異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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8章 新たな王と新たな時代2 亡霊と王

614 前倒し (改)

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「メタドライブの説明は以上でいいかな?」


 ニーナが話を切り上げてしまったし、つまらない説明はコレで終わりでいいでしょ。

 俺の新技メタドライブの説明も済んだことだし、これからベッドの上でみんなを相手に技の完成度を高めていきましょうねーっ。


 と言うことでささっと夕食を片付けて、お風呂場へレッツゴー!

 ってしようと思ったんだけど、チャールとシーズが離れに戻ってくれない模様。


「どしたの2人ともー。これからは夫婦の時間だから、2人には離れに戻って欲しいんだよー?」

「ん、ごめんなさい……。ちょっと色々受け止め切れなくってさぁ……」


 どうやらチャールは、開示された情報量の多さに戸惑っていたようだ。

 情事を見せちゃったことで、扱いが一気に身内化しちゃったからね。無理も無い。


 それだけ俺達って、身内にしか開示出来ない情報を膨大に抱えてるってことなんだなぁ。


「……さっき、俺はもうダンの嫁のつもりて言ったよな? じゃあ夫婦の時間に参加したって良くねぇか……?」


 そしてチャールに比べて思考が乙女なシーズは、本日開示された情報などそっちのけで、夫婦の時間に参加させて欲しいと、俺を射殺すんじゃないかと言うほど強く睨みつけてきている。


 ……セリフと態度が一致して無いんだよなぁ、シーズって。

 素直になれない自分を自覚してて、羞恥心に耐えながら必死に本音を搾り出している感じだから、言ってる事は可愛いのに表情は死闘を繰り広げてるみたいに歪んでるんだよ?


「奈落に来た時、まだ嫁じゃないんだよーって叫んでなかった? それがどうしてそんなに積極的になるのさ?」

「ニーナたち5人を相手にあっさり勝っちまったり、そのあとみんなを思いっきり可愛がったりとか、す、好きな男のあんな姿見せられたら……。もう堪らねぇんだよぉ……!」

「あ~……15歳までの猶予を設けたのに、ダンのえっちを見せちゃったのは不味かったの~……」

「……ニーナ。棒読みすぎるんだよ? 完全にこの流れを狙ってやったね……?」


 俺だってシーズが嫌いなわけじゃないんだから受け入れたって構わないんだけど……。

 間違いなく初回で孕ませちゃうだろうからなぁ……。


 14で妊娠ってそれだけでもかなりの負担なのに、シーズの場合は夢だってあるんだ。

 俺がそれを邪魔するのはなるべく避けたいんだよな。


「~~っ。な、何とか言えよダンっ……! お、女の俺がここまで言ってんだぞっ……!?」


 邪魔するのは避けたいんだけど、このまま受け入れずに居たらシーズは多分今夜寝れないよなぁ……。

 ここは1つ、一線を超えない範囲で満足してもらうしかないかなっ。


 アウラとフラッタを解放して、俺を視線で射殺そうとしているとしか思えないシーズを抱き締める。


「俺達の都合で振り回してごめんねシーズ。だけどやっぱり15歳までは我慢して欲しいな」

「……なんでだよぉ。俺、ダンのことこんなに好きなのに……。ダンは俺のこと嫌いか? 言葉遣いが汚いから? 男勝りだからなのかっ……!?」

「大切なシーズを粗末に扱いたくないからだよ」

 
 不安そうに詰め寄るシーズのほっぺにキスをする。

 男勝りなところも俺っ娘なところも、俺にとってはスパイスでしかないんだよ?


