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734 街の名は
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「さて……。今日は1度海岸に顔を出して、カレン陛下に会いに行こうか」
別荘に引き篭もってえっち強化合宿を始めて3日が過ぎた。
間もなく迫る4日目の夜明けの気配を感じながら、名残惜しくも合宿の終了を提案する。
「永遠にこのまま続けたいところだけど、一応現在はカレン陛下に帝国に招待されている身だからね。あまり放置す過ぎるのも良くないと思うから、残念だけど顔を出しに行こう」
「んっ……。けけ、結局魔物は出現しなかったね……? だけどアウターの成長過程が見られて、研究者としては感無量、さぁっ……!」
俺に跨って元気に腰を振っているキュールが、これはお礼だよとでも言わんばかりに奥を密着させて、きゅきゅーっと激しく締め付けてくる。
密着したまま腰をダイナミックに回転させて、激しい動きで刺激してくれるキュールの中に、感謝と興奮の証をたっぷりと注ぎ込む。
「はぁっ……! はぁっ……! 相変わらず、凄い量だねっ……。まだ孕まないと知っている癖に、私を孕ませる気満々だっ……!」
「あ~、最高に気持ちいいよキュール~……。アウターがある程度成長しないと魔物が発生しないのは、ある種の安全装置かもしれないね。偶発的に発生した小規模のアウターから魔物があふれ出さないように……はうぅ!? また強くぅ……!?」
「どうしてえっちしながらでもあっさりそういう発想ができるんだいっ!? ダンさんに言われちゃうと、もうそうとしか思えないじゃないかぁぁぁっ……!」
「はぁはぁ……! 気持ちよすぎて止まんない……! まだまだ出すから全部受け止めてぇ……!」
職業補正の力を借りて、キュールの中に無限の弾丸を撃ち込み続ける。
残念ながらまだ的に命中することこそないけれど、キュールの内部が俺の先端にちゅうちゅう吸い付いてくるのが気持ちよすぎて注ぎ込むのが止められない。
「ダンー。指の方がお留守になってるわよぉ? ちゃあんと可愛がってくれなきゃダメじゃなぁい」
「指だけじゃなくて口も動いてないよー? 僕のおっぱいはダン専用なんだから、責任もってちゅぱちゅぱしてって言ってるじゃないかぁ」
両隣に添い寝して俺の指を受け入れてくれているティムルとリーチェが、不満そうにおっぱいを顔に押し付けてくる。
俺は2人の内部に出した精液を指先でこすりつけるつもりで優しく掻き回し、リーチェのピンク色の乳首とティムルの真っ黒な乳首の根元に歯を立てる。
「んっ……。おっぱい吸えてダンは偉いわねぇ~。かなり広がったユニのアウターだけど、スポットで言えばポイントフラッタちゃんくらいまでの距離しかないものねぇ。まだまだ広がっていかなきゃダメなのかもぉ?」
「あんっ……! そ、そうだダン。沢山のエルフたちから、新たなアウターの名前を知りたいって問い合わせが来てるんだ……ぁんっ! き、君が命名が苦手なのは知ってるけど、そろそろ色々名付けないとダメじゃないかな……?」
「はむはむ。色々って、何が残ってるっけ~? ぺろぺろちゅうちゅう」
「ユニのアウターだけじゃなく、グルトヴェーダ手前に建設した中継都市の名前も無いでしょ? グルトヴェーダに通した巨大輸送路にだって本来は名前があって然るべきだと思うよ?」
ティムルとリーチェのおっぱいを吸って夢見心地の俺を文字通り責め立てる様に、強い締め付けと吸い付きを発揮しながら回答してくれたのはキュールだった。
しかし彼女の追及はそれだけに留まらず、俺の胸に両手をついてぐりんぐりんと腰を回しながら呆れた様子で指摘してくる。
「宰相殿も言っていたように、アルフェッカの領主も中継都市の領主も決まってないからね? 先日の領主誘拐事件もあってダンさんに協力的な王国貴族は少ないんだから、ダンさんが指名しないと始まらないよ?」
「領主不在の状態はあまり良くないわ。仮に突然王国貴族が権利を主張してきても平民じゃ抵抗する術が無いからね。アルフェッカなんて魔人族の人も多いし、下手な事になったら死人が出るわよぉ?」
