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8章 新たな王と新たな時代2 亡霊と王
591 姫事 (改)
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「孕めぇ……! 孕んでくれリーチェぇ……!」
限界まで注ぎ込んだ後も、暫くキスをしながらリーチェの中を掻き回す。
俺の子種でいっぱいになったリーチェの中、キスするたびにきゅうきゅう締まって気持ちよすぎるよぉ。
掻き回したおかげで少し零してしまった子種を改めてリーチェの中に注ぎこんで、俺を引きとめようと全力で締め付けてくるリーチェの感触を楽しみながら自身を引き抜き、リーチェとキスをしたままでシャロの中に身を沈めていく。
「しっ、信じられない量を出したばかりなのに、かか、硬すぎますよご主人様ぁ……!」
待っていましたと言わんばかりに強烈に締め付けてくるシャロの感触を楽しみながら、リーチェの甘い唾液を舌ごと吸い上げる。
痺れるほどに甘いリーチェのキスと、蕩けそうなくらいに気持ちいいシャロの感触。
ついつい両方味わいたくて、無言で暫くシャロを突き続けてしまった。
最後にお互いの口内に自分の唾液を塗りたくってからリーチェとのキスを終了し、そのままシャロと唇を重ねて舌を絡ませる。
キスを始めた瞬間更に強まる締め付けを堪能する前にシャロとの会話を楽しむ為、1度口をおっぱいに移動させて2人の乳首を舐め回す。
「さ、次はシャロのことを聞かせてくれる? お話の間は可愛いシャロのピンクの乳首を、いーっぱい可愛がってあげるからねー」
「お待ちしておりましたっ。数多の男からご主人様が勝ち取ったシャロのおっぱい、ご自由にお楽しみくださいね」
俺がおっぱいに移動すると、リーチェもシャロも自分の乳房を寄せ上げて、硬く張り詰めたピンクの先端を自ら差し出してくるのが最高に興奮する。
気品に溢れた王女様2人に差し出された乳首に音を立てて下品にしゃぶりつきながら、おっぱいを吸い始めてから明らかに強まったシャロの感触を堪能する。
「シャロは王女様だから一般の女性とは少し環境が異なると思うけど、なにかやってみたいこととかあったかな? もしくは好きでやってたこととか」
「そうですねぇ……。我ながら幼い頃は感情の起伏が少ない大人しい子供だったと思います。あまり何事にも熱中出来なかったと言うか。そんな私が寝室に篭り始めたのだから、そりゃあ色に狂ったと言われるのも無理ありませんよね」
「俺のシャロを狂わせた奴らに怒ればいいのか、俺にシャロを出会わせてくれた事に感謝すればいいのか分からないなぁ。野郎共には怒りをぶつけて、感謝はぜーんぶ俺の可愛いシャロに向ければいっかぁ」
1度顔を上げてちゅっちゅっとシャロとリーチェにキスをして、用事が済んだらおっぱいに帰還する。
可愛いシャロのこのおっぱいを俺以外の男がしゃぶった事実に憤りを感じずには居られないけど、多分そんなこと気にするのは男の方だけなんだろうな。
もう過ぎ去った過去の事実に憤るより、今俺の腕に抱かれているシャロを素直に愛せばそれでいいんだ。
「スレッドドレッドたちには結構思い入れが強そうに見えたけど、あいつらを飼育するきっかけってなんだったの? 色に狂ってるなんて評判の王女に任せるにしては、結構危険な仕事に思えるんだけど」
「それはご主人様が非常時にいらしたからですよ。本来のあの子たちは本当に手がかからなくて大人しいんです。なので彼らのお世話は、むしろ女性王族に優先して回される仕事だったんですよ」
蜘蛛のような外見に嫌悪感を抱かなければ、決まった時間に決まった量の餌を提供するだけの非常に簡単な仕事だったそうだ。
と言っても野生動物に対する忌避感の根強いこの世界では、やっぱり汚れ仕事として押し付けられる仕事だったそうだけど。
