異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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8章 新たな王と新たな時代2 亡霊と王

634 失踪 (改)

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「だ、だめ……ぇ……! 抜い、てぇ……! ダンの、ゴツゴツした指ぃ……、私の中で暴れて……! あっあっ……ん、あぁぁっ……!」

「ん……ふぅ……ちゅ……ふ、うぅ……!」

「……ぷはぁっ」


 俺に股間を弄られて、艶かしく身を捩るチャールとシーズ。

 そんな2人に声をかける為に、一旦シーズの唇を解放して息継ぎをする。


「チャール。シーズ。2人の手、すっごく気持ちよかったよ? だからいーっぱいお返ししてあげるねー。はむっ」

「んんーっ!?」


 言うべきことを言い終えたら直ぐにシーズの口を塞ぎ、すっかり弛緩した彼女の口の中で自身の舌を縦横無尽に暴れ回らせる。

 下半身からの刺激と口内への刺激を同時に受け続けるシーズは、さっきから体を震わせ白目を向きかけているようだ。


 勿論失神なんてさせてあげないよー?

 お仕置きもご褒美も、ちゃーんと利子をつけてお返ししてあげるからねーっ。


 現在はベッドの中央に仰向けに寝転んで、左右から抱き寄せたチャールとシーズの下着の中に手を忍ばせながら2人にたっぷりとキスをお見舞いし、他の家族が代わる代わる俺に跨り俺の子種を搾り取っている状況だ。

 ご褒美もお仕置きもいっぱい受け取ったので、みんなにもしっかりお返ししなければいけないのだっ。




 エロいことをしながら寝るのは慣れていたつもりだったけれど、すっかりえっちに染まったニーナの熟練の動きに、チャールとシーズのぎこちない動きが絶妙なハーモニーを奏でながら俺の股間を弄る興奮に、俺は一向に眠ることが出来なかった。

 眠ろうと意識すればするほど、起きた先にあるはずのみんなの奥の感触が鮮明にフラッシュバックして、俺の意識をいつまでも最高潮のままで維持し続けてくれたのだ。


 みんなの中に挿れたいのに、その気持ちが強すぎて眠ることが出来ないという、地獄のような天国だった。


 眠らなければ先に進めないのに、どうしても自力では眠ることが出来ない状況に、俺は1つの策を思いつく。

 自分で眠りに就くことが出来ないなら、魔力枯渇を起こして強制的に意識を落としてしまえばいいじゃない作戦だ。


 本来の魔力枯渇はそのあまりの具合の悪さに逆に意識がはっきりしてしまうのだが、今の俺が魔力枯渇を起こすと昏睡状態に近い状態になって意識を失ってしまうのは実証済みだ。

 戦闘中でもなく、射精も禁じられている為に魔力放出の心配も無い状況でなら、安全に意識を落とす事が可能だろう。


 しかし、俺の膨大な魔力と多重に累積した自動回復スキルを突破して魔力枯渇を起こすのは容易ではない。

 が、今の俺は、聖域の樹海で片付けに従事しているイントルーダーたちと魔力的に繋がった状態。手はあった。


 全魔力を消費するつもりで竜王にサーヴァントを召喚させ、他のみんなが異変に気付く間もなく一気に魔力枯渇を起こして意識を落としてやったのだ。

 起きたみんなにはそれなりに怒られたけど、どうやら今回はちゃんと自主的にコントロールした為か心停止や呼吸停止にまでは至らずに済んだらしく、みんなに心配を掛けずにえっちフェーズに移行することが出来たのだった。


 その代償に造魔イントルーダーたちは消滅してしまったので、改めて召喚し直さなきゃいけないのが地味に憂鬱だけど……。

 みんなの柔らかな感触に包まれていたら、憂鬱な気分なんてどうでもよくなっちゃうよっ。


「ほらムーリ。そのえっちなおっぱいをもっと大きく揺らしながら腰を振ってくれる? お前の中は本当に気持ちいいけど、目でも楽しませて欲しいんだ」

「はぁっ! はぁっ! こう、ですかっ!? 私の、おっぱいでぇ……! 興奮してっ、くれてます、かぁっ!?」

「ああ……。いいよムーリぃ……。えっちなムーリのおっぱいがぶるんぶるんって下品に揺れてて、最高に興奮するよぉ……」


 下品という言葉に怪しく口角を上げたムーリは、俺の体に両手を着きながらより一層腰の動きを激しくする。

 ムーリ、チャール、シーズという、初めて味わうトライラム教会フルコースの極上の感触を、俺は心行くまで堪能する。


「沢山キスしたから、今度は2人のおっぱいをしゃぶりたいな。ちゅぱちゅぱって大きな音を立てて、2人のおっぱいを俺の唾液と歯型塗れになるまでひたすらしゃぶってあげるから、2人とも自分の手でシャツを捲って、自分から俺に乳首を見せるんだ」