「お前を受け入れたら俺は間違いなく妊娠させちゃうからね。いきなり妊娠して後悔するようなこと、して欲しくないんだよ」

「後悔なんかするわけねぇだろ!? 大好きなダンの子供なんか何人だって産んでやるよっ!」

「……噛みつくようにエロいこと言わないでくれる?」


 口を開けばえっちなことしか言わない口には蓋をしてあげたいところだけど、まだ我慢しないとね。

 抱きしめてよしよしなでなでしても落ち着いてくれないので、体を離して跪き、シーズと目線を合わせて語りかける。


「シーズが俺を好きだって言ってくれるの、凄く嬉しいよ。俺もシーズの事が大好きだ。可愛いシーズが俺のお嫁さんになってくれて嬉しいよ」

「……ならっ!」

「でも俺は、夢に向かってキラキラしてるシーズが大好きなんだよ。夢を諦めて俺のお嫁さんになるなんて、そんなことはして欲しくないなぁ?」

「ざっけんな! お前のお嫁さんになるのだって俺の夢に決まってんだろ!!」

「……噛みつくような口調だと、なんでそんなに可愛いことしか言わなくなるの、お前って?」


 う~ん……。フラッタもそうなんだけど、若さの持つエネルギーって凄いわ、圧倒されるよ……。

 ここまで真っ直ぐに行為をぶつけられちゃったら、なんだかんだと先延ばしにするほうが不誠実、かぁ……。


「分かったよシーズ。お前が良ければ婚姻を結ぼう? ステータスプレートを出してくれる?」

「わわわっ……!? い、いきなりだなっ……!?」


 ワタワタしながらも直ぐにステータスプレートを取り出すシーズ。

 くっ……! 来年までは猶予があると思ったのに、ニーナの思う壺だよ……!


「婚姻を結んだら、俺もシーズをお嫁さんとして扱おうと思う。けど子作りは待って欲しいんだ。俺もシーズもまだやらなきゃいけない事があるからね」

「お、お嫁さんにしてもらえるならそれでいいけどよぉ……。でも待つって、いったいいつまで待てばお前の子供を産ませてくれるんだよぉ……」

「直球過ぎるよシーズさんってば……」


 お嫁さんにしてもらえるって分かったから、もう取り繕う必要も無くなったって?

 ほんと、素直じゃない奴が素直になると破壊力抜群だよぉ……。


「俺が神器を手放すか、それとも年が明けるかのどっちかまでは待って欲しいんだ。年内に神器を手放せたら、その時はすぐに抱いてやるからさ」

「ってことは、遅くとも新年にはダンの赤ちゃんを産んでやれんだなっ!? それならいいぜっ! その位なら待てらぁっ! 元々そこまでは待つ予定だったんだしなっ!」

「俺の都合で待たせてごめん。でも婚姻は今結んじゃおうね。シーズ、俺のお嫁さんになってくれる?」

「おうっ! 何人でも産んでやるから、抱きたくなったら直ぐに言えよなっ!」


 シーズの豪快なエロ発言と共に、俺とシーズのステータスプレートが発光する。

 予定よりも半年ほど早く、シーズとの婚姻を成立させてしまったよぉ……。



 ダン 男 26歳 勇者 仕合わせの暴君
 ニーナ ティムル フラッタ リーチェ ヴァルゴ
 ニーナ(婚姻) ティムル(婚姻) フラッタ・ム・ソクトルーナ(婚姻)
 リーチェ・トル・エルフェリア(婚姻) ムーリ(婚姻)
 エマーソン・ソクトヴェルナ(婚姻) ヴァルゴ(婚姻) ターニア(婚姻)
 ラトリア・ターム・ソクトルーナ(婚姻) リュート・マル・エルフェリア(婚姻)
 シャーロット・ララズ・スペルディア(婚姻) キュール(婚姻)
 シーズ(婚姻)
 奴隷契約(非表示)



 くっ……! 初めて婚姻を結んだのが今年の2月だと考えると、半年もしないうちに何人娶ってんだ俺は……!

 でもシーズは婚姻契約の表示された自分のステータスプレートを見て目をキラッキラさせてるし、そんなシーズをみんなは凄い温かく見守ってるしで、困惑してるの俺だけなんだよ……!


「これからは家族として宜しくね? 俺のシーズ」

「おうっ! 改めて宜しくなっ!」


 笑顔のシーズと口付けを交わす。

 頭突きではない、夫婦間の濃密なキスだ。


 そう言えばムーリにもキスの仕方から教えてあげたんだったな。

 それじゃシーズにも1から教えてあげないと行けない。


 しっかりと教育した結果、今のエロブタムーリが完成した事を思えば、シーズにエロい教育を施すやる気も漲ってきますねぇっ!


「んっ!? ふーっ! は……んん……っ!」


 重ねていたシーズの唇を舌先で舐め回し、それに戸惑って少し開いた彼女の口の中に一気に侵攻開始だ。


 唇を重ねるだけのキスだと歯が当たって痛かったよね?