「……シャロによれば、バルバロイ殿下がぼくたちと明確に敵対して、既に暗躍し始めているらしいからね。ダンへの嫌がらせとしてアルフェッカや中継都市に適当な貴族を送り込んできてもおかしくないよ。正直早めに解決すべき問題だと思うな」
3人から自分の怠慢を指摘されてしまって、体は最高の状態なのに気分はちょっと盛り下がってしまった。
全部自業自得なんだけど、同じ事を繰り返さない為にも解決しておかなきゃいけないかー。
3人を改めてお腹いっぱいにしてあげたあと、夜明けと同時に朝食を持ってユニのところに顔を出す。
そしてユニの幹に手を着かせた未成年組を背後から貫きながら、命名と領主に関する話をみんなに相談する。
するとリーチェが、実はねーと予想していなかったことを報告してくれる。
「アウターの名前が決まっていないと知ったエルフたちから、いくつか候補が寄せられてるんだよ。もしもダンさえ気にしないなら、候補の中から選べばいいんじゃないかな?」
「候補があるのはありがたいな。分かる範囲でいいから教えてくれる? 他のみんなも気に入ったのがあったら教えてねー」
ニーナのちっぱいを背後から引っ張りながら、彼女の足が浮くくらいに強く突き上げ中に出す。
正面から抱きあって愛し合うのが好きなキス魔ニーナだけど、背後からターニアの好きな場所を抉ってあげるのも悦ぶんだよねぇ。
乳首を引っ張ったり指先で抉ったりしながらアウター名の候補を聞いていると、無理矢理振り返って俺の唇を貪っていたニーナが、1つの名前に反応して見せた。
「ね、ねぇねぇダン……。『福音の花園』がいいんじゃないっ? ユ、ユニにピッタリの名前だと思う、のぉ……」
「ニーナはそれが気に入ったんだね。でもアウターの名前にするには素敵な名前過ぎないかな?」
「素敵な名前で構わないんじゃないのー? ダンの子供で私たちの娘なんだよ? エルフさんたちにとっては信仰の対象で、エルフェリア精霊国に恵みを齎すアウターなんだよー?」
「う、う~ん。言われてみれば後ろ向きな名前に拘る必要は全く無いのかもしれないな……」
たった今自分で限界まで膨らませたニーナの下腹部を撫でながら、固定観念に囚われていた事を反省する。
確かにユニの生み出すアウターだっていうのに、おどろおどろしい名前に拘る必要は無いか。
でも過去の体験から、信仰とか福音とか宗教ワードには拒否反応を示してしまうのですよぉ。
エルフ族の信仰対象である世界樹を生み出しておいて、拒否反応も何もあったもんじゃないけどさー。
「俺がゼロから考えるよりもいい名前なのは間違いないけど……。福音はともかく、花園は何処から来たの? ユニの回りに花なんて咲いてないよね?」
「んもうっ、外から押さないでってばぁ。まだ咲いてないけど、ユニの周りには沢山お花の種を撒いたんだよー。恐らくエルフの人たちは精霊魔法でその事に気付いたんじゃないかなー」
「なるほど。花はこれから増えていくわけか……。お花は我が家の象徴の1つでもあるし、他に希望が無ければ決めてしまおうか」
「ん、ユニにもちゃんと確認してね? メタドライブを発動しながら聞けばユニなら応えてくれると思うから」
「その条件なら既に満たしてる気がするけど了解。改めてちゃんと聞いてみるよ」
はむっとニーナの唇を奪いながら、ユニに今の話を聞いていたかと、福音の花園という名前は気に入ったかを魔力を通して問いかける。
ついでに、ユニの前にみんなを並べてズンズンしちゃってる事も謝っておこう。
ユニからはいつも通りウキウキした感情しか伝わってこなくて、話を聞いていたかという問いかけにも、思い切りえっちしてごめんねという俺の思考にも特に変わった感情は返してこなかった。
けれど福音の花園でいいかなと問いかけた途端、強く楽しげな感情が伝わってきたので、どうやらユニもこの名前が気に入ったようだ。
「うん。ユニも気に入ってくれたようだよ。それじゃこのアウターは今から福音の花園ってことでよろしく」
「おっぱいと中を一緒にグリグリしちゃだめぇ……! 立って、立っていられないのぉ……!」
「ごめんごめん。話に夢中でニーナとばっかりしちゃったね。少し休んでて」