「「うあああああっ……! はぁぁぁぁぁんっ……!」」


 2人におっぱいを差し出すように命令しながらも、2人の下着の中の両手をクチュクチュジュボジュボと全力で暴れさせて2人の動きを思い切り邪魔する。

 2人への愛撫を強めて無防備になった俺の乳首には、いつの間にかムーリの両手が重ねられていた。


「ふふっ。お仕置きとぉ、ご褒美のつもりなんで、しょうけ、どぉ……! 2人にはま、だぁ……! ちょっと早いと、思うのでぇ……。お母さん代わりの私が、ちょっと手伝ってあげま、すぅぅ……!」

「うぉ……! ここでメスブタ化するとか……!」


 獣化によって急激に締め付けを強めるムーリの感触に、思わず腰が浮いてしまう。

 そこをエロブタムーリは見逃さず、更に俺の両乳首を引っ張りながらダイナミックにおっぱいを揺らして俺の意識を自分に惹き付ける。


 その間にチャールとシーズは自身のシャツを捲り上げ、多少もたつきながらも硬く張り詰めた可愛い乳首を俺に差し出してくれた。


「トライラム教会のシスターであるムーリの揺れる爆乳を楽しみながら、孤児であるチャールとシーズのちっぱいをしゃぶるこの背徳感……! 最高だよ3人ともぉ……! ちゅぱちゅぱれろれろ」


 ひたすら新妻2人のちっぱいをしゃぶりながら、家族の中に1人1人種を撒いていく。

 この種が実るのは現状シャロ1人だけだけど、いつか必ず全員しっかり孕ませて、みんなに俺の子供を生んでもらうからねぇ……!


 寝る前のお仕置きから興奮が延長していた俺は、ひたすらチャールとシーズのおっぱいにむしゃぶりつきながら家族の中を満たし続け、それでも間に合わない分はアウラに向かって全力で注ぎ込み続けたのだった。





「ふふっ。すっかり元気になったみたいなのーっ」


 ぽっこり膨らんだ下っ腹を擦って見せながら、嬉しそうに笑ってくれるニーナ。

 昨日寝る前に沈んでいた気持ちは、天にも昇るほどに上がり続けている。もう心配要らないよー。


 チャールの脇から顔を出して乳首をちゅぱちゅぱしゃぶりながら、笑顔のニーナに感謝を告げた。


「それで、ダンは今日どうするのかしらぁ? このままずーっとチャールとシーズのおっぱいを吸って1日過ごす気なの?」

「そうしたいのは山々だけど、流石にゴブトゴさんへの報告をしないわけにはいかないよね……。地域監査員が軒並み居なくなっちゃったわけだから。ちゅうううううっ……ぽんっ」

「はぅぅっ……!」


 チャールの体が浮くほど強くおっぱいを吸ってから、シーズの脇を潜って彼女の乳首にお引越し。

 散々虐められて唾液と歯型だらけのシーズの乳首をレロレロ舐め回しながらティムルの問いかけに返答する。


 それを聞いて、リーチェと一緒にお掃除作業中のシャロが、俺にちゅうちゅう吸い付きながら口を開いた。


「……ある意味、即位式を控えたこの時期でまだ良かったのかもしれませんね。即位式以外のイベントは全て中止か延期されていますから、各地への影響は最小限で済むでしょう」

「結局は先延ばしでしかないのが困りものだけどねぇ……。国との連絡役なんて、簡単に代役が見つかるとも思えないしさ」


 シャロが咥え切れなかった部分にゆったりと舌を這わせながら、ロストスペクターがいなくなった事による影響を不安視するリーチェ。


 覚悟の上だったとはいえ、ロストスペクターがごっそり抜けてしまった影響は計り知れないだろうな……。

 かと言って、あいつらを放置しておくと誰かが不幸にされ続けるので、奴等の排除は必須だったとは思うけど……。


「……申し訳無いけど、その辺はゴブトゴさんにって言うか、スペルド王国に対応してもらうしかないんじゃない? 今回の件に関しては、どう行動したってどこかしらに迷惑がかかる話だったわけだから」