 でもお互い口を開けてのキスなら、噛みつくような勢いでキスしても痛くないからねー。


「……あーっと、お取り込み中にごめん。ダンさ、出来れば私とも婚姻結んでくれないかな?」

「んー?」

「んんっ……! う、ふぅ……! は、むぅ……」


 新妻とのキスを中断する気にはならないので、シーズに続いてプロポーズしてきたチャールに視線だけで問いかける。

 その間にシーズはどんどん力が抜けてきて、俺が支えてないと立ってることも出来ないくらいに脱力してしまったな? ちゅうちゅうれろれろ。


「ん、とさ……。私っていっつもタイミングが悪いって言われてて、自分でもそう思っててさ……。シーズがどこまでも積極的にダンに歩み寄ったのを見て、思うところがあったって言うか……」

「ふんふん」

「ふ……んん……ふぅぅ……」


 とうとう失神してしまったシーズに構わずキスを続けながら話を聞く。

 失神してもちゃんと抱き締めてあげるから、夢の中でも俺とキスしようねー。


「今を逃したら、もう婚姻を結べない気がしてさ……。ダンっ……! 私のことも、シーズと一緒にもらってくれないかな……!?」

 
 う~ん……。勢いだけでプロポーズするのは、それはそれでタイミング悪くない?

 可愛いチャールのプロポーズを断る理由は何もないけどさっ。


 って、チャールに返事をするためにはシーズと口を離さなきゃいけないじゃないか、くそうっ。


「っぷはぁ。チャールの気持ち、喜んで受け入れるつもりだけど……。シーズに言った条件はチャールにも守って貰うよ? それでも構わない?」

「ん、私にも心の準備が要るからさ。ちょうどいいくらいだよ……。あんなものを受け入れなきゃいけないなんて、結構ビビっちゃってて……」

「その辺は全力で気持ちよくしてやるつもりだけど、了解してるならステータスプレートを出してくれる?」


 キスで失神したシーズの体を抱いて支えながら、彼女とキスをしているうちに消えてしまったステータスプレートを再度取り出す。

 失神したシーズを抱きかかえながらのプロポーズなんて、チャールに対して失礼……でもなんでもないんだよなぁ。


「なんかついでみたいな流れになっちゃって申し訳無いけど……。チャール。お前も俺のお嫁さんになってくれるかな?」

「うんっ! 私こそ直ぐに受け入れてあげられなくてごめんね?」


 お互いに謝りながらの婚姻成立。

 なんだか新しいパターンだな?


 しっかしシャロとキュールを迎え入れて数日も経っていないというのに、更に2人も家族が増えるとは思ってなかったよ……。



 ダン 男 26歳 勇者 仕合わせの暴君
 ニーナ ティムル フラッタ リーチェ ヴァルゴ
 ニーナ(婚姻) ティムル(婚姻) フラッタ・ム・ソクトルーナ(婚姻)
 リーチェ・トル・エルフェリア(婚姻) ムーリ(婚姻)
 エマーソン・ソクトヴェルナ(婚姻) ヴァルゴ(婚姻) ターニア(婚姻)
 ラトリア・ターム・ソクトルーナ(婚姻) リュート・マル・エルフェリア(婚姻)
 シャーロット・ララズ・スペルディア(婚姻) キュール(婚姻)
 シーズ(婚姻) チャール(婚姻)
 奴隷契約(非表示)



「ほらおいでチャール。シーズを抱っこしたままで悪いけど、我が家ではおはようとお休みのキスを義務付けられているんだよ?」

「は、は~い……。は、初めてだからお手柔らかにおねがいします……?」


 俺の家族は半数以上がファーストキスだったから安心していいよ。

 ちなみに俺自身もこの世界に来てからニーナとしたのが初めてだったからねっ!


「ん……ふぅ……」


 なんとなく、他の家族よりも俺への気持ちがまだ浅い感じがするチャールには、その気持ちに合わせて失神しない程度のキスを心がける。

 なんて言いながらチャールの口内を満遍なく舐め回したけれど、気絶してないからセーフ?


