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「はぁっ……! はぁっ……!」
「最後に残るのはお前だと思ってたよ。ムーリ」
俺の目の前では巨乳を丸出しにしたムーリが顔を紅潮させていて、それでも乱れた吐息と震える身体で槍を俺に向けている。
最早完全に発情しきっていて戦える状態ではないんだけど、それでも最後まで諦めずに戦う意志を失わないムーリに、既に彼女が目指している母の強さというものを強く感じさせられた。
ムーリたちとのセクハラ手合わせは2時間以上にも及び、攻撃を受け止める対価にみんなのおっぱいをつっついたり舐め回したり引っ張ったり、お尻を撫で回したりキスしたり抱きしめたりと、もう思いつく限りのセクハラ痴漢行為を楽しんだ結果、エロ耐性の高いムーリが最後に残ってしまったのだ
脱落したみんなはとても俺以外には見せられない素敵な表情で失神してしまっているので、ムーリを無力化したら改めて楽しませてもらうとしよう。
ならさっさとムーリを無力化しろよという話でもあるんだけど、セクハラする前に剣も槍も受け止めるって約束しちゃったからね。
それにこの状況でもまだ諦めていないムーリの渾身の1撃を受けずに決着するなんて、流石に勿体無さ過ぎるんだよ?
「はぁ~……。はぁ~……。はぁ~……」
「ゆっくり息を整えてね。俺は呼吸に合わせて揺れるお前のおっぱいを見て楽しんでおくから」
「ふぅ……。ふぅ……。私のおっぱいはダンさんのおっぱいなんですから好きなだけ見ててもいいですよ。なんなら触っても吸っても歯を立てても構いませんけど?」
「心配しなくても決着した後にひたすら楽しませてもらうよ。最後に残ったご褒美も兼ねてね」
軽口を交わしながらも槍の切っ先は俺に向けたままで、油断なく静かに息を整えるムーリの姿にちょっとした感動すら覚えてしまう。
かつて子供達を守る為にと、井戸の使用の対価にこの巨乳を俺に差し出そうとしたムーリ。
コットン1人を助ける為に、エロ司祭ガリアに弄ばれそうになっていたムーリ。
そんな彼女が極限の状態に追い込まれてなお、夫である俺に対しても甘えずに最後まで立ち向かう強さを得たのだから、感動を覚えてしまうのも無理はないよなぁ。
「行きますよダンさんっ! 貴方とニーナさんに出会ってから私がどれだけ強くなったのか、貴方に挑むことで確かめさせてくださいっ!」
「おいでムーリ。確かめるまでもなくお前は本当に強くなったけれど、夫としてお前の強さ、正面から受け止めてあげるよ」
「たぁーーーっ!」
俺の首元を狙って躊躇なく突き込まれるムーリの槍。
基本に忠実に真面目に研鑽を積んだムーリは、その切っ先に己の体重を乗せながらも両足でしっかりと地面を踏みしめ、美しい姿勢を保ったままだ。
更には突きよりも槍を引く方が早く、槍を引き戻す動きも次の1撃に連動させていく様は、最小の力で無限の連撃を生み出すヴァルゴの槍をしっかりと受継いでいる。
そんな彼女の槍をなるべく正面から受け止め、彼女がこの1年ちょっとで獲得した強さを堪能する。
「くっ! 私のおっぱいに視線すら向けないなんて、貴方本当にダンさんですかっ!?」
「もっと集中してムーリ。俺に槍を突き入れる事に躊躇うな」
「……っ!」
俺の指摘に、はっとしたような表情を見せるムーリ。
ムーリは俺との手合わせの回数は少ないし、本気の殺意を持って手合わせをしたことなんてもしかしたら無いのかもしれない。
