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705 味見
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「ユニー。ママが来るまでいい子にしてた~?」
まだまだ細身のユニを両手で抱き締め頬ずりするニーナ。
傍目から見ると木に抱き付いているちょっとシュールな光景なのに、美少女がやってるってだけで絵になるのはズルいと思います?
世界樹の苗木であるユニに会うため、家族全員でエルフェリアに転移した俺達。
朝の挨拶を交わしながら、一緒に暮らすことの難しいユニと家族の時間を共有する。
俺達が転移して来た途端に枝葉を振って喜びを表現するユニに、なんとなくいじらしいものを感じてしまう。
「あははっ。ユニ凄いね? もうニーナママとかフラッタママとか、ママたち1人1人のこともちゃんと認識してるみたいっ」
「その調子だよアウラ。魔力制御はもう問題ないレベルだと思うから、今後は如何に自然に精霊魔法を発動できるかを練習していこう」
ユニとのひと時は家族として過ごす時間のほかに、リーチェがアウラに精霊魔法の手解きをする時間としても活用されているようだ。
アウラの精霊魔法もかなり使い慣れてきたように思えるけど、リーチェのように一瞬で発動したりするのはまだ難しいらしい。
多分これってリーチェが特別なんだろうって、以前ニーナが言ってたっけ。
「ダンは大丈夫? 視てて恐ろしくなるくらいの魔力が消費されてるけど……」
「大丈夫。お姉さんに心配かけないようにちゃんと制御してるつもりだよ。でもありがとうティムル」
少し不安げに俺を見る碧眼のティムルを抱き寄せ、心配ないよと舌を絡ませる。
娘のアウラばかりに訓練させるのは父親として夫としても少し忍びなかったので、俺はメタドライブを発動しながらユニやみんなに触れる事にした。
ユニは俺の魔力を感じると大喜びするし、俺とみんなの子供を作るためにはメタドライブの魔力制御が鍵になりそうだからな。
俺自身もなるべく訓練したいところだし、みんなにもメタドライブの魔力制御に触れてもらいたいのだ。
メタドライブを発動しながらティムルとヴァルゴとのキスを楽しんでいると、根っこドームの内部を調査しに行ったキュールとフラッタが戻ってくる。
「ドームの中は更に広がっているように見えたね。ただ内部からはユニが喜んでいるかどうかは判断がつかなかったよ」
「まだまだアナザーポータルも使えぬし、魔物が出現する様子も無いのじゃ。ただドームの外側にも植物の芽が出始めているようでな。ユニの成長は順調に思えるのじゃっ」
2人によると、根っこドームの中は更に広がりを見せており、既に2~3メートル程度下に降りられるくらいにはなっているらしい。
しかし外見的な変化とは裏腹にアウター化はまだ進んでおらず、代わりにドームの外の緑地化の兆候の方が顕著に現れているようだ。
「今のところは順調に推移していると考えていいかな? 順調なら焦る必要は無いよね」
出来れば早い段階でアウター化が起こって欲しいけど、変に手を加えて意味も無く事故を起こすのも馬鹿らしい。
エルフのリーチェ、研究者のキュールも同意してくれたのでユニへの対応はこのまま続ける事にする。
1時間程度ユニと過ごして、ユニにお父さんとお母さんの仲の良さをたっぷりと見せ付けてから、エルフェリアの地を後にした。
「それじゃ午前中は別行動しよう。用事が終わったらマグエルの自宅で合流、昼食を食べてスペルディアの教会本部に向かおう」
それぞれの用事を済ませる為に別行動することになったのだけど、意外と別行動を希望するメンバーが多くて少し驚いた。
ニーナは家や別荘の花壇の世話をしに行き、ターニアもそれに同行するようだ。
ティムルはキャリアさんやカラソルさんと連携を取りつつ、昨晩のシーフードデリバリーの反応を確認しに王国中を回ってくるそうだ。
