異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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「これ……海蝕洞とか言うんだっけ……? 凄いなぁ……」


 頑なにミレーのおっぱいを揉みながら、彼女に案内された天然の洞窟内を慎重に進んでいく。


 水面からは少し高い位置にあるけど、恐らくこれは波に削られて自然に出来た洞窟なんだろうな。

 所々月明かりが差し込んでいて、視界が確保できる程度に洞窟全体を照らしてくれている。


「うぉぉ……! 凄ぇ綺麗な場所だな……! こりゃあ3日3晩ダンにこの身を差し出すくらいしないといけねぇかぁ……?」

「シーズの身柄は生涯確保済みですけどー? でも月明かりが洞窟に反射して、凄く幻想的な場所だね」

「ああっ。すげぇ綺麗で興奮するよ……! あ、湖人族が許してくれるなら、ここでひと晩中可愛がってもらうのもいいなぁ……!」


 ……シーズさんや。なんて興奮する事をボソッと言いやがるんだお前は。


 何が興奮するって、シーズはマジで何気なくポロッと言っちゃっただけで、そこにエロス成分が全く含まれてないことなんだよね。

 えっち思考じゃない憧れ言葉として俺に抱かれたいって発言されるの、ちょっとヤバいくらいに興奮しちゃうんだよ?


「ん、ダン……。おっぱい揉むのはいいけど、お尻に硬いのが当たってる……」

「ああっとごめんごめん。おっぱいを揉みやすいように密着してるからどうしてもね」


 シーズの発言に激しい興奮を覚えていると、俺に数時間おっぱいを揉まれ続けているミレーからなかなかえっちな抗議をされてしまった。

 ニーナよりちょっと背が高いくらいのミレーだから、お尻と言っても結構上のほうに当たっているので、そのまま挿れられるような位置に当たっているわけではないけど。


「ミレーのおっぱいが気持ちいいと硬くなっちゃうみたいに、男の体も興奮すると硬くなっちゃうんだ。どうしてもミレーが気になるなら少し離れるけど、やっぱ嫌かな?」

「……気になると言えば気になるかな。私の身体、早くダンに愛して欲しくなっちゃってるから」

「100点満点の答えだよミレー。ちゃあんとお姉ちゃんと一緒にコレを挿れてあげるからねー」


 離れて欲しいとは言われなかったので、ミレーのお尻にぐりぐり押し付けながら海蝕洞窟を進んでく。


 足元が少し危なそうなので、ミレーの歩行に支障が出ないように気をつけながらおっぱいを揉み、お尻に押し付けながら進むこと数分。

 前方に洞窟の切れ目が見え始め、その先に夜空が広がっているのが分かった。


 ……だというのに、未だに人間だと思えるような大きさの生体反応が1つも無い。

 カニとかイタチみたいな反応はちょいちょいあるんだけどなぁ?


 自分の首とミレーの乳首を傾けながら洞窟を抜けると、そこには天然の壁に囲まれた大きな湖が広がっていた。


「お待たせ。ここが私たち湖人族が住んでいる湖流の里だよ」

「え、この湖が……里っ!?」


 洞窟の先には湖しかなく、それ以外には本当に壁しか見えない。

 壁のあちこちに穴が空いているのでそっちに生活空間があるかと思えば、生体察知ではなんの反応も感じ取ることができなかった。


「え、なら湖人族って常時液化して水中で暮らしてる!? そんなことありえるの!?」

「ありえないよ? あの壁の穴にお部屋があって、普段はそこで暮らしてるの」


 キョトンとしながら俺を見上げ、あっさりと俺の言葉を否定するミレー。


 俺のイメージで大体合ってたー!

 強力過ぎる液化の性能にちょっと惑わされてたけど、湖人族も魚ではなく人間には違いないんだから、居住空間が陸上にあるのは当たり前だよね……。


「情報共有するのも液化した方が早いから、おねぇも他のみんなも多分湖流のひとみに潜ってると思う」

「『湖流の瞳』……。この湖のことで合ってる?」

「うん。合ってるよ」


 俺の問いかけに、こくんと小さく頷くミレー。


 情報共有するのにも液化を使うって、テレパシーでやり取りするようなものか?