だからかムーリの槍には、本人も気付かないくらい僅かにだけど、俺に対する遠慮と俺を傷つけるかもしれないという恐れを感じさせた。
「俺の事を信じて全力できて。本気でのぶつかり合いでしか感じられない心の繋がり、お前とも感じてみたいんだ。愛してるよムーリ」
「私だって……! 私だって、出会ったあの日からずーっと、貴方のことが大好きですよーっ!!」
愛の告白と共に放たれたムーリの全身全霊の1撃は、踏み込んできた体重と体中の流れが全て噛み合い凄まじい重さを発揮した。
まるで彼女自慢の爆乳のような重さを持ったその1撃は、決して仕合わせの暴君メンバーにも劣らないムーリの強さをしっかりと伝えてくれた。
渾身の1撃を放って動きを止めてしまったムーリを、槍を突き出した姿勢のままで抱き締める。
「……強くなったねムーリ。初めて会った時は悪意に怯えて流れに身を任せることしか出来なかったお前がここまで強くなってくれるなんて、本当に嬉しいよ」
「私、強くなれてました? 最後はもう、ダンさんの事が大好きですよーっ! ってことしか頭になかったんですけどっ」
「うん。伝わってきたよ。槍の切っ先に自分の想いを乗せられるほどの強さをムーリは身につけたんだ。俺も愛してるよムーリ。大好きだ」
愛を囁いてから唇を重ね、ムーリが槍をインベントリに収納したのを見計らって正面から2人で抱き締め合う。
そう言えばムーリとの初キスは頭突きみたいで痛かった記憶しかないなぁなんて思いながら、彼女の柔らかい身体と舌の感触を堪能する。
そのままムーリを抱き上げて、キスをしたまま他のみんなと合流した。
「お疲れ様なのダンっ。随分盛り上がってるみたいだけど、ここでもう1回みんなを抱いてくのー?」
「ぷはっ。いや、マグエルに帰りたいな。ムーリとの縁を繋いでくれたあの家でムーリを可愛がってあげたくなっちゃった」
「ダンさぁん……。ダンさぁんっ……!」
「あははっ。ムーリったらいつも以上にダンのことしか見えてないのっ。それじゃ帰ろっ。帰って私たち全員を確実に孕ませて欲しいのーっ」
くすくすと笑いながら妊娠を懇願したニーナは、アナザーポータルを発動して家族と共に率先して脱出していく。
みんなが脱出していく間、俺とムーリはひたすらキスを続けていて、そんな俺達2人をティムルが優しげな眼差しで見守ってくれていた。
そして残るは俺達3人だけになり、ティムルは俺とムーリの転移を見届けてから最後に転移するつもりのようだったので、やはりキスしたままのムーリを抱きかかえてアナザーポータルに足を踏み入れ……。
「……あらぁ? 気のせい、かしら?」
「んー?」
「あ、ごめん。なんでもないわー」
転移する直前、態々熱視を発動させたティムルが首を傾げながら周囲を見回していた。
ムーリと互いの舌を吸いあったまま首を傾げてみせると、なんでもないわと直ぐに熱視を解除するティムル。
「なんとなく違和感みたいなものを感じたんだけど、別に何もないし。ダンも何も感じてないようだし気のせいでしょ」
「ふむー?」
ティムルの言葉に改めてフルファインダーを展開してみるも、特に気になる要素は感じられなかった。
手合わせの際中にみんなが作った、無数のえっちな水溜りの方が気になってしまうくらいだな?
狒々という前例もあるけど、あいつらだってフルファインダーは掻い潜れなかったんだし、流石に何もないよな?