「んー。確かにアレだけやりあった挙句にオーバーウェルミングを重ねがけしたのに、餌を持って来たら何事も無かったように大人しく木を齧ってたねぇ」
「ふふっ。可愛いですよねあの子たち。凄く警戒心が強くてなかなか近くまで寄れないんですけど、あの時はご主人様のおかげで普段よりずっと近くまで寄れちゃいましたっ」
「俺の故郷じゃ蜘蛛は嫌いな人が多かったけど、魔物が跋扈するこの世界じゃあ蜘蛛なんか可愛いほうかぁ」
自己犠牲の精神に溢れるシャロのことだから、外見への拘りはあまりないのかもしれない。
いや、奴隷の男への不快感を口にしていたり、馬鹿殿下の容姿は褒めていた事があったっけ。
それじゃシャロは純粋にあの巨大蜘蛛を可愛いと認識してるってことなのかぁ。
……俺はヴェノムデバイスを見ちゃったからなぁ。可愛いのハードルはかなり下がってしまったよ……。
「ぶっちゃけ人間よりも頭が良さそうなあいつらに餌の運搬を手伝ってもらいたいところだけど……。アイツらって動くのは速かったけど力はあまり無さそうだったね?」
「ああ、アンクを引き摺ってきた時に大変そうにしてましたね。複数体いれば成人男性を引っ張れるんですから非力だとも言えませんが、聖域の樹海の倒木を引っ張るのは流石に無理でしょう。と言うかあの子たちじゃなくても無理だと思います」
「まぁね~……。イントルーダーたちですら解体しなきゃ運べないし、その解体にすら苦労してるもんなぁ」
まぁ意思無きロボットみたいな存在の造魔イントルーダーに同情しても仕方ない。
魂が入ってないことはノーリッテが証明済みなんだから、彼らのことは道具と割り切って活用していく所存です?
「それじゃ次は、シャロが手掛けていたっていう商売のことを聞いてもいいかな?」
「よくぞ聞いてくれましたっ。ご満足行くまで説明して差し上げますねっ」
声を弾ませたシャロが、俺を思い切り締め上げながら嬉しそうに説明してくれる。
シャロが手掛けている商売とは主に寝具や下着、要するにエロいことに使用する際の衣料品を手掛けているそうだ。
商売を始めたきっかけはスレッドドレッドの飼育を押し付けられたことらしい。
「前任者はあの子たちの糸に魅力を感じていなくて、あの子たちから納められた糸が大量に城に放置されていたんですよ。ドレス作りなどに求められた時にだけ応じて、余剰分は全部倉庫の肥やしだったんです。信じられませんっ」
根が真面目なシャロはスレッドドレッドの糸に実際に触れてみて、そのあまりの手触りの良さに感動し、このまま倉庫に眠らせたままだなんてとんでもないと、何とか活用する方法を模索したそうだ。
その時既にシャロは馬鹿殿下に弄ばれていて、寝具の肌触りの悪さに気付いてしまっていたらしい。
幼いシャロがあまり変に儲けてしまったりすると、馬鹿殿下を始めとする他の王族に目を付けられかねない。
けれどスレッドドレッドの糸は扱いが難しく、一般に流通させることが出来なかった為、あまり儲けを見込めなかったこと。
そして色事に狂ったことになっているシャロが寝具や下着に拘るのは不自然には思われなかったという事で、誰の邪魔が入ることもなく細々とスレッドドレッド製の衣料品を販売し続けていたらしい。
「なんと言っても下手な装備品よりも高価な服ですからね。貴族や一部の豪商くらいにしか売れなかったんですよ。それに耐久性には優れていても火には非常に弱くって、うっかり穴でも開けようものなら金貨数枚の価値が銅貨単位まで落ちちゃいますからねぇ」
「えぇ……? 火に弱いのはアンクを救助した時に見てるけど、あの強度の服が銅貨単位まで評価を落すとかちょっと信じられないなぁ……」
「貴族や豪商にしか需要が無いと言ったでしょう? 彼らは完璧な物にしか価値を見出しませんからね。それにスレッドドレッドの糸は一般には流通しておりませんので、修理するのも容易ではありませんから」
