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8章 新たな王と新たな時代2 亡霊と王
609 塩味 (改)
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「あ、3人ともお帰りーっ。クラクラットでの用事はもう済んだんだねーっ?」
ティムルが設置してくれたアナザーポータルの転移先は奈落の最終中継地点で、俺達にいち早く気付いたリーチェがおっぱいと声を弾ませながら迎えてくれた。
アウターの奥深くでお帰りもただいまも無いけど、俺の居場所は家族が居る場所だから何も間違ってはいないなっ。
「ただいまリーチェ。おかげさまで当分はクラクラットに顔を出す必要は無いと思うよ。アウラたちはまだ到着してないんだねー」
「恐らく間もなく到着すると思うよ。今日は家族みんなで一緒に帰ろうねっ」
ティムルとシャロを抱きしめているので両手が塞がっている俺に正面から抱き付いてきて、自分で生意気おっぱいをムニュムニュと押し付けてくれるリーチェ。
ティムルとシャロの服の中に手を入れて生乳を優しく揉みながらリーチェと楽しく唾液を交換していると、手合わせ中の3人の方から叫び声が聞こえてきた。
「リーチェーーーっ! 旦那様と楽しんでないで早く戻ってきてくださいよーっ! 今のニーナとフラッタを私1人で相手取るのは、ちょっと、くっ……! リーチェーーーー!!」
「初めてヴァルゴに勝てそうなのっ! このまま押し切るよフラッタ!」
「済まんのヴァルゴ! じゃが相手の隙は容赦なく突かせてもらうのじゃーーーっ!」
「リーチェーーーっ!! お願いだから早くっ……! くぁっ……!」
お、すげぇ。魔迅を使ってニーナとフラッタの2人を同時に相手しているヴァルゴも凄いけど、2人がかりとは言えあのヴァルゴを押し切りそうなニーナとフラッタの成長も凄い。
遠くから見てるとフラッタの身体能力って、魔迅を使えばなんとか追いすがれるってくらい高いんだよなー。
更にニーナが詠唱短縮大効果スキルを惜しげもなく活用して、アナザーポータルで擬似ムービングディザスターを発動して縦横無尽に切りかかってくるから厄介だ。
ヴァルゴほどの達人なら、転移先に出現したニーナを気配だけで捉えられそうなところを、あえて転移しないフェイントを盛り込んだり、こっそりフラッタもアナザーポータルを発動して協力したりと、思った以上に工夫してヴァルゴを圧倒しているようだ。
それでもヴァルゴなら対応出来そうなものだけど、真っ向から切りかかってくるフラッタの斬撃が早いし重いしで、転移するニーナに対応する余裕を削られてるって感じかな。
「なるほど。だからリーチェが戻れば片方を担当してもらえるから、未だ負けなしの1対1の状況を作りだせるってことね」
「旦那様ーっ!! 早く、早くリーチェをっ……! っと、うわわっ……!」
「そのままリーチェを引き止めておいてっ! リーチェ! ダンにいっぱい可愛がってもらっていいからねーっ!」
「うわっ……。今から戻っても戻らなくても、どっちかに角が立っちゃいそうだね~……」
「可愛いみんなが立たせるのはここだけで充分なんだけどねー」
「「あんっ……!」」
硬くそそり立ったティムルとシャロの乳首を優しく引っ張りながら、この状況をどうやって収めるかを考える。