自分で言っててフラグ感半端ないけど、ティムルお姉さんも気のせいだと言っているんだし、ここは我が家の女神の意見を採用しておこう。
ごめんごめんと謝るティムルの腰を抱き寄せ、ムーリとティムルの2人とキスを交わしながら奈落を後にするのだった。
「ルチネたち3人は、えっちの間ずーっと俺のお尻を舐めてくれる? やり方はラトリアとカレンが見せてくれるからさ」
マグエルの自宅に帰還した俺は、ティムルとムーリをベッドに押し倒しながら性奴隷3人に指示を出しておく。
性奴隷の3人にはこういうことを気軽に頼めるのがいいよなぁ。
え、今までもみんなに気軽に頼んでいただろって? ソウデスネ。
「だからなんで態々私を指名するのだ貴様はっ……! 3人の前で貴様の尻を舐めさせられる私の身にもなってくれ……!」
そんなこと言いながらも、既に俺の後ろに跪いているカレン。
嫌がる素振りを見せておきながらも何の躊躇いもなく俺の中に舌を入れてくるカレンの感触を楽しみながら、ムーリの中にゆっくりとその身を沈めていく。
ムーリとティムルに交互にお邪魔しながらキスを楽しんでいると、戸締りや調理を終えたらしいニーナが気軽な調子で問いかけてくる。
「ねぇダン。なんとなくいつものえっちの雰囲気だけど、このままで貴方の子供をちゃんと妊娠できるのー?」
「ああ、子作りは1人1人じっくり仕込みたいから、まずはいつも通り1回みんなを愛したいと思ってるんだ。1度全員を満足させた上で、1人1人順番に俺の子供を孕ませてあげようと思っててさ」
「あはっ。じゃあまずは普通にえっちするんだねー? 了解なのっ。食べ物とお水は部屋の外に沢山用意しておいたから、後はひたすらえっちするのーっ!」
俺とムーリとティムルの頭を順番に撫でるニーナ。
ニーナに撫でられた2人は嬉しそうに体の力を抜きながらも、身体の中だけはきゅううっと強く締め付けてくるから堪らないんだよ?
「ダンさんの事は大好きなんですけど、ニーナさんにも感謝してますっ……! 貴女が受け入れてくれなかったら、私はこんなにも幸せにはなれませんでした……!」
「あははっ。なに言ってるのムーリ? ダンはマグエルに来たばかりの頃から貴女のおっぱいに釘付けだったんだよー? 貴女が幸せになれたのは、きっとこの大きいおっぱいのおかげなのーっ」
「流石におっぱいでムーリを受け入れたわけじゃないからねっ!? 勿論おっぱいも大好きだけど、おっぱい抜きでもムーリの事が大好きだからお嫁さんにしたんだよっ!?」
「ふふっ。私もえっちなダンさんが大好きですよーっ。えっちなくせに、私を受け入れるまで半年もかける奥手なダンさんが大好きですっ」
「ぐっ……!」
べ、別に奥手だったわけじゃなくて、ムーリを迎え入れる予定は無かったんだってばっ!
でもこうして根元まで突っ込んで奥にびゅーびゅー出しながら言っても何の説得力も無いっすね!?
ムーリに注ぎ込む俺の耳をはむはむしながら、耳元でくすくす笑うティムルの吐息がこそばゆい。
「あはーっ。ダンと出会って家族になってない女の方が少ないんじゃないのー? アッチンに向かう途中に助けた女たちだって、ダンと出会うのがもう少し遅ければ全員丸ごと家族に迎え入れてたんじゃないかしらぁ?」
「いやいや。あの頃はご主人様を遠慮なく搾り取ってくる奴隷2人に手を焼いてましたから? 他の女性を迎えるなんてとてもとても」
「身体の限界を超えても私たちを求めてきたダンが言っても、なぁんの説得力も無いんですけどーっ?」
ニコニコ笑いながら俺の顔を抱き寄せて、はむっと美味しそうに俺の舌を吸ってくるティムル。
ムーリは締め付けてくるしティムルは俺の舌を音を立てて吸ってくるし、俺のお尻をぎこちなく舐め回すルチネの舌の感触は最高なんだけど、なんとなくえっちな雰囲気になりきれてないな?
