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838 妊娠
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「はぁ~……。まさかダンの子供を授かれるなんて……。そんなの夢にも思ったことがなかったの~っ」
うっとりした表情で俺に腕を絡ませてくるニーナと共に、子作りの為に寝室に向かう。
本当はお姫様抱っこして寝室に連れ込んであげたいくらいだったけれど、ニーナから自分の足で歩いて寝室にいきたいと言われてしまったので譲った形だ。
俺に連れ込まれるより自分の意思と足で孕まされる為に寝室に向かいたいと言われては、流石に俺も譲らざるを得なかったのだ。
ベッドの上に向き合って座り、お互いの衣服を1枚ずつ交替で脱がせ、仰向けになって俺を誘うニーナの中に根元まで挿し入れる。
ゆっくりとした動きで1つになったためかニーナにはまだまだ余裕があるらしく、ひたすらご機嫌な様子でニコニコしている。
「ふふっ。優しい動きだけどすっごく硬くなってるのっ。私の中、そんなに気持ちいいのー?」
「気持ち良いに決まってるでしょ。世界で1番俺に馴染んだニーナの中が気持ち良くないわけないじゃない」
「あはっ。もうあんまりみんなと差が無くなっちゃった気がするけどねーっ」
んー……。確かに期間的にはニーナが間違いなく1番長く俺と愛し合っているけれど、好色家と艶福家を得てからの量と回数が桁違いすぎて、中に出した量と回数で言えば確かにあまり差は無くなっちゃったかな?
あまり差が無くなってしまった事にニーナ本人が喜んでくれているように思えるから、俺から余計な事を考えるのはやめておこう。
「コレからダンの子供を授かるところ、母さんに見てて欲しいのっ。私と母さん一緒にダンの子供を孕ませてもらうのーっ」
「はぁ~……。ニーナ、可愛すぎるの~……! 母さんがちゃんと見ててあげるからねー。ニーナが世界中の誰よりも幸せになるところをっ」
俺と繋がっているニーナの頭を、泣きそうな笑顔を浮かべて優しく撫でるターニア。
……うん。母親同伴での子作りなんだよ?
今更家族の前でえっちすることに抵抗は無いんだけれど、俺は1人1人と2人っきりで子作りに励もうと思ってたんだよね。
だけどニーナが、自分が愛されるところをみんなにも見て欲しいって言い出したので、母親であるターニアを始めとして、家族全員が俺とニーナの子作りを見守ってくれている状況だ。
流石にベッドの上に上がっているのは母親のターニアと、親友のティムルだけだけどね。
「あはーっ。ニーナちゃんはターニアさんにいっぱいなでなでしてもらってねー? ダンのことはお姉さんがいっぱいよしよししてあげちゃうからぁ」
「……今更お姉さん相手に恥ずかしがる気もないけどさぁ。気合入れて子作りに臨んだのが嫌になるくらいのリラックスした空気に戸惑うんだよ?」
「あらぁ? リラックスしていていいんじゃないのー? お姉さんたちからしたら、ダンとの子共なんて幸せの結晶なんですもの。とてもしかめっ面なんか出来ないわよぉ?」
「幸せだからこそ緩い雰囲気ってことか。なるほどなぁ……」
会話しながらもゆっくりとニーナの中を往復する。
穏やかな寝室の雰囲気とは打って変わって尋常じゃない締まりを発揮するニーナの感触を楽しみつつも、まだ出すタイミングじゃないと感じているのか射精感が高まってこない。
別に我慢しているつもりは無いので不思議だなぁとこっそり首を傾げていると、ニーナがニコニコしながら狐耳を生やしてくれた。
「さぁダン。早く私に貴方の子供を孕ませてくれる? 貴方の子供を産む為には、私はどうすればいいの?」
「ん? どうすればって?」