家族に角なんて立たせたくないから、やっぱりここは俺が介入してしまうべきだよね。
「ごめん3人ともー。ちょっとお願いしたことがあるから、手合わせをやめてもらっていいかなー?」
「お願いの内容によるのじゃっ! えっちなお願いなら、決着がついてからでも……!」
「戦闘に関するお願いだよー。ちょっと試したいことがあるから、リーチェとティムルも含めて万全の状態になって欲しいんだー」
「「えっ?」」
自分が呼ばれると思っていなかったらしいティムルとリーチェの戸惑った声が重なる。
本当に仲がいいなこの2人はっ。
「内容は!? この手合わせの決着を投げ出してでもダンが試したいこととはなんなのじゃっ!?」
「オーラ、ダークブリンガー、熱視、深獣化、精霊憑依を使ったみんな対俺で手合わせして欲しいんだよ。職業補正の先を見れそうな、そんな予感がするんだ」
「職業補正の先、ですって……!?」
フラッタとニーナが手を止めるよりも早く槍を止めたヴァルゴが、ぎょっとした顔をこちらに向けてくる。
そんな、勘弁してくださいよーみたいな表情しなくてもいいんだよ? ただの思いつきなんだし。
「先日聖域の樹海でヴェノムクイーンと戦った時、俺は少し職業補正を勘違いしている部分があるなって思ったんだよ。だから本気の手合わせでそれを確かめてみたくってさ」
「ヴェノムクイーンとの戦いでと言いますと、私とリーチェとそれぞれ繰り出した、あの合体技についてですか? しかしあれは職業補正の先の技術というわけでは……」
「説明してあげるから3人ともこっちにおいでー。勝負に水を差したお詫びに、アウラたちが到着するまで抱きしめてあげるから」
「そういうセリフは2人のおっぱいから手を離してから言いなさいっ! でも思ったよりも本気みたいなの。行こっ。2人とも」
「くくく。勝負に水を差してくれたのじゃ。詰まらぬ話では満足せぬからのう?」
俺の話に興味を示したニーナたちは、笑顔で武器を下ろしてすぐに俺に駆け寄ってきてくれる。
なんとか無事に3人の興味を惹く事に成功したようだ。
けれど俺の両手がティムルとシャロの生乳から離れてくれなかったので、3人に自主的に抱き付いてもらう羽目になった。
お詫びに抱き締めると言ったのに、俺の両手さんさぁ……。もみもみくりくり。
「あ、ヤバいわぁ。本気の手合わせの直後だからか、ニーナたちの体がいつもより暖かくて気持ちいい……。3人とも凄くいい匂いがするよぅ……くんくん」
「あわわっ……! か、嗅がないでください旦那様ぁ……!」
どうやらリーチェが抜けた後にニーナとフラッタを1人で相手して、敗北寸前の極限の状態で何とか持ち堪えていたヴァルゴは、持久力補正を突破して汗だくになっているらしい。
俺にとってみんなの汗の匂いってベッドの上で嗅ぐ事が多いから、不快感なんて微塵も感じない素敵な匂いにしか感じないよー? くんくんっ。
「あはっ。ダンったらヴァルゴの匂いですっごく興奮してるのっ」
「まったくダンと来たら、すぐに硬くしおってからにぃ……。最近ダンが硬くないところを見た覚えが無いのじゃー」
背後から抱き付いて俺の股間を撫で回してくる、好色家姉妹のちっちゃいおてての感触が気持ちよすぎるぅ……。