まるで日常の一部であるように、肌を重ね合うのが自然な行為であるように、リラックスした雰囲気の中でみんなと愛し合えている気がする。
ムーリに限界まで注ぎ込んだら1度態々エルラとマドゥに掃除させて、改めてティムルに注ぎ込む。
やっている事はいつにも増してエロに特化しているのに、寝室の雰囲気はどこまでも穏やかなままだった。
「む-? 何も不思議そうな顔をしているのじゃ? 何か気になることでもあるのかのう?」
ラトリアのおっぱいを搾り上げながら思い切り注ぎ込む俺に、首に抱きついたフラッタが可愛く首を傾げながら問いかけてくる。
そんなフラッタを抱き締め返してよしよしなでなでしながら、今自分が感じている気持ちを素直に吐露する。
「いやさフラッタ。いつも以上にえっちなことをしている割には、いつもよりも穏やかな雰囲気なのがちょっと不思議でさ。俺だけじゃなくて、なんかみんなもいつもよりリラックスしてるよね?」
「みんながリラックスしておるのは、ダンがリラックスしておるからじゃぞ? こんなに穏やかに妾たちを抱いてくれるダンなど珍しいのじゃっ」
「俺がいつもよりリラックスしてる……?」
言われてみれば、確かに今の俺は最高にリラックスしている気がする。
ある1部分だけはいつも以上に硬くなっている気がするけれど、ラトリアのおっぱいを搾り上げてべろべろちゅぱちゅぱするのがひたすら楽しくて仕方ないな?
「今のダンは妾たちを慰めたりもしておらぬし、逆に妾たちに甘えてもおらぬのじゃ。考えるべき悩みもなく、このあとに控える1人1人との種付けを楽しみにしているだけに見えるのじゃ」
「そりゃあ楽しみに決まってるよ? 可愛いフラッタに俺の子供を孕ませて、ラトリアとフラッタのおっぱいを一緒に吸うのは俺の夢の1つでもあったからね」
「それなのじゃダン。今のこの寝室の雰囲気は、かつてダンが夢見た光景そのものなのじゃっ」
「え?」
フラッタの言っている事が分からなくて動きを止めてしまった一瞬の隙に、ラトリアから俺を奪って根元まで俺を受け入れてしまったフラッタ。
気持ち良さそうに小さな身体を震わせながら、俺の耳元で続きを話してくれる。
「王国を救い帝国を救い、海まで越えて湖人族も救ってみせたじゃろう? もうこの世界にはダンが心配する何かなど残っていないのじゃ」
「ん……。確かに神器も邪神ももう片付いたし、レガリアだってもういないけど……」
「全ての憂いを片付けて、愛する家族とひたすら寝室に篭る生活。これがかつてダンの夢見た幸せの1つであろう? ダンの夢を叶える事が出来て、妾たちも嬉しくて仕方ないのじゃーっ」
ぎゅーっと俺に抱き付いて、きゅううううっと強く締め付けてくるフラッタ。
フラッタに言われて改めて考えてみると、確かに何の憂いもなく寝室に篭る爛れた生活を目指して、俺は今まで必死に頑張ってきたような気がする。
みんなに甘えるでもなく、みんなに頼るのでもなく、ただ気持ちのままに愛する人と触れ合える状況。
清算すべき過去も憂うべき未来の不安も存在しない、ただ愛する人たちと心穏やかに過ごすかけがえの無い時間。
「……はは。俺、自分の夢が叶ったことにも気付いてなかったなんて、うっかりしすぎだね?」
「ふははっ! 夢というのは案外そんなものだと思うのじゃっ! さぁダンよ。お主が勝ち取り辿り着いた夢の時間、心から楽しむが良いのじゃーっ!」
フラッタの言葉で、穏やかなだけだった寝室の雰囲気が多幸感で包まれていく。
さっきまでも最高に幸せだったのに、こんなにあっさりともっと幸せにしてくれるんだから……。
コレだからフラッタは困るんだよ? あまりにも魅力的過ぎてさ。
夢の時間を自覚させてくれたフラッタに、感謝の気持ちを思い切り注ぎ込んでいく。
ここが俺の夢見た場所であるというなら、フラッタの言う通りに心から楽しませてもらっちゃうぜーっ!