フラッタとラトリア、そしてエマの3名はヴァルハールに赴き、シルヴァの手伝いをしながら実家で少しゆっくりしてくるらしい。
ヴァルゴはユニの成長を受けて、整合の魔器の様子が気になって聖域の樹海に顔を出してきたいそうだ。
ムーリは予定通りスペルディアに先触れとして赴いた後は、マグエルで教会や孤児院の様子を確認するらしい。
最終的に俺に同行するのは、究明の道標の3人にリーチェとシャロとアウラを合わせた6名となった。
この世界に殆ど知り合いが居ないアウラは仕方ないとして、リーチェとシャロのお姫様コンビも大体俺にくっついて行動してる気がするね。
両側にシーズとアウラを、前後にシャロとリーチェを侍らせた俺は、少し呆れ気味のキュールとチャールに見守られながら、まずはスレッドドレッドの巣穴に転移した。
「餌の在庫はまだまだ……恐らく2週間程度は余裕があります」
スレッドドレッドの管理をしているシャロの元愛妾の奴隷から報告を受ける。
けど、普段から多めに餌を運び込んでいたのが幸いして、餌の量にはまだまだ余裕があるようだ。
「ですが顔を出してもらえて助かりました。5日も連絡をいただけなかったのは初めてでしたので」
「最終的には私の指示なしにここの管理、運営を任せたいと思っているんですけど、餌の運搬をご主人様に頼っている現状ではそれも難しいですかねぇ」
俺の正面から両手両足で抱き付いているシャロが、俺におっぱいと股間を擦りつけながら首を傾げている。
このあとも予定があるからと、巣穴の前で立ったまま報告を受ける俺達。
俺の背後から抱き付いているリーチェが、シャロのお尻を抱き支えつつ俺とシャロの股間を力いっぱいこすりつけてくるから、俺の頭の中はエロいことしか考えられないんだけど?
シャロとリーチェは家族以外の人間の前でもエロに積極的なんだよなぁ。
色女として過ごしてきたシャロは仕方ないとしても、リーチェの場合は俺が仕込んじゃったのかなぁ。なら責任を持って楽しまないとっ。
「頭の良いスレッドドレッドたちは余分な食事をしませんからね。個体数の管理もしっかりしているようですから、今まで通りのペースで餌を運び込んでもらえれば問題は起きないはずです」
「野生動物の方が人間よりもよっぽど頭がいいように聞こえてくるよぉ……。教会施設の調査もちょっと不安になってきたなぁ」
「流石にダンさんたちを突破できる生物が居るとは思えないけどね。職業浸透を進めても野生動物の脅威はなかなか無くならない、か」
これから未知の野生動物に占拠されている教会施設に調査に行くからか、頭の良すぎるスレッドドレッドに脅威を感じてしまった様子のチャール。
一方のキュールは俺達を信用しながらも、職業の加護と野生動物の相性の悪さに言及している。
俺の左右に侍らされているシーズとアウラは、目の前で木材を齧るスレッドドレッドたちを興味深そうに眺めている。
「へぇ~。シャロとダンが襲われたって聞いたからちょっとビビってたけど、大人しくて可愛いじゃねぇかっ。カリカリってちょっとずつ木を齧る様子が堪らねぇなっ」
「海の野生動物は襲い掛かってきたのに、この子たちは私たちの目の前で落ち着いてるね~? お腹いっぱいなら私たちを襲う意味も無いんだろうけど」
「普段は全く姿を見せないはずなんですけどねぇ。シャーロット様が転移して来た途端に、幼い個体を中心に姿を現したみたいで……」
「私にではなくご主人様に顔を見せているのでしょう。ご主人様はスレッドドレッド全体を敵に回しても1体も傷つけることなくその場を収め、今は食事のお世話もしていますから。頭の良いこの子たちならご主人様を信用しても不思議じゃありません」
流石はご主人様ですと、思い切り唇を重ねて美味しそうに俺の舌を舐め回してくるシャロ。
スレッドドレッドに好かれても別に嬉しくないなぁなんて思いかけたのに、シャロのおかげでなんかスレッドドレッドのことも可愛く思えてきたんだよ?
また来るよと右手を上げる俺に、俺の真似をして一斉に右脚を上げる姿はちょっと可愛かったけど?