確か長時間硬いままだと危険だっていう話も聞いた事があるけど、その辺は職業補正さんが上手いこと処理してくれているらしく、ひと晩中みんなの中に出しまくっても大丈夫だし、なんなら寝ている間も搾り取られ続けても大丈夫だからなぁ。
おかげさまでなんの憂いも無く、可愛いみんなに心の赴くままに注ぎ込むことが出来るというわけだよっ。
「ヴァルゴ、上をめくってくれる? ヴァルゴの汗の匂いを嗅ぎながら、塩味がするヴァルゴのおっぱいを吸いたいんだ」
「うーっ……! なんてお願いをしてくるんですかっ……! んもうっ、はいどうぞっ!」
「ありがとヴァルゴ。いただきまーす」
ヤケクソのようにシャツをめくり上げてくれたヴァルゴの、汗に濡れた乳首に遠慮なくしゃぶりつく。
仄かな塩味が癖になりそうだなぁ。ちゅぱちゅぱ。
「ほれダン。ヴァルゴのおっぱいをしゃぶりながらでいいから早う話すのじゃ。アウラたちの到着前に説明を済ませて欲しいのじゃ」
「フラッタもそのまま俺の股間を擦りながら聞いてねー。ニーナとフラッタの手、すっごく気持ちいいから」
両手でシャロとティムルの乳首を弄繰り回し、口で正面のヴァルゴとリーチェの乳首をしゃぶり倒し、背後の好色家姉妹に股間を弄られるというパーフェクトな姿勢が完成したので、ヴァルゴの乳首から塩味を、リーチェの乳首から甘みを味わいながら説明を始める。
聖域の樹海でターニアのおっぱいに顔を埋める前、俺は職業補正で身体能力も上がっている可能性に気付かされた。
ターニアを抱いたまま木を垂直に駆け上がるなんて、敏捷性補正だけで出来る芸当では無いからな。
敏捷性補正は身体能力とは関わりのない補正である事は、フラッタとリーチェに剣の稽古をつけてもらった時に確信を得ている。
なので敏捷性補正ではなく、恐らく身体操作性補正あたりが俺の筋力も引き上げてくれている可能性に気付いたわけだ。
「んー? 母さんを抱きかかえたのは重量軽減スキルの方じゃないのー?」
「いや、重量軽減スキルはあくまで自分の体重以外の物を軽くするスキルなんだよ。重量軽減スキルでターニアは軽く抱き上げられても、抱き上げている俺自身の体重は軽減出来てない筈なんだ」
確か行商人の浸透を進めていた時は、レベルが上がる毎に荷物が軽くなっていった実感があったはずだ。
だからもし体重も軽減されていたのであれば、気付くと思うんだよねぇ。
所持しているものなら衣服だろうが人であろうが重量を軽減してくれるんだから、自身の体重に影響が無いくらいで不満を漏らせないほどに有用なスキルなんだけどさ。
「ダンが職業補正の効果に疑問を持っているのは分かったわぁ。でもここには木なんて無いんだけど、私たちの手合わせでいったいなにをどうやって確認したいのかしらぁ?」
「確かめたいのは職業補正による膂力の変化だよお姉さん。確かめる方法については、身体能力に勝るみんなの攻撃を正面から受け止めてみようって思ってるんだ」
「……正気かダンよ。さっきお主は妾たちに、それぞれの種族特性まで駆使して手合わせしろと言っていたではないか。オーラを発動した妾の身体能力は、単純な竜化よりも更に1段上なのじゃぞ? 深獣化したニーナも然りじゃ。よもや死ぬ気ではあるまいのう?」
まるで俺を問い詰めるかのように、俺の股間を竜人族の握力でぐにぐにと揉みこんでくるフラッタ。
こんな気持ちのいい尋問なら、もう時間の許す限り受け続けたいよぅ……!