これから生涯こんな時間が続くなんて幸せすぎるでしょっ!
そりゃあ勇者や英雄の皆さんも、命を懸けて世界の1つや2つ救っちゃうわけだーっ!
「最後に残るのはお前だと思ってたよ。ムーリ」
俺の目の前では巨乳を丸出しにしたムーリが顔を紅潮させていて、それでも乱れた吐息と震える身体で槍を俺に向けている。
最早完全に発情しきっていて戦える状態ではないんだけど、それでも最後まで諦めずに戦う意志を失わないムーリに、既に彼女が目指している母の強さというものを強く感じさせられた。
ムーリたちとのセクハラ手合わせは2時間以上にも及び、攻撃を受け止める対価にみんなのおっぱいをつっついたり舐め回したり引っ張ったり、お尻を撫で回したりキスしたり抱きしめたりと、もう思いつく限りのセクハラ痴漢行為を楽しんだ結果、エロ耐性の高いムーリが最後に残ってしまったのだ
脱落したみんなはとても俺以外には見せられない素敵な表情で失神してしまっているので、ムーリを無力化したら改めて楽しませてもらうとしよう。
ならさっさとムーリを無力化しろよという話でもあるんだけど、セクハラする前に剣も槍も受け止めるって約束しちゃったからね。
それにこの状況でもまだ諦めていないムーリの渾身の1撃を受けずに決着するなんて、流石に勿体無さ過ぎるんだよ?
「はぁ~……。はぁ~……。はぁ~……」
「ゆっくり息を整えてね。俺は呼吸に合わせて揺れるお前のおっぱいを見て楽しんでおくから」
「ふぅ……。ふぅ……。私のおっぱいはダンさんのおっぱいなんですから好きなだけ見ててもいいですよ。なんなら触っても吸っても歯を立てても構いませんけど?」
「心配しなくても決着した後にひたすら楽しませてもらうよ。最後に残ったご褒美も兼ねてね」
軽口を交わしながらも槍の切っ先は俺に向けたままで、油断なく静かに息を整えるムーリの姿にちょっとした感動すら覚えてしまう。
かつて子供達を守る為にと、井戸の使用の対価にこの巨乳を俺に差し出そうとしたムーリ。
コットン1人を助ける為に、エロ司祭ガリアに弄ばれそうになっていたムーリ。
そんな彼女が極限の状態に追い込まれてなお、夫である俺に対しても甘えずに最後まで立ち向かう強さを得たのだから、感動を覚えてしまうのも無理はないよなぁ。
「行きますよダンさんっ! 貴方とニーナさんに出会ってから私がどれだけ強くなったのか、貴方に挑むことで確かめさせてくださいっ!」
「おいでムーリ。確かめるまでもなくお前は本当に強くなったけれど、夫としてお前の強さ、正面から受け止めてあげるよ」
「たぁーーーっ!」
俺の首元を狙って躊躇なく突き込まれるムーリの槍。
基本に忠実に真面目に研鑽を積んだムーリは、その切っ先に己の体重を乗せながらも両足でしっかりと地面を踏みしめ、美しい姿勢を保ったままだ。
更には突きよりも槍を引く方が早く、槍を引き戻す動きも次の1撃に連動させていく様は、最小の力で無限の連撃を生み出すヴァルゴの槍をしっかりと受継いでいる。
そんな彼女の槍をなるべく正面から受け止め、彼女がこの1年ちょっとで獲得した強さを堪能する。
「くっ! 私のおっぱいに視線すら向けないなんて、貴方本当にダンさんですかっ!?」
「もっと集中してムーリ。俺に槍を突き入れる事に躊躇うな」
「……っ!」
俺の指摘に、はっとしたような表情を見せるムーリ。
ムーリは俺との手合わせの回数は少ないし、本気の殺意を持って手合わせをしたことなんてもしかしたら無いのかもしれない。
