異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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793 検証えっち

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「その依頼、このキュールが引き受けるよ! 今度は私が新たな歴史を紡ぐ番さぁっ!」


 奈落の最も深い場所で高らかに宣言しながら、自身の最も深い場所で俺の子種を1滴残らず搾り取ろうと締め付けてくるキュール。

 もうキュールの中はいっぱいいっぱいなのに、それでも締め付けてくる彼女の感触に溺れてしまっていつまで経っても射精が止まらない。


 湖人族の液化能力を研究すれば異種族間で子供を作るヒントになるかもしれない。

 そう告げられたキュールは、研究者としても俺の女としても興奮してくれてるようで、いつもの2倍以上の強さで締め付けて搾り取ってくるから最高すぎるんだよ?


「はぁっ……! はぁっ……! あ、あくまで仮説、何の根拠も無い推論だからね……? でもキュールが喜んでくれたようで最高だよぉぉぉっ……!」

「あっはっは! 仮に間違っていたって気にしないさっ! 前にも言ったでしょ! 私が最も喜ぶのは可能性を示唆されることだってさぁ! あははっ! ほぉらほぉら、好きなだけ注ぎ込むといいよーっ!」

「え、えっちの時に触心を試してくれてもいいし、ティムルやリーチェも喜んで協力してくれるはずだよぉ……! あ、あと俺とアウラのえっちも参考になるかもだし、既に身篭ってる上に艶福家を浸透させてるシャロも……うひょおおおっ……!?」

「次から次へと捲し立てないでくれないかなぁっ!? そんなんじゃいつまで経ってもダンさんを離したくなくなっちゃうじゃないかぁっ! あははははははっ!!」


 ハイテンションキュールはちっぱいの中心の硬くなった部分に俺の頭を抱きしめながら、いっぱいになっては排出して注がれ直すという行為を繰り返し、高笑いしながら延々と搾り取ってくるのだった。


 5回ほどたっぷりとお腹を膨らませてようやく満足したキュールは、気持ちよすぎて身動きが取れなくなった俺に構わず早く早くとシャロを急かしている。


「ささっ! シャロさんもたっぷりと搾り取ってあげてくれたまえっ! 艶福家同士の体液の交換がどのように作用し合っているのか早く知りたいんだよっ」

「ふふっ。ご主人様はキュールさんのえっちな逆鱗にふれてしまったようですね? ここはご主人様の自業自得と割り切って、私もキュールさんに乗っからせていただきますねっ」

「ま、待ってシャロ……! 実際に乗っかるのは俺の上では……!?」

「余裕が無くてもえっちなことは止める気がないご主人様、大好きですーっ!」


 ひしっ! と隙間なく抱きついてきたシャロは、楽しげに俺の口内を蹂躙しながら鼻歌交じりで俺を搾り取ってくる。


 強烈に締め付けてきただけのキュールと違って、シャロは時折ゆっくりとした穏やかな動きも混ぜてきて、疲弊しきった俺の精神を甘く優しく溶かしてくる。


 基本的に熱くキツくぬるぬるで容赦なく締め付けてくる中で一瞬訪れる、台風の目のような穏やかな感触。

 しかしその感触に弛緩した俺を嘲笑うかのように、次の瞬間には暴力的な快感が襲いかかり、緩急を最大限に活かした相対的な締め付けになす術もなく搾り取られていく。


 なのにシャロと来たらずーっとふんふ~んっと楽しげにキスしてくるものだから、エロい気分になればいいのか愛しい気分になればいいのかワケ分かんないってばぁっ!


「っはぁぁぁぁぁ……。無抵抗のご主人様、可愛すぎますぅ……。指1本動かす余裕も無いのにここだけは何処までも硬いままで、なんて素敵なんですがご主人様ったらぁ……」

「おおっ……す、凄いねシャロさん……! 私と同じくらいの量を1度も抜かずに搾り取っちゃうなんて……! 精力増進スキルがシャロさんの限界容量に合わせてダンさんの精液を分解している、のかな?」

「愛しいご主人様の子種を分解なんてしたくありませんけどぉ……。もうシャロはご主人様に孕まされてるんだから一緒ですよねー……?」


 いつも最高にえっちなシャロがいつも以上に発情して、蕩けた表情で休まず搾り取ってくる。

 甘やかすような口調と、それとは正反対に一切の妥協を許さないと言わんばかりの容赦ない締め付けに、俺はただシャロに身を委ねることしかできなかった。


「さぁご主人様ぁ。お腹の子供もえっちに育つように、まだまだたぁっくさんシャロが搾り取ってあげちゃいますよー……?」


 口もおっぱいも隙間なく密着させながら、腰から下だけを器用に動かし上下に激しく腰を振るシャロ。

 これ、多分身体操作性を積みまくった末に実現できた、俺だけしか知らないシャロの動きなんだろうな……!