 魔力を通して映像イメージを共有する、みたいな。


 なるほど。液化って優れた情報伝達手段を持っているから湖人族は文字を必要としなかったのかもね。


「ん。これもしかしたら、私の方から呼びかけないとダメかも」

「呼びかける? どういうことミレー?」

「ここまで近付いてるのになんの反応も無いなんて普通は無いはず。多分おねぇとの情報交換に集中しすぎて外のことを忘れてる」


 俺におっぱいをもみもみつんつんされているのも忘れて、少し呆れた雰囲気でため息を零すミレー。


 待望の東からの来訪者を無人で招いてしまったのが悔しいみたいだな。

 俺からすれば敬われたり拝まれないほうがありがたいけどね。


「ダン。みんなを呼ぶから湖流の瞳に近付いて」

「了解……って、水の中に入らなきゃダメなの?」

「ううん。私が水に触れられれば大丈夫」


 良かった。濡れずに済みそうだ。

 水と共に生きる湖人族なら失礼にはあたらないと思うけど、全身ずぶ濡れで人と会うのは流石にね。


「ダンこそいいの? 私のおっぱい触ったままで。呼びかけたらみんな直ぐ来るよ?」

「俺の子種が欲しいとか言ってる人達に遠慮はしないよ。ミレーのおっぱいは俺のものだって見せつけてあげるさ」

「ん。ダンが良いなら早速呼びかけるね。あ、でもちょっとぬるぬるしちゃうかも。気持ち悪かったらごめん」

「へ? ぬるぬる? ……って、こ、これはぁ……!?」


 ミレーがしゃがみ込んで湖に右手を差し入れると、ミレーの全身がぬるぬるした液体に覆われてしまったじゃないかーーっ!?


 いや、これが液化によるものだってのは予想がつくけど、全身がぬるぬるしてるってことはおっぱいもぬるぬるってことで……!

 今までも最高だったミレーのおっぱいが限界突破して、最高の事象を塗り替えてしまったんだよーーっ!?


 こんなの気持ち悪いわけないじゃん! 果てしなく気持ちいいよ!

 ありがとうミレー! ありがとう湖人族! 絶対ベッドの上でも液化してもらうからねーーーっ!


「はぁっ……! ダン……! だっ……はぅぅ!」

「ふふ。ヌルヌルのミレーの乳首、強く摘んでも逃げていっちゃうね? もみもみしようにもおっぱいも直ぐ逃げちゃうから、ついつい力いっぱい捕まえたくなっちゃうよぉ」

「だ、ダメだよダン……! 今私、液化でみんなと繋がって……はぅぅっ……!」

「俺の指から逃げ回る悪い乳首には、ちょっとだけ乱暴にお仕置きしてあげるね。ぬるぬるミレーならコレくらい強く摘んでも気持ちいいだけでしょ?」


 ぬるぬるの乳房を根元から揉み上げながら、人差し指と中指の先で乳首を摘み、乳房と乳首を同時にかつ強めに扱きあげる。

 普通であればおっぱいを掴んでひっぱられても痛いだけのはずが、液化で全身ぬるぬるミレーのおっぱいは、おっぱいと乳首が痛みを感じる直前の絶妙なバランスで俺の手の平と指から逃げ出して、痛みに限りなく近いくらいの強い快感をミレーに伝え続ける。


「お、お願いダン……! あとで好きなだけおっぱい吸っていいから、今は……! 今は手を離し……はぁんっ!」

「勿論あとにも好きなだけこのヌルヌルおっぱいをちゅぱちゅぱしてあげるよ? でもだからと言って今この最高のヌルヌルおっぱいから手を離せなんて、そんなことできるわけないじゃない」