「ダンがこの前言ってたの。貴方の子供を授かる為には私たちからも歩み寄らなきゃならないんだって。でも私バカだから、ダンに教えてもらわないと何をしたらいいのか分からないのー」
「あ~。そういやそんなことも言ったんだったね。我ながら馬鹿な発言だった……」
「へ?」
狐耳をピョコピョコさせながら首を傾げるニーナ。
そんな彼女をぎゅーっと抱き締めて、何度もほっぺにキスをする。
「笑っててニーナ。俺と子供と家族のみんなとこれからも幸せに暮らす、楽しく明るい未来を想像しながらさ」
「なに言ってるのダン? むしろ幸せになれない想像をするほうが今では難しいくらいだよ?」
「なら大丈夫。きっとティムルが言ったように、お互い笑顔で愛し合えば上手く行くと思うよ。魔力制御とか歩み寄りとか、そんな理屈を重ねて子供なんて作れるわけなかったんだ」
ただお互いと共に幸せに生きる未来を想像しながら愛し合えばいい。
そうしたら俺とニーナの幸せな気持ちに魔力さんが反応してくれて、新しい命をこの世に運んできてくれるに違いないから。
魔力は心に応える全能のエネルギーだ。
俺とニーナが幸せな気持ちで心と体を重ねることが出来たら、きっとその幸せは魔力によって結晶化してくれるはずだよ。
「愛してるよニーナ。初めて君と肌を重ねた時は縋るような気持ちだったけれど、今はこんなに穏やかな気持ちで君を愛せるのが幸せで堪らないよ」
「ふふっ。勿論私も愛してるのっ。こんなに穏やかな気持ちのダンに愛してもらえるなんて幸せ過ぎるのーっ!」
俺が穏やかな気持ちでいてくれるのが嬉しいだなんて、ニーナは本当に俺のことだけしか考えてないんだから参っちゃうね。
愛しい気持ちと感謝の気持ちを舌に乗せて、世界で1番俺とキスしてきたニーナとの口付けを堪能する。
「頑張ったねダン! もうこの世界には、貴方が戦わなきゃいけない理由は残ってないんだよーっ。あとは毎日ニコニコしながら私たちを可愛がって欲しいのーっ」
「ははっ。この調子じゃベッドの上では毎日死闘を繰り広げる事になりそうだね?」
「あったりまえなのっ! 何人子供を産んだって、死ぬまで死ぬほど可愛がってもらわなきゃ困るんだからーっ」
「死ぬまでなんて嫌だね。死んでも俺の魂は永遠にみんなを愛するよ。たとえ魂が滅んでも君への想いだけは変わらないって約束するよ」
「あはっ。なら死んでも離しちゃダメだよ? 何度生まれ変わってもいっぱいえっちしようねっ」
当然だよと笑いながら、改めてニーナと唇を重ねる。
いつものように快楽を貪るような情熱的な口付けではなく、お互いの存在を確かめ合うように舌を絡め合い、お互いの気持ちを伝え合うように抱き締め合う。
そしてニーナを思う愛しさが最高潮に達した時に、興奮とは縁遠い不思議と凪いだ気持ちのまま、俺の想いがゆっくりとニーナに注ぎ込まれていった。
俺もニーナも、俺達を見ている周りのみんなからも幸せな気持ちが溢れ出して、ニーナの中に奇跡を起こしてくれたような感覚がした。
「なぁんだ……。簡単なことだったのぉ……」
いつもとは比べられないほどにゆっくりと子種を注ぎ込まれているニーナが、俺にぎゅーっとしがみつきながら甘く愛を囁いてくれる。
「きっと私は貴方の子供を産むほど幸せになっちゃうから、これから家族がどんどん増えていくのぉ……。やっぱりこのおうち、もっともっと大きくしなきゃいけないねぇ……」
「始めは広くて暗くボロくて持て余していた家だったのにね? いつのまにかもうこの家じゃ収まりきれないくらい幸せになっちゃったよ」
「もー、ボロいは余計なのーっ。ダンの修理がへたくそだったのが悪いんだからねーっ?」
「ごめんごめん。本当に何も出来なくて、始めはニーナに迷惑ばかりかけちゃってたね」
「本当に何も出来ないのに、それでも私達を諦めないでくれてありがとうなのっ! ダン、大好きなのーっ!」
お互いぎゅーっと抱き締め合って、心と身体と魂を重ね合う。
