の合計12人、1ダースも奥さんが残っているようだ。
……あれ? 結構な数の奥さんたちが出かける予定のはずなのに、なんだか充分すぎる人数が残ってない?
「それじゃ行ってくるのー。えっちし足りないときは、全部リュートとアウラにぶつけてあげてねー?」
「あはーっ。リュートとアウラ以外にはちゃあんと手加減するのよぉ?」
ニーナとティムルの指摘にリュートは頬を赤らめ、アウラは微妙に青褪めている。
アウラってえっち大好きで小悪魔だから俺のことをよく煽ってくるくせに、えっちされまくることに毎回怯えてるイメージがあるよなー。
……底無しだと思ってひたすらアウラに注ぎ込んじゃう俺のせいだろうけれど?
ティムルが湖流の里に転移した結果、今いる施設は湖流の里よりも更に沖にある場所だということが分かった。
1度戻ったティムルをキスで送り出した後、ひとまず性奴隷の3人をベッドに押し倒しながらアポリトボルボロス君への魔力供給を停止する。
流石にもう海中移動の機会は無いだろうからね。ゆっくり休んで欲しい。
ルチネの中にたっぷりと出し、エルラとマギーのおっぱいをくりくりなめなめ楽しみつつ、ルーラーズコアから少しずつ情報を引き出し共有していく。
「え~っと……。女神様たちがどうやって海を渡ったのか気になったけど、ルーラーズコアの記録には具体的な情報は残されてないね。ただ移動魔法を使えたっぽいのは間違いないかな」
「移動魔法さえあれば誰でも来れるけど、移動魔法にこの場所を登録した方法が分からないってことだね? でもこうしてぼくらも辿り着いたわけだし、ダンと同じ方法で辿り着いたんじゃないの?」
「……いや、女神様たちがイントルーダーを操っていた記録は無いみたい。ぶっちゃけガルクーザの出現も純粋なイントルーダーじゃなかったみたいで、この世界で初めて観測された正式なイントルーダーってブラックカイザードラゴンみたいだよ」
「ほほう! 流石は竜王様なのじゃーっ!」
寝間着用の薄いドレスのままでベッドの端に寝っ転がったフラッタが、嬉しそうに足をパタパタさせている。
フラッタは竜王様を尊敬してるんだろうけど、俺は敗北寸前まで追い詰められた記憶の方が強くて前向きに捉えられないんだよ?
「じゃがそれだと、イントルーダーを用いらずに海を渡ったということになるのじゃ。海底の入り口は後から建設したにしても、どうやって海を渡ったのかは分からぬのー?」
「ルーラーズコアに記録されてる情報からの推論になっちゃうんだけど、女神様たちの精霊魔法はやっぱ規格外みたいだね。リュートの精霊憑依の更に進化系と言うか……」
「「「精霊憑依の進化系?」」」
精霊魔法使いであるリュートとリーチェとアウラが、それは聞き捨てならないと関心を向けてくる。
そんな3人を呼び寄せて、ついでにフラッタも呼び寄せてキスをしてから説明を続ける。
「精霊憑依って自分の中にある魔力じゃなく、この世界に満ちる魔力を制御する能力でしょ? だけどこの世界を産み出した女神様たちが制御できたのは魔力だけじゃなかったみたいでね……」
「魔力以外の物……? まさか精霊魔法で風以上の物を操ったと言うのかしら?」
「それがさリーチェ。女神様たちの精霊魔法は、魔力で生み出した物質まで操れたらしいんだよ。つまり大地から天候に至るまで無から魔力で生み出されたこの世界において、女神様たちは森羅万象のありとあらゆるものを精霊魔法で操れたんだってさ」
「…………流石女神様、と言っておきましょうか。女神様が本当にエルフ族だったとしても、私たちが女神様たちと対等な存在だとは口が裂けても言えないわ」
女神様たちの情報を元に生み出されたのがエルフなのだから、肉体的にも魂的にも同等の存在で間違いないはずなんだけどなー。
だけど女神様たちはここよりずっと進んだ魔法技術で肉体を強化し、高度な魔法技術と知識を修め、覚悟を持って世界を創り変えたことで特別な存在に昇華してしまったようだった。