6人で運べる量の餌を運搬してから、カレン陛下に会いにヴェル・トーガの砂浜に転移する。
すると大量に残された海の幸の残骸、骨やウロコなどの素材を運搬している大勢の人、海岸線を警戒する武装した集団、そしてその人たちに忙しく指示を出しているカレン陛下の姿があった。
早速声をかけて俺達の予定を共有すると、申し訳無さそうな様子でありがたいと語るカレン陛下。
「こちらから招いておきながら恐縮だが、ここの後始末には数日は掛かる見込みだからな。その間に別の用事を済ませてくれるというのはありがたい話だ」
「寝泊りは迎賓館を利用させていただく予定ですけどね。ちなみにあの後は海洋生物の襲撃は無かったんですか?」
「一切無かったぞ。貴様らが圧倒的な実力を見せ付けてくれたからだろう。おかげで警備の者たちが暇を持て余しているようだがな?」
「うわぁ……。やっぱり頭良すぎるでしょ、野生動物って……」
楽しげなカレン陛下と違って、チャールがゲンナリした様子で頭を抱えている。
仕合わせの暴君との戦力差を理解できる知性、敗走後は俺達が傍に居なくても近寄ってこない警戒心、そのどちらもチャールにはマイナス要素として感じられてしまったようだ。
そんなチャールを安心させたくてちゅっちゅっとキスを降らせていると、チャールの顔から感じる仄かな塩味に俺の体は大いに興奮し始めてしまった。
カレン陛下に熱中症対策として10個ほどレインメイカーを提供し、急いでその場をあとにする。
「ごめんなみんな。他のみんなと合流する前に、1度味見させてもらうから」
ベッドに並べさせた6人に自分の手で秘所を大きく広げさせ、6人の大切な部分に舌を挿し込みたっぷりと舐め回す。
無抵抗で俺の舌を受け入れた6人を思う存分味比べをして、チャールとシーズ以外の4人にたっぷりと注ぎ込んだ。
「やああああっ……! 舌で掻きませちゃ……あああっ……!」
「もっ、もう吸っちゃだめぇぇ……! 俺、俺がどっか行っちゃうよぉ……!」
チャールの中を舐め回し、シーズのお豆をはむはむ味わい、リーチェ、シャロ、キュール、アウラの4人に何度も何度も注ぎ込む。
俺専用のチャールとシーズの大事なところを丁寧に丹念に仕込みながら、俺専用の4人の感触を楽しんだ。
体質的に底無しのアウラと、艶福家を浸透させてエロ耐性が誰よりも高いシャロ、存在も性格もエロス大明神のリーチェに挟まれて、キュールは少し大変そうだ。
大変そうだったので他の3人よりも優しい力で、キュールの大好きな部分を何度も何度も丁寧に突いてあげる事にする。
「やっ、優しくすればいいってもんじゃ……! はっ……あぁんっ! あっ、あっ、やぁんっ……! やすまっ、やすませ……ダ、メェ……!」
丹念に長時間突いてあげたおかげで、普段は比較的声を我慢するキュールが堪えきれず嬌声を上げ始めた。
その美しく艶かしい声を楽しみながら、他の5人のおっぱいと唇を時間いっぱいしゃぶり倒したのだった。
すっかりお腹いっぱいになってしまった6人と、昼食の為にマグエルの自宅に転移する。
6人とも、お昼ゴハン食べられるのかなぁ?
「おかえりなさいっ。ガブリエッタさんとも連絡がつきました。調査日程は多めに想定しているので、私たちの予定に全面的に合わせてくれるそうですよっ」
スペルディアの教会本部に赴いたムーリが、椅子に座る俺の上で元気に踊りながら報告してくれる。
俺はブタ耳ムーリが動きやすいよう柔らかボディとマシュマロおっぱいを腕とか口で支えてやるのに忙しいので、彼女に返事を返すことは出来そうもない。ちゅうちゅう。
「昨日の海洋生物の1件で、ガブリエッタさんも少し安心してくれたようですよ。ダンさん達が野生動物に後れを取る事はないって」
「腕を磨いた者ほど、職業の加護が通じない野生動物に脅威を感じるものですからね。教会兵は1度敗走しているようですし、内心不安で仕方なかったのでしょう」
俺の手で優しく母乳を絞られているラトリアが、教会兵の反応も無理はないと理解を示している。
