異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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780 東の来訪者

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「貴方こそが私たちの待ち望んだ『東からの来訪者』なんでしょう? どうか私たち湖人族をお救いください来訪者よ。私たちには貴方の子種が必要なの……!」」

「……………………そう来るかぁ」


 海上で襲撃してきた美人姉妹を撃退し、報酬代わりにとひたすらおっぱいを楽しんでから解散しようとしたところ、姉のクラー22歳が非常に不穏な事を言い出した。


 妹のミレー17歳は完全にハートマークになった瞳で俺を熱っぽく見詰めてくるし、この2人をもらうのは覚悟したつもりだったんだけど……。

 種族全体に子種を寄越せと言われてもですねぇ……。


 今日はこのまま帰って、明日家族全員とこの話を共有すべきか、ここである程度先に話を聞いておくか迷うところだな……。

 未だにおっぱい丸出しのミレーのおかげで、もうちょっとここに留まってもいい気はしてるけど?


「……帰る前にもうちょっと話をさせてもらおうかな? 2人は時間大丈夫?」

「時間なんていくらでも作るわっ。東からの来訪者である貴方より優先すべきことなんて何も無いんだからっ」

「おねぇの言う通りだよ来訪者様っ。なんでも言ってっ」

「だからその東からの来訪者って何さ? っと話をしている間、引っ込み思案なクラーのおっぱいを吸っていい?」

「う……! て、手加減してよ……? さっきみたいに激しくされちゃうとお話できなくなっちゃうからねっ……?」


 おおおおっ! 恥じらいながらも一旦仕舞ったおっぱいをポロリさせて、そのまま寄せて上げて差し出してくれるだとぉっ!?

 しかも吸っていいけど激しくしないでね? とかエロ過ぎて帰宅が遅れちゃいそうなんだよーっ!?


「ごめん、クラーがエロ過ぎてミレーのおっぱいも一緒に吸いたくなっちゃった。2人並んで仰向けになってくれる? 今度は拘束したりしないから」

「ちょ、調子に乗るんじゃないわよっ……! 私はともかくミレーのおっぱいまで好きにしようなんて……」

「お、おねぇ、私なら平気だよ……? て、ていうかすっごく気持ちよかったから……また吸って欲しい、かも……」

「決まりだねっ! さぁ早く横になって! 来訪者ってのが何かは知らないけど、こうなったら最大限利用してトコトン楽しんでやるんだよーっ!」

「ぐぐ……! で、でもある意味好都合かしら……。私たちに興味がないと言われるよりはまだ……」


 ぶつくさ言いながら仰向けになるクラーと、チラチラこちらの様子を窺いながらクラーの隣りに寝そべるミレー。

 2人が並んで仰向けになったところで俺が覆い被さるようにして姉妹を抱き寄せて、寄せられた2人の乳首を一緒に口に含んでから話し始める。


「はむはむ。さっきはミレーのおっぱいだけを褒めたけど、クラーのおっぱいもすっごく美味しいから安心してね。はむはむ」

「お、おっぱいの話はいいから話をしなさいよっ……! アンタが話があるって言ったんじゃ……って、そう言えばアンタ、名前は?」

「あはは。名前も知らない男におっぱいをちゅぱちゅぱされていたなんて、クラーもミレーもドジっ子だなぁ。でも俺の女になる気なら、俺以外の男におっぱい吸わせちゃダメだからね?」

「分かった。私のおっぱいはもう来訪者様にしか吸わせないっ。だから来訪者様、お名前を教えてくれる?」

「うんうん。クラーとミレーのおっぱいを一緒に吸っている男の名前はダンだよ。お前たちのおっぱいはもう俺の物だよ。生涯をかけてちゅぱちゅぱしてあげる」


 名前も告げずに一方的におっぱいをしゃぶり続けるのも興奮するけれど、この2人とはどうやら行きずりの相手では終わらない雰囲気だ。

 改めて名前を告げてから乳首を咥えて、空いている乳首もつんつんぷにぷに転がしながら気になっている事を問いかける。


「東からの来訪者なんてフレーズも気になるけど、1度は俺を脅威判定したわけでしょ? なのにどうして俺への評価をまるっとひっくり返したのかな? 何かきっかけでもあった? ちゅっちゅっ」