だからかムーリの槍には、本人も気付かないくらい僅かにだけど、俺に対する遠慮と俺を傷つけるかもしれないという恐れを感じさせた。
「俺の事を信じて全力できて。本気でのぶつかり合いでしか感じられない心の繋がり、お前とも感じてみたいんだ。愛してるよムーリ」
「私だって……! 私だって、出会ったあの日からずーっと、貴方のことが大好きですよーっ!!」
愛の告白と共に放たれたムーリの全身全霊の1撃は、踏み込んできた体重と体中の流れが全て噛み合い凄まじい重さを発揮した。
まるで彼女自慢の爆乳のような重さを持ったその1撃は、決して仕合わせの暴君メンバーにも劣らないムーリの強さをしっかりと伝えてくれた。
渾身の1撃を放って動きを止めてしまったムーリを、槍を突き出した姿勢のままで抱き締める。
「……強くなったねムーリ。初めて会った時は悪意に怯えて流れに身を任せることしか出来なかったお前がここまで強くなってくれるなんて、本当に嬉しいよ」
「私、強くなれてました? 最後はもう、ダンさんの事が大好きですよーっ! ってことしか頭になかったんですけどっ」
「うん。伝わってきたよ。槍の切っ先に自分の想いを乗せられるほどの強さをムーリは身につけたんだ。俺も愛してるよムーリ。大好きだ」
愛を囁いてから唇を重ね、ムーリが槍をインベントリに収納したのを見計らって正面から2人で抱き締め合う。
そう言えばムーリとの初キスは頭突きみたいで痛かった記憶しかないなぁなんて思いながら、彼女の柔らかい身体と舌の感触を堪能する。
そのままムーリを抱き上げて、キスをしたまま他のみんなと合流した。
「お疲れ様なのダンっ。随分盛り上がってるみたいだけど、ここでもう1回みんなを抱いてくのー?」
「ぷはっ。いや、マグエルに帰りたいな。ムーリとの縁を繋いでくれたあの家でムーリを可愛がってあげたくなっちゃった」
「ダンさぁん……。ダンさぁんっ……!」
「あははっ。ムーリったらいつも以上にダンのことしか見えてないのっ。それじゃ帰ろっ。帰って私たち全員を確実に孕ませて欲しいのーっ」
くすくすと笑いながら妊娠を懇願したニーナは、アナザーポータルを発動して家族と共に率先して脱出していく。
みんなが脱出していく間、俺とムーリはひたすらキスを続けていて、そんな俺達2人をティムルが優しげな眼差しで見守ってくれていた。
そして残るは俺達3人だけになり、ティムルは俺とムーリの転移を見届けてから最後に転移するつもりのようだったので、やはりキスしたままのムーリを抱きかかえてアナザーポータルに足を踏み入れ……。
「……あらぁ? 気のせい、かしら?」
「んー?」
「あ、ごめん。なんでもないわー」
転移する直前、態々熱視を発動させたティムルが首を傾げながら周囲を見回していた。
ムーリと互いの舌を吸いあったまま首を傾げてみせると、なんでもないわと直ぐに熱視を解除するティムル。
「なんとなく違和感みたいなものを感じたんだけど、別に何もないし。ダンも何も感じてないようだし気のせいでしょ」
「ふむー?」
ティムルの言葉に改めてフルファインダーを展開してみるも、特に気になる要素は感じられなかった。
手合わせの際中にみんなが作った、無数のえっちな水溜りの方が気になってしまうくらいだな?
狒々という前例もあるけど、あいつらだってフルファインダーは掻い潜れなかったんだし、流石に何もないよな?