「……その通りですね。今回の件を秘密裏に処理するのって無理だと思います」


 後始末をゴブトゴさんに丸投げしてしまえという俺の意見に、エマは真面目に同意してくれる。


「要職に就いていた彼らが抜けてしまっては、王国の混乱は必死でしょう。けれど彼らこそが混乱を産み出し人々を苦しめていたのですから、今回の排除は絶対に必要なことだったと思いますよ」

「ダンさんは王国の悪い部分を切除してくれたと思っています。ここから頑張るのは我々王国民であり、私たち王国貴族であるべきですよっ。だから安心してくださいねーっ?」


 両拳を胸の前で握り、頑張りますーっと意気込むラトリア。


 意気込むラトリアを見ると多少不安を感じてしまうんだけど……。

 彼女の熱意は本物だろうから、信用しないわけにはいかないね。


 きっとゴブトゴさんも、ラトリアに負けないくらいの愛国心と熱意を秘めているだろう。

 なら下手に心配するよりも、早いところ報告してきた方が良さそうだね。


「それじゃお城に報告に行ってくるから、今回案内してくれたシャロとキュールも説明の為についてきてね」

「はいご主人様」

「了解だよ。ま、私の説明が必要だとも思えないけどね?」

「それで報告が終わったら、もう1度ロストスペクターのところに顔を出そうと思うんだ。だからインベントリに入る範囲で構わないから、食料やマジックアイテムをいくつか用意しておいてもらえるかな?」


 お留守番のメンバーに、ロストスペクターへの差し入れを用意しておくようにお願いする。


 追放しておきながら支援するっていうのもチグハグなんだけど、これからあいつらは完全に未開の地域を1から開拓していく事になるわけだからな。

 餞別の1つや2つくらい、くれてやったっていいだろ。


「あはーっ。ダンったら、そんなに苦々しい顔しなくていいのよーっ? それじゃあ新生活に必要そうな物を適当に見繕っておくわねぇ」

「宜しくねティムル。チャールとシーズはこのまま少し休んでて。帰ったらまたいっぱいちゅぱちゅぱしてあげるから、乳首硬くして待っててねー?」

「「だっ、めぇぇ……!」」


 シーズの乳首にガジガジ歯を立てながら、またいっぱい吸ってあげる約束をして2人の乳首を思い切り抓りあげる。

 少しでも快楽を和らげようと、ブリッジするように大きく身を仰け反らせた2人がベッドに崩れ落ちたのを見届けたら、完全に脱力して無防備無抵抗の2人の乳首を舌で沢山よしよしなでなでして労ってあげた。


 無事にチャールとシーズが失神するまで乳首をしゃぶり倒したあと、シャロとキュールのおっぱいを揉みながらスペルディア王城へ足を運んだ。





「……来ると思っていたぞ! さぁ早く、いったい何が起きたのか説明してくれ……!」


 俺の登城を予測していたらしいゴブトゴさんが、疲れ果てた様子で説明を求めてくる。

 どうやら昨日から今日にかけて、スペルディア王城内でも行方不明者が多数確認されているようだ。


「管理職に就いていた者の半数以上……。王国騎士団も3分の1程度の人員が昨夜から行方が分からなくなっている……! こんな意味不明な事をするのはダン殿しかありえんからなっ。今か今かと待ち侘びていたぞっ」

「うお、思った以上に影響が出てるな……」


 連絡役だけじゃなくて、王国騎士団にもそんなに沢山のスパイが潜り込んでいたわけか。

 文字通りスペルド王国の中心である城内には、特に念入りに配備されていたようだ。


「でもさぁゴブトゴさん。問題が起きると問答無用で俺に矛先向けるの、やめて欲しいなぁ?」

「問題が起きた直後に訪問してきたくせに、いったいどの口が言っておるのだっ! と、こんな話はいいからさっさと説明してくれっ!」

「ちょっと釈然としない流れだけど……。まぁいいや。まずは掻い摘んで説明するね」


 ここでゴブトゴさんに反論しても仕方ない。

 実際俺が原因なわけですし?