ヴァルゴやラトリアクラスの達人なら野生動物にも脅威を感じない気がするけど、教会兵の皆さんは流石に2人ほどの達人じゃないだろう。
職業システムが通用しない野生動物の相手は恐怖しかないだろうね。
……職業システムが適用されないのに魔法が使える野生動物だなんて、俺だって脅威を感じているけれど。
って、野生動物と言えば。
「ねぇニーナ。今回海洋生物を返り討ちにしたことで、あの場に居たメンバー全員が料理人の職を得たんだよ。ちゅぱちゅぱ」
「あ、そう言えばそうなの。ラトリアたちもまだ浸透してないんだっけー」
ストームヴァルチャーとマウントサーペント戦を経験した仕合わせの暴君メンバー以外は、今まで料理人を得ることが出来ていなかったのだ。
しかし今回海洋生物を返り討ちにして調理して配達して食したことで、我が家の家族全員が料理人に転職出来るようになったのだ。
「それでさ。海洋研究には毒見スキルは有用だし、先に奈落に行って全員の料理人を浸透させたいと思うんだ。協力してくれる?」
「んふふーっ。協力って、まぁたダンはずーっとえっちな事をして、私たちに魔物との戦闘を任せるってことー? そういうことならまっかせるのーっ!」
なんの説明も無しに俺に言いたい事を全て汲み取ってくれたニーナが、私に任せろーバリバリとばかりに薄い胸を大きく張った。
そんなニーナのまっ平らなおっぱいを凝視しながら、ムーリの爆乳とラトリアの母乳をちゅぱちゅぱしゃぶるのが楽しすぎるぅ。
「毒見が様々な調査に有用なのは認めるけどさぁ。私達の調査活動にいっつもダンさんが同行しているから、私にはあんまり必要性を感じられないよ~?」
俺にからかうような流し目を送ってくるキュール。
しかし俺は彼女の発言の方が気になってしまって、その流し目にもエロい印象しか抱くことが出来ない。
私達の調査活動……。まるでキュールたちを調査するみたいで、なんか最高にエロい響きだなっ。
今後も生涯をかけて、キュールの体をくまなく調査して開発して楽しんであげるからねっ。
俄かに興奮した俺は、その興奮を余すことなくムーリの中に注ぎ込みながら、お乳の出が悪くなるまで徹底的にラトリアをおっぱいをしゃぶってから奈落に転移した。
毒見スキルも有用だけど、インベントリも五感補正もとっても有用なので、今日のうちにしっかり浸透させておくんだよ。
料理人の浸透を終えて、より敏感になった9人の味見も楽しみだなぁっ!
まったく俺のお嫁さんたちは、一体どれだけ俺を楽しませてくれれば気が済むんだか。みんな大好きすぎるぅ。
まだまだ細身のユニを両手で抱き締め頬ずりするニーナ。
傍目から見ると木に抱き付いているちょっとシュールな光景なのに、美少女がやってるってだけで絵になるのはズルいと思います?
世界樹の苗木であるユニに会うため、家族全員でエルフェリアに転移した俺達。
朝の挨拶を交わしながら、一緒に暮らすことの難しいユニと家族の時間を共有する。
俺達が転移して来た途端に枝葉を振って喜びを表現するユニに、なんとなくいじらしいものを感じてしまう。
「あははっ。ユニ凄いね? もうニーナママとかフラッタママとか、ママたち1人1人のこともちゃんと認識してるみたいっ」
「その調子だよアウラ。魔力制御はもう問題ないレベルだと思うから、今後は如何に自然に精霊魔法を発動できるかを練習していこう」
ユニとのひと時は家族として過ごす時間のほかに、リーチェがアウラに精霊魔法の手解きをする時間としても活用されているようだ。
アウラの精霊魔法もかなり使い慣れてきたように思えるけど、リーチェのように一瞬で発動したりするのはまだ難しいらしい。
多分これってリーチェが特別なんだろうって、以前ニーナが言ってたっけ。
「ダンは大丈夫? 視てて恐ろしくなるくらいの魔力が消費されてるけど……」
「大丈夫。お姉さんに心配かけないようにちゃんと制御してるつもりだよ。でもありがとうティムル」
少し不安げに俺を見る碧眼のティムルを抱き寄せ、心配ないよと舌を絡ませる。