自分で言っててフラグ感半端ないけど、ティムルお姉さんも気のせいだと言っているんだし、ここは我が家の女神の意見を採用しておこう。
ごめんごめんと謝るティムルの腰を抱き寄せ、ムーリとティムルの2人とキスを交わしながら奈落を後にするのだった。
「ルチネたち3人は、えっちの間ずーっと俺のお尻を舐めてくれる? やり方はラトリアとカレンが見せてくれるからさ」
マグエルの自宅に帰還した俺は、ティムルとムーリをベッドに押し倒しながら性奴隷3人に指示を出しておく。
性奴隷の3人にはこういうことを気軽に頼めるのがいいよなぁ。
え、今までもみんなに気軽に頼んでいただろって? ソウデスネ。
「だからなんで態々私を指名するのだ貴様はっ……! 3人の前で貴様の尻を舐めさせられる私の身にもなってくれ……!」
そんなこと言いながらも、既に俺の後ろに跪いているカレン。
嫌がる素振りを見せておきながらも何の躊躇いもなく俺の中に舌を入れてくるカレンの感触を楽しみながら、ムーリの中にゆっくりとその身を沈めていく。
ムーリとティムルに交互にお邪魔しながらキスを楽しんでいると、戸締りや調理を終えたらしいニーナが気軽な調子で問いかけてくる。
「ねぇダン。なんとなくいつものえっちの雰囲気だけど、このままで貴方の子供をちゃんと妊娠できるのー?」
「ああ、子作りは1人1人じっくり仕込みたいから、まずはいつも通り1回みんなを愛したいと思ってるんだ。1度全員を満足させた上で、1人1人順番に俺の子供を孕ませてあげようと思っててさ」
「あはっ。じゃあまずは普通にえっちするんだねー? 了解なのっ。食べ物とお水は部屋の外に沢山用意しておいたから、後はひたすらえっちするのーっ!」
俺とムーリとティムルの頭を順番に撫でるニーナ。
ニーナに撫でられた2人は嬉しそうに体の力を抜きながらも、身体の中だけはきゅううっと強く締め付けてくるから堪らないんだよ?
「ダンさんの事は大好きなんですけど、ニーナさんにも感謝してますっ……! 貴女が受け入れてくれなかったら、私はこんなにも幸せにはなれませんでした……!」
「あははっ。なに言ってるのムーリ? ダンはマグエルに来たばかりの頃から貴女のおっぱいに釘付けだったんだよー? 貴女が幸せになれたのは、きっとこの大きいおっぱいのおかげなのーっ」
「流石におっぱいでムーリを受け入れたわけじゃないからねっ!? 勿論おっぱいも大好きだけど、おっぱい抜きでもムーリの事が大好きだからお嫁さんにしたんだよっ!?」
「ふふっ。私もえっちなダンさんが大好きですよーっ。えっちなくせに、私を受け入れるまで半年もかける奥手なダンさんが大好きですっ」
「ぐっ……!」
べ、別に奥手だったわけじゃなくて、ムーリを迎え入れる予定は無かったんだってばっ!
でもこうして根元まで突っ込んで奥にびゅーびゅー出しながら言っても何の説得力も無いっすね!?
ムーリに注ぎ込む俺の耳をはむはむしながら、耳元でくすくす笑うティムルの吐息がこそばゆい。
「あはーっ。ダンと出会って家族になってない女の方が少ないんじゃないのー? アッチンに向かう途中に助けた女たちだって、ダンと出会うのがもう少し遅ければ全員丸ごと家族に迎え入れてたんじゃないかしらぁ?」
「いやいや。あの頃はご主人様を遠慮なく搾り取ってくる奴隷2人に手を焼いてましたから? 他の女性を迎えるなんてとてもとても」
「身体の限界を超えても私たちを求めてきたダンが言っても、なぁんの説得力も無いんですけどーっ?」
ニコニコ笑いながら俺の顔を抱き寄せて、はむっと美味しそうに俺の舌を吸ってくるティムル。
ムーリは締め付けてくるしティムルは俺の舌を音を立てて吸ってくるし、俺のお尻をぎこちなく舐め回すルチネの舌の感触は最高なんだけど、なんとなくえっちな雰囲気になりきれてないな?