いつもよりゆっくりと膨らむニーナのお腹がいっぱいになった時、なぜか意識を保ったままでニーナの深獣化が解除され、それを合図にニーナのターンが終了した。
心は穏やかながらも体の方がガチガチでギンギンで、先端から微妙に溢れるほどのやる気に満ちている俺は、ニーナから引き抜いたそれをそのままティムルの中にゆっくりと沈めていく。
「あはーっ。始めは貴方とニーナちゃんの生活に私も混ぜてくれればそれで満足だったはずなのにねぇ。お姉さんは欲張りだから、もっともっと幸せになりたくなっちゃったわぁ」
「欲張りなお姉さんには寝室の中でも外でもすっごくお世話になったよ。今後は子育てでもお世話になっちゃうかな?」
「流石のお姉さんも子育ての経験は無いからぁ……。ダンには一緒に沢山苦労して欲しいなー?」
「……ぷっ。ははっ、了解だよティムル」
始めはニーナが羨ましいと言って俺達に近付いてきたティムルが、いつかニーナが言ったのと同じ事を言いながら俺を受け入れてくれた。
なんだかそれが妙に嬉しくて、その気持ちを残さずティムルに注ぎ込んだのだった。
甘く息を吐きながら自身の下腹を撫でるティムルから身を離し、ワクワクという音が聞こえそうなほど期待に満ちた視線を向けてくれるフラッタを抱き締める。
「待たせたねフラッタ。ようやく俺の可愛いフラッタに俺の子供を産ませてあげられるよ。フラッタが妊娠したら、毎日ラトリアと一緒におっぱい搾ってあげるからね?」
「ふははっ! この場にいる全員の母乳を搾る気か? 毎日ダンのお腹は妾たちの母乳で満たされてしまいそうなのじゃーっ」
なんでフラッタはエロくない雰囲気の時はド直球でエロ発言をぶっ込んでくるんだろうな?
フラッタ本人はエロ発言をしている自覚はまったく無いみたいだけどねぇ。
終始ご機嫌なフラッタと楽しくキスをしながら、フラッタの小さな身体を俺の子種で満たしてあげた。
練習と称して小柄で可愛いフラッタの小振りで可愛いおっぱいを暫くしゃぶり倒してから震えるフラッタを解放して、小麦色で生意気なリュートの巨大おっぱいにしゃぶりつく。
「正直、リュートの問題は俺の想像を何度も飛び越えてくるくらい大変だったよ。でもその報酬がとしてこのおっぱいを独り占め出来ているんだから、頑張った甲斐もあったってものだねっ」
「何度も想像を超えて来たのは君のほうでしょ? 会ったこともない妹のアウラや死んだはずの姉さんまで取り返してくれるんだもん。450年もの孤独な独り旅なんて、もう冗談抜きで思い出せなくなっちゃったよーっ」
おっぱいをしゃぶる俺の頭をぎゅーっと力いっぱい抱き締めてくるリュート。
しかしフラッタとはおっぱい事情の違うリュートのおっぱいハグは、割と冗談抜きで窒息死してしまいそうだ。
みんなを孕ませるまで死ぬわけにはいかないので、何をしてもうっとりと喜んでくるリュートの全身を弄りながらたっぷりと子種を注ぎ込み、リュートの中にも新しい生命が宿った確信を得たのだった。
フラッタとラトリアの母乳を一緒に啜るのもいいけど、リュートとフラッタのおっぱいを一緒にしゃぶるのもオツだなぁなんて思いながら暫くリュートの乳を吸い、それでもまだ物足りなそうなリュートにひと言ごめんと謝ってから、恋する乙女のような熱っぽい視線を送ってくるヴァルゴの中に矛を収める。
「これから魔人族の人口を増やすくらいにヴァルゴには子供を産んでもらうからね? 母親になってもヴァルゴが最強のままでいられるかなぁ?」
「ふふ。毎晩旦那様と極限状態で死合っておりますから、最強への道を後進に譲る気はありませんよ? 未だ旦那様の背中を追う日々ではありますが、強さを追い求める姿もまた最強たる者の姿だと信じております」
今日はいつものバイブレーションバトルは控え、お互いの感触だけをじっくりと堪能していく。
誰よりも槍の扱いに長けたヴァルゴの感触に酔いしれながら、ゆっくりとヴァルゴにも精液を流し込んでいく。