逆にそうやって貴族が興味を無くしたワケ有りのスレッドドレッド商品は、銅貨単位の値段となって一般層に流通するそうだ。
装備品は重ね着出来ないけれど、装備品の下に野生動物由来の衣装を着込むことは可能で、神鉄のロングソードすら弾いてみせたスレッドドレッド製の衣装は、主に魔物狩りが鎧下として愛用しているケースが多いそうだ。
「あっ! そう言えば今年に入ってから、マグエルの衣料品店からスレッドドレッドの糸の大量注文があったんですよっ。あれってご主人様のおかげでマグエルの景気が良くなったからだと思ってたんですけど、ご主人様が服を作らせたからだったんですねっ!?」
「みたいだねー。デザイン料として王金貨50枚ほど払っちゃったから、最高級品を目指したのかもしれないなぁ」
「王金貨50枚って! そんなに気軽に5000万リーフも支払わないでくださいよっ! 道理で過剰在庫が殆ど捌けちゃったわけですよっ!」
おっぱいをしゃぶっている俺の顔を持ち上げて、思い切り唇を重ねてくるシャロ。
シャロの中もどんどん熱く狭くなってきたなぁ。気持ちよすぎるぅ。
「シャロが言った通り、マグエルの景気が一気に上向いたからね。一般の人たちもスレッドドレッドの衣装に手を出せるようになると思うんだよ。だからそれに備えていっぱい作っておいてねって?」
「あ~んもうっ! お会いする前からシャロの大切な物を大事にしてくださっていたなんて、ご主人様好き好きっ! 大好きすぎますーっ!」
上半身ではちゅっちゅっと何度も可愛いキスを繰り返しているのに、下半身は凶悪すぎるほどの締め付けを発揮するシャロ。
やっぱりシャロが気持ちよくなるのって、自分が大切にしているものを大切に扱われたと感じた時なんだなぁ。
「あとは火に弱い点すら何とか出来ればいいなぁって思うんだよねー。スポットの入り口付近でも火を放つ魔物は出るし、火に弱いと調理の際にも扱いにくいからね」
「えっ!? えっ!? そそそそんなことできるんですかっ!? スレッドドレッド製品が火にも強くなったら、もうありとあらゆる場面で活用できちゃうじゃないですかっ!」
「ぐぉぉ……! 身体操作性補正は少ないはずなのに、なんだこの気落ちよさはぁ……!?」
シャロの興奮に比例するように、俺に絡みつき締め上げてくるシャロの体。
まるで俺を咥えてしゃぶり慣れてるリーチェやティムルの舌が俺自身を包み込んでいるようで、ヌルヌルグチョグチョの感触が奥へ奥へと誘い込んでくるんだけど……!?
「俺のいたところでは複合繊維っていう概念があってね。複数種類の糸を撚り合わせて両方の材料に特性を持つ服を作ったりしてたんだよ」
「ふ、複数の糸を撚り合わせる……!? そ、そんなことが可能なのでしょうか……!?」
「他には……。例えば直接体に触れる部分にはスレッドドレッドの糸を使用して、外側には火に強い素材を貼り付けてしまうとか? あまり詳しくないから大したとは言えないけど、服飾に携わってきた職人さんやシャロなら、研究次第で色々なことが出来るようになると思うよ」
正直言ってスレッドドレッドの糸、性能の割に評価と価値が低すぎるんだよ。
職業補正が適用されないって一点だけが重要視されすぎてる感じがしてしまう。
「スレッドドレッドの下着は肌触りも通気性もいいし、我が家の家族も愛用してるから、もっともっと多くの人に広めたいんだよ。さっき脱がした2人の下着だってスレッドドレッド製だし?」
「……肌触りが良すぎて、スレッドドレッド製の下着に変えてから、ダンは穿いたままズラして挿れてくる事が増えたのが悩みなんだよねぇ」
今まで黙って俺に股間をクチュクチュされていたリーチェが、唐突に会話に参加して俺に不平を漏らしてくる。
スレッドドレッド製の下着は肌触りが良すぎて擦れても痛くないし、あんな乱暴な扱いをしてもビクともしない強度だから着衣えっちが捗るんだよねぇっ。