娘のアウラばかりに訓練させるのは父親として夫としても少し忍びなかったので、俺はメタドライブを発動しながらユニやみんなに触れる事にした。
ユニは俺の魔力を感じると大喜びするし、俺とみんなの子供を作るためにはメタドライブの魔力制御が鍵になりそうだからな。
俺自身もなるべく訓練したいところだし、みんなにもメタドライブの魔力制御に触れてもらいたいのだ。
メタドライブを発動しながらティムルとヴァルゴとのキスを楽しんでいると、根っこドームの内部を調査しに行ったキュールとフラッタが戻ってくる。
「ドームの中は更に広がっているように見えたね。ただ内部からはユニが喜んでいるかどうかは判断がつかなかったよ」
「まだまだアナザーポータルも使えぬし、魔物が出現する様子も無いのじゃ。ただドームの外側にも植物の芽が出始めているようでな。ユニの成長は順調に思えるのじゃっ」
2人によると、根っこドームの中は更に広がりを見せており、既に2~3メートル程度下に降りられるくらいにはなっているらしい。
しかし外見的な変化とは裏腹にアウター化はまだ進んでおらず、代わりにドームの外の緑地化の兆候の方が顕著に現れているようだ。
「今のところは順調に推移していると考えていいかな? 順調なら焦る必要は無いよね」
出来れば早い段階でアウター化が起こって欲しいけど、変に手を加えて意味も無く事故を起こすのも馬鹿らしい。
エルフのリーチェ、研究者のキュールも同意してくれたのでユニへの対応はこのまま続ける事にする。
1時間程度ユニと過ごして、ユニにお父さんとお母さんの仲の良さをたっぷりと見せ付けてから、エルフェリアの地を後にした。
「それじゃ午前中は別行動しよう。用事が終わったらマグエルの自宅で合流、昼食を食べてスペルディアの教会本部に向かおう」
それぞれの用事を済ませる為に別行動することになったのだけど、意外と別行動を希望するメンバーが多くて少し驚いた。
ニーナは家や別荘の花壇の世話をしに行き、ターニアもそれに同行するようだ。
ティムルはキャリアさんやカラソルさんと連携を取りつつ、昨晩のシーフードデリバリーの反応を確認しに王国中を回ってくるそうだ。
フラッタとラトリア、そしてエマの3名はヴァルハールに赴き、シルヴァの手伝いをしながら実家で少しゆっくりしてくるらしい。
ヴァルゴはユニの成長を受けて、整合の魔器の様子が気になって聖域の樹海に顔を出してきたいそうだ。
ムーリは予定通りスペルディアに先触れとして赴いた後は、マグエルで教会や孤児院の様子を確認するらしい。
最終的に俺に同行するのは、究明の道標の3人にリーチェとシャロとアウラを合わせた6名となった。
この世界に殆ど知り合いが居ないアウラは仕方ないとして、リーチェとシャロのお姫様コンビも大体俺にくっついて行動してる気がするね。
両側にシーズとアウラを、前後にシャロとリーチェを侍らせた俺は、少し呆れ気味のキュールとチャールに見守られながら、まずはスレッドドレッドの巣穴に転移した。
「餌の在庫はまだまだ……恐らく2週間程度は余裕があります」
スレッドドレッドの管理をしているシャロの元愛妾の奴隷から報告を受ける。
けど、普段から多めに餌を運び込んでいたのが幸いして、餌の量にはまだまだ余裕があるようだ。
「ですが顔を出してもらえて助かりました。5日も連絡をいただけなかったのは初めてでしたので」
「最終的には私の指示なしにここの管理、運営を任せたいと思っているんですけど、餌の運搬をご主人様に頼っている現状ではそれも難しいですかねぇ」
俺の正面から両手両足で抱き付いているシャロが、俺におっぱいと股間を擦りつけながら首を傾げている。
このあとも予定があるからと、巣穴の前で立ったまま報告を受ける俺達。
俺の背後から抱き付いているリーチェが、シャロのお尻を抱き支えつつ俺とシャロの股間を力いっぱいこすりつけてくるから、俺の頭の中はエロいことしか考えられないんだけど?