本来なら次々にお腹いっぱいにする為にみんなに並んでもらったのに、話の流れでついついニーナを可愛がり続けてしまった。
崩れ落ちるニーナをゆっくりと地面に寝かせたあと、ニーナを愛したばかりの俺自身を一気にフラッタに突き入れた。
「か……はぁ……。い……きに奥、までぇ……」
「ちっちゃいフラッタは、奥まで入れると足が浮いちゃうね? さぁフラッタ。今までニーナお姉ちゃんを可愛がったコイツで、フラッタの中にいっぱい注ぎこんであげちゃうよーっ」
フラッタ、ムーリ、アウラと次々に背後からお腹いっぱいにしてあげて、底無しのアウラに注ぎ込んでいる時にメタドライブの魔力が切れてしまった。
朝食を食べながらアウラとチャール、そしてシーズをたっぷりと可愛がりながら、他に決めるべきことも決めていく。
「中継都市の名前はクラメトーラかグルトヴェーダに因んだ名前にしたいかな。ティムルー。ドワーフたちの言葉でクラメトーラ、もしくはグルトヴェーダの玄関口ってなんて言うの?」
「ん~、入り口って意味ならストームかしらね? その法則で言うならメトラトーム、もしくはヴェダストームになるかしらね~?」
「およ? 職人って意味のクラの方を引用するかと思ったけど……。それに少し発音が変わるんだね?」
「職人を意味する『クラ』は、クラメトーラ以外で使うのは喜ばれないと思うの。将来的には分からないけど、現状のドワーフは里の外を見てないからね~」
なるほど。中継都市で働くドワーフたちに配慮した名前にしようと思ったけど、下手に配慮すると逆に怒らせてしまう可能性があるのね。
ドワーフたちと俺の価値観が違う事は何度も痛感したことだし、ここはティムルの意見を参考にして『メトラトーム』と名付けようか。
「それじゃ中継都市はメトラトームってことで。ゴブトゴさんとキャリアさんたちに伝えればいいのかな?」
「メトラトームですね。でしたらこのあとご主人様がカレン陛下とお会いしている間に、私がゴブトゴに伝えて参りましょう」
「あと決めるべきは輸送路の名前と領主だっけ。正直領主の人選に心当たりなんて無いんだけど……?」
「それに関してはシャロ様と私が相談に乗れるかと思いますよ。ですのでまずは輸送路の名前の方を決めてしまってください」
領主の決め方に頭を抱えていると、ラトリアが自信満々に胸を張った。
そう言えばラトリアは俺を貴族にしようとしたこともあったわけだし、領主関係の手続きには強いのかもしれない。
俺が領主になれば解決、とか言うようであれば、3日3晩おっぱいを吸い続けてやるからなぁ?
「輸送路で印象的だったのは、竜王によるトンネル工事くらい? あ、あとヴァルゴが1撃で殺しちゃったけど、マウントサーペントと遭遇したりしたねぇ」
「さほど時間も経っていないのに、なんだか凄く懐かしく感じてしまいますね……。マウントサーペントを仕留めたあとの日々が濃密過ぎましたよぉ……」
チャールの中にドバドバ注ぎこみながらヴァルゴに話を振ってみると、遠い目をしながらヴァルゴが返事をしてくれる。
マウントサーペントを仕留めた時は自信満々だったヴァルゴも、ヴェノムクイーンや狒々との遭遇ですっかり謙虚になってしまったようだ。
「竜王のトンネル工事も衝撃的でしたけど、旦那様は造魔スキルの事はあまり公表する気は無いのですよね? でしたらマウントサーペントに因んだ名前にするのでしょうか?」
「だねー。じゃあ暫定的に『サーペントロード』とでも名付けようか。ゴブトゴさんに確認して、問題なければ本決まりってことで」
竜王にも因んでロードという名前をチョイスする。
マウントサーペントも蛇の王と言って差し支えない巨躯だったし、異を唱える者は居ないはずだ。
あまり知られていない生物だったから、そもそもマウントサーペントって誰? って感じかもしれないが。
「これであと残っているのは2都市の領主任命かな? メトラトーム、サーペントロードについてはゴブトゴさんの承認待ちだけど」
「ゴブトゴも忙しいでしょうし、名前くらいなら直ぐに承認してくれると思いますよ」
シーズの奥を全力で抉りながら確認すると、恐らく大丈夫だとシャロが頷いてくれる。
この世界はスペルド王国とヴェルモート帝国の2国しか存在していないから、名前被りみたいなものを心配する必要は無さそうか。