「アレをされちゃうと下着がぐっちょぐちょになってさぁ。穿き直すとうわぁ……ってなるんだよねー」
「そ、そこは素直に新しい物を用意すればいいのではないですか……? 外で押し倒されてしまっては難しいかもしれませんが……」
「でも下着にもダンの子種がくっついてると思うと、新しい下着に交換するのが勿体無くてさぁ。最近なんかみんながそのまま穿き直すから、ダンは態々下着の内側で自分を拭いたりしてくるし」
「うわっ……。それは変態ですねご主人様……。早速次回はシャロにもしていただけます?」
「ドン引きしたと思ったらまさかのおねだりだった!?」
王国中の男と肌を重ねたシャロにドン引きされた事に驚愕していると、畳み掛けるように自分もしたいとおねだりしてくるシャロ。
一旦落としてから持ち上げるとは、やはりシャロは侮れないぜっ。
「今日は脱がせちゃった後だから……。終わったら俺の子種を溢すシャロに無理矢理下着を穿かせてあげるね。それでいい?」
「あはっ。ご主人様の子種をお腹に仕込んで、ご主人様の子種で塗れた下着を穿いて城内を歩き回るんですかぁ? 今まで私を仕込んできた男より、ご主人様の方がよっぽどえっちで変態で、シャロはすっごく興奮しちゃいますよぉ……」
そう言って再度唇を重ねてきたシャロは、早く出してとねだるように淫らに舌を絡めてくる。
シャロの中もすっかりトロトロになってくれたようだし、そろそろ俺も可愛いシャロにいっぱい出してあげたいから、このままちゅーしながら出してあげるねー。
リーチェの股間をぐちょぐちょ掻き回しながらシャロと押し付けあうようにキスをして、これまた押し付けあうように密着して全力で子種を注ぎ込む。
完全に出来上がっているシャロは中に出された感覚でも更に気持ちよくなってしまい、出せば出すほど締め付けてくるという夢の永久機関が誕生してしまった。
妻として迎え入れてまだ2日目のシャロを無事に臨月状態にして、息も絶え絶えになったシャロと優しいキスを続けながらリーチェに根元まで突き入れる。
シャロとリーチェ、どっちか片方だけでも夢の永久機関と言っていいのに、2人揃ったら注ぐのが間に合わないほどの極上のエロ体験を齎してくれるレリックアイテムと化してしまう。
……性交の魔姫? いやむしろ性豪の巻? って喧しいっての。
下らない考えを振り払いながら、俺は時間が経つのも忘れてエルフの王女と人間族の王女というエロ神器を貪るように堪能するのだった。
限界まで注ぎ込んだ後も、暫くキスをしながらリーチェの中を掻き回す。
俺の子種でいっぱいになったリーチェの中、キスするたびにきゅうきゅう締まって気持ちよすぎるよぉ。
掻き回したおかげで少し零してしまった子種を改めてリーチェの中に注ぎこんで、俺を引きとめようと全力で締め付けてくるリーチェの感触を楽しみながら自身を引き抜き、リーチェとキスをしたままでシャロの中に身を沈めていく。
「しっ、信じられない量を出したばかりなのに、かか、硬すぎますよご主人様ぁ……!」
待っていましたと言わんばかりに強烈に締め付けてくるシャロの感触を楽しみながら、リーチェの甘い唾液を舌ごと吸い上げる。
痺れるほどに甘いリーチェのキスと、蕩けそうなくらいに気持ちいいシャロの感触。
ついつい両方味わいたくて、無言で暫くシャロを突き続けてしまった。
最後にお互いの口内に自分の唾液を塗りたくってからリーチェとのキスを終了し、そのままシャロと唇を重ねて舌を絡ませる。
キスを始めた瞬間更に強まる締め付けを堪能する前にシャロとの会話を楽しむ為、1度口をおっぱいに移動させて2人の乳首を舐め回す。
「さ、次はシャロのことを聞かせてくれる? お話の間は可愛いシャロのピンクの乳首を、いーっぱい可愛がってあげるからねー」