「俺がみんなを残して死にたがる訳ないでしょ。でも、ちょっと確信があるんだよ。俺の思う通りのことが出来れば、本気のみんなを相手にすることだって出来るってね」
「とっくにぼく達全員を相手にしてる人が何か言ってるよ……。今のダンだってはっきり言って手がつけられないのに、これ以上先があるの……?」
「いつも適当にはぐらかすダンが、試す前から出来るって言ってるの。みんな気を引き締めるよっ」
ニーナの警告に、は~いと声を揃えて返事をするみんな。
緊張感があるんだか無いんだか分からないんだよ? いつもの我が家って感じだけど。
「アウラたちが到着するまでもう少しかかりそうだし……。しょっぱいおっぱいを吸った流れでヴァルゴから相手していい?」
「ええっと、旦那様に愛していただくのは大歓迎なんですけど……。旦那様に思い切り抱かれてしまうと、ベストコンディションを保つのが難しいような……」
「ダンー。中に出す時に職業補正は無しっ。みんなのお腹を膨らませないし、失神もさせないって約束できるー?」
「了解ニーナっ! 身体操作性補正は適用させずに、みんなの中に出したい分だけ無理なく出すねっ。ってことでヴァルゴ、おっじゃまっしまーす!」
「はっ……あぁぁん……! ん、もぅ……。また脱がさずズラして挿れるんですからぁ……」
立ったままヴァルゴの中にお邪魔して、直ぐに根元まで繋がって1つになる。
立ったまま正面から繋がる機会ってそんなに無いから新鮮だなぁ。
毎朝出かける前に玄関で注ぎ込む時は後ろから突いたり横から突いたり、両足を持ち上げたりするもんね。
「服を着たままみんなを可愛がるのって結構好きなんだけど、ヴァルゴは着衣えっち、あんまり好きじゃないの?」
「あぁんっ! そんなことはない、ですよ……? でもぉ、あとで装備品を洗うのがぁ、ちょっと複雑でぇ……!」
武人気質の強いヴァルゴは、装備品を白濁した液体で汚してしまう事に抵抗感を覚えてしまうようだ。
そしてそれ以上に俺にベタ惚れでいてくれるので、装備品に付着した白くて粘つく汚れを落とすのにも抵抗感を覚えてしまうらしい。
それじゃ今日は装備品を汚さないように、1滴残らず中に出してあげるからねっ……!
「やぁんっ! 私の弱いところばっかりぃ……! そこばっかり突いちゃあっあっ……! だめで、すぅ……!」
「あ~……。気持ちよすぎてもう出すよぉ……。こんなの身体操作無しに我慢できるわけない、しぃ……!」
「あっあっ……! 出しながら押し込まない、でぇ……!」
みんなに負担も時間もかけられないので、高まってきた射精感を一切我慢せずに遠慮なくヴァルゴの奥に出しまくった。
補正無しだと常識的な量しか出せないから、俺は全力で出しているつもりでもヴァルゴのお腹は膨らませてあげられないんだ。済まない……!
「塩味のするおっぱいも美味しかったし、最高に気持ち良かったよヴァルゴ。後はアウラたちが来るまで休んでてねー」
「お、お言葉に甘えて休ませていただきますけど……。旦那様こそお休みになるべきではぁ……?」
「はぁ……ん。ダンのがぼくに、挿入ってくるよぅ……!」
俺を気遣ってくれるヴァルゴへの回答代わりに、早速リーチェの中に根元まで侵入する。
みんなと繋がっているときこそが俺にとっての休憩時間だからねっ!
今もリーチェの1番奥にピットインしたばっかりだから! 何の心配も無いんだよーっ!
順番に1人ずつ中に出してあげて、終わった相手から休ませる。
いつも妊婦みたいにされているみんなは、補正無しの常識的な量じゃちょっと物足りなそうだ。
だけど俺にとっては間違いなく全力の射精なので、補正のサポート無しだと一瞬で終了しちゃうけれど、気持ちいいことは最高に気持ちいいんだよーっ。
全員にしっかり注ぎ込んだあと、2周目のフラッタのおっぱいをしゃぶりながら注ぎ込んでいるタイミングで、アウラたちがこの場に到着してくれた。
「あーっ! ダンさんったらまたこんなところでーっ! えっちなメスブタムーリは、奈落を踏破したご褒美を所望しますーっ!」
奈落を踏破した喜びなど全く感じさせない欲しがりムーリが、ブタ耳を生やしておっぱいをぶるんぶるん弾けさせながら突進してくる。
その後ろで他の4人も呆れた顔をしながらも、俺に貫かれているフラッタに羨ましそうな視線を送っている。
分かってたけど、手合わせの前に大一番を乗り越える必要がありそうだなっ!
ラトリアやエマ、そしてアウラは手合わせにも参加するかもしれないし、様子を見ながら全力で可愛がってあげなくちゃっ!
