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791 液化
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「さぁてカレン。発言の責任は取ってもらうからねぇ?」
湖人族姉妹の好色家を無事に浸透させた俺達は、いつも通り奈落を出る前に最後の中継地点で思い切りにゃんにゃんにゃんと楽しむ事にした。
テンションが上がってうっかり口を滑らせてしまったカレンの両腕を拘束し、目隠しをして全裸にし、激しくキスをしながら思い切り奥を突き続ける。
行商人を浸透させたおかげで思いきり体重をかけても負担にならないし、職人を浸透させたばかりでいつも以上に敏感になっているカレンにひたすらキスをして、1度も口を離さず何度も何度も中に出す。
1回の射精時間を減らして、回数でカバーする作戦だ。
ずーっと長く出し続けるよりも小刻みに出した方が長く続けられるので、今回は指先でおっぱいを抉りこみながら溢れても溢れてもカレンの中に出し続けて差し上げた。
「ふぅ~……。カレンの中が気持ちよすぎて何回出しても足りないよぉ……。カレンも気持ちよくなってくれたぁ……?」
「はっ……。はっ……。はっ……」
あれ? なんかカレンがいつも以上に虫の息だな?
あ、一気に職人を浸透させちゃったおかげで普段より敏感な体にまだ慣れていないところに、いつも以上の興奮状態で俺にこのえっちな身体を差し出しちゃったのか……。
カレンの言葉通りに一方的に楽しんじゃったけど、今居るメンバーって俺のブレーキ役になれそうな人は誰もいなかったね……。
「ごめんカレン。お前が可愛すぎてついついやりすぎちゃったよ……。他のみんなを可愛がってくるからそれまでゆっくり休んでて」
口を塞ぐと辛そうなので、カレンの真っ赤な乳首にちゅっちゅっとキスをすると、言葉は返せないながらも弱々しく微笑みかけてくれるカレン。
そんな消耗してる状態で俺のことなんて気遣わなくっていいんだよ?
「負担をかけちゃったカレンには申し訳なかったけど、彼女のおかげで落ち着いたよ。さ、おいでキュール。もう暴走はしないから」
「私としては暴走されてもいいんだけどねぇ~? ……でも陛下ですらこの調子じゃ私だったら冗談抜きで死にかねないから、私の生死はダンさんの加減に委ねるよ」
いや、そんな命を懸ける必要は無いってば。
……と言いたいところだけど、カレンのこの状態のあとじゃあ説得力皆無かぁ。反省案件だなぁ。
左手で寝転ぶカレンの頭を撫でながら、俺に跨るキュールを下から優しくトントンする。
無理させすぎたカレンを放置したくはないので、キュール的には少し刺激が弱くなっちゃうかもしれないな。
ならここは性的興奮以外の要素で彼女を悦ばせよう。
「ねぇキュール。液化を操る湖人族のクラーとミレーも、異界の魔力に満ちたアウター最深部ではやっぱり辛そうにしてたよね」
「んっ、確かにね……。お風呂やユニが生み出した湖に浸かっても問題なかったわけだし、水の違いは液化にはあまり影響が無さそうだ」
「いやそれもあるけど、湖人族が元々異界からの魔力に親和性が高い種族なんじゃなくって、あくまで液化によって水に溶け込んでいるんだなって思ってさ」
海水が異界の魔力で作られているから魔力を弾くのではないか、という推論からスタートして、液化で海の魔力に溶け込める湖人族は、ひょっとして異界の魔力との親和性が高い種族なのでは? と疑ってみたものの……。
お風呂でも液化できたし、ユニが作り出した湖でも気持ち良さそうに泳いでいて、奈落最深部は湖人族にとっても居心地の悪い場所だったと考えると、湖人族も肉体的には他の6種族と大差は無くて、液化という能力が異質なのだということが分かった気がするんだよ。
「クラーもミレーも普通に職業浸透が進んだし、湖人族が特別な種族というわけじゃないことが分かったことにはならないかな?」