「まぁ要するに、重量軽減スキルを自分の肉体に適用させて軽くなった体を風に乗せて空を飛ぶこともできたし、魔力で干渉して海を割ったり、もしくは海面を歩いて移動することも可能だったってことだね」
「わぁ……! 凄いねドギーちゃん! 女神様の話を聞くとパパが普通の人みたいに思えるよっ!?」
「う~ん、そうかなぁ……? そんな力が無くても神様と同じことをしてる時点でダンの異常性が極まったような気がするんだけどぉ……」
よし、アウラとドギーのことは後でちょっと激しめに可愛がってあげることにしよう。
この2人って激しく可愛がられることに怯えているくせに、実際に可愛がるとトロ~ンとした顔で悦んでくれるから最高なんだよなー。
「どうやら精霊魔法で触心に近いことも出来たみたいだし、距離的な制限もほとんど無かったぽいね。あ、もしかしてこれ、精霊魔法で情報を得た場所には移動魔法も適用できてたんじゃない?」
「え~? 今でもすっごく便利な移動魔法が、1度も行ったことが無い場所にも転移できるなんて嘘みたいな話だね……」
「ダンが湖流の里に来た手段も嘘みたいな話だったけどね~……。そのあとひたすらおっぱいを弄られ続けたのも、ホンット~に嘘みたいな話だったな~……」
お伽噺を聞いているような様子のミレーと、おっぱいに手を当てながらどこか遠くを見つめるクラー。
お前以上におっぱいを弄られ続けたミレーが気にしてさそうにしてるんだから、お前もそうやっておっぱいを隠すんじゃありませんっ。
「ちなみにマドゥの超直感だけど、識の水晶とルーラーズコアに魂が繋がってしまったために生まれた力みたいだね。普段制御できないのはその繋がりが本当に希薄だからで、たまに通信状態がいい時に情報が齎される感じかな」
「あ~。わずかでもルーラーズコアと繋がっているから、私は神器の影響を他の人より強めに受けちゃったんだ……。ってダン様、なんで私の足を開いて……はうぅっ!?」
「所有者の俺以外と繋がるなんて許すはずないでしょ? さぁマドゥ。お前が繋がっていいのは俺だけだって、もう1度しっかり刻み付けてあげるよぉ」
「ひっ……。ま、待ってダン様ぁ……! この流れ、私に非は無いんじゃぁ……ぁんっ、あんっ……!」
「マドゥは何も悪くないよ? でも可愛すぎて激しく可愛がりたかったから口実が欲しかっただけ―。んー、マドゥ大好き―っ」
んもー、マドゥが俺以外の何かと繋がってるとか言うもんだから、色んな順番を無視してついつい根元まで突っ込んでしまったよ。
でも怯えながらもあんあん喘ぐマドゥが可愛いから、結果オーライってことでいいかなっ。
「……旦那様。そんなにルーラーズコアにアクセスして大丈夫ですか? 先日はかなり辛そうにしておられましたが……」
「大丈夫だよヴァルゴ。もう神器なんかに魔力の制御を奪われたりしないからね。こうしてえっちしながらでも必要な情報だけを読み取れる程度には制御に慣れたよ」
心配してくれるヴァルゴを抱き寄せ、大丈夫だよと何度もキスをして安心させる。
その間にマドゥのお腹が急速に膨らんでいくけど、なんだかんだでマドゥも気持ちよくなってくれているようなので何の問題も無い。
そう。俺とルーラーズコアの関係はマドゥと識の水晶に似ている……と言うか原理は同じで状況が逆なのだ。
先天的に神器と繋がってしまったマドゥとは違い、俺は神器所有の条件を全て満たしたことでルーラーズコアと非常に深く結びついてしまっている。
マドゥは繋がりが希薄なゆえに断片的な情報を一方的に受け取ることしかできなかったが、俺は全ての情報をいくらでも受け取れてしまう状態なのだ。
接続の主導権が握れていないマドゥは直感を制御できないけれど、俺は所有者として神器との接続を自由に変えられる。
なのであえて神器からの情報共有を限りなくゼロにして、自分が知りたい情報のみアクセスを許可しているイメージだ。
