異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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845 閉会

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 再開後の種族代表会議では、主に俺の持ち込んだ案件が話し合われる事になった。

 俺が個人的にトライラム教会に頼んでいた教育機関や、キャリアさんに実施してもらっている商人教育等の情報公開、サーディユニオム教の布教活動、エルフェリアでの人工アウター発生にロストスペクターの追放などなど、どれだけ多くの事を好き勝手にやっていたのか自分自身でドン引きしてしまったよ。


「サーペントポーターは将来的には不要になりそうだけど、その頃にはメトラトームか次の都市に大規模な農園を作って食糧の運搬を担うのか。いったい何手先まで見据えているのやら……」

「その殆ど全ての事業を私財を投じて行なっているのが信じられませんよ……。サークルストラクチャーとマインドディプリートの数をこの会議で管理するのは良いアイディアだとは思いました」

「ん~。マインドディプリートもサークルストラクチャーも、各種職業ギルドに密接に関わってくる話ですからね。共同管理には賛成ですが、私たちだけで管理すると別の問題が出てきませんか?」

「マーガレット陛下。各種ギルドは国に属さない国際機関として扱われているが、決して王国の上に立ったり王国と肩を並べる組織では無いだろう。種族代表会議で総数を管理する分には問題ないと考えるがな」


 カレンの言う通り各種ギルドは国と対立しているわけじゃないだろうから、転職魔法陣の総数を国側で管理するのはアリだと思うなぁ。


 ギルド側から必要なサークルストラクチャーの数を国に申請して王国に卸してもらうとか、転職ギルドは貴重かつ重要な施設なのだから国の管理ももう少し厳しくすべきだろう。

 今までのようにギルドが王国にお金を払ってサークルストラクチャーを購入するような形は、マギーの願い通りにこの機会に廃止すべきだろ。


 でも、その場にまで同席を求められるのは勘弁していただきたいねっ。


「レガリアの残党の追放に、終焉の箱庭の向こう側ねぇ……。それらだってとんでもないことのはずなんだけど、海を渡って湖人族の皆さんを見つけてきたダンさんに言われてもなぁ……」

「いやぁ私たちもダンさんは普通じゃないとは思ってたけどさぁ。まさか神を名乗る化け物を生身でぶっ倒しちまうとは思ってなかったよ? そりゃあ海獣なんざ相手にならないわけだ」


 すっかり仲良くなったライオネルさんとルッツさんが、今更だよねぇと顔を合わせて苦笑いしている。

 最近はエルフ族の引率で、湖人族のみんなも少しずつ王国の各地を歩き回っているようだ。


 彼女たちの興味はアウターでの職業浸透と、魔物を狩って稼いだお金で色々な服を買う事らしい。

 おかげで湖流の里には衣装を保管する場所も新設したし、体系の近い人同士がお互いの服を交換したりして大いに楽しんでいる。


 今までは着飾るという発想すら無かったからねぇと、毎日楽しそうに衣装を選んでいる湖人族の姿はとても魅力的だ。

 どんな衣装も俺が直ぐに脱がしちゃうんだけど?


「奥さんたちを通して、各種族に全財産を7等分にして分配したいって本気ですか? はっきり言って要りませんよ? 各地が今どれだけ好景気に湧いてると思ってるんですか?」

「最悪の場合、ダンさんのお金はアウターに捨てるしかないんじゃないかな? もしかしたら福音の花園の成長が早まる可能性もあるし」

「あ、ルドルさん頭いいね。それマジで採用しようかな」


 今までは如何に稼いだお金を流通させようかと悩んでいたけれど、王国中に充分なお金が流通し始めた今なら余分なお金はアウターに還元してもいいかもしれない。

 その還元した魔力で福音の花園の成長を促すという考え方も目からウロコが落ちるような発想だ。

 ぶっちゃけ、今回の種族代表会議中で1番タメになった意見かもしれないな。


 そう言えばバルバロイも初対面の時に言ってたっけ。この世界では貨幣が過剰流通する心配は無いって。

 それは硬貨を触媒にドロップアイテムを生成できるっていう意味でしかなかったけれど、この世界を作った女神様たちはインフレやデフレが起こる可能性を極力排除してくれていると考えていい気がする。


 余剰分の硬貨はアウターに返してしまえば、また世界の循環の中に還元されていくんじゃないか?


「スキルジュエルもアウターエフェクトのドロップアイテムも過剰在庫が極まってるからね。今のアイディアは割と本気で採用させてもらうかもしれないよ。サンキュールドルさん」

「はっはっは。ダン殿、実はこれ、既に聖域の中では行なわれているのだ。我々は貨幣をあまり必要としていないからな。過剰な恵みはアウターにお返ししようと皆で決めたのだよ」

「長いこと苦労して来たんだから、多少は贅沢すればいいだろうに……。守人のみんなはストイックすぎるよ」

「がははっ! ダン殿が何を寝惚けた事を言っておるっ! ダン殿が齎したものが多すぎて、未だそれすら受け止めきれていないだけだっ!」


 ぐ、薮蛇だったか……!