武人のヴァルゴが俺の腕の中で完全にリラックスしてくれている事を嬉しく思いながら、ヴァルゴと俺の愛の結晶をヴァルゴの中に作り出した。
ヴァルゴをたっぷり満たした後は、既にブタ耳を生やして準備万端のムーリをベッドの上に引き摺り込む。
「順番を無視してパーティメンバーを優先しちゃってごめん。特に何も考えずに自然とヴァルゴを先に孕ませちゃったよ」
「んふふー。今更順番なんて気にしません。でも悪いと思って余計に可愛がってくださるのなら大歓迎ですよーっ」
マシュマロムーリの柔らかいおっぱいを押し潰すように正面から抱き合って、ムーリを初めて愛したあの晩の様にゆっくりゆっくり彼女の中を往復する。
しかしあの頃と違って散々えっちな経験を重ねてきたムーリは、善がりながらも余裕を残して俺のキスに応じてくれる。
しっかりとムーリも孕ませたあと、巨大なおっぱいをしゃぶりながら暫くムーリの中を掻き回し、順番を無視してしまったことへのお詫びを済ませてからラトリアを抱き締めた。
「婚姻を結んだのは後だったけど、その前からお前はもう家族だったからね。今後はフラッタのおっぱいと一緒にお前のおっぱいを毎日しゃぶってあげるって約束するよ」
「その約束、する意味あります? 約束しなくても毎日欠かさず限界までしゃぶるくせにっ」
楽しげに自身のおっぱいを持ち上げて、どうぞ吸ってくださいとばかりに差し出されたラトリアのおっぱいをぱくりと口に含む。
相変わらず良く出るお乳をたっぷりと吸いながら、ラトリアの中に思い切りミルクをお返ししてあげた。
竜化したラトリアの1番奥をしつこくノックしながら残ったメンバーを見渡すと、どうやらまだ家族の半分も孕ませ終わっていない事実にちょっと笑ってしまった。
8人もの女性を孕ませたっていうのに、これから更に倍近い人数を孕ませていいだなんて夢のようだな?
ヴァルゴの順番を変えてしまったので後回しにしてしまったエマを呼び寄せ、幸せな気持ちで残ったメンバーへの子作りに励むのだった。
うっとりした表情で俺に腕を絡ませてくるニーナと共に、子作りの為に寝室に向かう。
本当はお姫様抱っこして寝室に連れ込んであげたいくらいだったけれど、ニーナから自分の足で歩いて寝室にいきたいと言われてしまったので譲った形だ。
俺に連れ込まれるより自分の意思と足で孕まされる為に寝室に向かいたいと言われては、流石に俺も譲らざるを得なかったのだ。
ベッドの上に向き合って座り、お互いの衣服を1枚ずつ交替で脱がせ、仰向けになって俺を誘うニーナの中に根元まで挿し入れる。
ゆっくりとした動きで1つになったためかニーナにはまだまだ余裕があるらしく、ひたすらご機嫌な様子でニコニコしている。
「ふふっ。優しい動きだけどすっごく硬くなってるのっ。私の中、そんなに気持ちいいのー?」
「気持ち良いに決まってるでしょ。世界で1番俺に馴染んだニーナの中が気持ち良くないわけないじゃない」
「あはっ。もうあんまりみんなと差が無くなっちゃった気がするけどねーっ」
んー……。確かに期間的にはニーナが間違いなく1番長く俺と愛し合っているけれど、好色家と艶福家を得てからの量と回数が桁違いすぎて、中に出した量と回数で言えば確かにあまり差は無くなっちゃったかな?
あまり差が無くなってしまった事にニーナ本人が喜んでくれているように思えるから、俺から余計な事を考えるのはやめておこう。
「コレからダンの子供を授かるところ、母さんに見てて欲しいのっ。私と母さん一緒にダンの子供を孕ませてもらうのーっ」
「はぁ~……。ニーナ、可愛すぎるの~……! 母さんがちゃんと見ててあげるからねー。ニーナが世界中の誰よりも幸せになるところをっ」
俺と繋がっているニーナの頭を、泣きそうな笑顔を浮かべて優しく撫でるターニア。
……うん。母親同伴での子作りなんだよ?