さぁみんなーっ! 思いっきり可愛がってあげちゃうんだよーっ!
ティムルが設置してくれたアナザーポータルの転移先は奈落の最終中継地点で、俺達にいち早く気付いたリーチェがおっぱいと声を弾ませながら迎えてくれた。
アウターの奥深くでお帰りもただいまも無いけど、俺の居場所は家族が居る場所だから何も間違ってはいないなっ。
「ただいまリーチェ。おかげさまで当分はクラクラットに顔を出す必要は無いと思うよ。アウラたちはまだ到着してないんだねー」
「恐らく間もなく到着すると思うよ。今日は家族みんなで一緒に帰ろうねっ」
ティムルとシャロを抱きしめているので両手が塞がっている俺に正面から抱き付いてきて、自分で生意気おっぱいをムニュムニュと押し付けてくれるリーチェ。
ティムルとシャロの服の中に手を入れて生乳を優しく揉みながらリーチェと楽しく唾液を交換していると、手合わせ中の3人の方から叫び声が聞こえてきた。
「リーチェーーーっ! 旦那様と楽しんでないで早く戻ってきてくださいよーっ! 今のニーナとフラッタを私1人で相手取るのは、ちょっと、くっ……! リーチェーーーー!!」
「初めてヴァルゴに勝てそうなのっ! このまま押し切るよフラッタ!」
「済まんのヴァルゴ! じゃが相手の隙は容赦なく突かせてもらうのじゃーーーっ!」
「リーチェーーーっ!! お願いだから早くっ……! くぁっ……!」
お、すげぇ。魔迅を使ってニーナとフラッタの2人を同時に相手しているヴァルゴも凄いけど、2人がかりとは言えあのヴァルゴを押し切りそうなニーナとフラッタの成長も凄い。
遠くから見てるとフラッタの身体能力って、魔迅を使えばなんとか追いすがれるってくらい高いんだよなー。
更にニーナが詠唱短縮大効果スキルを惜しげもなく活用して、アナザーポータルで擬似ムービングディザスターを発動して縦横無尽に切りかかってくるから厄介だ。
ヴァルゴほどの達人なら、転移先に出現したニーナを気配だけで捉えられそうなところを、あえて転移しないフェイントを盛り込んだり、こっそりフラッタもアナザーポータルを発動して協力したりと、思った以上に工夫してヴァルゴを圧倒しているようだ。
それでもヴァルゴなら対応出来そうなものだけど、真っ向から切りかかってくるフラッタの斬撃が早いし重いしで、転移するニーナに対応する余裕を削られてるって感じかな。
「なるほど。だからリーチェが戻れば片方を担当してもらえるから、未だ負けなしの1対1の状況を作りだせるってことね」
「旦那様ーっ!! 早く、早くリーチェをっ……! っと、うわわっ……!」
「そのままリーチェを引き止めておいてっ! リーチェ! ダンにいっぱい可愛がってもらっていいからねーっ!」
「うわっ……。今から戻っても戻らなくても、どっちかに角が立っちゃいそうだね~……」
「可愛いみんなが立たせるのはここだけで充分なんだけどねー」
「「あんっ……!」」
硬くそそり立ったティムルとシャロの乳首を優しく引っ張りながら、この状況をどうやって収めるかを考える。
家族に角なんて立たせたくないから、やっぱりここは俺が介入してしまうべきだよね。
「ごめん3人ともー。ちょっとお願いしたことがあるから、手合わせをやめてもらっていいかなー?」