 でもカランさんが言う通り。職業の加護が一切働かない状況でスポットの最深部と同等以上のレベルの魔物と渡り合ってきた守人のみんなにとっては、職業浸透が進んで装備品が扱えるだけでも天国のような状況なのだろう。

 装備品も自分たちで作ってしまうから、転職費用と人頭税を捻出できれば、後はマジで余剰な資金扱いになっちゃわけだ。


「王国と帝国も、人口に対して国庫の上限を定めるのもいいかもしれませんな。過剰な金銭は身を滅ぼし、国を傾けてしまうやも知れませぬ」

「ではゴブトゴ殿。まずはお互いに上限値を検証した後、互いの設定した上限値を摺り合わせてますか。大仕事が終わったばかりですから、両国とも多少は時間が取れるでしょう」


 ゴブトゴさんとローファ大臣は会議を共同で運営した事もあって、急速に仲良くなってしまったようだ。

 俺が休暇見舞いにゴブトゴさんに差し入れたアーティも、お互いの家族を交えて直ぐに飲み干してしまったそうだ。


 こんなにゆっくり休めた事など記憶に無いと、休暇中は2家族一緒にのんびり過ごしていたんだってさ。


「各種族の代表者が集まる事など初の試みで、至らぬところも多かったと思います。その上途中で我が国の大罪人が下らぬ事をしでかしまして、帝国の皆々様には多大な迷惑をおかけしてしまいました。大小様々な反省点は多かったですが、こうして終わりを迎えた今は、開催出来て良かったと心から思っております」

「宰相のゴブトゴ殿と愚痴を言い合える仲になったのが、私にとっての1番の成果でしたね。私もカレン陛下には散々振り回されて参りましたが、ゴブトゴさんの話には共感よりも同情を覚えてしまいましたよ」


 今回司会を任されたゴブトゴさんとローファさんの閉幕の挨拶に、会議場の到る所から笑い声が零れてくる。

 最初は堅苦しい雰囲気に包まれていた会議だったけど、終わってみれば交流を失っていた各種族が触れ合ういい機会になってくれたようだ。


 俺が抱えている諸々の案件を結局俺が抱え込む事になってしまったことは残念だけど、この和やかな雰囲気に俺の我が侭で水を差すのは野暮ってもんでしょ。


「それではこれにて第1回種族代表会議を閉幕させていただきます。来年ダン殿がどんな案件を持ち込んでも受け止められるよう、各々研鑽を怠ってはなりませんぞ?」

「今までカレン陛下だけでも大変でしたのに、今はダン殿にも振り回されるようになって大変です。ここに居る皆様には是非私とゴブドゴ殿を支えていただきますようお願いいたしまして、解散とさせていただきます。皆様お疲れ様でした」


 締めの挨拶でまで俺を弄るゴブトゴさんとローファさん。


 めっちゃ俺を弄ってくるお2人だけど、これは俺に気を許してくれているってことで大目に見るか。

 ぶっちゃけ、この2人に迷惑をかけているのは確かだろうからなぁ。


 ……俺が迷惑をかけている人は、もっともっと多いんだろうけどね。

 2人の挨拶が会議の参加者に大ウケしているのがその証拠なんだろう。


 移動魔法があるこの世界では、会議が終了したあとは皆さんあっさりと帰って行ってしまう。

 どれだけ距離が離れていようとも、会おうと思えば一瞬で会いにいけるもんな。


 俺達も本会議場を後にしながら、今後の予定を家族で話し合う。


「ガルフェリアの事は置いておけば、会議自体は終始和やかな雰囲気で終わって良かったよ。この後はキュールのご両親に結婚のご挨拶をしにタラムの里に行こうと思ってるけど、他に何か希望がある人は居る?」

「……希望を言っていいなら行きたくないんだけど? もう10年以上帰ってない里に、今更どんな顔をして帰れって言うんだよぉ~……」

「美人のキュールならどんな顔してても素敵だから大丈夫。俺の子供を孕んだ事を報告するかどうかは任せるけど、別に仲が悪いわけでもないなら挨拶くらいはさせて欲しいなぁ」

「ごめんダンさん。帰る前にちょっといいかしら?」


 私を好きにしていいからぁ~とおっぱいを押し付けてくれるキュールを宥めていると、背後の本会議場から俺を呼ぶ声がした。

 キュールの頭とおっぱいをよしよしなでなでしながら振り返ると、そこにはどこか諦めを感じさせる表情を浮かべたガルシアさんと、まるで戦いに赴く前のような覚悟を決めた表情をしたマギーが立っていた。