「ん~? 元々特別だって意識はしてなかったかなぁ? 変わった種族だなとは思ったけど」
「なのに魔力を弾くはずの水中で作用し、その水に溶け込む種族特性なんて興味深いと思わ……どうやら興味を持ってくれたみたいだね」
俺が全部言い終る前に、激しい締め付けで興味が引かれた事を教えてくれる。
この世界の住人って、竜人族ですら職業の補正無しにはそこまでの戦闘力を発揮出来ていないのに、いくら使用エリアが限定されているとは言え、液化は強力過ぎる能力に思えて仕方ない。
これで湖人族が職業の加護を得られないとかだったら逆に納得も出来るけど、好色家先生も問題なく2人を見守ってくださるし、インベントリも問題なく発動出来たからなぁ。
「昨日のお風呂えっちで確認したけど、液化使用時に2人の魔力が動いているのを感じたんだ。つまり液化は魔力で効果を発揮する能力で間違いないはずだ。なのに海でもお風呂でも液化が解除されることはなかったんだよ」
「……液化のリスクって確か魔力枯渇じゃなくて、使用しすぎると水に溶けて戻ってこられなくなる帰水化って現象だったっけ。魔力を用いているのに魔力枯渇が起こらないのも明らかにおかしい……。なら液化は魔力を用いていない……? いやでもダンさんの魔力感知能力を疑うのも馬鹿らしいし……」
「液化が魔力由来の能力なのは間違いないと思う。けれど時間制限も長めで、帝国の人間が長年手も足も出なかった海獣たち相手に村人のままで普通に戦える戦闘力、海から超広範囲に情報を得られる感知能力と、リスクとデメリットが釣り合ってないんだよねぇ……」
考え込みながらじゅっぽじゅっぽと腰を振るキュールの感触に酔いしれていると、横たわっているカレンもまだ相手をしていないシャロもアウラも、クラーとミレーの2人も興味深そうに俺達を見ている事に気付いた。
興味があるならもっと近くで聞いていいんだよと、キュールのおっぱいを吸いながら4人を呼び寄せる。
「例えばエルフ族の精霊憑依なんだけど、リーチェクラスの魔力制御能力があれば、大気中の魔力を己に取り込み利用するという事も可能なんだ。それを実現しているのがジュエルバラージで、理論上は魔力消費無しで無限に放てるはずなんだよね」
「それが出来ないのは、大気中の魔力をその身に取り込んだ時に体内の魔力と対外の魔力が混ざり合い、別々に制御できなくなるから……?」
「その通り。よく戦えないのにそこまで正確に精霊憑依の仕組みを理解できるね? 流石キュールだ」
「人間族のダンさんが言うと皮肉にもならないって……」
はっはっは。俺は可愛い家族の事は何でも把握しておきたいタイプだからね。
偶然にも全ての種族を妻に迎えてしまったことで、俺はこの世界の誰よりも異種族問題に向き合わねばならなかったさっ。
「でもなんで突然精霊憑依の話なんか始めたのさ? 精霊魔法が水中じゃ使えないのは証明済みでしょ」
「うん。だけど大気中に漂う魔力を水分と置き換えたら分からないかな? 恐らく液化は魔力を制御して海を操っているんじゃなくて、己の肉体の方を水に近づけて水の中で自由を得る能力なんだよ」
「精霊憑依で魔力を取り込む原理で、己の肉体に水を取りこむってこと……!? でもそんなことしたらすぐ死んじゃうんじゃ……!?」
「逆だよキュール。自分に水を取りこむんじゃなくて、水の方に自分を取りこんでもらうんだ。自分の肉体のほうを変質させてね?」
「えっ!? えっ!? ちょ、ちょっと待って……! う、上手く理解できない……!」
大丈夫だよキュール。好きなだけ考え込んでねー。
その間は俺を握り潰そうとしてるとしか思えないほどのお前の締め付けを思う存分堪能してるからーっ。
どうしてもキュールは自分の肉体ありきで考えてしまっているようだけど、獣化や竜化だって己の肉体に作用する魔力制御能力だし、アウラみたいに魔力によって肉体を作りかえることも可能なんだよ?