「お願いの内容によるのじゃっ! えっちなお願いなら、決着がついてからでも……!」
「戦闘に関するお願いだよー。ちょっと試したいことがあるから、リーチェとティムルも含めて万全の状態になって欲しいんだー」
「「えっ?」」
自分が呼ばれると思っていなかったらしいティムルとリーチェの戸惑った声が重なる。
本当に仲がいいなこの2人はっ。
「内容は!? この手合わせの決着を投げ出してでもダンが試したいこととはなんなのじゃっ!?」
「オーラ、ダークブリンガー、熱視、深獣化、精霊憑依を使ったみんな対俺で手合わせして欲しいんだよ。職業補正の先を見れそうな、そんな予感がするんだ」
「職業補正の先、ですって……!?」
フラッタとニーナが手を止めるよりも早く槍を止めたヴァルゴが、ぎょっとした顔をこちらに向けてくる。
そんな、勘弁してくださいよーみたいな表情しなくてもいいんだよ? ただの思いつきなんだし。
「先日聖域の樹海でヴェノムクイーンと戦った時、俺は少し職業補正を勘違いしている部分があるなって思ったんだよ。だから本気の手合わせでそれを確かめてみたくってさ」
「ヴェノムクイーンとの戦いでと言いますと、私とリーチェとそれぞれ繰り出した、あの合体技についてですか? しかしあれは職業補正の先の技術というわけでは……」
「説明してあげるから3人ともこっちにおいでー。勝負に水を差したお詫びに、アウラたちが到着するまで抱きしめてあげるから」
「そういうセリフは2人のおっぱいから手を離してから言いなさいっ! でも思ったよりも本気みたいなの。行こっ。2人とも」
「くくく。勝負に水を差してくれたのじゃ。詰まらぬ話では満足せぬからのう?」
俺の話に興味を示したニーナたちは、笑顔で武器を下ろしてすぐに俺に駆け寄ってきてくれる。
なんとか無事に3人の興味を惹く事に成功したようだ。
けれど俺の両手がティムルとシャロの生乳から離れてくれなかったので、3人に自主的に抱き付いてもらう羽目になった。
お詫びに抱き締めると言ったのに、俺の両手さんさぁ……。もみもみくりくり。
「あ、ヤバいわぁ。本気の手合わせの直後だからか、ニーナたちの体がいつもより暖かくて気持ちいい……。3人とも凄くいい匂いがするよぅ……くんくん」
「あわわっ……! か、嗅がないでください旦那様ぁ……!」
どうやらリーチェが抜けた後にニーナとフラッタを1人で相手して、敗北寸前の極限の状態で何とか持ち堪えていたヴァルゴは、持久力補正を突破して汗だくになっているらしい。
俺にとってみんなの汗の匂いってベッドの上で嗅ぐ事が多いから、不快感なんて微塵も感じない素敵な匂いにしか感じないよー? くんくんっ。
「あはっ。ダンったらヴァルゴの匂いですっごく興奮してるのっ」
「まったくダンと来たら、すぐに硬くしおってからにぃ……。最近ダンが硬くないところを見た覚えが無いのじゃー」
背後から抱き付いて俺の股間を撫で回してくる、好色家姉妹のちっちゃいおてての感触が気持ちよすぎるぅ……。
確か長時間硬いままだと危険だっていう話も聞いた事があるけど、その辺は職業補正さんが上手いこと処理してくれているらしく、ひと晩中みんなの中に出しまくっても大丈夫だし、なんなら寝ている間も搾り取られ続けても大丈夫だからなぁ。