「ルーラーズコアが造られたのは変世の大分後みたいだけど、コイツの中にはルーラーズコアが生み出された後のあらゆる情報が詰まってるみたいでね。多分やろうと思えば今までヴァルゴに注ぎ込んだ精液の量とか、我が家の中出しランキングと作れるんじゃないかな。多分アウラとリュートがトップだからやる意味無いけどね」
「……神器を使ってそんな最低なことしようとするの、多分パパだけだと思うな~? パパに1番可愛がってもらえてるって意味では嬉しいけどさ……」
「女神様たちのことは心から敬愛させていただいてるけど、いくら世界の根幹を担っていたとしても道具に特別な感情は抱けないかなー。変に崇めるよりも低俗に扱うくらいがちょうどよくない?」
「低俗すぎて全然ちょうどよくないからねっ!? ……パパに注がれた量に興味が無いって言ったらウソになっちゃうけどぉ……」
まったく、本当にパパを誘惑する悪い娘だなぁアウラは。これはたっぷりお仕置きしてあげる必要がありそうだ。
アウラを押し倒して一気に繋がり、頭を撫でて舌を絡ませながらゆっくりじっくり往復を繰り返す。
激しくガンガン突かれると思い込んでいたアウラは予想外の甘い刺激に一気にとろけ、自分からも抱き着いてきて楽しそうにキスに応じてくれる。
ルーラーズコアを使えば、もしかしたらアウラをただのドワーフに戻してあげることも可能かもしれない。けれど俺は意識してその情報をシャットアウトし、その可能性を絶対に見ないことを決意する。
……知ってしまったら迷うだけの情報なんて知らないままでいい。もう俺だってアウラが居ないと生きていけないのだから。
俺のワガママで娘の可能性の1つを閉じてしまったことを悔やみながら、愛する愛娘の中にいつも以上に注ぎ込んでしまうのだった。
2日間ほどえっちしまくってある程度性欲を発散させた俺たちは、女神様たちの拠点の大まかな位置を割り出すためにパーティシステムを利用することにした。
湖流の里と帝都フラグニークに家族を派遣して、今自分が立っている連絡通路の位置関係を把握したいのだ。地図を作るつもりは無いけど、自分が何処に居るのか分からないのは落ち着かないから。
「カレンはそのまま仕事してくるんだよね? その間ちょっと寂しいなぁ。はむはむ」
「えぇいっ! 夜には戻ると言っているだろうがっ! 乳から口を離さんかぁっ!」
「もう色んな意味でカレンに護衛は必要ないと思うけど、カレンと一緒に外に出たい人はいるかな? 勿論王国側に出向いてもいいけど。ちゅぱちゅぱ」
俺自身はマギーが不在で居られる限界までこの場に留まり彼女のことを限界以上に愛し抜くつもりだけど、ポータルで移動可能になったのだから全員をここに縛り付けておくつもりは無い。
そう思ってみんなに外出の希望を聞いてみたんだけど、半数程度が外出を希望した。
「思ったよりも時間がかからなかったから平気だと思うけど、1度お花の様子を見てきたいんだー」
「私は検証が済んだらキャリア様のところに顔を出して来るわぁ。ここのことは話せないけど、それ抜きでも話し合うことはいっぱいあるからねー」
「私も一旦マグエルの様子を見て来ますね。もう私の手を離れたとはいえ、私が教会の責任者であることには変わりませんから」
ニーナはお世話しているお花の様子を確認しに行き、ティムルはシュパイン商会に顔を出してくると。
エロエロ欲しがりメスブタムーリも意外としっかり子供思いだから、マグエルの皆なら大丈夫だと分かっていても心配は尽きないのだろう。
「私らは順番にアウターに潜ってみたいねぇ。ダンさんが同時に相手出来る人数は限られてるし、ユニちゃんの警備を手伝うためにも魔物との戦いには慣れておくべきだろ?」
ニカッと漢前に笑うルッツさんの提案で、湖人族の皆は順番にスポットへ遠征することにしたようだ。
周囲が海だから泳ぐのには事欠かないけど、海獣をいくら倒しても職業浸透は進まないもんな―。
ちなみにクラーとミレー、そしてドギーは遠征よりもここに留まることを選択したようだ。夫として3人とも沢山可愛がってあげないとなっ。