今更家族の前でえっちすることに抵抗は無いんだけれど、俺は1人1人と2人っきりで子作りに励もうと思ってたんだよね。
だけどニーナが、自分が愛されるところをみんなにも見て欲しいって言い出したので、母親であるターニアを始めとして、家族全員が俺とニーナの子作りを見守ってくれている状況だ。
流石にベッドの上に上がっているのは母親のターニアと、親友のティムルだけだけどね。
「あはーっ。ニーナちゃんはターニアさんにいっぱいなでなでしてもらってねー? ダンのことはお姉さんがいっぱいよしよししてあげちゃうからぁ」
「……今更お姉さん相手に恥ずかしがる気もないけどさぁ。気合入れて子作りに臨んだのが嫌になるくらいのリラックスした空気に戸惑うんだよ?」
「あらぁ? リラックスしていていいんじゃないのー? お姉さんたちからしたら、ダンとの子共なんて幸せの結晶なんですもの。とてもしかめっ面なんか出来ないわよぉ?」
「幸せだからこそ緩い雰囲気ってことか。なるほどなぁ……」
会話しながらもゆっくりとニーナの中を往復する。
穏やかな寝室の雰囲気とは打って変わって尋常じゃない締まりを発揮するニーナの感触を楽しみつつも、まだ出すタイミングじゃないと感じているのか射精感が高まってこない。
別に我慢しているつもりは無いので不思議だなぁとこっそり首を傾げていると、ニーナがニコニコしながら狐耳を生やしてくれた。
「さぁダン。早く私に貴方の子供を孕ませてくれる? 貴方の子供を産む為には、私はどうすればいいの?」
「ん? どうすればって?」
「ダンがこの前言ってたの。貴方の子供を授かる為には私たちからも歩み寄らなきゃならないんだって。でも私バカだから、ダンに教えてもらわないと何をしたらいいのか分からないのー」
「あ~。そういやそんなことも言ったんだったね。我ながら馬鹿な発言だった……」
「へ?」
狐耳をピョコピョコさせながら首を傾げるニーナ。
そんな彼女をぎゅーっと抱き締めて、何度もほっぺにキスをする。
「笑っててニーナ。俺と子供と家族のみんなとこれからも幸せに暮らす、楽しく明るい未来を想像しながらさ」
「なに言ってるのダン? むしろ幸せになれない想像をするほうが今では難しいくらいだよ?」
「なら大丈夫。きっとティムルが言ったように、お互い笑顔で愛し合えば上手く行くと思うよ。魔力制御とか歩み寄りとか、そんな理屈を重ねて子供なんて作れるわけなかったんだ」
ただお互いと共に幸せに生きる未来を想像しながら愛し合えばいい。
そうしたら俺とニーナの幸せな気持ちに魔力さんが反応してくれて、新しい命をこの世に運んできてくれるに違いないから。
魔力は心に応える全能のエネルギーだ。
俺とニーナが幸せな気持ちで心と体を重ねることが出来たら、きっとその幸せは魔力によって結晶化してくれるはずだよ。
「愛してるよニーナ。初めて君と肌を重ねた時は縋るような気持ちだったけれど、今はこんなに穏やかな気持ちで君を愛せるのが幸せで堪らないよ」
「ふふっ。勿論私も愛してるのっ。こんなに穏やかな気持ちのダンに愛してもらえるなんて幸せ過ぎるのーっ!」
俺が穏やかな気持ちでいてくれるのが嬉しいだなんて、ニーナは本当に俺のことだけしか考えてないんだから参っちゃうね。
愛しい気持ちと感謝の気持ちを舌に乗せて、世界で1番俺とキスしてきたニーナとの口付けを堪能する。
「頑張ったねダン! もうこの世界には、貴方が戦わなきゃいけない理由は残ってないんだよーっ。あとは毎日ニコニコしながら私たちを可愛がって欲しいのーっ」
「ははっ。この調子じゃベッドの上では毎日死闘を繰り広げる事になりそうだね?」