おかげさまでなんの憂いも無く、可愛いみんなに心の赴くままに注ぎ込むことが出来るというわけだよっ。
「ヴァルゴ、上をめくってくれる? ヴァルゴの汗の匂いを嗅ぎながら、塩味がするヴァルゴのおっぱいを吸いたいんだ」
「うーっ……! なんてお願いをしてくるんですかっ……! んもうっ、はいどうぞっ!」
「ありがとヴァルゴ。いただきまーす」
ヤケクソのようにシャツをめくり上げてくれたヴァルゴの、汗に濡れた乳首に遠慮なくしゃぶりつく。
仄かな塩味が癖になりそうだなぁ。ちゅぱちゅぱ。
「ほれダン。ヴァルゴのおっぱいをしゃぶりながらでいいから早う話すのじゃ。アウラたちの到着前に説明を済ませて欲しいのじゃ」
「フラッタもそのまま俺の股間を擦りながら聞いてねー。ニーナとフラッタの手、すっごく気持ちいいから」
両手でシャロとティムルの乳首を弄繰り回し、口で正面のヴァルゴとリーチェの乳首をしゃぶり倒し、背後の好色家姉妹に股間を弄られるというパーフェクトな姿勢が完成したので、ヴァルゴの乳首から塩味を、リーチェの乳首から甘みを味わいながら説明を始める。
聖域の樹海でターニアのおっぱいに顔を埋める前、俺は職業補正で身体能力も上がっている可能性に気付かされた。
ターニアを抱いたまま木を垂直に駆け上がるなんて、敏捷性補正だけで出来る芸当では無いからな。
敏捷性補正は身体能力とは関わりのない補正である事は、フラッタとリーチェに剣の稽古をつけてもらった時に確信を得ている。
なので敏捷性補正ではなく、恐らく身体操作性補正あたりが俺の筋力も引き上げてくれている可能性に気付いたわけだ。
「んー? 母さんを抱きかかえたのは重量軽減スキルの方じゃないのー?」
「いや、重量軽減スキルはあくまで自分の体重以外の物を軽くするスキルなんだよ。重量軽減スキルでターニアは軽く抱き上げられても、抱き上げている俺自身の体重は軽減出来てない筈なんだ」
確か行商人の浸透を進めていた時は、レベルが上がる毎に荷物が軽くなっていった実感があったはずだ。
だからもし体重も軽減されていたのであれば、気付くと思うんだよねぇ。
所持しているものなら衣服だろうが人であろうが重量を軽減してくれるんだから、自身の体重に影響が無いくらいで不満を漏らせないほどに有用なスキルなんだけどさ。
「ダンが職業補正の効果に疑問を持っているのは分かったわぁ。でもここには木なんて無いんだけど、私たちの手合わせでいったいなにをどうやって確認したいのかしらぁ?」
「確かめたいのは職業補正による膂力の変化だよお姉さん。確かめる方法については、身体能力に勝るみんなの攻撃を正面から受け止めてみようって思ってるんだ」
「……正気かダンよ。さっきお主は妾たちに、それぞれの種族特性まで駆使して手合わせしろと言っていたではないか。オーラを発動した妾の身体能力は、単純な竜化よりも更に1段上なのじゃぞ? 深獣化したニーナも然りじゃ。よもや死ぬ気ではあるまいのう?」
まるで俺を問い詰めるかのように、俺の股間を竜人族の握力でぐにぐにと揉みこんでくるフラッタ。
こんな気持ちのいい尋問なら、もう時間の許す限り受け続けたいよぅ……!