 そう思ったら興奮が何時まで経っても収まらなくて、アウラの研究もしたいからとキュールが止めに入るまで、いつも以上に大量の子種をシャロの中に出し続けてしまったのだった。



「キュ、キュールさんもシャロさんも凄いなー……。私とはゆっくりしようね、パパっ」


 ゆっくりしようと言いながらも休ませる気は無いらしいアウラは、未だシャロの余韻で動けない俺の上に自然な動作で跨ってくる。

 そしてアウラもシャロのようにピタッと抱き付き、ゆっくりと腰を動かしながら俺の口に舌を差し込んでくる。


「頑張ったねーパパ。今は私に任せて、パパはゆっくり休んでていいからね~……」


 意識して俺を甘やかしていたシャロと違い、善意と労いしか含まれていないアウラの優しい腰使いに、ボロボロになった心とビンビンになった身体が元気を取り戻していくようだ……!


 ナチュラルに最適解ばっかり導き出しやがって、最高すぎかよアウラぁっ……!

 てかシャロ、もしかしてここまで見越して蹂躙してきたんじゃ……!? 恐ろしい子っ……!


「んふ~。パパったらここばっかり元気になるんだからぁ~。ちゃぁんと休まなきゃ駄目でしょ~っ?」


 どこかからかいも混ざった態度で、果てしなく俺を労ってくれるアウラ。

 孝行娘ってレベルじゃないんだよ?


 こんなにえっちでこんなに優しくなってくれるなんて、アウラは間違いなくママたちの娘なんだよ~……。


「え、えぇ~……? ま、魔力の吸収速度、早すぎない……? ダンさん、貴方毎日どれだけアウラに注ぎ込んでたんだい……」


 休みながら触心してるキュールには悪いけど、どれだけと言われても答えようが無いんだよ?

 俺の精液がアウラには必要だと言われたから、毎日お腹いっぱいになるまで、むしろ溢れてこぼれても注ぎ直してあげなくっちゃ俺が安心できないんだよね……。


「まったくパパったら、ぐったりしてるくせにいっつもより出すんだからぁ~……。そんなに娘の身体が気持ち良かったの~?」


 俺に問い掛けてはキスで返答を封じ、優しく満遍なく俺の口内を舐め回しながら指先で俺の乳首を抉ってくるアウラ。

 こ、この一方的な乳首責めは……! アウラは確かに俺の愛娘ということかぁっ……!


 えっちで優しい愛娘にたっぷり癒して頂いたあとは、キュール的には本命のクラーとミレー姉妹の番が訪れた。


「へぇ~? 本当に気持ちよさが辛くなくなってるわ? これなら私もミレーも素直に楽しめるんじゃないかしら」

「昨日と逆で、今日はおねぇから可愛がってね。その間、ダンの口は独り占めしてあげる」

「ふ~ん……。液化で分泌されているのは少し変わった液体みたいだね。人体には似たような液体は含まれていないようだよ」


 俺の腹に両手を着いて楽しげに上下運動を繰り返すクラーと、しっかりと俺の頭を掴んで一生懸命キスしてくれるミレー。

 そんなえっちなぬるぬる姉妹の直ぐ傍では、えっちな雰囲気皆無のキュールがブツブツ呟きながら2人を触心している。


「研究に協力してくれるのは有り難いけど、不調や異変を感じたら直ぐに液化を解いてくれよ? 君達に何かあったら夫が許してくれないからね」

「大丈夫だよキュール。液化を陸上で使っても帰水化は起こらないからね。ま、ご覧の通り全身ぬるぬるしちゃうんだけど」

「陸上だとむしろデメリットが無い……? 使用場所として想定されていない場所では効力を発揮出来ない代わりに、何も失わずに済む……?」


 ふむふむ? 液化によって生み出される液体は姉妹のえっちな水分というわけじゃないのか。

 普通に考えて男の湖人族だって液化が使えるんだから、あまり変なことを考えると酷いカウンターをもらっちゃいそうだな。


 ぬるぬる姉妹は最高にえっちだったけど、男が同じことしたらボディビルダーみたくテッカテカになるんだろうか?

 別にボディビルダーに偏見は無いつもりだけと、湖人族に男が残ってなくてよかった、って思うくらいは許して欲しい。


「多分陸上だと、その身に纏ったぬるぬるの液体が消費されないんだよ。水中だとどんどん流出し続けてしまうから、使いすぎると水に溶け合って……はうぅっ!?」

「んもーダンったら、今は私だけ見ててっ。おねぇ、ダンが余計なこと考えられないようにさっさと口を塞いであげて」

「ふっふーん了解よミレー。今日はとぉっても気持ち良かったわよダン。お礼に沢山気持ちよくしてあげちゃうわっ」


 姉妹がポジションチェンジした隙を突いて俺なりに考察した結果を口にするも、えっち中に余計な口は挟むなとミレーがムキになってしまった。


 ムキになったぬるぬるミレーは精力増進スキルで得た体力的な余裕を全て俺に注ぎ込んで、全身全霊で腰を振ってくれる。

 えっちに慣れないミレーの動きは単調だったけれど、ミレーの強い好意と奥にグチュグチュと押し付けられる感覚が堪らなくて、ついつい彼女の細い腰を掴んで下からガンガン突き上げてしまったぜ!