「お待ちしておりましたっ。数多の男からご主人様が勝ち取ったシャロのおっぱい、ご自由にお楽しみくださいね」
俺がおっぱいに移動すると、リーチェもシャロも自分の乳房を寄せ上げて、硬く張り詰めたピンクの先端を自ら差し出してくるのが最高に興奮する。
気品に溢れた王女様2人に差し出された乳首に音を立てて下品にしゃぶりつきながら、おっぱいを吸い始めてから明らかに強まったシャロの感触を堪能する。
「シャロは王女様だから一般の女性とは少し環境が異なると思うけど、なにかやってみたいこととかあったかな? もしくは好きでやってたこととか」
「そうですねぇ……。我ながら幼い頃は感情の起伏が少ない大人しい子供だったと思います。あまり何事にも熱中出来なかったと言うか。そんな私が寝室に篭り始めたのだから、そりゃあ色に狂ったと言われるのも無理ありませんよね」
「俺のシャロを狂わせた奴らに怒ればいいのか、俺にシャロを出会わせてくれた事に感謝すればいいのか分からないなぁ。野郎共には怒りをぶつけて、感謝はぜーんぶ俺の可愛いシャロに向ければいっかぁ」
1度顔を上げてちゅっちゅっとシャロとリーチェにキスをして、用事が済んだらおっぱいに帰還する。
可愛いシャロのこのおっぱいを俺以外の男がしゃぶった事実に憤りを感じずには居られないけど、多分そんなこと気にするのは男の方だけなんだろうな。
もう過ぎ去った過去の事実に憤るより、今俺の腕に抱かれているシャロを素直に愛せばそれでいいんだ。
「スレッドドレッドたちには結構思い入れが強そうに見えたけど、あいつらを飼育するきっかけってなんだったの? 色に狂ってるなんて評判の王女に任せるにしては、結構危険な仕事に思えるんだけど」
「それはご主人様が非常時にいらしたからですよ。本来のあの子たちは本当に手がかからなくて大人しいんです。なので彼らのお世話は、むしろ女性王族に優先して回される仕事だったんですよ」
蜘蛛のような外見に嫌悪感を抱かなければ、決まった時間に決まった量の餌を提供するだけの非常に簡単な仕事だったそうだ。
と言っても野生動物に対する忌避感の根強いこの世界では、やっぱり汚れ仕事として押し付けられる仕事だったそうだけど。
「んー。確かにアレだけやりあった挙句にオーバーウェルミングを重ねがけしたのに、餌を持って来たら何事も無かったように大人しく木を齧ってたねぇ」
「ふふっ。可愛いですよねあの子たち。凄く警戒心が強くてなかなか近くまで寄れないんですけど、あの時はご主人様のおかげで普段よりずっと近くまで寄れちゃいましたっ」
「俺の故郷じゃ蜘蛛は嫌いな人が多かったけど、魔物が跋扈するこの世界じゃあ蜘蛛なんか可愛いほうかぁ」
自己犠牲の精神に溢れるシャロのことだから、外見への拘りはあまりないのかもしれない。
いや、奴隷の男への不快感を口にしていたり、馬鹿殿下の容姿は褒めていた事があったっけ。
それじゃシャロは純粋にあの巨大蜘蛛を可愛いと認識してるってことなのかぁ。
……俺はヴェノムデバイスを見ちゃったからなぁ。可愛いのハードルはかなり下がってしまったよ……。
「ぶっちゃけ人間よりも頭が良さそうなあいつらに餌の運搬を手伝ってもらいたいところだけど……。アイツらって動くのは速かったけど力はあまり無さそうだったね?」
「ああ、アンクを引き摺ってきた時に大変そうにしてましたね。複数体いれば成人男性を引っ張れるんですから非力だとも言えませんが、聖域の樹海の倒木を引っ張るのは流石に無理でしょう。と言うかあの子たちじゃなくても無理だと思います」
「まぁね~……。イントルーダーたちですら解体しなきゃ運べないし、その解体にすら苦労してるもんなぁ」
まぁ意思無きロボットみたいな存在の造魔イントルーダーに同情しても仕方ない。
魂が入ってないことはノーリッテが証明済みなんだから、彼らのことは道具と割り切って活用していく所存です?