 独断でレガリアの残党狩りを敢行した結果、レガリアの構成員はスペルド王国の中枢に効率よく配置されていたので、排除したら思ったより影響が大きくなってしまったとザックリ説明する。


「つまり失踪した者たちは、その全員がレガリアに与する者だったというのか……!」


 ギリリと悔しそうに歯を食い縛り、怒りを顕わにするゴブトゴさん

 驚くほど身近に存在していたレガリアの構成員を見抜けなかった事が、ゴブトゴさんには本当に悔しかったのだろう。


 失踪者は恐らく、聖域の樹海の先に追放したロストスペクターの面々が、仲間や家族を連れていったんだろうなぁ。

 昨日の時点で王国騎士団とかまで調査出来ていなかったから、家族や仲間に誘われて自主的に王国を出て行ったんだろう。


「ゴブトゴ。どうかご主人様を責めないであげて。ご主人様は誰の血を流すことなく、レガリアの残党達たちを王国から完璧に排除してみせたのですから」

「……シャーロット様。心配せずともそんな気はありませんよ。私が案じているのは、今後の国の運営の方ですな……。はぁぁぁ……」


 ゴブトゴさん。そんなこと言いながらも俺を見て溜め息吐くの、やめてくれない?

 『勘弁してくれ』っていう無言の圧が凄まじいんだよ?


「元帝国の人間の私が口を挟むのは、少々差し出がましいかもしれないけれど……。この機会にスペルド王国は、色々なものを見直すべきだと思いますよ」

「……ご忠告痛み入る。が、キュール殿……。何もこの忙しい時期にぃ……! と思うくらいは許して欲しいものですなぁ……?」

「そこで俺を見ないでくれるー? 時期に関しては申し訳なかったけど、もしも排除が遅れたって絶対文句言ってたでしょー?」

「……ふんっ。確かになっ! だがそれでも言わせて貰うぞっ、何故今なんだとなぁっ!?」


 何故かと問われても、明確な答えは返せないんだよ? いけそうだと思ったから実行しただけだからね。

 ただでさえ忙しい今、大幅に仕事を増やされてしまったボブトゴさんがキレるのも無理はないけどさ。


「キュール殿に進言いただいた通り、新王の即位に合わせて色々変えていくしかないだろうな。だから新王の即位前に排除に動いたダン殿の判断は妥当だ。そのせいで寝る間も無くなりそうだがな?」

「ふふ。父が存命中の時だって寝る間も惜しんで働いていたくせに、ご主人様には素直に文句を言うんですね?」

「レガリアに与した各地の領主も処断したいところだが、流石に今は手が足りん……! 運がいい奴らだ、忌々しいっ……!」


 からかうようなシャロの指摘を強引にスルーして話を進めるゴブトゴさん。

 そんな、ちょっと素直になれないキャラみたいな振る舞いしないでくれますぅ?


「正直に言えば、俺のシャロを弄んだってだけでも領主連中を八つ裂きにしたいところではあるけど……。彼らは監査員が居なければさほど大きな影響力も持たないと思うし、処分は先延ばしにしても問題ないんじゃない?」

「いっそ八つ裂きにして欲しいところだがな? 彼らには苦労させられた記憶しかない」

「あははっ。ご主人様になら堅物の貴方もそんな冗談を口に出来るのですねっ」

「……ともかく報告感謝する」


 楽しげに吹き出したシャロに対して、どこかバツが悪そうな表情で口を噤むゴブトゴさん。

 冗談じゃなくて本気で八つ裂きにして欲しかったんだろうけど、流石に殺しの依頼なんて請け負わないからね?


「仕事が増えて頭が痛いが、レガリアという悩みが1つ消えたことは確かだからな。悪いことばかりでもないだろう」


 では失礼すると、俺達の退室を待たずに出て行くゴブトゴさん。

 誰かさんのおかげで大忙しだと笑いながら、慌ただしく仕事に戻ったようだ。


 散々嫌味を言われた気がするけど、思ったよりは怒られずに済んだかな?


「失礼いたします。宰相ゴブトゴより預かり物がございます」

「えっ」


 さ、それじゃ帰ろうかとシャロとキュールを抱き寄せた時、メイドさんが数枚の書類を俺達に渡してきた。

 なんだろうなと目を通すと、渡されたのは今回姿を消した人たちの経歴と、以前頼んでいたノーリッテの調査結果の報告書のようだった。


 ……そう言えばノーリッテの調査を頼んでたんだったな。すっかり忘れてたよ。

 お返しにバイタルポーションを残し、受け取った資料に目を通しながら今度こそマグエルに帰還したのだった。
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