「あっあっ……! ご、ごめんおねぇ……! でもこんなの、我慢出来ないよぉ……!」


 両手の手首から先を湖流の瞳に差しこんでいるミレーは、後ろから覆い被さっておっぱいをもにゅもにゅ搾り上げる俺に一切抵抗できず、そのヌルヌルおっぱいを無抵抗に弄ばれ続けている。

 お尻を突き上げてちょうどよつんばいに近い体制になったミレイの大事な部分に服越しに俺自身をあてがい、あとでお邪魔するからねと服越しにズンズンと何度もノックする。


 ヌルヌルミレーのことだから、ここも最高にヌルヌルしてるんだろうなぁ!

 ヌルヌルミレーの1番ヌルヌルしたところに、ヌルヌルおっぱいをしゃぶりながらお邪魔してあげるからねー?



「な、なんかオチが見えてきちゃったんだけど……ダンは本当に気付いてないの……?」

「ふふ。ダンは本当に気付いてないんだよチャール。今回は察知スキルを阻害されてるから、いつも以上に鈍感かもしれないけどねっ」

「湖人族って女だけで31人だっけ? 一気に家族が3倍になっちまうなぁ。まぁダンもミレーたちも望んだ結果だろうし気にしてもしゃーねぇか」

「安心してシーズ。お嫁さんが3倍になっちゃったら、ダンは今までの3倍私たちを愛してくれるんだからっ」

「いや、流石にそれはもう疑ってねぇよニーナ。カレン様を家に迎えてからのダン、ヤベーくらいに襲い掛かってくるしな」


 なんだか周囲のみんながミレーのぬるぬるおっぱいを弄ぶ俺を見て和やかに談笑しているな?

 なのに会話の内容が聞こえないのは、リーチェがみんなの会話を俺の耳に届けないように遮断しているからのようだ。


 リーチェの方に目を向けると、出発前に俺を極限まで搾り取ってくれたエロ四天王たちと共に、なんだか含みのある笑顔を浮かべながら一斉に親指を立てて俺を応援してくれる。


 やはり俺に内緒でエロい作戦が進行中のようだ。

 その作戦を楽しむ為にはこのままミレーのおっぱいを可愛がっていればいいんだね! 作戦了解っ!


「むりだよぉ……! こんなの我慢でき……んああああっ……!」

「はぁ……はぁ……。可愛すぎるよミレー……。全身ヌルヌルで最高にえっちだよぉ……。さぁこっちを向いてミレー。お口の中もいっぱいヌルヌルさせてあげるから」

「むぐ……ふっ……! ん、んん~~っ……!?」


 よつんばい状態のミレーを無理矢理振り向かせ、ぬるぬると舌を絡めると同時に2つの乳首を高速で扱く。

 それでもミレーは湖から手を引き抜く事はなく、結果俺の全力のぬるぬる責めを無防備の状態でまともに喰らってしまう。


 背後から覆い被さる俺を弾き飛ばす勢いで、湖に手を入れながらも大きく弓なりに反り返るミレー。


「んん~~っ……! う~~っ……! ん……んぁぁぁぁぁっ……!」

「「「いやああああああああぁぁぁんっ……!!」」」

「…………へ?」


 キスで口を塞いで、俺の口の中に零れる乱れたミレーの甘い吐息を楽しんでいると、突如ミレーが頑なに手を入れ続けていた湖流の瞳から巨大な水飛沫と、女性の淫らな喘ぎ声による大合唱が鳴り響いた。