「さて、シーズもまだ目を覚まさないし、チャールも歩けそうもないから抱っこして送っていくよ。神器の件が片付くまでは寝室は今まで通り別々にしようね。俺が我慢出来なくなるから」

「いってらっしゃいなのーっ。ダンが良ければ朝まで帰ってこなくて大丈夫だからねーっ!」


 ぐったりしたチャールとシーズを抱きかかえて離れに向かう俺の背中を、ニーナが突き飛ばす勢いで押してくれる。


 突き飛ばされた先はもう崖でもなんでもなくって、むしろみんなが幸せになる道なのかもしれないけど……。

 俺にも受け入れる時間が欲しいんだよ?


 チャールとシーズは同じ部屋で寝泊りしているので、まずは意識があるチャールをベッドに下ろし、次に意識の無いシーズをベッドに横たわらせる。


「すぅ……すぅ……」


 キスですっかり発情しきって、赤みを帯びた表情で穏やかな寝息を立てるシーズ。

 その姿にムラムラし始めると共に、ニーナ司令官から発令されたゴーサインが頭に響き渡った。


 ベッドに横たわるシーズに覆い被さるようによつんばいになり、寝息を立ててるシーズを起こさないように静かにシャツをめくりあげる。

 するとそこにはフラッタよりも小ぶりなサイズの可愛いおっぱいと、薄い肌色をした乳首がその存在をアピールするように俺に向かって直立していた。


 シーズのちっぱいを両手の平で包み込みながら、親指と人差し指の腹でシーズの可愛い乳首をくりくり刺激する。


「チャール。俺っておっぱい大好きだからさぁ。俺のお嫁さんになったって事は、2人のおっぱいは生涯俺の物だからね?」

「え、えぇ……!? こっ、子作りはまだしないって……!」

「おっぱいじゃ妊娠しないから大丈夫。2人と最後の一線を越える日までに、2人の体をすっごく敏感にしておいてあげるからね。はむっ」

「んっ……」


 どうやら幼少期の栄養が足りていなかったらしいシーズの慎ましいおっぱいを遠慮無く咥える。

 ほぼ平らなおっぱいをムニムニと優しく揉み込みながら、その硬くなった先端を音を立てて吸って口の中の乳首を舐め回す。


「んっ……はぁ……ん」

「あと、寝ている妻に悪戯するのも大好きだから、シーズには内緒にしててね? シーズの体、自分でも知らないうちに俺専用に仕立て上げようと思うんだ。ちゅぱちゅぱ」

「わ、私の体は……?」

「起きてる時に仕上げてもいいし、シーズみたいに寝てる間に悪戯してもいいよー。れろれろ。まっさらな状態で初めてを迎えたいなら尊重するけど、前もって準備しておいたほうが負担は少ないかもね? はむはむ」

「はぁっ……ん……んんっ……あっ……ん……」


 あー、寝ている女の子の喘ぎ声ってなんでこんなに興奮するんだろ?

 起きてる時におっぱい吸っても誰にも怒られないからこそ、こっそり吸うのが興奮するんだろうか?


「……もし、どっちも選ばなかったら?」

「もっちろんチャールが知らない間に好き勝手しちゃうよーっ。こんな風にね。ちゅううう」

「はぁっ……! んぁっ……!」


 ひと際強く吸って、大きく弓なりに反り返るシーズ。

 その間もちゅぱちゅぱくりくりと乳首を刺激し続けて、シーズの乳首に俺の乳首責めをしっかりと記憶させていく。


 寝ている相手にいたずらするのは得意中の得意だからなっ!

 覚醒しないギリギリを狙って沢山しゃぶってあげるからねっ。はむはむ。


「……起きてる時でお願いします。知らない間に悪戯されるのは、ちょっと怖い、かな。ダンの事は信用してるけどさ……」

「了解。じゃああと3回シーズが仰け反ったらチャールの番ね。最高に気持ちよくさせてあげるから楽しみにしててよ。かりかり」

「やっ……! はぁんっ……!」

「……ここまでされてるシーズがなんで起きないのか、それが分からないわぁ」


 赤面しながらも、シーズの乳首をしゃぶる俺を興味津々な様子で見て来るチャール。

 婚姻を結んだばかりの14歳の新妻チャールの呆れるような視線を感じながら、同じく14歳の新妻シーズの慎ましく可愛いおっぱいをちゅぱちゅぱくりくりと可愛がってあげる行為に、俺は酷く興奮してしまうのだった。
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