シャロとリーチェは家族以外の人間の前でもエロに積極的なんだよなぁ。
色女として過ごしてきたシャロは仕方ないとしても、リーチェの場合は俺が仕込んじゃったのかなぁ。なら責任を持って楽しまないとっ。
「頭の良いスレッドドレッドたちは余分な食事をしませんからね。個体数の管理もしっかりしているようですから、今まで通りのペースで餌を運び込んでもらえれば問題は起きないはずです」
「野生動物の方が人間よりもよっぽど頭がいいように聞こえてくるよぉ……。教会施設の調査もちょっと不安になってきたなぁ」
「流石にダンさんたちを突破できる生物が居るとは思えないけどね。職業浸透を進めても野生動物の脅威はなかなか無くならない、か」
これから未知の野生動物に占拠されている教会施設に調査に行くからか、頭の良すぎるスレッドドレッドに脅威を感じてしまった様子のチャール。
一方のキュールは俺達を信用しながらも、職業の加護と野生動物の相性の悪さに言及している。
俺の左右に侍らされているシーズとアウラは、目の前で木材を齧るスレッドドレッドたちを興味深そうに眺めている。
「へぇ~。シャロとダンが襲われたって聞いたからちょっとビビってたけど、大人しくて可愛いじゃねぇかっ。カリカリってちょっとずつ木を齧る様子が堪らねぇなっ」
「海の野生動物は襲い掛かってきたのに、この子たちは私たちの目の前で落ち着いてるね~? お腹いっぱいなら私たちを襲う意味も無いんだろうけど」
「普段は全く姿を見せないはずなんですけどねぇ。シャーロット様が転移して来た途端に、幼い個体を中心に姿を現したみたいで……」
「私にではなくご主人様に顔を見せているのでしょう。ご主人様はスレッドドレッド全体を敵に回しても1体も傷つけることなくその場を収め、今は食事のお世話もしていますから。頭の良いこの子たちならご主人様を信用しても不思議じゃありません」
流石はご主人様ですと、思い切り唇を重ねて美味しそうに俺の舌を舐め回してくるシャロ。
スレッドドレッドに好かれても別に嬉しくないなぁなんて思いかけたのに、シャロのおかげでなんかスレッドドレッドのことも可愛く思えてきたんだよ?
また来るよと右手を上げる俺に、俺の真似をして一斉に右脚を上げる姿はちょっと可愛かったけど?
6人で運べる量の餌を運搬してから、カレン陛下に会いにヴェル・トーガの砂浜に転移する。
すると大量に残された海の幸の残骸、骨やウロコなどの素材を運搬している大勢の人、海岸線を警戒する武装した集団、そしてその人たちに忙しく指示を出しているカレン陛下の姿があった。
早速声をかけて俺達の予定を共有すると、申し訳無さそうな様子でありがたいと語るカレン陛下。
「こちらから招いておきながら恐縮だが、ここの後始末には数日は掛かる見込みだからな。その間に別の用事を済ませてくれるというのはありがたい話だ」
「寝泊りは迎賓館を利用させていただく予定ですけどね。ちなみにあの後は海洋生物の襲撃は無かったんですか?」
「一切無かったぞ。貴様らが圧倒的な実力を見せ付けてくれたからだろう。おかげで警備の者たちが暇を持て余しているようだがな?」
「うわぁ……。やっぱり頭良すぎるでしょ、野生動物って……」
楽しげなカレン陛下と違って、チャールがゲンナリした様子で頭を抱えている。
仕合わせの暴君との戦力差を理解できる知性、敗走後は俺達が傍に居なくても近寄ってこない警戒心、そのどちらもチャールにはマイナス要素として感じられてしまったようだ。
そんなチャールを安心させたくてちゅっちゅっとキスを降らせていると、チャールの顔から感じる仄かな塩味に俺の体は大いに興奮し始めてしまった。
カレン陛下に熱中症対策として10個ほどレインメイカーを提供し、急いでその場をあとにする。
「ごめんなみんな。他のみんなと合流する前に、1度味見させてもらうから」
ベッドに並べさせた6人に自分の手で秘所を大きく広げさせ、6人の大切な部分に舌を挿し込みたっぷりと舐め回す。
無抵抗で俺の舌を受け入れた6人を思う存分味比べをして、チャールとシーズ以外の4人にたっぷりと注ぎ込んだ。
「やああああっ……! 舌で掻きませちゃ……あああっ……!」
「もっ、もう吸っちゃだめぇぇ……! 俺、俺がどっか行っちゃうよぉ……!」
チャールの中を舐め回し、シーズのお豆をはむはむ味わい、リーチェ、シャロ、キュール、アウラの4人に何度も何度も注ぎ込む。
俺専用のチャールとシーズの大事なところを丁寧に丹念に仕込みながら、俺専用の4人の感触を楽しんだ。
体質的に底無しのアウラと、艶福家を浸透させてエロ耐性が誰よりも高いシャロ、存在も性格もエロス大明神のリーチェに挟まれて、キュールは少し大変そうだ。
大変そうだったので他の3人よりも優しい力で、キュールの大好きな部分を何度も何度も丁寧に突いてあげる事にする。
「やっ、優しくすればいいってもんじゃ……! はっ……あぁんっ! あっ、あっ、やぁんっ……! やすまっ、やすませ……ダ、メェ……!」
丹念に長時間突いてあげたおかげで、普段は比較的声を我慢するキュールが堪えきれず嬌声を上げ始めた。
その美しく艶かしい声を楽しみながら、他の5人のおっぱいと唇を時間いっぱいしゃぶり倒したのだった。
すっかりお腹いっぱいになってしまった6人と、昼食の為にマグエルの自宅に転移する。
6人とも、お昼ゴハン食べられるのかなぁ?