「マギーとガルシアさん。俺に何か用?」

「ええ。とても大切な話があるの。ガルフェリアの騒動で、貴方とガルに起こったことを話したい、と言えば分かってもらえるかしら?」

「……流石にあのまま流してはくれない、か」


 俺とガルシアさんの間に起こった話なんて、俺がガルシアさんを1度殺した話しかない。

 ガルシアさんの妻であるマギーがこんなに覚悟を決めた表情をしているのは、きっと仲良くなった俺には言いにくい事を言いたいのだろう。


「誰にも聞かせられない話だから今すぐここでってわけにはいかないけど、今夜リュートとラズ姉様を伴って登城してもらえない? タラム族の集落を訪問してきてからでいいから、今夜貴方と話がしたいの」

「長い会議が終わったばかりだってのに、なんとも気が重くなる話だよ……。城に顔を出すのはリュートとシャロの2人だけでいいの?」

「そうね……。カレン陛下とか性奴隷の3人とかも同行させても構わないわ。でも出来れば10人以内には抑えて欲しいかな。話をするのは私室を予定してるから、20人も30人も入れないの」


 誰を同行させてもいいのか? 確かに俺の家族には今更の話題なんだけど……。


 つまりマギーは本当に言いたくないけれど、それでも言わなければならない何かを話したいということか?

 単純な恨み節を聞かされる程度の甘い想定じゃ、心砕かれかねないか……。


「……ここで詳しいことは言えないけど、今更恨みごとを言う気は無いわ。でも私もガルもとても困っていて、貴方にその責任を取ってもらわなきゃ困るの」

「俺がしたことが原因で2人が困っている? それが本当なら、協力するのは構わないけど……」


 チラリとシャロとリュートの顔色を窺うと、黙って頷きを返してくれた。

 この様子だと、この2人は話の内容を知っているっぽいな。


 家族の顔を見回してみると、ニーナとティムル、リーチェとアウラなんかも平然としているので、どうやら話を切り出す前にある程度根回しは済んでいるようだ。

 俺の視線に気付いたニーナもまた、リュートたちと同じように静かに首肯してくれる。


「ダンのお察しの通り、私やティムルなんかは話を聞いてるの。だから行ってきてあげて。マギー様が困っているのは本当だから」

「バルバロイやガルシア陛下に襲撃された被害者であるはずのダンが責任を取るなんてと思うけどぉ……。話を聞く限り、確かに貴方しか解決出来ない問題だとお姉さんも判断したわ。同行するメンバーは選出してあげるから、マギー様の話を聞いてあげてくれる?」

「ニーナとティムルまでそう言うなら、話を聞くくらい構わないけど……」


 2人よりもガルシアさんがどんな顔をしているのか気になって、マギーの後ろで俯いているガルシアさんの表情を窺う。

 するとやはり彼は諦めきったような、疲れ切ったような表情を浮かべて、決して俺とは目を合わせようとはしなかった。


 マギーの話を解決してやれない自分の無力さに悔しさを覚えているように見えるけど……。


「ちっ……。あそこまで一方的に叩きのめしてくれやがったくせに、俺の顔色なんか窺ってんじゃねぇよ」


 俺の視線に気付いたガルシアさんが、心底億劫そうに吐き捨てた。

 彼の瞳は最近どこかで見かけたような、色褪せた濁り方をしているように思える。


「俺には解決してやれねぇし、マギーの言う通りお前にしか頼めねぇことだと俺も判断した。要は俺のしたことの尻拭いだがよ。俺を殺した責任ってことで、お前に任せる事にしたんだよ」

「……ガルシアさんの尻拭いってなに? ガルフェリアを討伐してやっただけじゃ足りないわけ?」

「足りる足りないじゃなくて、お前にしか頼めねえだけだ。話を聞いた結果断ったっていい話ではあるが、お前が解決すべき話だと俺は思ってるぜ?」


 どうやら誰に聞かれるか分からない今の状況では、精霊魔法使いのリュートがいても話してくれる気は無さそうだ。

 そもそも精霊魔法使いの3人もマギーの話を聞いて欲しいそうにしているので、この場でこれ以上の話を聞くのは難しいらしい。


 ニーナとティムルも話を聞くべきだと言うくらいなので、かなり真剣に、そして深刻な問題にマギーは直面しているんだろうな。

 けれど終の神を滅ぼし、英雄王とまで呼ばれるようになったガルシアさんと、そんな彼に負けないようにと前向きな姿勢を見せていたマギーにいったい何があったっていうんだろう?
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