「それで領主の件ですけれど、ご主人様が領主になる気は無いのですよね? 形だけ領主になってもらって、私やティムルさんに業務を丸投げしてしまうという形でもお嫌ですか?」
「それじゃティムルとシャロを可愛がれなくなっちゃうじゃん。ダメダメ。俺は大好きなみんな全員とひたすらえっちして過ごしたいんだから」
「ふふっ。もう少しお腹が大きくなった時、ご主人様にえっちを我慢してもらえるかちょっと心配ですねっ。ですが了解しました。私たち家族は除外するということですね」
「という事は、私かターニア様のツテを使って竜爵家や獣爵家の縁者に領主をお願いするという方法が1つ。それと全く別のところから希望の人材を引っ張ってくるという方法が考えられますね」
ラトリアと血縁関係にある竜人族貴族、それこそソクトヴェルナ家の人間などに領主を頼むのが良いはずなんだけど、12歳の時にソクトルーナ家に嫁いだラトリアは当代のヴェルナ家当主とは少々疎遠らしいからな。
同じく15歳で1度勘当されたターニアも、今は和解しているとは言え、グラフィム家に貴族的なお願いをするのは少々憚られるらしい。
「それに、両都市とも領主にはダンさんとの繋がりが深い方にお願いしたいみたいですからね。私やターニア様、シャロ様なら貴族の知り合いは紹介できますけど、住民たちが望んでいる人選とはとても言えません」
「そりゃそうだろうけど、俺の知り合いの貴族なんて家族経由しかいないよ? 3人にアテが無いならお手上げなんだけど」
「貴族にアテが無いなら別のところから探しましょうっ。貴族に拘る必要はありません。ダンさんが信頼している人にお願いして、その人を新たな貴族として申請してしまえばいいんですよっ」
俺の知り会いに領主をお願いするって~?
ニコニコしているラトリアには悪いけど、俺の知り合いに領主を任せられる人なんて……。
……あれ? 考えてみたら結構居るかもしれないな?
別荘に引き篭もってえっち強化合宿を始めて3日が過ぎた。
間もなく迫る4日目の夜明けの気配を感じながら、名残惜しくも合宿の終了を提案する。
「永遠にこのまま続けたいところだけど、一応現在はカレン陛下に帝国に招待されている身だからね。あまり放置す過ぎるのも良くないと思うから、残念だけど顔を出しに行こう」
「んっ……。けけ、結局魔物は出現しなかったね……? だけどアウターの成長過程が見られて、研究者としては感無量、さぁっ……!」
俺に跨って元気に腰を振っているキュールが、これはお礼だよとでも言わんばかりに奥を密着させて、きゅきゅーっと激しく締め付けてくる。
密着したまま腰をダイナミックに回転させて、激しい動きで刺激してくれるキュールの中に、感謝と興奮の証をたっぷりと注ぎ込む。
「はぁっ……! はぁっ……! 相変わらず、凄い量だねっ……。まだ孕まないと知っている癖に、私を孕ませる気満々だっ……!」
「あ~、最高に気持ちいいよキュール~……。アウターがある程度成長しないと魔物が発生しないのは、ある種の安全装置かもしれないね。偶発的に発生した小規模のアウターから魔物があふれ出さないように……はうぅ!? また強くぅ……!?」
「どうしてえっちしながらでもあっさりそういう発想ができるんだいっ!? ダンさんに言われちゃうと、もうそうとしか思えないじゃないかぁぁぁっ……!」
「はぁはぁ……! 気持ちよすぎて止まんない……! まだまだ出すから全部受け止めてぇ……!」
職業補正の力を借りて、キュールの中に無限の弾丸を撃ち込み続ける。
残念ながらまだ的に命中することこそないけれど、キュールの内部が俺の先端にちゅうちゅう吸い付いてくるのが気持ちよすぎて注ぎ込むのが止められない。
「ダンー。指の方がお留守になってるわよぉ? ちゃあんと可愛がってくれなきゃダメじゃなぁい」
「指だけじゃなくて口も動いてないよー? 僕のおっぱいはダン専用なんだから、責任もってちゅぱちゅぱしてって言ってるじゃないかぁ」
両隣に添い寝して俺の指を受け入れてくれているティムルとリーチェが、不満そうにおっぱいを顔に押し付けてくる。