「俺がみんなを残して死にたがる訳ないでしょ。でも、ちょっと確信があるんだよ。俺の思う通りのことが出来れば、本気のみんなを相手にすることだって出来るってね」
「とっくにぼく達全員を相手にしてる人が何か言ってるよ……。今のダンだってはっきり言って手がつけられないのに、これ以上先があるの……?」
「いつも適当にはぐらかすダンが、試す前から出来るって言ってるの。みんな気を引き締めるよっ」
ニーナの警告に、は~いと声を揃えて返事をするみんな。
緊張感があるんだか無いんだか分からないんだよ? いつもの我が家って感じだけど。
「アウラたちが到着するまでもう少しかかりそうだし……。しょっぱいおっぱいを吸った流れでヴァルゴから相手していい?」
「ええっと、旦那様に愛していただくのは大歓迎なんですけど……。旦那様に思い切り抱かれてしまうと、ベストコンディションを保つのが難しいような……」
「ダンー。中に出す時に職業補正は無しっ。みんなのお腹を膨らませないし、失神もさせないって約束できるー?」
「了解ニーナっ! 身体操作性補正は適用させずに、みんなの中に出したい分だけ無理なく出すねっ。ってことでヴァルゴ、おっじゃまっしまーす!」
「はっ……あぁぁん……! ん、もぅ……。また脱がさずズラして挿れるんですからぁ……」
立ったままヴァルゴの中にお邪魔して、直ぐに根元まで繋がって1つになる。
立ったまま正面から繋がる機会ってそんなに無いから新鮮だなぁ。
毎朝出かける前に玄関で注ぎ込む時は後ろから突いたり横から突いたり、両足を持ち上げたりするもんね。
「服を着たままみんなを可愛がるのって結構好きなんだけど、ヴァルゴは着衣えっち、あんまり好きじゃないの?」
「あぁんっ! そんなことはない、ですよ……? でもぉ、あとで装備品を洗うのがぁ、ちょっと複雑でぇ……!」
武人気質の強いヴァルゴは、装備品を白濁した液体で汚してしまう事に抵抗感を覚えてしまうようだ。
そしてそれ以上に俺にベタ惚れでいてくれるので、装備品に付着した白くて粘つく汚れを落とすのにも抵抗感を覚えてしまうらしい。
それじゃ今日は装備品を汚さないように、1滴残らず中に出してあげるからねっ……!
「やぁんっ! 私の弱いところばっかりぃ……! そこばっかり突いちゃあっあっ……! だめで、すぅ……!」
「あ~……。気持ちよすぎてもう出すよぉ……。こんなの身体操作無しに我慢できるわけない、しぃ……!」
「あっあっ……! 出しながら押し込まない、でぇ……!」
みんなに負担も時間もかけられないので、高まってきた射精感を一切我慢せずに遠慮なくヴァルゴの奥に出しまくった。
補正無しだと常識的な量しか出せないから、俺は全力で出しているつもりでもヴァルゴのお腹は膨らませてあげられないんだ。済まない……!
「塩味のするおっぱいも美味しかったし、最高に気持ち良かったよヴァルゴ。後はアウラたちが来るまで休んでてねー」
「お、お言葉に甘えて休ませていただきますけど……。旦那様こそお休みになるべきではぁ……?」
「はぁ……ん。ダンのがぼくに、挿入ってくるよぅ……!」
俺を気遣ってくれるヴァルゴへの回答代わりに、早速リーチェの中に根元まで侵入する。
みんなと繋がっているときこそが俺にとっての休憩時間だからねっ!
今もリーチェの1番奥にピットインしたばっかりだから! 何の心配も無いんだよーっ!
順番に1人ずつ中に出してあげて、終わった相手から休ませる。
いつも妊婦みたいにされているみんなは、補正無しの常識的な量じゃちょっと物足りなそうだ。
だけど俺にとっては間違いなく全力の射精なので、補正のサポート無しだと一瞬で終了しちゃうけれど、気持ちいいことは最高に気持ちいいんだよーっ。
全員にしっかり注ぎ込んだあと、2周目のフラッタのおっぱいをしゃぶりながら注ぎ込んでいるタイミングで、アウラたちがこの場に到着してくれた。
「あーっ! ダンさんったらまたこんなところでーっ! えっちなメスブタムーリは、奈落を踏破したご褒美を所望しますーっ!」
奈落を踏破した喜びなど全く感じさせない欲しがりムーリが、ブタ耳を生やしておっぱいをぶるんぶるん弾けさせながら突進してくる。
その後ろで他の4人も呆れた顔をしながらも、俺に貫かれているフラッタに羨ましそうな視線を送っている。
分かってたけど、手合わせの前に大一番を乗り越える必要がありそうだなっ!
ラトリアやエマ、そしてアウラは手合わせにも参加するかもしれないし、様子を見ながら全力で可愛がってあげなくちゃっ!
さぁみんなーっ! 思いっきり可愛がってあげちゃうんだよーっ!
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