「おかえりなさいっ。ガブリエッタさんとも連絡がつきました。調査日程は多めに想定しているので、私たちの予定に全面的に合わせてくれるそうですよっ」
スペルディアの教会本部に赴いたムーリが、椅子に座る俺の上で元気に踊りながら報告してくれる。
俺はブタ耳ムーリが動きやすいよう柔らかボディとマシュマロおっぱいを腕とか口で支えてやるのに忙しいので、彼女に返事を返すことは出来そうもない。ちゅうちゅう。
「昨日の海洋生物の1件で、ガブリエッタさんも少し安心してくれたようですよ。ダンさん達が野生動物に後れを取る事はないって」
「腕を磨いた者ほど、職業の加護が通じない野生動物に脅威を感じるものですからね。教会兵は1度敗走しているようですし、内心不安で仕方なかったのでしょう」
俺の手で優しく母乳を絞られているラトリアが、教会兵の反応も無理はないと理解を示している。
ヴァルゴやラトリアクラスの達人なら野生動物にも脅威を感じない気がするけど、教会兵の皆さんは流石に2人ほどの達人じゃないだろう。
職業システムが通用しない野生動物の相手は恐怖しかないだろうね。
……職業システムが適用されないのに魔法が使える野生動物だなんて、俺だって脅威を感じているけれど。
って、野生動物と言えば。
「ねぇニーナ。今回海洋生物を返り討ちにしたことで、あの場に居たメンバー全員が料理人の職を得たんだよ。ちゅぱちゅぱ」
「あ、そう言えばそうなの。ラトリアたちもまだ浸透してないんだっけー」
ストームヴァルチャーとマウントサーペント戦を経験した仕合わせの暴君メンバー以外は、今まで料理人を得ることが出来ていなかったのだ。
しかし今回海洋生物を返り討ちにして調理して配達して食したことで、我が家の家族全員が料理人に転職出来るようになったのだ。
「それでさ。海洋研究には毒見スキルは有用だし、先に奈落に行って全員の料理人を浸透させたいと思うんだ。協力してくれる?」
「んふふーっ。協力って、まぁたダンはずーっとえっちな事をして、私たちに魔物との戦闘を任せるってことー? そういうことならまっかせるのーっ!」
なんの説明も無しに俺に言いたい事を全て汲み取ってくれたニーナが、私に任せろーバリバリとばかりに薄い胸を大きく張った。
そんなニーナのまっ平らなおっぱいを凝視しながら、ムーリの爆乳とラトリアの母乳をちゅぱちゅぱしゃぶるのが楽しすぎるぅ。
「毒見が様々な調査に有用なのは認めるけどさぁ。私達の調査活動にいっつもダンさんが同行しているから、私にはあんまり必要性を感じられないよ~?」
俺にからかうような流し目を送ってくるキュール。
しかし俺は彼女の発言の方が気になってしまって、その流し目にもエロい印象しか抱くことが出来ない。
私達の調査活動……。まるでキュールたちを調査するみたいで、なんか最高にエロい響きだなっ。
今後も生涯をかけて、キュールの体をくまなく調査して開発して楽しんであげるからねっ。
俄かに興奮した俺は、その興奮を余すことなくムーリの中に注ぎ込みながら、お乳の出が悪くなるまで徹底的にラトリアをおっぱいをしゃぶってから奈落に転移した。
毒見スキルも有用だけど、インベントリも五感補正もとっても有用なので、今日のうちにしっかり浸透させておくんだよ。
料理人の浸透を終えて、より敏感になった9人の味見も楽しみだなぁっ!
まったく俺のお嫁さんたちは、一体どれだけ俺を楽しませてくれれば気が済むんだか。みんな大好きすぎるぅ。
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