俺は2人の内部に出した精液を指先でこすりつけるつもりで優しく掻き回し、リーチェのピンク色の乳首とティムルの真っ黒な乳首の根元に歯を立てる。
「んっ……。おっぱい吸えてダンは偉いわねぇ~。かなり広がったユニのアウターだけど、スポットで言えばポイントフラッタちゃんくらいまでの距離しかないものねぇ。まだまだ広がっていかなきゃダメなのかもぉ?」
「あんっ……! そ、そうだダン。沢山のエルフたちから、新たなアウターの名前を知りたいって問い合わせが来てるんだ……ぁんっ! き、君が命名が苦手なのは知ってるけど、そろそろ色々名付けないとダメじゃないかな……?」
「はむはむ。色々って、何が残ってるっけ~? ぺろぺろちゅうちゅう」
「ユニのアウターだけじゃなく、グルトヴェーダ手前に建設した中継都市の名前も無いでしょ? グルトヴェーダに通した巨大輸送路にだって本来は名前があって然るべきだと思うよ?」
ティムルとリーチェのおっぱいを吸って夢見心地の俺を文字通り責め立てる様に、強い締め付けと吸い付きを発揮しながら回答してくれたのはキュールだった。
しかし彼女の追及はそれだけに留まらず、俺の胸に両手をついてぐりんぐりんと腰を回しながら呆れた様子で指摘してくる。
「宰相殿も言っていたように、アルフェッカの領主も中継都市の領主も決まってないからね? 先日の領主誘拐事件もあってダンさんに協力的な王国貴族は少ないんだから、ダンさんが指名しないと始まらないよ?」
「領主不在の状態はあまり良くないわ。仮に突然王国貴族が権利を主張してきても平民じゃ抵抗する術が無いからね。アルフェッカなんて魔人族の人も多いし、下手な事になったら死人が出るわよぉ?」
「……シャロによれば、バルバロイ殿下がぼくたちと明確に敵対して、既に暗躍し始めているらしいからね。ダンへの嫌がらせとしてアルフェッカや中継都市に適当な貴族を送り込んできてもおかしくないよ。正直早めに解決すべき問題だと思うな」
3人から自分の怠慢を指摘されてしまって、体は最高の状態なのに気分はちょっと盛り下がってしまった。
全部自業自得なんだけど、同じ事を繰り返さない為にも解決しておかなきゃいけないかー。
3人を改めてお腹いっぱいにしてあげたあと、夜明けと同時に朝食を持ってユニのところに顔を出す。
そしてユニの幹に手を着かせた未成年組を背後から貫きながら、命名と領主に関する話をみんなに相談する。
するとリーチェが、実はねーと予想していなかったことを報告してくれる。
「アウターの名前が決まっていないと知ったエルフたちから、いくつか候補が寄せられてるんだよ。もしもダンさえ気にしないなら、候補の中から選べばいいんじゃないかな?」
「候補があるのはありがたいな。分かる範囲でいいから教えてくれる? 他のみんなも気に入ったのがあったら教えてねー」
ニーナのちっぱいを背後から引っ張りながら、彼女の足が浮くくらいに強く突き上げ中に出す。
正面から抱きあって愛し合うのが好きなキス魔ニーナだけど、背後からターニアの好きな場所を抉ってあげるのも悦ぶんだよねぇ。
乳首を引っ張ったり指先で抉ったりしながらアウター名の候補を聞いていると、無理矢理振り返って俺の唇を貪っていたニーナが、1つの名前に反応して見せた。
「ね、ねぇねぇダン……。『福音の花園』がいいんじゃないっ? ユ、ユニにピッタリの名前だと思う、のぉ……」
「ニーナはそれが気に入ったんだね。でもアウターの名前にするには素敵な名前過ぎないかな?」
「素敵な名前で構わないんじゃないのー? ダンの子供で私たちの娘なんだよ? エルフさんたちにとっては信仰の対象で、エルフェリア精霊国に恵みを齎すアウターなんだよー?」
「う、う~ん。言われてみれば後ろ向きな名前に拘る必要は全く無いのかもしれないな……」
たった今自分で限界まで膨らませたニーナの下腹部を撫でながら、固定観念に囚われていた事を反省する。
確かにユニの生み出すアウターだっていうのに、おどろおどろしい名前に拘る必要は無いか。
でも過去の体験から、信仰とか福音とか宗教ワードには拒否反応を示してしまうのですよぉ。
