異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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819 慟哭の最終決戦⑫ ワールドワイド

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「俺の魔力を掴み取れ、ユニーーーーッ!!」


 俺の叫びに応えるように、遥か遠くで俺の魔力に伝わってくるユニの魔力。

 実は半信半疑だったので、無事にユニの魔力を感じ取れてコッソリ胸を撫で下ろす。


 世界の魔力の均衡を保つために、世界樹であるユニには世界中の魔力を関知する能力が備わっているはずだとは予想できた。

 しかし遠く離れたヴェルモート帝国に居てもユニとコンタクトが取れるかは自信が無かったのだ。


 普段と違う時間に俺を感じられたためか、ユニから嬉しい気持ちが流れ込んでくる。

 そんな娘の気持ちを正面から受け止めつつ、ユニにも協力をお願いする。


「この世界を守る為に、世界樹であるお前にも協力して欲しいんだ。お前と繋がった俺の魔力を、更にお前の力で世界中の人々に届けて欲しい!」

(…………?)

「なんでって……! そんなの決まってるっ。世界を救ってきた救世主セイヴァーを、今度はみんなの手で救うためだよっ!」

(……? …………??)


 しかし俺がどれだけ必死に訴えかけても、ユニからは困惑したような感情と疑問ばかりが返ってくる。

 世界を救ってきたのは俺だって? ユニまでそんなこと言うんじゃありませんっ!


 娘に好かれるのは嬉しいんだけど、好かれすぎてガルシアさんの救出に協力してもらえないのは困るんだっての!

 お前世界樹なんだから、家族以外はどうでもいいなんて言っちゃダメだってばっ! そんなところまで両親に似なくていいからねっ!?


「俺の事が大好きなら、それこそガルシアさんを助ける為に強力してくれぇっ! ガルシアさんは俺の命の恩人なんだ! 彼が居なかったらユニと出会うことも出来なかったんだーーっ!!」

(……っ! ……っ)


 俺の命の恩人で、ガルシアさんが居なかったら俺はユニと出会う前に旧開拓村で殺されていた。

 それを知ったユニからは、決意と感謝に満ちた魔力が世界中に放たれる。


 結局ガルシアさんを助ける為にも俺を理由付けにしなきゃ動いてくれないとか、ユニはお父さんっ娘だなぁ。


『我の前で世界と繋がるか神殺しぃぃぃっ!! ならば我は滅ぼそう!! 貴様と繋がる全てを! この世界そのものをなぁぁぁっ!!』


 まったくユニは仕方ないなーなんてほっこりしていると、闇夜に轟く雷を思わせる終末の慟哭が鳴り響く。

 どうやら俺にボコボコにされた傷も癒え、呼び水の鏡で取り込んだ異界の魔力を精霊憑依の要領で身に纏い、先ほどよりも大幅に自己強化を果たしてしまったようだ。


 しかし我が家の愛しい家族も負けてはいない。

 狐っ娘ニーナは新たに生えた3本目のモフモフしっぽをゆらゆら揺らし、長めの八重歯にしか見えない控えめな牙を生やしたフラッタが魔力を爆発させているからなっ。


「私の前でダンを害そうなんていい度胸なのっ! ダンでも掻き集められないくらいに粉々のバラバラに引き裂いてやるんだからーーーっ!!」

「妾達は仕合わせの暴君! この世の不幸を思いのままに壊して回る幸せの破壊者なのじゃ! 終の神ガルフェリアよ! 妾たちの前に立ったこと、永遠に後悔しながら滅びるが良いのじゃぁぁぁっ!!」


 光のような速さでガルフェリアに向かっていく好色家姉妹。

 しかし一直線にガルフェリアに向かっていく青き流星フラッタと違い、好色家姉のニーナは俺とガルフェリアのちょうど中間くらいの位置で足を止める。


「私とダンの家族を奪った貴方を、私は絶対に許さないのっ! 家族みんなで幸せになるためなら。私はダンと一緒に神様だって滅ぼしてやるのっ! 絶影ーーーーっ!!」


 未だ声すら届かないような距離を保ったまま、無限射程ウェポンスキルである絶影と重連撃を武器に纏わせ、まるで神楽を踊るように斬撃を繰り出すニーナ。

 その距離が絶影の斬撃を更に拡張し、ガルフェリアの巨体を切り刻む巨大な刃となって降り注ぐ。


 ニーナが拡張した絶影の斬撃に切り刻まれたガルフェリアは、神権魔法の構築を阻害されて戸惑っている。


『くっ……! 馬鹿なっ……!? 神殺しでも無い者が、我の魔法構築を上回る速度で魔法妨害を仕掛けてくるだとぉっ!?』

「何処を見て……おるのじゃぁぁぁぁあっ!!」

『ぐほぁっ!?』


 ニーナに気を取られるガルフェリアの腹に、乾坤一擲のフラッタの1撃が炸裂する。

 文字通り青き爆発となってガルフェリアの腹を抉ったフラッタの剣は、50メートルを超えるであろうガルフェリアの巨体をズラすほどの衝撃を生み出したようだ。


 これだからフラッタは……。

 世界一可愛いICBMミサイルみたいな奴だなぁお前は。


「おっといけません。ウカウカしていると、本当にあの2人だけでガルフェリアを滅ぼしてしまいそうですねぇ……。ラトリア。エマ。私たちも行きましょう」


 そう言うなりダークブリンガーを身に纏い、黒い箒星となってガルフェリアに突き刺さるヴァルゴ。

 うん。ヴァルゴも2人に全然負けてないんだよ?