「なっ、なんで、ぇ……! お、おねぇの時はぐったりして……あんっ! やぁんっ!」

「ま、待っててミレー! 今私が……はむっ。んんっ!? んん~~っ……!?」


 反撃を想定していなくて戸惑い喘ぐミレーをガンガン突きながら、ミレーの援護をしようと動きを早めたクラーの舌を高速詠唱キスで返り討ちにする。


 いくら好色家で身体の負担が減ったとは言え、彼女たちは俺に女にされてから半日も経っていないのだ。

 流石にそんな2人に手玉に取られるわけにはいかないんだよーっ。


 キュールとシャロに搾り取られ、アウラによって限界突破するほど癒された俺は、最後の仕上げに湖人族姉妹を徹底的に可愛がってやった。

 2人を押し倒し、キスをしながら何度も何度も中に注ぎこみ、ぬるぬる姉妹のえっちなぬるぬる成分を思う存分堪能したのだった。





「あ、当然のようにみんなも到着してるね」


 好色家を浸透させても結局ぐったりしてしまった姉妹が回復するまで、2人の頭を撫でながらカレンとシャロとアウラの3人と甘々のキスとイチャイチャ注入行為を楽しみ、ブツブツと考え込んでいるキュールを引っ張ってようやく奈落を脱出した俺達が湖流の里に到着すると、やっぱり俺達が最後だったようだ。

 どうやら俺名義で用意したアライアンスボードへの登録も済んでいるようなので、クラーとミレーの2人パーティーにも忘れず登録させておく。


 しかし湖人族の皆さんはアライアンスボードなんかよりもみんなが持ち込んだ様々な衣装に興味津々な様子で、アライアンスボードに食いつく人はあまり居なかった。

 職業の祝福を得られていない湖人族の皆さんはパーティシステムもあまり恩恵が無かったようで、今までは閉鎖的な環境で画一的な衣装しか用意できなかったのよねー、っと嘆きながらも大騒ぎして着せ替えを楽しんでいた。


 ……うん、俺の前で?


 えっち本番すら無理矢理見せられていたという湖人族の皆さんは、全員が処女だと想われるのに貞操観念がユルユルのガバガバだ。

 10歳から40代までの女性みんなが恥じらいもなくすっぽんぽんになって着替える姿は、なんか逆にエロスを感じないんだよ?


「あ、そうだシャロ。湖人族の皆さんが着てたようなデザインの服、家族全員分お願い。勿論スレッドドレッド製の最高級品質でよろしく」

「了解ですっ! 布地の少ない彼女たちの衣装は、ご主人様もおっぱいを揉みやすくて嬉しそうでしたものね。えっちなシャロは張り切っちゃいますよっ」

「あ、えっち目的とは別に、なるべく全身を覆うような衣装もいくつか用意してみてくれる?」


 みんなと解放的なえっちをする為にシャロに水着の発注をしたのだが、水着という言葉からダイバースーツのようなものを連想してしまった。

 えっちには全く関係の無い衣装だけど、ひょっとして海獣から身を守る衣装を用意できるんじゃないか?


「火に弱いスレッドドレッドの糸だけど強度は抜群だから、もしかしたら海獣たちに対抗する1つの手助けになるかもしれない。試作をお願いしていい?」

「むむ、確かにそうかも……。汗だくになっても不快に感じない通気性、ご主人様の神鉄の剣すら弾くほどの強度……。海獣への対抗策にはうってつけかもしれません」

「ダンもシャロ殿も、えっちな話から当然のように真面目な話に移行されるから敵わんよ……。というかスレッドドレッドの糸はダンの剣すら弾くのか? ……って、え? ししし、神鉄ぅっ!?」

「ああ、カレンにはまだその辺の事情も説明してなかったっけ。湖人族の皆さんも着せ替えを楽しんでいるみたいだから説明しておこっか」


 クラーとミレーも解放し、仲間たちと一緒に着替えを楽しんでもらう。

 その間にまだ色々知らないカレンに、我が家の事情を改めて開示していく。


 湖人族との話し合いがどういう方向性に向かうかは分からないけれど、異種族間で子供を作りたいという一点で俺達と彼女たちの利害は完璧に一致しているからな。

 30人以上の家族が一気に増える事態に覚悟を決めながら、いちいち大袈裟に驚いてくれる可愛いカレンをよしよしなでなでするのだった。
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