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「俺がゼロから考えるよりもいい名前なのは間違いないけど……。福音はともかく、花園は何処から来たの? ユニの回りに花なんて咲いてないよね?」
「んもうっ、外から押さないでってばぁ。まだ咲いてないけど、ユニの周りには沢山お花の種を撒いたんだよー。恐らくエルフの人たちは精霊魔法でその事に気付いたんじゃないかなー」
「なるほど。花はこれから増えていくわけか……。お花は我が家の象徴の1つでもあるし、他に希望が無ければ決めてしまおうか」
「ん、ユニにもちゃんと確認してね? メタドライブを発動しながら聞けばユニなら応えてくれると思うから」
「その条件なら既に満たしてる気がするけど了解。改めてちゃんと聞いてみるよ」
はむっとニーナの唇を奪いながら、ユニに今の話を聞いていたかと、福音の花園という名前は気に入ったかを魔力を通して問いかける。
ついでに、ユニの前にみんなを並べてズンズンしちゃってる事も謝っておこう。
ユニからはいつも通りウキウキした感情しか伝わってこなくて、話を聞いていたかという問いかけにも、思い切りえっちしてごめんねという俺の思考にも特に変わった感情は返してこなかった。
けれど福音の花園でいいかなと問いかけた途端、強く楽しげな感情が伝わってきたので、どうやらユニもこの名前が気に入ったようだ。
「うん。ユニも気に入ってくれたようだよ。それじゃこのアウターは今から福音の花園ってことでよろしく」
「おっぱいと中を一緒にグリグリしちゃだめぇ……! 立って、立っていられないのぉ……!」
「ごめんごめん。話に夢中でニーナとばっかりしちゃったね。少し休んでて」
本来なら次々にお腹いっぱいにする為にみんなに並んでもらったのに、話の流れでついついニーナを可愛がり続けてしまった。
崩れ落ちるニーナをゆっくりと地面に寝かせたあと、ニーナを愛したばかりの俺自身を一気にフラッタに突き入れた。
「か……はぁ……。い……きに奥、までぇ……」
「ちっちゃいフラッタは、奥まで入れると足が浮いちゃうね? さぁフラッタ。今までニーナお姉ちゃんを可愛がったコイツで、フラッタの中にいっぱい注ぎこんであげちゃうよーっ」
フラッタ、ムーリ、アウラと次々に背後からお腹いっぱいにしてあげて、底無しのアウラに注ぎ込んでいる時にメタドライブの魔力が切れてしまった。
朝食を食べながらアウラとチャール、そしてシーズをたっぷりと可愛がりながら、他に決めるべきことも決めていく。
「中継都市の名前はクラメトーラかグルトヴェーダに因んだ名前にしたいかな。ティムルー。ドワーフたちの言葉でクラメトーラ、もしくはグルトヴェーダの玄関口ってなんて言うの?」
「ん~、入り口って意味ならストームかしらね? その法則で言うならメトラトーム、もしくはヴェダストームになるかしらね~?」
「およ? 職人って意味のクラの方を引用するかと思ったけど……。それに少し発音が変わるんだね?」
「職人を意味する『クラ』は、クラメトーラ以外で使うのは喜ばれないと思うの。将来的には分からないけど、現状のドワーフは里の外を見てないからね~」
なるほど。中継都市で働くドワーフたちに配慮した名前にしようと思ったけど、下手に配慮すると逆に怒らせてしまう可能性があるのね。
ドワーフたちと俺の価値観が違う事は何度も痛感したことだし、ここはティムルの意見を参考にして『メトラトーム』と名付けようか。
「それじゃ中継都市はメトラトームってことで。ゴブトゴさんとキャリアさんたちに伝えればいいのかな?」
「メトラトームですね。でしたらこのあとご主人様がカレン陛下とお会いしている間に、私がゴブトゴに伝えて参りましょう」
「あと決めるべきは輸送路の名前と領主だっけ。正直領主の人選に心当たりなんて無いんだけど……?」
「それに関してはシャロ様と私が相談に乗れるかと思いますよ。ですのでまずは輸送路の名前の方を決めてしまってください」
領主の決め方に頭を抱えていると、ラトリアが自信満々に胸を張った。
そう言えばラトリアは俺を貴族にしようとしたこともあったわけだし、領主関係の手続きには強いのかもしれない。
俺が領主になれば解決、とか言うようであれば、3日3晩おっぱいを吸い続けてやるからなぁ?