……カイメンが聖女に相応しい外見も追求したとか言ってたからな。
深く考えたくはないけど、魔力によって肉体を改造する事は間違いなく可能なんだ。
「ひと言で言うなら、液化は水を操る能力じゃなくて、水に溶け込む能力なんだ。魔力を作用させているのは自分の肉体の方だから、使いすぎると海に溶け込みすぎて肉体が保てなくなってしまうんじゃないかな」
「待って!? 魔力で発動する能力だったらどうして魔力枯渇が起きないの!? 魔力で肉体を水のように変質させていると言っても、それで魔力消費が起きないわけじゃないハズだっ!」
「自分自身が保てなくなる魔力制御。通常では考えられない強力な性能。……その2つで俺が連想したのはエーテルジェネレイターなんだよキュール」
「……ま、さか!? 魔力は魔力でも、液化で使用される魔力は魂を削っているって言うのかい!?」
そう。魔力を発生させる根源的な要素である魂。
それを使えば魔力枯渇も起こさず強力な能力を発動できる反面、使い続けると命を落としてしまうことも帰水化に重なる気がするんだよ。
エーテルジェネレイターを発動した時、俺は全員の魔力がエーテルジェネレイターに奪われかけたのを忘れていない。
魂を使って水に溶け込む液化は、使いすぎると己の魂が海に溶け出し存在が消えてしまうんじゃないだろうか?
「そもそも液化って能力が強力過ぎてね。さっきから何度も言ってる気がするけど、湖人族が元々備えている能力にしてはあまりにも強すぎると思うんだよ。竜化や深獣化と比べても強力だなんて明らかにバランスが狂ってる」
「た、確かにこの世界のバランスって意味ではそうかもしれないけど、湖人族のいた世界ではそれが当たり前だったんじゃ……!」
「俺はそうは思わないんだよね。獣化や竜化、熱視や精霊魔法、魔迅や触心だって魔力枯渇っていう安全装置が働くんだ。液化がそれらと同じ種族特性だと考えると、魔力枯渇が起きないのはおかしい」
「は、話が堂々巡りしてるよ!? ダンさんはいったい何が言いたいの……!?」
「これは完全に俺の推測でしかないんだけどさ。海獣に囲まれた湖流の里で生き残る為に、元々の液化という能力を強化、進化させたのが今の液化って能力なんじゃないかと思うんだよ」
今のフラッタやヴァルゴですら手を焼く海獣と村人のままで戦える能力なんて常軌を逸している。
けれど海に囲まれた絶海の孤島での生活を余儀なくされた湖人族は、トライラム様が齎した職業の祝福を享受することなく海獣に立ち向かう力を模索するしかなかったんだ。
だから恐らくは多少水場でアドバンテージを得られる程度でしかなかった液化という種族適正を、魔力補正無しでも海獣に対抗できる能力に消化させる必要性に迫られ、そうして生まれたのが今の液化なんじゃないのかと思ったのだ。
「ヴァルゴやキュールを見れば分かる通り、種族特性も本人の意思でその性能を大きく変えるケースは既にある。もしかしたら湖人族に女性が生まれやすいのも男性が短命なのも、魂を削っているから悪影響が出ているのかもしれない」
「い、いつもは納得するけど、今回は推論ばかりで流石に納得いかないよ!? 確かに湖人族の置かれた環境化は苛酷で、私達6種族の種族特性では性能不足だったかもしれない! でも湖人族にとってはそうじゃなかったってだけじゃないの!?」
「……いやぁあんまり言いたくないんだけどさぁ。俺にはもう1つ確信があるんだよね。クラーとミレーとにゅるにゅるお風呂えっちを体験したことで、液化について1つ確信を得た事があるんだよ」
「なんでこの流れでえっちの話題が出て来るのさーっ!? これだからっ、これだからダンさんはーっ!」
くぅぅっ……! 最高に締め付けられるのは素晴らしいんだけど、なんかフラッタと同じような評価を得ている気がして微妙に納得がいかないんだけど!?