「きっかけもなにも、アンタ襲撃を仕掛けた私たちを殺そうとしなかったじゃない? おっぱいは今に至るまで弄ばれちゃってるけど、少なくとも敵じゃないと判断するには充分だったわ」

「それに海獣に襲われても私たちを見捨てなかったから……。本気でダンを殺そうとした私たちも守ってくれたから、この人は敵じゃないんだって思ったんだ」

「ま、まぁおっぱいに関しては女の敵って感じもするけどねっ……!」


 ん~? 敵じゃないんだよ~? 優しくやらしく可愛がってあげるからねーちゅぱちゅぱ。


 海獣ねぇ。海の哺乳類って意味の日本語と違って、海にいる生物全般を指す言葉かな?

 始めはどうにかしてやり過ごしていたようだけど、やっぱり湖人族にとっても海獣たちは脅威なのか。


「敵じゃないなら直ぐに救世主様になるのはなんで? さっきもクラーに言ったけど、人違いの可能性は無いの?」 

「んんっ……。ひ、人違いも何も、東から訪れた人間なんてアンタしかいないんだから、ダンしかありえないじゃないって話よ。この島に訪れることも出来ないんじゃ話にならないしぃ……。はぁ、はぁ……」

「ご尤も……別に誰かに救世主として任命されたわけじゃなく、単純な話だったのね。えっと、じゃあ2人が俺に接触してきたのは偶然? それとも2人の方から接触しに来てくれたの?」


 接触しすぎてこうして事故を起こしちゃったけどねーと、2人の空いている側の乳首をピンピン指で弾いて弄ぶ。

 
 クラーの引き篭もり陥没乳首を扱いた時にミレーが寄って来たスピードはかなりのものだったし、空を移動していた俺はかなり遠くからでも視認できたに違いない。

 だからたまたまこの島の警備を担当していた2人が駆けつけただけの可能性もあるけど。


 でも、東からの来訪者なんて、どことなく伝承とか神託のような印象を受ける言葉だ。

 職業の祝福を知らない湖人族にも、何か超越的な存在がついていたりするのか?


「んと、私たち湖人族は液化すると海から色んな知識が流れ込んでくるんだ。それでどぼんどぼんって一直線に何かが海に落ちてるのが分かって、おねぇと一緒に見に来たんだよ」

「……マジで? 俺と2人が接触した場所ですら島からかなり距離があったのに、更に遠くの情報を察知できるの? しかも魔力を弾くはずの水の中で……」

「んふふ、さっきと違ってくすぐったい。さっきの方が気持ちよかったけど、今くらいの強さで吸ってもらえるほうが私にはちょうどいいかなぁ」


 おっと、村人の癖になかなか敏感なおっぱいをお持ちのようだなミレーは。

 これから毎日可愛がって、もっともっと俺好みのエロ乳首に仕上げてやるからね。ぺろぺろ。


 ってそうじゃないそうじゃない。湖人族の液化がヤバすぎるんだけど。


 杭を放たれたところだって島から数10キロは離れていたはずだ。

 しかも俺のアイスコフィン移動はそれなりの速度で移動していたことも加味するなら、下手したら100キロメートルを超える知覚範囲じゃないのか、液化って……?


「さっきも言ったけど、液化は水中では絶対の強さを発揮できる半面、陸上ではなんの効果も得られないの。全身がヌルヌルになるくらいで、服も汚れちゃうし」

「へぇ? それじゃクラーとミレーの2人とえっちする時に陸上での液化を試してもらおうかな。全身ヌルヌルの姉妹なんてそれだけでご飯3杯はいけそうだよ」

「え、えっちって子作りのことだよね? なんで子作りで液化を使うの?」

「それは試してみてのお楽しみにしてて。ここまでおっぱいを吸ったお前たちを他の男のところには嫁がせないからねー?」

「そ、その心配はないわ……。だってこの島には今、ダン以外の男は居ないんだから……」

「……子種が必要ってのはそういうことか」



 気持ち良さそうに身体をくねらせるクラーの言葉で、湖人族の抱える事情が大体把握出来てしまう。

 理由は分からないけれど、どうやら湖人族には男性がいなくなってしまったようだね。


 一時的に居なくなっただけなら俺の子種なんか求めてくるとは思えないので、絶滅的な意味で男性が居なくなってしまったと考えるのが妥当だろう。

 だから島の外から来た男性というだけで救世主扱いされてもおかしくはないかもしれないけど、東からの来訪者なんて中学2年生センスで名付けたような呼び方はいったい何処から来たんだろ?