「あったりまえなのっ! 何人子供を産んだって、死ぬまで死ぬほど可愛がってもらわなきゃ困るんだからーっ」
「死ぬまでなんて嫌だね。死んでも俺の魂は永遠にみんなを愛するよ。たとえ魂が滅んでも君への想いだけは変わらないって約束するよ」
「あはっ。なら死んでも離しちゃダメだよ? 何度生まれ変わってもいっぱいえっちしようねっ」
当然だよと笑いながら、改めてニーナと唇を重ねる。
いつものように快楽を貪るような情熱的な口付けではなく、お互いの存在を確かめ合うように舌を絡め合い、お互いの気持ちを伝え合うように抱き締め合う。
そしてニーナを思う愛しさが最高潮に達した時に、興奮とは縁遠い不思議と凪いだ気持ちのまま、俺の想いがゆっくりとニーナに注ぎ込まれていった。
俺もニーナも、俺達を見ている周りのみんなからも幸せな気持ちが溢れ出して、ニーナの中に奇跡を起こしてくれたような感覚がした。
「なぁんだ……。簡単なことだったのぉ……」
いつもとは比べられないほどにゆっくりと子種を注ぎ込まれているニーナが、俺にぎゅーっとしがみつきながら甘く愛を囁いてくれる。
「きっと私は貴方の子供を産むほど幸せになっちゃうから、これから家族がどんどん増えていくのぉ……。やっぱりこのおうち、もっともっと大きくしなきゃいけないねぇ……」
「始めは広くて暗くボロくて持て余していた家だったのにね? いつのまにかもうこの家じゃ収まりきれないくらい幸せになっちゃったよ」
「もー、ボロいは余計なのーっ。ダンの修理がへたくそだったのが悪いんだからねーっ?」
「ごめんごめん。本当に何も出来なくて、始めはニーナに迷惑ばかりかけちゃってたね」
「本当に何も出来ないのに、それでも私達を諦めないでくれてありがとうなのっ! ダン、大好きなのーっ!」
お互いぎゅーっと抱き締め合って、心と身体と魂を重ね合う。
いつもよりゆっくりと膨らむニーナのお腹がいっぱいになった時、なぜか意識を保ったままでニーナの深獣化が解除され、それを合図にニーナのターンが終了した。
心は穏やかながらも体の方がガチガチでギンギンで、先端から微妙に溢れるほどのやる気に満ちている俺は、ニーナから引き抜いたそれをそのままティムルの中にゆっくりと沈めていく。
「あはーっ。始めは貴方とニーナちゃんの生活に私も混ぜてくれればそれで満足だったはずなのにねぇ。お姉さんは欲張りだから、もっともっと幸せになりたくなっちゃったわぁ」
「欲張りなお姉さんには寝室の中でも外でもすっごくお世話になったよ。今後は子育てでもお世話になっちゃうかな?」
「流石のお姉さんも子育ての経験は無いからぁ……。ダンには一緒に沢山苦労して欲しいなー?」
「……ぷっ。ははっ、了解だよティムル」
始めはニーナが羨ましいと言って俺達に近付いてきたティムルが、いつかニーナが言ったのと同じ事を言いながら俺を受け入れてくれた。
なんだかそれが妙に嬉しくて、その気持ちを残さずティムルに注ぎ込んだのだった。
甘く息を吐きながら自身の下腹を撫でるティムルから身を離し、ワクワクという音が聞こえそうなほど期待に満ちた視線を向けてくれるフラッタを抱き締める。
「待たせたねフラッタ。ようやく俺の可愛いフラッタに俺の子供を産ませてあげられるよ。フラッタが妊娠したら、毎日ラトリアと一緒におっぱい搾ってあげるからね?」
「ふははっ! この場にいる全員の母乳を搾る気か? 毎日ダンのお腹は妾たちの母乳で満たされてしまいそうなのじゃーっ」
なんでフラッタはエロくない雰囲気の時はド直球でエロ発言をぶっ込んでくるんだろうな?