 ミレーのおっぱいを弄びながら何が起こったのか観察すると、水飛沫の先から何か大きな物体がどぼんどぼんと湖に落ちていく音が聞こえる。


「な、ななぁ……? 何が起きてんの……?」

「ごめんみんなぁ……。でも、でもダンが駄目って言っても気持ちよくしてくるからぁ……」


 泣きそうな声で謝罪の言葉を口にしながら、くるりと向きを変えて力無く俺に抱き付き唇を重ねてくるミレー。

 そのおかげでぬるぬるおっぱいからは手を離さざるを得なかったので、代わりにぎゅっと抱き締めよしよしなでなでしてあげる。


 散々一方的に弄んだ結果、更に懐いてくれるミレーが最高すぎて興奮がマッハなんだけど、その興奮を上回るほどの奇妙な光景が眼前に広がっていた。


「「「はぁっ……はぁっ……はぁっ……!」」」


 荒く息を乱しながら湖流の瞳にぷかぷか浮かぶ、ミレーと同じ薄翠の髪色をした無数の女性達。

 その中にはミレーの姉であるクラーも混ざっており、ミレーと唇を重ねる俺を、びくんびくんと体を震わせながら睨みつけてきていた。


「ア、アンタねぇ……! ミレーが駄目って言ってんだからぁ……! いい加減おっぱいから手を離しなさいよぉ……!」

「え、なんでお前も他の皆さんもそんなことになってんの? 俺はミレーのおっぱいしかぬるぬるさせてな……」

「ダ~ン……。口を離しちゃダァメ……」


 おおっと、可愛いミレーにダメと言われちゃしょうがない。いっぱいキスしようねー。ちゅっちゅっ。

 エロ四天王がガッツポーズを取ったり、ムーリとリーチェがおっぱいを揺らしながらハイタッチしているので、みんなにとっては想定内の事態っぽいし、俺はこのままミレーを可愛がってあげていてよさそうだ。


「はいはい湖人族の皆さんっ! 私たちはみんなダンの奥さんなのっ。とりあえず湖から引き上げた方がいいのかそのままでいいのか教えてくれるーっ?」

「あ、えっと、このままで大丈夫よ……。湖人族が水に害される事は基本的に無いから……」

「じゃあ食事の準備をしてきたから、息が整ったら上がってきてね? ウチの家族が淹れてくれたお茶は美味しいのっ。お茶を飲みながらお話しましょー」

「あ、はい……。ご、ご馳走になるわ……?」


 周囲の空気に惑わされない流されない、けれど考慮もしてくれない我が家のニーナ司令官が、瞬く間に場を支配してクラーを圧倒してしまった。

 テキパキと敷物を敷いたりお茶の準備をしているみんなを横目に、ひたすらミレーとキスをしながらチャールに事の顛末を説明してもらう。


「液化って優れた情報伝達手段だってダンも言ってたじゃない。だから液化したミレーさんを気持ちよくしちゃったせいで、湖に潜っていた湖人族の皆さんもその快感を共有しちゃったんでしょ」

「普段のダンならチャールに言われるまでも気付いたと思うけどなー。まだ家族に迎えてもいないミレーの乳首を弄りすぎだろと思ったけど、湖人族全員を発情させる為だとは恐れ入ったぜっ」


 なるほどなぁ。湖人族は液化しちゃうと互いの快感が共鳴しあっちゃうのかぁ。

 ということはクラーとミレーを液化させて、お風呂で一緒に可愛がってあげたら2度美味しいな?


 あ、初めて会ったとき……と言っても数時間前だけど、男を知らないはずのクラーとミレーがおっぱいだけで簡単に気持ちよくなっちゃったのは、液化発動中だったから互いの乳首が弄られる感覚が共鳴しあって増幅されちゃったのかもなぁ。


 ……え、ちょっと待てよ?


 種族全員を孕ませてあげなきゃいけないという湖人族。

 その住処の湖流の里は俺たち以外の人間が訪れる心配は皆無で、中央には湖流の瞳という湖が広がっている。


 ももも……もしも、もしもだよ?

 種族全員に液化してもらって、種族全員にえっちな気持ちと感触を共鳴しあってもらったら、いったいどんな体験が出来るっていうんだ……!?


 お、おいおいなんだよこの世界……。

 次から次にエロシチュエーションを用意しやがって、最高かよぉっ!?
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