 いつも通り分からないことは直ぐに質問することにして、姉妹揃って敏感な乳首を同時にはむはむしながら聞いてみる。


「んっと……液化を使えない人に説明するのは難しいんだけど、海が教えてくれるんだ。東から来る来訪者が湖人族の危機を救ってくれるんだって」

「これは液化を使える湖人族全員の共通認識だと思っていいわ。だからダンの事は東から来た来訪者だと言えば間違いなく歓迎してくれるはずよ」

「え~? 東側から誰かか来るのを待ってたのに、なんで俺を殺す気で攻撃してきたのさぁ? そのせいで姉妹揃ってこんなにおっぱいちゅぱちゅぱされちゃったじゃないかぁ」

「しゃぶってる本人が何の指摘をしてるのよっ。それに結局ダンが東からの来訪者だったんだから、結果的に湖人族全員を抱いてもらう事になると思うわよ?」


 種族全員に種付けっすかぁ……。

 字面だけなら興奮するけど、実際にやるとなったら面倒って気持ちの方が強いな。1度抱いた女性をそのまま放置ーとか出来る気がしないし。


「ダンってここに来るまで海にまったく触れないで来たでしょ? だから液化では人が来たかどうかが確信が持てなかったんだ。船とかとも明らかに違うどぼんどぼんって感じだったから、私もおねぇも人だとは思わなくって……。ごめんなさい」

「謝らなくていいよミレー。おっぱいを吸わせてくれて感謝してるくらいだから。でも液化の性質上、俺の事を人だと認識できなかったわけね。おっぱいも分かりやすい解説もありがとう」

「えへへ。このくらいなら私でも教えられるよ。なんでも聞いて?」


 ニコッと微笑みかけてくれるミレーに、乳首から離した口で思わずちゅっとキスをする。

 突然唇を重ねられたミレーは、ちょっとだけ驚いたように目をパチクリさせている。


「可愛すぎるよミレー。俺が貰っていいなら遠慮なく貰っちゃうよ。俺のお嫁さんになってくれる?」

「え、うん。私もおねえもダンのお嫁さんになるよ? 他の男の人もいないし、ダンにおっぱい吸われるの気持ちいいもん」

「あー……っと。ミレー、クラーもだけど聞いて欲しい。湖人族の2人と人間族の俺とでは子供を作ることは出来ないんだ……」

「ん? 知ってるわよそんなこと?」


 って、知ってるんかーい!


 あっさり答えるクラーに、うんうんとミレーも頷いている。

 2人とも異種族間では子供が出来ない事を知った上で俺に子種をせがんできたの? 矛盾してない?


「海の教えは湖人族にとっては絶対なの。貴方が東からこの島に辿り着いた唯一の男であるなら、貴方なら必ず湖人族を助けられるはずなのよ」

「俺本人にその方法が分からなくても?」

「私たちにとってそういうことは珍しくないんだよ? その時は分からないけどーみたいな。だけど海の教えが外れたことってないんだ」

「ん~……。今更2人のおっぱいを手放せと言われても困るけど、ちょっとイメージし難いな、液化って」


 要は海や川限定の触心……もしくはフルファインダーみたいなものか?