いや、フラッタの事は大好きすぎるけど、それでも中身フラッタと評価されるのは微妙なんですってばっ!
「キュール。他の6種族と湖人族の液化の決定的な違いは、使用エリアが陸上か海中かでも無ければ、魔力を用いるか魂と用いるか、ではないんだ。液化の最大の特徴は体液……つまり物質を生み出しているって事なんだよ」
「え、でも獣化や竜化でも羽が生えたり翼が生えたり……」
「それらはあくまで魔力で構成された擬似的な部位で、獣化や竜化を解けば霧散しちゃうでしょ? でも液化で生み出された体液って液化を解除しても無くならないんだよ」
「そ、それは確かに興味深いけど……! それにいったい何の意味が……?」
「うん。ここに居るメンバーを迎える前の話になるけど……。俺ってみんなに精液を注ぎ込みすぎて、1度死にかけた事があるんだ」
まだムーリすら迎える前の、フラッタとリーチェを家族に迎え入れたころ。
俺はリボルバーで肉体の限界を超えて、そして魔力枯渇の症状すら超えて意識を失ったことがあったのだ。
あのあとどれだけ搾り取られても同じ事は起きていない。
リボルバー以降で搾り取られた場合に起きていたのは常に魔力枯渇のほうだ。
リボルバーで魔力枯渇を超えて死に掛けたのは、まだレベルの低かった好色家では装填が間に合わず、それでもみんなを愛したいと強く願いすぎたことで魂を削ってしまったんだと思うんだ。
「魔力で生み出された俺の精液でアウラの魔力を満たしたり、魔力で体液を生成することは可能なんだ。でもスポットの最深部に到達したあとの俺ですらラトリアに魔力枯渇を引き起こされかけたくらい、スキルを用いずに魔力を物質化するのって消費魔力が重いんだよ」
「あ、あ~……。イントルーダーを呼び出せるのに、ママたちとのえっちでたまに青くなってるパパが言うと説得力があるかもぉ……」
「職業浸透数が狂ってる俺が、体の一部から発射させる体液ですらそうなんだよ? 村人のままで全身から体液を生成する湖人族が魂を消費してるのは間違いないと思うんだよね」
魔力と魂が似て非なるものだという事、そして単純な魔力よりも強力なエネルギー源だということは神器が証明しているんだよね。
神器だけじゃなくヴァンダライズやエーテルジェネレイターでも証明したと言っていいけど、それ以上にノーリッテとの戦いで嫌ってほど思い知らされたからなぁ。
「だからねキュール。お前には湖人族の液化を最優先で解明して欲しいんだ。何故かは分かる?」
「わ、分からないよぉ……! ただ興味深いだけって理由でダンさんが調査を申し付けるわけないしぃ……!」
「液化は水と溶け合い混ざり合う能力だ。そして俺の子種も精力増強スキルによって魔力で生み出されている物質なんだよ。この2つ、親和性があると思っ、ぉぉぉぉっ……!?」
「……つまり、つまりダンさんはこう言いたいんだね!? 湖人族の液化の先に、私たちが子供を作る可能性があるかもしれないって……!!」
今までで最高クラスに締め付けてくるキュールに、思わず話題に上がっていた俺の精液をドバドバ流しこんでしまう。
研究用のサンプルを提供したわけじゃないんだよ? ただキュールの中が気持ち良すぎただけでぇっ……!
「その依頼、このキュールが引き受けるよ! 今までダンさんが新しい歴史を生み出す瞬間ばかりに立ち会わせてもらってきたけど、今度は私が新たな歴史を紡ぐ番さぁっ!」
「や、やばぁ……! 竜化フラッタ並みだよキュールぅ……! 最高っ、最高すぎぃ……!」
興奮して締まり続けるキュールの中に、留まるところを知らずに提供され続ける研究サンプル。
もう充分すぎるほど注ぎ込んであげたけど、搾り取られる限り出し捲ってあげちゃうよぉっ……!
液化能力を研究し、その結果異種族間妊娠に繋がる何かを発見できたとしても、それで俺達に子供が作れるかは未知数だ。
未知数だけど、この締まりだけで研究するには充分すぎるよっ……! キュール大好きぃ!