「なんかもう自信を喪失してしまいそうなんですけどぉ……!? だけどそれでも、やっぱり貴女と一緒に戦えるのは嬉しいわ、フラッターーっ!!」

「ふふっ。自信を無くして蹲っている暇なんてありませんよねっ! 続きましょうラトリア様ーっ!!」


 公園に到着した幼子のように、何処かな楽しげにヴァルゴの背中を追いかけてゆく2人。

 強さを追い求める竜人族の2人のことだから、自信を無くしそうだと言いながらも実力さを見せ付けてくる3人と共に戦えるのが嬉しくて仕方ないんだろう。


 5人が駆けていったあと、激化した戦闘から俺とマーガレット陛下を庇うように背中に匿うカレンとターニア。

 一緒に居るカランさんとシルヴァもガルフェリアに気圧される気配もなく、実に堂々とした態度だ。


 更に俺達の後ろでは、ムーリとチャール、そしてシーズのトライラム教会の信徒3名が中心となって非戦闘員と共に祈りを捧げている。

 湖人族のクラーとミレー、そしてドギーも陸上では非戦闘員と同じ扱いなので、見よう見まねで祈りを捧げてくれているようだ。


 そんな中シャロだけが俺よりもマーガレット陛下に寄り添い、キュールが渇いた笑いを浮かべている。


「いや~……こんなものを見せ付けられちゃうとさぁ~……。学問の限界、知識の限界を感じずにはいられないよお……。終の神ガルフェリアとそれに抗う仕合わせの暴君なんて、歴史どころか神話の領域の話じゃないかぁ……!」


 神器を求めて俺に接触してきたくせに、今更神話に立ち合ったくらいで嘆かれて困るよキュール。

 歴史ってのは過去に生きてきた人たちの記録なんだから。


 神を相手にして全身全霊で人生を駆け抜ければ、神話の1つか2つくらい新たに生みだしちゃっても仕方ないと思わない?


「それじゃ俺達もそろそろ始めようか。グズグズしてると本当にガルフェリアを殺されかねない」

「あはーっ。リーチェを救う為の時間制限が敵の命って、我が家は本当に手加減が下手になっちゃったわねー?」

「敵が強すぎて手加減が出来ないのかもしれないけど……。あんなに怒ってるニーナママ、初めて見たかもぉ……」


 どこまでも俺のことしか考えていなかったニーナが、リーチェの為に俺以上に怒っているのがなんだか嬉しい。

 けれど誰よりも優しいニーナには笑っていて欲しいから、リーチェを助けることで司令官殿の怒りを静めてあげないとね。


「シャロはそのままマーガレット陛下を支えてあげて。お前の存在が俺達とマーガレット陛下を繋ぐ架け橋になると思うんだ」

「はい。ご主人様もマギーも私にとっては等しく大切な存在です。どうか安心してお任せください。マギーは私の想いを感じながら、ただひたすらにガルシア様を思い浮かべなさい。あとのことは全てご主人様がやってくれますから」