「ご主人様の元を離れるのは心苦しいですが、シャロも少し外の様子を見て参りますね。ついでにゴブトゴとガルシア陛下の様子も確認してきます。マギーの滞在が伸びてしまったので、事情を知る者が陛下に食料等を補給しなければいけませんし」
「あ……。ごめんなさいラズ姉様。私のワガママで姉様の手を煩わせて……」
「ふふ。こんな時くらい素直に姉を頼りなさい。自慢の妹に頼られて悪い気のする姉なんていませんから。素直に姉に甘え、そして愛する男性に甘えなさいね?」
シャロはマギーを笑顔で抱き締めた後、私の留守中に思い切り可愛がってあげてくださいねとマギーの身体を俺に押し付けてきた。
可愛いシャロから妹のことを頼まれたら断るわけにはいかない。ひたすら可愛がって進ぜよう。
「ティムルさんの検証が終わったら私も一旦研究所に戻るとするよ」
意外なことにキュールも一時帰宅を希望した。ノーリッテから奪った研究所に戻りたいらしい。
キュールのことだから、俺が帰る時にも帰りたくないって駄々を捏ねると思ってたよ。
「私がルーラーズコアに近付くことは出来ないし、今回分かったことをまとめたいんだ。ここで触心出来るものはもう無いと思うし、思索に耽るのも自分のホームグラウンドの方が浸りやすいから」
「じゃあ私とシーズはキュールさんのお手伝いかなー。シーズは残ってもいいけどどうするー?」
「ん~……。やっぱ俺も行くぜチャール。今回見たこと聞いたことは公表できねぇだろうけど、研究所の方に記録を残しておく分には構わねぇだろ?」
究明の道標の3人もお出かけかー。
ラトリアはシャロの護衛に、エマはカレンの護衛としてそれぞれに同行するみたいだし、ターニアは湖人族の皆の送迎を買って出てくれたので忙しそうだ。
残ったのはフラッタとリュートとヴァルゴ、リーチェにアウラに湖人族の3人。加えてマギーと性奴隷の3人娘の合計12人、1ダースも奥さんが残っているようだ。
……あれ? 結構な数の奥さんたちが出かける予定のはずなのに、なんだか充分すぎる人数が残ってない?
「それじゃ行ってくるのー。えっちし足りないときは、全部リュートとアウラにぶつけてあげてねー?」
「あはーっ。リュートとアウラ以外にはちゃあんと手加減するのよぉ?」
ニーナとティムルの指摘にリュートは頬を赤らめ、アウラは微妙に青褪めている。
アウラってえっち大好きで小悪魔だから俺のことをよく煽ってくるくせに、えっちされまくることに毎回怯えてるイメージがあるよなー。
……底無しだと思ってひたすらアウラに注ぎ込んじゃう俺のせいだろうけれど?
ティムルが湖流の里に転移した結果、今いる施設は湖流の里よりも更に沖にある場所だということが分かった。
1度戻ったティムルをキスで送り出した後、ひとまず性奴隷の3人をベッドに押し倒しながらアポリトボルボロス君への魔力供給を停止する。
流石にもう海中移動の機会は無いだろうからね。ゆっくり休んで欲しい。
ルチネの中にたっぷりと出し、エルラとマギーのおっぱいをくりくりなめなめ楽しみつつ、ルーラーズコアから少しずつ情報を引き出し共有していく。
「え~っと……。女神様たちがどうやって海を渡ったのか気になったけど、ルーラーズコアの記録には具体的な情報は残されてないね。ただ移動魔法を使えたっぽいのは間違いないかな」
「移動魔法さえあれば誰でも来れるけど、移動魔法にこの場所を登録した方法が分からないってことだね? でもこうしてぼくらも辿り着いたわけだし、ダンと同じ方法で辿り着いたんじゃないの?」
「……いや、女神様たちがイントルーダーを操っていた記録は無いみたい。ぶっちゃけガルクーザの出現も純粋なイントルーダーじゃなかったみたいで、この世界で初めて観測された正式なイントルーダーってブラックカイザードラゴンみたいだよ」
「ほほう! 流石は竜王様なのじゃーっ!」
寝間着用の薄いドレスのままでベッドの端に寝っ転がったフラッタが、嬉しそうに足をパタパタさせている。
フラッタは竜王様を尊敬してるんだろうけど、俺は敗北寸前まで追い詰められた記憶の方が強くて前向きに捉えられないんだよ?