湖人族姉妹の好色家を無事に浸透させた俺達は、いつも通り奈落を出る前に最後の中継地点で思い切りにゃんにゃんにゃんと楽しむ事にした。
テンションが上がってうっかり口を滑らせてしまったカレンの両腕を拘束し、目隠しをして全裸にし、激しくキスをしながら思い切り奥を突き続ける。
行商人を浸透させたおかげで思いきり体重をかけても負担にならないし、職人を浸透させたばかりでいつも以上に敏感になっているカレンにひたすらキスをして、1度も口を離さず何度も何度も中に出す。
1回の射精時間を減らして、回数でカバーする作戦だ。
ずーっと長く出し続けるよりも小刻みに出した方が長く続けられるので、今回は指先でおっぱいを抉りこみながら溢れても溢れてもカレンの中に出し続けて差し上げた。
「ふぅ~……。カレンの中が気持ちよすぎて何回出しても足りないよぉ……。カレンも気持ちよくなってくれたぁ……?」
「はっ……。はっ……。はっ……」
あれ? なんかカレンがいつも以上に虫の息だな?
あ、一気に職人を浸透させちゃったおかげで普段より敏感な体にまだ慣れていないところに、いつも以上の興奮状態で俺にこのえっちな身体を差し出しちゃったのか……。
カレンの言葉通りに一方的に楽しんじゃったけど、今居るメンバーって俺のブレーキ役になれそうな人は誰もいなかったね……。
「ごめんカレン。お前が可愛すぎてついついやりすぎちゃったよ……。他のみんなを可愛がってくるからそれまでゆっくり休んでて」
口を塞ぐと辛そうなので、カレンの真っ赤な乳首にちゅっちゅっとキスをすると、言葉は返せないながらも弱々しく微笑みかけてくれるカレン。
そんな消耗してる状態で俺のことなんて気遣わなくっていいんだよ?
「負担をかけちゃったカレンには申し訳なかったけど、彼女のおかげで落ち着いたよ。さ、おいでキュール。もう暴走はしないから」
「私としては暴走されてもいいんだけどねぇ~? ……でも陛下ですらこの調子じゃ私だったら冗談抜きで死にかねないから、私の生死はダンさんの加減に委ねるよ」
いや、そんな命を懸ける必要は無いってば。
……と言いたいところだけど、カレンのこの状態のあとじゃあ説得力皆無かぁ。反省案件だなぁ。
左手で寝転ぶカレンの頭を撫でながら、俺に跨るキュールを下から優しくトントンする。
無理させすぎたカレンを放置したくはないので、キュール的には少し刺激が弱くなっちゃうかもしれないな。
ならここは性的興奮以外の要素で彼女を悦ばせよう。
「ねぇキュール。液化を操る湖人族のクラーとミレーも、異界の魔力に満ちたアウター最深部ではやっぱり辛そうにしてたよね」
「んっ、確かにね……。お風呂やユニが生み出した湖に浸かっても問題なかったわけだし、水の違いは液化にはあまり影響が無さそうだ」
「いやそれもあるけど、湖人族が元々異界からの魔力に親和性が高い種族なんじゃなくって、あくまで液化によって水に溶け込んでいるんだなって思ってさ」
海水が異界の魔力で作られているから魔力を弾くのではないか、という推論からスタートして、液化で海の魔力に溶け込める湖人族は、ひょっとして異界の魔力との親和性が高い種族なのでは? と疑ってみたものの……。
お風呂でも液化できたし、ユニが作り出した湖でも気持ち良さそうに泳いでいて、奈落最深部は湖人族にとっても居心地の悪い場所だったと考えると、湖人族も肉体的には他の6種族と大差は無くて、液化という能力が異質なのだということが分かった気がするんだよ。
「クラーもミレーも普通に職業浸透が進んだし、湖人族が特別な種族というわけじゃないことが分かったことにはならないかな?」
「ん~? 元々特別だって意識はしてなかったかなぁ? 変わった種族だなとは思ったけど」