「それじゃ次は、シャロが手掛けていたっていう商売のことを聞いてもいいかな?」
「よくぞ聞いてくれましたっ。ご満足行くまで説明して差し上げますねっ」
声を弾ませたシャロが、俺を思い切り締め上げながら嬉しそうに説明してくれる。
シャロが手掛けている商売とは主に寝具や下着、要するにエロいことに使用する際の衣料品を手掛けているそうだ。
商売を始めたきっかけはスレッドドレッドの飼育を押し付けられたことらしい。
「前任者はあの子たちの糸に魅力を感じていなくて、あの子たちから納められた糸が大量に城に放置されていたんですよ。ドレス作りなどに求められた時にだけ応じて、余剰分は全部倉庫の肥やしだったんです。信じられませんっ」
根が真面目なシャロはスレッドドレッドの糸に実際に触れてみて、そのあまりの手触りの良さに感動し、このまま倉庫に眠らせたままだなんてとんでもないと、何とか活用する方法を模索したそうだ。
その時既にシャロは馬鹿殿下に弄ばれていて、寝具の肌触りの悪さに気付いてしまっていたらしい。
幼いシャロがあまり変に儲けてしまったりすると、馬鹿殿下を始めとする他の王族に目を付けられかねない。
けれどスレッドドレッドの糸は扱いが難しく、一般に流通させることが出来なかった為、あまり儲けを見込めなかったこと。
そして色事に狂ったことになっているシャロが寝具や下着に拘るのは不自然には思われなかったという事で、誰の邪魔が入ることもなく細々とスレッドドレッド製の衣料品を販売し続けていたらしい。
「なんと言っても下手な装備品よりも高価な服ですからね。貴族や一部の豪商くらいにしか売れなかったんですよ。それに耐久性には優れていても火には非常に弱くって、うっかり穴でも開けようものなら金貨数枚の価値が銅貨単位まで落ちちゃいますからねぇ」
「えぇ……? 火に弱いのはアンクを救助した時に見てるけど、あの強度の服が銅貨単位まで評価を落すとかちょっと信じられないなぁ……」
「貴族や豪商にしか需要が無いと言ったでしょう? 彼らは完璧な物にしか価値を見出しませんからね。それにスレッドドレッドの糸は一般には流通しておりませんので、修理するのも容易ではありませんから」
逆にそうやって貴族が興味を無くしたワケ有りのスレッドドレッド商品は、銅貨単位の値段となって一般層に流通するそうだ。
装備品は重ね着出来ないけれど、装備品の下に野生動物由来の衣装を着込むことは可能で、神鉄のロングソードすら弾いてみせたスレッドドレッド製の衣装は、主に魔物狩りが鎧下として愛用しているケースが多いそうだ。
「あっ! そう言えば今年に入ってから、マグエルの衣料品店からスレッドドレッドの糸の大量注文があったんですよっ。あれってご主人様のおかげでマグエルの景気が良くなったからだと思ってたんですけど、ご主人様が服を作らせたからだったんですねっ!?」
「みたいだねー。デザイン料として王金貨50枚ほど払っちゃったから、最高級品を目指したのかもしれないなぁ」
「王金貨50枚って! そんなに気軽に5000万リーフも支払わないでくださいよっ! 道理で過剰在庫が殆ど捌けちゃったわけですよっ!」
おっぱいをしゃぶっている俺の顔を持ち上げて、思い切り唇を重ねてくるシャロ。
シャロの中もどんどん熱く狭くなってきたなぁ。気持ちよすぎるぅ。
「シャロが言った通り、マグエルの景気が一気に上向いたからね。一般の人たちもスレッドドレッドの衣装に手を出せるようになると思うんだよ。だからそれに備えていっぱい作っておいてねって?」
「あ~んもうっ! お会いする前からシャロの大切な物を大事にしてくださっていたなんて、ご主人様好き好きっ! 大好きすぎますーっ!」
上半身ではちゅっちゅっと何度も可愛いキスを繰り返しているのに、下半身は凶悪すぎるほどの締め付けを発揮するシャロ。
やっぱりシャロが気持ちよくなるのって、自分が大切にしているものを大切に扱われたと感じた時なんだなぁ。
「あとは火に弱い点すら何とか出来ればいいなぁって思うんだよねー。スポットの入り口付近でも火を放つ魔物は出るし、火に弱いと調理の際にも扱いにくいからね」
「えっ!? えっ!? そそそそんなことできるんですかっ!? スレッドドレッド製品が火にも強くなったら、もうありとあらゆる場面で活用できちゃうじゃないですかっ!」
「ぐぉぉ……! 身体操作性補正は少ないはずなのに、なんだこの気落ちよさはぁ……!?」
シャロの興奮に比例するように、俺に絡みつき締め上げてくるシャロの体。
まるで俺を咥えてしゃぶり慣れてるリーチェやティムルの舌が俺自身を包み込んでいるようで、ヌルヌルグチョグチョの感触が奥へ奥へと誘い込んでくるんだけど……!?