「じゃがそれだと、イントルーダーを用いらずに海を渡ったということになるのじゃ。海底の入り口は後から建設したにしても、どうやって海を渡ったのかは分からぬのー?」
「ルーラーズコアに記録されてる情報からの推論になっちゃうんだけど、女神様たちの精霊魔法はやっぱ規格外みたいだね。リュートの精霊憑依の更に進化系と言うか……」
「「「精霊憑依の進化系?」」」
精霊魔法使いであるリュートとリーチェとアウラが、それは聞き捨てならないと関心を向けてくる。
そんな3人を呼び寄せて、ついでにフラッタも呼び寄せてキスをしてから説明を続ける。
「精霊憑依って自分の中にある魔力じゃなく、この世界に満ちる魔力を制御する能力でしょ? だけどこの世界を産み出した女神様たちが制御できたのは魔力だけじゃなかったみたいでね……」
「魔力以外の物……? まさか精霊魔法で風以上の物を操ったと言うのかしら?」
「それがさリーチェ。女神様たちの精霊魔法は、魔力で生み出した物質まで操れたらしいんだよ。つまり大地から天候に至るまで無から魔力で生み出されたこの世界において、女神様たちは森羅万象のありとあらゆるものを精霊魔法で操れたんだってさ」
「…………流石女神様、と言っておきましょうか。女神様が本当にエルフ族だったとしても、私たちが女神様たちと対等な存在だとは口が裂けても言えないわ」
女神様たちの情報を元に生み出されたのがエルフなのだから、肉体的にも魂的にも同等の存在で間違いないはずなんだけどなー。
だけど女神様たちはここよりずっと進んだ魔法技術で肉体を強化し、高度な魔法技術と知識を修め、覚悟を持って世界を創り変えたことで特別な存在に昇華してしまったようだった。
「まぁ要するに、重量軽減スキルを自分の肉体に適用させて軽くなった体を風に乗せて空を飛ぶこともできたし、魔力で干渉して海を割ったり、もしくは海面を歩いて移動することも可能だったってことだね」
「わぁ……! 凄いねドギーちゃん! 女神様の話を聞くとパパが普通の人みたいに思えるよっ!?」
「う~ん、そうかなぁ……? そんな力が無くても神様と同じことをしてる時点でダンの異常性が極まったような気がするんだけどぉ……」
よし、アウラとドギーのことは後でちょっと激しめに可愛がってあげることにしよう。
この2人って激しく可愛がられることに怯えているくせに、実際に可愛がるとトロ~ンとした顔で悦んでくれるから最高なんだよなー。
「どうやら精霊魔法で触心に近いことも出来たみたいだし、距離的な制限もほとんど無かったぽいね。あ、もしかしてこれ、精霊魔法で情報を得た場所には移動魔法も適用できてたんじゃない?」
「え~? 今でもすっごく便利な移動魔法が、1度も行ったことが無い場所にも転移できるなんて嘘みたいな話だね……」
「ダンが湖流の里に来た手段も嘘みたいな話だったけどね~……。そのあとひたすらおっぱいを弄られ続けたのも、ホンット~に嘘みたいな話だったな~……」
お伽噺を聞いているような様子のミレーと、おっぱいに手を当てながらどこか遠くを見つめるクラー。
お前以上におっぱいを弄られ続けたミレーが気にしてさそうにしてるんだから、お前もそうやっておっぱいを隠すんじゃありませんっ。
「ちなみにマドゥの超直感だけど、識の水晶とルーラーズコアに魂が繋がってしまったために生まれた力みたいだね。普段制御できないのはその繋がりが本当に希薄だからで、たまに通信状態がいい時に情報が齎される感じかな」
「あ~。わずかでもルーラーズコアと繋がっているから、私は神器の影響を他の人より強めに受けちゃったんだ……。ってダン様、なんで私の足を開いて……はうぅっ!?」
「所有者の俺以外と繋がるなんて許すはずないでしょ? さぁマドゥ。お前が繋がっていいのは俺だけだって、もう1度しっかり刻み付けてあげるよぉ」