「なのに魔力を弾くはずの水中で作用し、その水に溶け込む種族特性なんて興味深いと思わ……どうやら興味を持ってくれたみたいだね」
俺が全部言い終る前に、激しい締め付けで興味が引かれた事を教えてくれる。
この世界の住人って、竜人族ですら職業の補正無しにはそこまでの戦闘力を発揮出来ていないのに、いくら使用エリアが限定されているとは言え、液化は強力過ぎる能力に思えて仕方ない。
これで湖人族が職業の加護を得られないとかだったら逆に納得も出来るけど、好色家先生も問題なく2人を見守ってくださるし、インベントリも問題なく発動出来たからなぁ。
「昨日のお風呂えっちで確認したけど、液化使用時に2人の魔力が動いているのを感じたんだ。つまり液化は魔力で効果を発揮する能力で間違いないはずだ。なのに海でもお風呂でも液化が解除されることはなかったんだよ」
「……液化のリスクって確か魔力枯渇じゃなくて、使用しすぎると水に溶けて戻ってこられなくなる帰水化って現象だったっけ。魔力を用いているのに魔力枯渇が起こらないのも明らかにおかしい……。なら液化は魔力を用いていない……? いやでもダンさんの魔力感知能力を疑うのも馬鹿らしいし……」
「液化が魔力由来の能力なのは間違いないと思う。けれど時間制限も長めで、帝国の人間が長年手も足も出なかった海獣たち相手に村人のままで普通に戦える戦闘力、海から超広範囲に情報を得られる感知能力と、リスクとデメリットが釣り合ってないんだよねぇ……」
考え込みながらじゅっぽじゅっぽと腰を振るキュールの感触に酔いしれていると、横たわっているカレンもまだ相手をしていないシャロもアウラも、クラーとミレーの2人も興味深そうに俺達を見ている事に気付いた。
興味があるならもっと近くで聞いていいんだよと、キュールのおっぱいを吸いながら4人を呼び寄せる。
「例えばエルフ族の精霊憑依なんだけど、リーチェクラスの魔力制御能力があれば、大気中の魔力を己に取り込み利用するという事も可能なんだ。それを実現しているのがジュエルバラージで、理論上は魔力消費無しで無限に放てるはずなんだよね」
「それが出来ないのは、大気中の魔力をその身に取り込んだ時に体内の魔力と対外の魔力が混ざり合い、別々に制御できなくなるから……?」
「その通り。よく戦えないのにそこまで正確に精霊憑依の仕組みを理解できるね? 流石キュールだ」
「人間族のダンさんが言うと皮肉にもならないって……」
はっはっは。俺は可愛い家族の事は何でも把握しておきたいタイプだからね。
偶然にも全ての種族を妻に迎えてしまったことで、俺はこの世界の誰よりも異種族問題に向き合わねばならなかったさっ。
「でもなんで突然精霊憑依の話なんか始めたのさ? 精霊魔法が水中じゃ使えないのは証明済みでしょ」
「うん。だけど大気中に漂う魔力を水分と置き換えたら分からないかな? 恐らく液化は魔力を制御して海を操っているんじゃなくて、己の肉体の方を水に近づけて水の中で自由を得る能力なんだよ」
「精霊憑依で魔力を取り込む原理で、己の肉体に水を取りこむってこと……!? でもそんなことしたらすぐ死んじゃうんじゃ……!?」
「逆だよキュール。自分に水を取りこむんじゃなくて、水の方に自分を取りこんでもらうんだ。自分の肉体のほうを変質させてね?」
「えっ!? えっ!? ちょ、ちょっと待って……! う、上手く理解できない……!」
大丈夫だよキュール。好きなだけ考え込んでねー。
その間は俺を握り潰そうとしてるとしか思えないほどのお前の締め付けを思う存分堪能してるからーっ。
どうしてもキュールは自分の肉体ありきで考えてしまっているようだけど、獣化や竜化だって己の肉体に作用する魔力制御能力だし、アウラみたいに魔力によって肉体を作りかえることも可能なんだよ?