「輸送路で印象的だったのは、竜王によるトンネル工事くらい? あ、あとヴァルゴが1撃で殺しちゃったけど、マウントサーペントと遭遇したりしたねぇ」
「さほど時間も経っていないのに、なんだか凄く懐かしく感じてしまいますね……。マウントサーペントを仕留めたあとの日々が濃密過ぎましたよぉ……」
チャールの中にドバドバ注ぎこみながらヴァルゴに話を振ってみると、遠い目をしながらヴァルゴが返事をしてくれる。
マウントサーペントを仕留めた時は自信満々だったヴァルゴも、ヴェノムクイーンや狒々との遭遇ですっかり謙虚になってしまったようだ。
「竜王のトンネル工事も衝撃的でしたけど、旦那様は造魔スキルの事はあまり公表する気は無いのですよね? でしたらマウントサーペントに因んだ名前にするのでしょうか?」
「だねー。じゃあ暫定的に『サーペントロード』とでも名付けようか。ゴブトゴさんに確認して、問題なければ本決まりってことで」
竜王にも因んでロードという名前をチョイスする。
マウントサーペントも蛇の王と言って差し支えない巨躯だったし、異を唱える者は居ないはずだ。
あまり知られていない生物だったから、そもそもマウントサーペントって誰? って感じかもしれないが。
「これであと残っているのは2都市の領主任命かな? メトラトーム、サーペントロードについてはゴブトゴさんの承認待ちだけど」
「ゴブトゴも忙しいでしょうし、名前くらいなら直ぐに承認してくれると思いますよ」
シーズの奥を全力で抉りながら確認すると、恐らく大丈夫だとシャロが頷いてくれる。
この世界はスペルド王国とヴェルモート帝国の2国しか存在していないから、名前被りみたいなものを心配する必要は無さそうか。
「それで領主の件ですけれど、ご主人様が領主になる気は無いのですよね? 形だけ領主になってもらって、私やティムルさんに業務を丸投げしてしまうという形でもお嫌ですか?」
「それじゃティムルとシャロを可愛がれなくなっちゃうじゃん。ダメダメ。俺は大好きなみんな全員とひたすらえっちして過ごしたいんだから」
「ふふっ。もう少しお腹が大きくなった時、ご主人様にえっちを我慢してもらえるかちょっと心配ですねっ。ですが了解しました。私たち家族は除外するということですね」
「という事は、私かターニア様のツテを使って竜爵家や獣爵家の縁者に領主をお願いするという方法が1つ。それと全く別のところから希望の人材を引っ張ってくるという方法が考えられますね」
ラトリアと血縁関係にある竜人族貴族、それこそソクトヴェルナ家の人間などに領主を頼むのが良いはずなんだけど、12歳の時にソクトルーナ家に嫁いだラトリアは当代のヴェルナ家当主とは少々疎遠らしいからな。
同じく15歳で1度勘当されたターニアも、今は和解しているとは言え、グラフィム家に貴族的なお願いをするのは少々憚られるらしい。
「それに、両都市とも領主にはダンさんとの繋がりが深い方にお願いしたいみたいですからね。私やターニア様、シャロ様なら貴族の知り合いは紹介できますけど、住民たちが望んでいる人選とはとても言えません」
「そりゃそうだろうけど、俺の知り合いの貴族なんて家族経由しかいないよ? 3人にアテが無いならお手上げなんだけど」
「貴族にアテが無いなら別のところから探しましょうっ。貴族に拘る必要はありません。ダンさんが信頼している人にお願いして、その人を新たな貴族として申請してしまえばいいんですよっ」
俺の知り会いに領主をお願いするって~?
ニコニコしているラトリアには悪いけど、俺の知り合いに領主を任せられる人なんて……。
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