「ひっ……。ま、待ってダン様ぁ……! この流れ、私に非は無いんじゃぁ……ぁんっ、あんっ……!」
「マドゥは何も悪くないよ? でも可愛すぎて激しく可愛がりたかったから口実が欲しかっただけ―。んー、マドゥ大好き―っ」
んもー、マドゥが俺以外の何かと繋がってるとか言うもんだから、色んな順番を無視してついつい根元まで突っ込んでしまったよ。
でも怯えながらもあんあん喘ぐマドゥが可愛いから、結果オーライってことでいいかなっ。
「……旦那様。そんなにルーラーズコアにアクセスして大丈夫ですか? 先日はかなり辛そうにしておられましたが……」
「大丈夫だよヴァルゴ。もう神器なんかに魔力の制御を奪われたりしないからね。こうしてえっちしながらでも必要な情報だけを読み取れる程度には制御に慣れたよ」
心配してくれるヴァルゴを抱き寄せ、大丈夫だよと何度もキスをして安心させる。
その間にマドゥのお腹が急速に膨らんでいくけど、なんだかんだでマドゥも気持ちよくなってくれているようなので何の問題も無い。
そう。俺とルーラーズコアの関係はマドゥと識の水晶に似ている……と言うか原理は同じで状況が逆なのだ。
先天的に神器と繋がってしまったマドゥとは違い、俺は神器所有の条件を全て満たしたことでルーラーズコアと非常に深く結びついてしまっている。
マドゥは繋がりが希薄なゆえに断片的な情報を一方的に受け取ることしかできなかったが、俺は全ての情報をいくらでも受け取れてしまう状態なのだ。
接続の主導権が握れていないマドゥは直感を制御できないけれど、俺は所有者として神器との接続を自由に変えられる。
なのであえて神器からの情報共有を限りなくゼロにして、自分が知りたい情報のみアクセスを許可しているイメージだ。
「ルーラーズコアが造られたのは変世の大分後みたいだけど、コイツの中にはルーラーズコアが生み出された後のあらゆる情報が詰まってるみたいでね。多分やろうと思えば今までヴァルゴに注ぎ込んだ精液の量とか、我が家の中出しランキングと作れるんじゃないかな。多分アウラとリュートがトップだからやる意味無いけどね」
「……神器を使ってそんな最低なことしようとするの、多分パパだけだと思うな~? パパに1番可愛がってもらえてるって意味では嬉しいけどさ……」
「女神様たちのことは心から敬愛させていただいてるけど、いくら世界の根幹を担っていたとしても道具に特別な感情は抱けないかなー。変に崇めるよりも低俗に扱うくらいがちょうどよくない?」
「低俗すぎて全然ちょうどよくないからねっ!? ……パパに注がれた量に興味が無いって言ったらウソになっちゃうけどぉ……」
まったく、本当にパパを誘惑する悪い娘だなぁアウラは。これはたっぷりお仕置きしてあげる必要がありそうだ。
アウラを押し倒して一気に繋がり、頭を撫でて舌を絡ませながらゆっくりじっくり往復を繰り返す。
激しくガンガン突かれると思い込んでいたアウラは予想外の甘い刺激に一気にとろけ、自分からも抱き着いてきて楽しそうにキスに応じてくれる。
ルーラーズコアを使えば、もしかしたらアウラをただのドワーフに戻してあげることも可能かもしれない。けれど俺は意識してその情報をシャットアウトし、その可能性を絶対に見ないことを決意する。
……知ってしまったら迷うだけの情報なんて知らないままでいい。もう俺だってアウラが居ないと生きていけないのだから。
俺のワガママで娘の可能性の1つを閉じてしまったことを悔やみながら、愛する愛娘の中にいつも以上に注ぎ込んでしまうのだった。
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30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
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