……カイメンが聖女に相応しい外見も追求したとか言ってたからな。
深く考えたくはないけど、魔力によって肉体を改造する事は間違いなく可能なんだ。
「ひと言で言うなら、液化は水を操る能力じゃなくて、水に溶け込む能力なんだ。魔力を作用させているのは自分の肉体の方だから、使いすぎると海に溶け込みすぎて肉体が保てなくなってしまうんじゃないかな」
「待って!? 魔力で発動する能力だったらどうして魔力枯渇が起きないの!? 魔力で肉体を水のように変質させていると言っても、それで魔力消費が起きないわけじゃないハズだっ!」
「自分自身が保てなくなる魔力制御。通常では考えられない強力な性能。……その2つで俺が連想したのはエーテルジェネレイターなんだよキュール」
「……ま、さか!? 魔力は魔力でも、液化で使用される魔力は魂を削っているって言うのかい!?」
そう。魔力を発生させる根源的な要素である魂。
それを使えば魔力枯渇も起こさず強力な能力を発動できる反面、使い続けると命を落としてしまうことも帰水化に重なる気がするんだよ。
エーテルジェネレイターを発動した時、俺は全員の魔力がエーテルジェネレイターに奪われかけたのを忘れていない。
魂を使って水に溶け込む液化は、使いすぎると己の魂が海に溶け出し存在が消えてしまうんじゃないだろうか?
「そもそも液化って能力が強力過ぎてね。さっきから何度も言ってる気がするけど、湖人族が元々備えている能力にしてはあまりにも強すぎると思うんだよ。竜化や深獣化と比べても強力だなんて明らかにバランスが狂ってる」
「た、確かにこの世界のバランスって意味ではそうかもしれないけど、湖人族のいた世界ではそれが当たり前だったんじゃ……!」
「俺はそうは思わないんだよね。獣化や竜化、熱視や精霊魔法、魔迅や触心だって魔力枯渇っていう安全装置が働くんだ。液化がそれらと同じ種族特性だと考えると、魔力枯渇が起きないのはおかしい」
「は、話が堂々巡りしてるよ!? ダンさんはいったい何が言いたいの……!?」
「これは完全に俺の推測でしかないんだけどさ。海獣に囲まれた湖流の里で生き残る為に、元々の液化という能力を強化、進化させたのが今の液化って能力なんじゃないかと思うんだよ」
今のフラッタやヴァルゴですら手を焼く海獣と村人のままで戦える能力なんて常軌を逸している。
けれど海に囲まれた絶海の孤島での生活を余儀なくされた湖人族は、トライラム様が齎した職業の祝福を享受することなく海獣に立ち向かう力を模索するしかなかったんだ。
だから恐らくは多少水場でアドバンテージを得られる程度でしかなかった液化という種族適正を、魔力補正無しでも海獣に対抗できる能力に消化させる必要性に迫られ、そうして生まれたのが今の液化なんじゃないのかと思ったのだ。
「ヴァルゴやキュールを見れば分かる通り、種族特性も本人の意思でその性能を大きく変えるケースは既にある。もしかしたら湖人族に女性が生まれやすいのも男性が短命なのも、魂を削っているから悪影響が出ているのかもしれない」
「い、いつもは納得するけど、今回は推論ばかりで流石に納得いかないよ!? 確かに湖人族の置かれた環境化は苛酷で、私達6種族の種族特性では性能不足だったかもしれない! でも湖人族にとってはそうじゃなかったってだけじゃないの!?」
「……いやぁあんまり言いたくないんだけどさぁ。俺にはもう1つ確信があるんだよね。クラーとミレーとにゅるにゅるお風呂えっちを体験したことで、液化について1つ確信を得た事があるんだよ」
「なんでこの流れでえっちの話題が出て来るのさーっ!? これだからっ、これだからダンさんはーっ!」
くぅぅっ……! 最高に締め付けられるのは素晴らしいんだけど、なんかフラッタと同じような評価を得ている気がして微妙に納得がいかないんだけど!?