まるで日常の一部であるように、肌を重ね合うのが自然な行為であるように、リラックスした雰囲気の中でみんなと愛し合えている気がする。
ムーリに限界まで注ぎ込んだら1度態々エルラとマドゥに掃除させて、改めてティムルに注ぎ込む。
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「む-? 何も不思議そうな顔をしているのじゃ? 何か気になることでもあるのかのう?」
ラトリアのおっぱいを搾り上げながら思い切り注ぎ込む俺に、首に抱きついたフラッタが可愛く首を傾げながら問いかけてくる。
そんなフラッタを抱き締め返してよしよしなでなでしながら、今自分が感じている気持ちを素直に吐露する。
「いやさフラッタ。いつも以上にえっちなことをしている割には、いつもよりも穏やかな雰囲気なのがちょっと不思議でさ。俺だけじゃなくて、なんかみんなもいつもよりリラックスしてるよね?」
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ある1部分だけはいつも以上に硬くなっている気がするけれど、ラトリアのおっぱいを搾り上げてべろべろちゅぱちゅぱするのがひたすら楽しくて仕方ないな?
「今のダンは妾たちを慰めたりもしておらぬし、逆に妾たちに甘えてもおらぬのじゃ。考えるべき悩みもなく、このあとに控える1人1人との種付けを楽しみにしているだけに見えるのじゃ」
「そりゃあ楽しみに決まってるよ? 可愛いフラッタに俺の子供を孕ませて、ラトリアとフラッタのおっぱいを一緒に吸うのは俺の夢の1つでもあったからね」
「それなのじゃダン。今のこの寝室の雰囲気は、かつてダンが夢見た光景そのものなのじゃっ」
「え?」
フラッタの言っている事が分からなくて動きを止めてしまった一瞬の隙に、ラトリアから俺を奪って根元まで俺を受け入れてしまったフラッタ。
気持ち良さそうに小さな身体を震わせながら、俺の耳元で続きを話してくれる。
「王国を救い帝国を救い、海まで越えて湖人族も救ってみせたじゃろう? もうこの世界にはダンが心配する何かなど残っていないのじゃ」
「ん……。確かに神器も邪神ももう片付いたし、レガリアだってもういないけど……」
「全ての憂いを片付けて、愛する家族とひたすら寝室に篭る生活。これがかつてダンの夢見た幸せの1つであろう? ダンの夢を叶える事が出来て、妾たちも嬉しくて仕方ないのじゃーっ」
ぎゅーっと俺に抱き付いて、きゅううううっと強く締め付けてくるフラッタ。
フラッタに言われて改めて考えてみると、確かに何の憂いもなく寝室に篭る爛れた生活を目指して、俺は今まで必死に頑張ってきたような気がする。
みんなに甘えるでもなく、みんなに頼るのでもなく、ただ気持ちのままに愛する人と触れ合える状況。
清算すべき過去も憂うべき未来の不安も存在しない、ただ愛する人たちと心穏やかに過ごすかけがえの無い時間。
「……はは。俺、自分の夢が叶ったことにも気付いてなかったなんて、うっかりしすぎだね?」
「ふははっ! 夢というのは案外そんなものだと思うのじゃっ! さぁダンよ。お主が勝ち取り辿り着いた夢の時間、心から楽しむが良いのじゃーっ!」
フラッタの言葉で、穏やかなだけだった寝室の雰囲気が多幸感で包まれていく。
さっきまでも最高に幸せだったのに、こんなにあっさりともっと幸せにしてくれるんだから……。
コレだからフラッタは困るんだよ? あまりにも魅力的過ぎてさ。
夢の時間を自覚させてくれたフラッタに、感謝の気持ちを思い切り注ぎ込んでいく。
ここが俺の夢見た場所であるというなら、フラッタの言う通りに心から楽しませてもらっちゃうぜーっ!
これから生涯こんな時間が続くなんて幸せすぎるでしょっ!
そりゃあ勇者や英雄の皆さんも、命を懸けて世界の1つや2つ救っちゃうわけだーっ!
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