フラッタ本人はエロ発言をしている自覚はまったく無いみたいだけどねぇ。
終始ご機嫌なフラッタと楽しくキスをしながら、フラッタの小さな身体を俺の子種で満たしてあげた。
練習と称して小柄で可愛いフラッタの小振りで可愛いおっぱいを暫くしゃぶり倒してから震えるフラッタを解放して、小麦色で生意気なリュートの巨大おっぱいにしゃぶりつく。
「正直、リュートの問題は俺の想像を何度も飛び越えてくるくらい大変だったよ。でもその報酬がとしてこのおっぱいを独り占め出来ているんだから、頑張った甲斐もあったってものだねっ」
「何度も想像を超えて来たのは君のほうでしょ? 会ったこともない妹のアウラや死んだはずの姉さんまで取り返してくれるんだもん。450年もの孤独な独り旅なんて、もう冗談抜きで思い出せなくなっちゃったよーっ」
おっぱいをしゃぶる俺の頭をぎゅーっと力いっぱい抱き締めてくるリュート。
しかしフラッタとはおっぱい事情の違うリュートのおっぱいハグは、割と冗談抜きで窒息死してしまいそうだ。
みんなを孕ませるまで死ぬわけにはいかないので、何をしてもうっとりと喜んでくるリュートの全身を弄りながらたっぷりと子種を注ぎ込み、リュートの中にも新しい生命が宿った確信を得たのだった。
フラッタとラトリアの母乳を一緒に啜るのもいいけど、リュートとフラッタのおっぱいを一緒にしゃぶるのもオツだなぁなんて思いながら暫くリュートの乳を吸い、それでもまだ物足りなそうなリュートにひと言ごめんと謝ってから、恋する乙女のような熱っぽい視線を送ってくるヴァルゴの中に矛を収める。
「これから魔人族の人口を増やすくらいにヴァルゴには子供を産んでもらうからね? 母親になってもヴァルゴが最強のままでいられるかなぁ?」
「ふふ。毎晩旦那様と極限状態で死合っておりますから、最強への道を後進に譲る気はありませんよ? 未だ旦那様の背中を追う日々ではありますが、強さを追い求める姿もまた最強たる者の姿だと信じております」
今日はいつものバイブレーションバトルは控え、お互いの感触だけをじっくりと堪能していく。
誰よりも槍の扱いに長けたヴァルゴの感触に酔いしれながら、ゆっくりとヴァルゴにも精液を流し込んでいく。
武人のヴァルゴが俺の腕の中で完全にリラックスしてくれている事を嬉しく思いながら、ヴァルゴと俺の愛の結晶をヴァルゴの中に作り出した。
ヴァルゴをたっぷり満たした後は、既にブタ耳を生やして準備万端のムーリをベッドの上に引き摺り込む。
「順番を無視してパーティメンバーを優先しちゃってごめん。特に何も考えずに自然とヴァルゴを先に孕ませちゃったよ」
「んふふー。今更順番なんて気にしません。でも悪いと思って余計に可愛がってくださるのなら大歓迎ですよーっ」
マシュマロムーリの柔らかいおっぱいを押し潰すように正面から抱き合って、ムーリを初めて愛したあの晩の様にゆっくりゆっくり彼女の中を往復する。
しかしあの頃と違って散々えっちな経験を重ねてきたムーリは、善がりながらも余裕を残して俺のキスに応じてくれる。
しっかりとムーリも孕ませたあと、巨大なおっぱいをしゃぶりながら暫くムーリの中を掻き回し、順番を無視してしまったことへのお詫びを済ませてからラトリアを抱き締めた。
「婚姻を結んだのは後だったけど、その前からお前はもう家族だったからね。今後はフラッタのおっぱいと一緒にお前のおっぱいを毎日しゃぶってあげるって約束するよ」
「その約束、する意味あります? 約束しなくても毎日欠かさず限界までしゃぶるくせにっ」
楽しげに自身のおっぱいを持ち上げて、どうぞ吸ってくださいとばかりに差し出されたラトリアのおっぱいをぱくりと口に含む。
相変わらず良く出るお乳をたっぷりと吸いながら、ラトリアの中に思い切りミルクをお返ししてあげた。
竜化したラトリアの1番奥をしつこくノックしながら残ったメンバーを見渡すと、どうやらまだ家族の半分も孕ませ終わっていない事実にちょっと笑ってしまった。
8人もの女性を孕ませたっていうのに、これから更に倍近い人数を孕ませていいだなんて夢のようだな?
ヴァルゴの順番を変えてしまったので後回しにしてしまったエマを呼び寄せ、幸せな気持ちで残ったメンバーへの子作りに励むのだった。
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孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
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