いや、フラッタの事は大好きすぎるけど、それでも中身フラッタと評価されるのは微妙なんですってばっ!
「キュール。他の6種族と湖人族の液化の決定的な違いは、使用エリアが陸上か海中かでも無ければ、魔力を用いるか魂と用いるか、ではないんだ。液化の最大の特徴は体液……つまり物質を生み出しているって事なんだよ」
「え、でも獣化や竜化でも羽が生えたり翼が生えたり……」
「それらはあくまで魔力で構成された擬似的な部位で、獣化や竜化を解けば霧散しちゃうでしょ? でも液化で生み出された体液って液化を解除しても無くならないんだよ」
「そ、それは確かに興味深いけど……! それにいったい何の意味が……?」
「うん。ここに居るメンバーを迎える前の話になるけど……。俺ってみんなに精液を注ぎ込みすぎて、1度死にかけた事があるんだ」
まだムーリすら迎える前の、フラッタとリーチェを家族に迎え入れたころ。
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あのあとどれだけ搾り取られても同じ事は起きていない。
リボルバー以降で搾り取られた場合に起きていたのは常に魔力枯渇のほうだ。
リボルバーで魔力枯渇を超えて死に掛けたのは、まだレベルの低かった好色家では装填が間に合わず、それでもみんなを愛したいと強く願いすぎたことで魂を削ってしまったんだと思うんだ。
「魔力で生み出された俺の精液でアウラの魔力を満たしたり、魔力で体液を生成することは可能なんだ。でもスポットの最深部に到達したあとの俺ですらラトリアに魔力枯渇を引き起こされかけたくらい、スキルを用いずに魔力を物質化するのって消費魔力が重いんだよ」
「あ、あ~……。イントルーダーを呼び出せるのに、ママたちとのえっちでたまに青くなってるパパが言うと説得力があるかもぉ……」
「職業浸透数が狂ってる俺が、体の一部から発射させる体液ですらそうなんだよ? 村人のままで全身から体液を生成する湖人族が魂を消費してるのは間違いないと思うんだよね」
魔力と魂が似て非なるものだという事、そして単純な魔力よりも強力なエネルギー源だということは神器が証明しているんだよね。
神器だけじゃなくヴァンダライズやエーテルジェネレイターでも証明したと言っていいけど、それ以上にノーリッテとの戦いで嫌ってほど思い知らされたからなぁ。
「だからねキュール。お前には湖人族の液化を最優先で解明して欲しいんだ。何故かは分かる?」
「わ、分からないよぉ……! ただ興味深いだけって理由でダンさんが調査を申し付けるわけないしぃ……!」
「液化は水と溶け合い混ざり合う能力だ。そして俺の子種も精力増強スキルによって魔力で生み出されている物質なんだよ。この2つ、親和性があると思っ、ぉぉぉぉっ……!?」
「……つまり、つまりダンさんはこう言いたいんだね!? 湖人族の液化の先に、私たちが子供を作る可能性があるかもしれないって……!!」
今までで最高クラスに締め付けてくるキュールに、思わず話題に上がっていた俺の精液をドバドバ流しこんでしまう。
研究用のサンプルを提供したわけじゃないんだよ? ただキュールの中が気持ち良すぎただけでぇっ……!
「その依頼、このキュールが引き受けるよ! 今までダンさんが新しい歴史を生み出す瞬間ばかりに立ち会わせてもらってきたけど、今度は私が新たな歴史を紡ぐ番さぁっ!」
「や、やばぁ……! 竜化フラッタ並みだよキュールぅ……! 最高っ、最高すぎぃ……!」
興奮して締まり続けるキュールの中に、留まるところを知らずに提供され続ける研究サンプル。
もう充分すぎるほど注ぎ込んであげたけど、搾り取られる限り出し捲ってあげちゃうよぉっ……!
液化能力を研究し、その結果異種族間妊娠に繋がる何かを発見できたとしても、それで俺達に子供が作れるかは未知数だ。
未知数だけど、この締まりだけで研究するには充分すぎるよっ……! キュール大好きぃ!
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