「う、うんっ……! 私1人じゃ心細かったけど、ラズ姉様が一緒なら安心だわっ! ガルと肌を重ねた女同士、一緒にガルを呼び戻しましょうっ!」

「ちょちょっ! い、今のタイミングでその話を持ち出さないでマギー!? あ、違うんです! 違うんですよご主人様ぁっ……!?」


 アタフタと慌てふためくシャロが可愛すぎてちょっと放っておきたい気持ちになるけど、直ぐに俺の魔力で包み込んで彼女を魂から安心させる。


 しかしガルシアさんってシャロと肉体関係を持っていて、それを普通にマーガレット陛下にも知られていたんだなぁ。

 色狂いだったシャロなら、いつも妹がお世話になってますーなんて軽いノリでガルシアさんに身体を許しても不思議じゃないかもしれないけどさ。


 ……国民に英雄として称えられるガルシアさんなら、もしかしたら色女の自分の誘いを断ってくれるかもしれない。

 そんな藁にも縋るような気持ちでガルシアさんに言い寄ったのかも知れないな、当時のシャロは。


「な、なんで他の男に肌を許した話をされた直後に、こんなに私を想ってくださるんですか、ご主人様はぁ……?」

「俺はただシャロの事が大好きなだけだよ。その大好きな気持ち、シャロを通じてマーガレット陛下にも伝えてあげてね」

「う、う~……! いくらマギーにでもご主人様の想いを渡したくないのにぃ……! 渡さないと溢れちゃう……零れちゃいますぅぅ……!」

「いい子だからちゃんとマーガレット陛下に協力してあげて。今回の件が片付いたら、もうひたすらえっちして過ごせるんだから」

「は、はうぅぅ~……! ご、ご主人様って一体どれだけ私の事を愛してくださって……! こんなの、こんなの1人で受け止められるわけないじゃないですかぁっ……!」


 いやいや、だから1人で受け止めるなって話をしてるんでしょ。

 ガルシアさんとの肉体関係を暴露されたからか、シャロにしては珍しく抵抗してきたなぁ。


 俺がガルシアさんに悪感情を持ってしまって、救出失敗してしまう事を警戒したのかな?

 そんなシャロにはありったけの大好きを送り込んでおく事にしよう。


「マーガレット陛下。これから世界中の人々に貴女の声を届けます。だから貴女の言葉で王国民の心を動かしてください」

「それは構いませんが……。なぜその役割をダンさんが担う気が無いのです? 貴方の呼びかけで国王ガルシアを救出できたなら、きっと貴方は英雄になる事だって出来るでしょうに……」

「かつての英雄断魔の煌きのように、忙しく王国中を駆け回る生活なんて真っ平ごめんです。俺は愛するみんなと寝室に引き篭もる生活しか望んでおりませんので、英雄になるのは両陛下にお譲りしますよ」

「……残念だけどダンさん。それ多分、全然譲れてないと思うのー」

「ぷふぅっ!」


 呆れたターニアのツッコミに、祈りを捧げたままの姿勢で噴き出してしまうムーリ。


 さっきまで神話と呼ぶに相応しい雰囲気だったのに、すっかり台無しになっちゃったよ。

 まっ、我が家らしいと言えば我が家らしい雰囲気だけどねっ。


 すっかり普段通りの緩い雰囲気になってくれたおかげで、俺の肩の力もいい感じに抜けてくれる。

 そして自然体のままでユニの魔力にアクセスし、世界中の人間の心に魔力を届けるつもりで魔力を展開させていく。


「世界と繋がるイメージと言ったらこれしかないだろ! 想いを繋げ! 『ワールドワイドウェブ!!』」


 1年前までインターネットで世界中と繋がっていた俺に、世界中と繋がるイメージが出来ないはずがないんだよっ!

 
 俺の魔力を電波のようにイメージして、ユニの魔力制御の力で世界中に拡散する。

 動画配信のように俺の目を通してガルフェリアの脅威を、俺の耳を通してマーガレット陛下の声を届け、フルファインダーの要領でみんながガルシアさんを呼ぶ声を繋ぎ合わせるんだ!


「起きろみんな! 寝てる場合じゃない! たった今ヴェルモート帝国のスクリームヴァレーって場所で、古の邪神が復活してしまったんだぁ!」


 古の邪神の復活。

 その言葉を発した直後に世界中から爆発するように広がる恐怖、不安、負の感情。


 だけどこんなものをガルシアさんに届けるわけにはいかないんだよなぁっ!


「古の邪神の姿が見えるか!? あんな強大で禍々しい存在が復活しているのにどうして世界がまだ無事か教えてやる! スペルド王国のガルシア・ハーネット・スペルディア陛下が邪神の体内に飛び込んで、邪神の力を全力で殺いでくださっているおかげなんだぁっ!!」


 ガルシアさんが邪神と戦っている。

 そう聞いた世界中のみんなから不安感が薄れ、無条件にガルシアさんを信じる崇拝にも似た感情が伝わってくる。


 これこそがアンタが断魔の煌きとして活動し、王国民と築きあげてきた信頼関係だろ……!

 王国中に悪評が蔓延している俺となんか、何を比べる必要があったって言うんだよ、馬鹿野郎が……!


「だけど流石のガルシア陛下でも、お1人で邪神に抗うのは難しい! そこでみんなの力を、声を、心を借りたいんだ! みんなガルシア陛下の勝利を信じ、帰還を信じ、ガルシア陛下の名前を呼んでくれぇぇぇ!!」


 俺の言葉を聞いた人々は、俺の言葉に混乱し困惑し、どうしていいか分からない様子で戸惑ってしまっている。

 魔力で奇跡を起こすためには揺るぎない信念が必要なのに、これでは成功するものも成功しないだろう。


 ……でもそんなことは分かっていた。

 この世界の人々の心を動かすのは俺の役目ではないのだから。


 さぁマーガレット陛下。

 貴女の愛するガルシアさんを救出する為に、貴女の言葉で国民の心を動かしてくださいねっ!
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