 種族特性である以上魔力を用いているはずだけど、液化の魔力は水による阻害効果を受けないのかもしれない。


 超強力な能力だけど、陸上で使い道が無いとなると結構微妙な能力かもしれない。

 海中には魔物が存在しないはずだし、水が魔力を弾く性質を考えると、水中アウターみたいなものも存在していない可能性が高いから。


「とりあえずいくつか確認するね。俺は2人のほかにも沢山お嫁さんがいるんだけど、2人はそういう事を気にしたりはしないかな?」

「私は気にしないわね。むしろ貴方が性豪なのは湖人族にとっては朗報よ。貴方に全員孕ませてもらわなきゃいけないからねっ」

「私も気にしないかな。私たちにとってはダンが東からの来訪者かどうかが大事であって、ダンに奥さんがいても今みたいに可愛がってくれたら何も気にしないよ?」

「はぁ~……。いつも通りのご都合展開だね……。ま、少なくともお前たち2人を家族に迎えるのは約束するよ。まだ会ってもいない人たちまで貰ってやるとは言わせないでね?」


 改めてクラーとミレーの2人に婚約を宣言し、約束代わりにちゅっちゅっと唇を重ねる。

 殺し合った末に愛し合う事になった2人は、俺と口付けを交わすとにへらぁ~っと頬を緩ませた。


「私たちをもらってくれるのは確定なのよね? ふふ、これからもミレーと一緒にいられそうで良かったぁ……」

「おねえと一緒にダンのお嫁さんになれるなんてとっても嬉しい。これから宜しくねダン」

「話が早すぎて理解が追い付かないけど、こんなに可愛いお嫁さんが一気に2人も増えるなんて俺も嬉しいよ。こちらこそ宜しくね」


 2人の唇に再度唇を重ねて、更には露出している4つの乳首に少し長めのキスをする。

 恥ずかしがり屋で引っ込み思案なクラーの陥没おっぱいも、大きすぎず小さすぎず、可愛くて柔らかいミレーのおっぱいもこれから一生宜しくね。


「それで確認の続きだけど、俺の家族もここに連れてきて大丈夫? まぁまぁの人数がいるんだけど問題になったりしない?」

「……本当に全員ダンの家族なら大丈夫だと思うわ。将来的に湖人族も全員身内になると考えれば、みんなも早めに仲良くなっておきたいでしょうし」

「全員間違いなく俺の妻だよ。明日また来たらステータスプレートを確認してくれていいからね」

「……ねぇダン。明日じゃなくっちゃダメかな?」


 ぷにぷにと2人の乳首をプッシュしながら明日の予定を確認していると、ミレーがくいくいと俺の服を引っ張って俺に話かけてくる。

 ミレーって17歳でニーナと同い年なんだよな? その割にちょっとリアクションが幼くて可愛いわぁ。


「ダンの奥さんたち、今日中にここに連れてこれない? みんなきっとダンの来訪を海に教えてもらってるはずだから、きっと今晩やきもきしちゃうよ」

「あー……。確かにミレーの言う通りね……。悪いけどダン、今晩中にお願い出来ないかしら?」

「来たはずの来訪者が顔を出さないのが気になって夜も眠れないと……。我が家の方は事情を話せば直ぐに対応可能だと思うけど」

「ならお願い。もしも帰り道が分からなかったらミレーを一緒に連れてっていいわ。ようやく訪れた来訪者をそのまま帰したら、私とミレーがどやされちゃうから」


 ぐっ! ミレーという動かぬ証拠を連れてみんなの下に戻るのかぁ……!

 説明するのは楽そうだけど、みんなになにを言われるか分かったもんじゃないなぁ……。


 ま、2人を家族に迎える決断をした以上、遅いか早いかの違いだけだな。覚悟決めるか。


「パーティシステムは分かる? もしも2人がパーティを組んでるなら楽なんだけど」

「うん。私とおねえで組んでるよ。でもこれをどうするの?」


 『警備4』という2人のパーティをアライアンスボードに登録し、ミレーを連れて迎賓館へと転移する。

 ステータスプレートの文字は読めるのに、湖人族は文字を扱わないんだなぁ。液化で得られる情報だけで充分生活で来たってことなのかな?


 初めての転移移動に目をパチクリさせるミレーが可愛いんだけど、家の中は俺がミレーを連れ帰った気配を感じたのか静まり返っている。

 と思ったら、ターニアとニーナの爆笑する声を皮切りに、やれやれとかやっぱりとか様々な声で語りだす家族の声。


 やれやれもやっぱりも俺のセリフなんだよ?

 結果的に可愛いおっぱいが新たに家族に加わるのだから、文句なんかないけどね?
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