「俺のいたところでは複合繊維っていう概念があってね。複数種類の糸を撚り合わせて両方の材料に特性を持つ服を作ったりしてたんだよ」
「ふ、複数の糸を撚り合わせる……!? そ、そんなことが可能なのでしょうか……!?」
「他には……。例えば直接体に触れる部分にはスレッドドレッドの糸を使用して、外側には火に強い素材を貼り付けてしまうとか? あまり詳しくないから大したとは言えないけど、服飾に携わってきた職人さんやシャロなら、研究次第で色々なことが出来るようになると思うよ」
正直言ってスレッドドレッドの糸、性能の割に評価と価値が低すぎるんだよ。
職業補正が適用されないって一点だけが重要視されすぎてる感じがしてしまう。
「スレッドドレッドの下着は肌触りも通気性もいいし、我が家の家族も愛用してるから、もっともっと多くの人に広めたいんだよ。さっき脱がした2人の下着だってスレッドドレッド製だし?」
「……肌触りが良すぎて、スレッドドレッド製の下着に変えてから、ダンは穿いたままズラして挿れてくる事が増えたのが悩みなんだよねぇ」
今まで黙って俺に股間をクチュクチュされていたリーチェが、唐突に会話に参加して俺に不平を漏らしてくる。
スレッドドレッド製の下着は肌触りが良すぎて擦れても痛くないし、あんな乱暴な扱いをしてもビクともしない強度だから着衣えっちが捗るんだよねぇっ。
「アレをされちゃうと下着がぐっちょぐちょになってさぁ。穿き直すとうわぁ……ってなるんだよねー」
「そ、そこは素直に新しい物を用意すればいいのではないですか……? 外で押し倒されてしまっては難しいかもしれませんが……」
「でも下着にもダンの子種がくっついてると思うと、新しい下着に交換するのが勿体無くてさぁ。最近なんかみんながそのまま穿き直すから、ダンは態々下着の内側で自分を拭いたりしてくるし」
「うわっ……。それは変態ですねご主人様……。早速次回はシャロにもしていただけます?」
「ドン引きしたと思ったらまさかのおねだりだった!?」
王国中の男と肌を重ねたシャロにドン引きされた事に驚愕していると、畳み掛けるように自分もしたいとおねだりしてくるシャロ。
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「今日は脱がせちゃった後だから……。終わったら俺の子種を溢すシャロに無理矢理下着を穿かせてあげるね。それでいい?」
「あはっ。ご主人様の子種をお腹に仕込んで、ご主人様の子種で塗れた下着を穿いて城内を歩き回るんですかぁ? 今まで私を仕込んできた男より、ご主人様の方がよっぽどえっちで変態で、シャロはすっごく興奮しちゃいますよぉ……」
そう言って再度唇を重ねてきたシャロは、早く出してとねだるように淫らに舌を絡めてくる。
シャロの中もすっかりトロトロになってくれたようだし、そろそろ俺も可愛いシャロにいっぱい出してあげたいから、このままちゅーしながら出してあげるねー。
リーチェの股間をぐちょぐちょ掻き回しながらシャロと押し付けあうようにキスをして、これまた押し付けあうように密着して全力で子種を注ぎ込む。
完全に出来上がっているシャロは中に出された感覚でも更に気持ちよくなってしまい、出せば出すほど締め付けてくるという夢の永久機関が誕生してしまった。
妻として迎え入れてまだ2日目のシャロを無事に臨月状態にして、息も絶え絶えになったシャロと優しいキスを続けながらリーチェに根元まで突き入れる。
シャロとリーチェ、どっちか片方だけでも夢の永久機関と言っていいのに、2人揃ったら注ぐのが間に合わないほどの極上のエロ体験を齎してくれるレリックアイテムと化してしまう。
……性交の魔姫? いやむしろ性豪の巻? って喧しいっての。
下らない考えを振り払いながら、俺は時間が経つのも忘れてエルフの王女と人間族の王女というエロ神器を貪るように堪能するのだった。
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30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
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