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8章 新たな王と新たな時代1 色狂いの聖女
576 本音 (改)
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下らない話を終えて馬鹿殿下の部屋を出た俺は、真っ直ぐに愛しのシャロを迎えにいくことにした。
案内無しで王城の中を移動するのは難しいけれど、シャロの部屋には昨晩お邪魔したばかり。
しかも婚姻契約を結んだおかげで常にシャロの存在も感じられるから、なんとか迷わずに到着することが出来た。
昨日見たばかりの妻の私室のドアを、コンコンとノックする。
「お待たせシャロー。入っていいー?」
「あっ、お待ちしておりました。どうぞお入りくださいませ」
シャロの許可を得て入室すると、中にはシャロと愛妾15名が、それぞれパンパンに膨らんだカバンを用意して待ってくれていた。
でもカバンの中に荷物が入っている割には、部屋の中は片付けたような印象は無いな?
どうやら部屋のインテリア等はそのままで、各々の着替えや業務に必要な道具や資料を中心に持ち出すつもりのようだ。
「この人たちはシャロの愛妾の人たちだよね? 他の奴隷はどうしたの?」
「流石に私の私室に入れるのはこの子たちだけですからね。私の所有する他の奴隷たちは城の正門前で待ってもらう事にしました。先ほどまで始まりの黒に潜っていた者もおりますし」
言いながら俺の手を引いて、真っ直ぐにベッドに向かうシャロ。
服を着たままベッドに背を向け、俺に抱き付いてそのままベッドにダイブする。
セルフ押し倒されとは、シャロは器用な事をするなぁ。
「えーと、この状況でこの行動は、この人たちに見られながら可愛がってあげるってことでいいのかな?」
「はい。皆と相談したのですが、ご主人様と私の子作りを最後に見ておきたいと言われましてっ」
え~? 愛する女性が他の男と肌を重ねるところを見たいと、自分たちから進言してきたってことぉ?
少し怪訝な顔で愛妾たちに目を向けると、その視線に気付いたアンクが1歩前に出て口を開いた。
「僕たちに見られながらでは気分も乗りにくいかと思いますが……。是非シャーロット様の幸せな姿をこの目で確認させていただきたくて」
「いや、俺の気分よりもシャロとアンタらの気分の方が心配だよ。辛かったりしないの?」
「正直に言えば辛い……いえ、悔しいですね。心から敬愛するシャーロット様を、自分の手で幸せにして差し上げることが出来ないのですから」
アンクの言葉に同意するように、少し寂しげに、少し悔しげに笑みを浮かべる愛妾たち。
彼らとシャロの紡いだ想いは間違いなく本物だった。
けれど奴隷と主人である関係上、彼らはどうやってもシャロから与えられる事しか出来なかったのだ。
愛する女性がボロボロになっているのに気付いて、けれどそれでも決して自分たちに愛を注ぐ事をやめてくれない事に、この人たちが1番憤っていたのかもしれない。
このままではいつかシャロが擦り切れて居なくなってしまう。
けれど奴隷の自分には決して彼女を救うことは出来ない。
それでも一縷の希望を託してシャロに新しい愛妾の所有を進言し、その度にただ愛を注いで磨り減っていくだけのシャロ。
愛する女性が傷ついているのに、その女性が目の前で身を削る事を見ている事しか出来ないなんて、それはそれで地獄のような日々だったに違いない。
「まっ、シャロを丸ごと引き受けるんだ。アンタらも無理矢理にでも幸せになってもらうからな?」
「無理矢理にでも……と、言いますと?」
「俺のシャロと肌を重ね続けたアンタらに、幸せな人生を送れなかったなんて思わせるわけにはいかないよ。俺のシャロと肌を重ね続けた代金だと思って、シャロ以外の幸せの道を見つけてもらうからな? アンタらの意思とは関係なく、絶対に」
本当なら妻と肌を重ねた野郎の面倒なんか見たくないけど、ボロボロになったシャロの心をギリギリで支えてくれた礼だ。
具体的な方法はこれから考えるけど、アンタらにだって絶対に幸せになってもらう。シャロの幸せのためにな。
「ふふ。仕合わせの暴君とはよく言ったものですね? 本人の意思すら無視して幸せにしてしまうだなんて」
「この人たちもシャロの一部だと思ってるからね。この人たちを蔑ろにするのは俺の可愛いシャロを蔑ろにするのと同じだと思うから。シャロの次の次くらいには大切にしてやるさ」
「あははっ。ご主人様に順番なんて関係あるんです? どうせ誰も彼も、丸ごと幸せにしてしまわれるくせにっ」
くすくすと笑いながら、俺の顔を抱き寄せ唇を重ねてくるシャロ。
両手両足でぴったりと抱き付いてくるシャロに応じて、空いた両手で可愛いシャロの頭とお尻をなでなでしながら明るい雰囲気のイチャイチャキスを数分間楽しんだ。
「さぁご主人様っ。みんなの前でシャロの中を幸せいっぱいに満たしてくださいませっ」
「あ、ごめんシャロ。その前に少し確認していい? 始めちゃうとずっとキスするから、会話出来なくなっちゃうでしょ?」
「んもうっ、ご主人様ったらいっつも寸止めされるんですからっ。ではいつものように、シャロの乳首をしゃぶりながらでお願いしますねっ」
不満げに頬を膨らませながらもドレスをはだけ、零れた乳房を自らの両手で寄せ上げ俺に差し出してくるシャロ。
これ、何度やられても死ぬほど興奮するんだよなぁ。
シャロが寄せてくれた硬くてピンクの乳首をあむっと咥えて吸い始めると、シャロはよろしいっ、と言わんばかりに頷いてみせた。
その様子を見て、壁際に立っている男たちが数名目に涙を浮かべている。
愛する女性を取られて泣いているのかと思えば、おめでとうございますおめでとうございますと小声で連呼しているものだから、逆に気まずくて仕方ないんだよ?
「それでご主人様。確認というのはなんでしょう? あっ、シャロはもうお腹ペコペコですので、出来れば先に挿れていただきたいんですけど」
「そう? じゃあキスはお預けだけど、先にお邪魔するねー」
「あっ、はぁ……。ご主人様のが入ってくるぅ……!」
流石に妻となったシャロの裸体を他の男にあまり晒したくないので、スカートの中で下着をズラして挿入し、ゆっくりと奥へと進んでいく。
おっぱいもあまり俺以外の男に見せたくないので、はむはむと口いっぱいに頬張って乳首部分は口の中に収納した。
「もう抜いちゃダメですよぉご主人様ぁ……? シャロの体、もうご主人様のが入ってなくっちゃ生きていけなくされちゃいましたからぁ……」
「相変わらず乳首をしゃぶる度にきゅうきゅう締め付けてきて、シャロは最高に可愛いね」
シャロの乳首をちゅうちゅうちゅぱちゅぱと音を立てて吸い上げるたびにシャロの中がキューっと締めつけてくるから本当に堪らない。
だって今、シャロのおねだりで常におっぱいしゃぶってるんだもん。
すなわちシャロの中も常時締め上げてきてる状態なんだよねー。シャロ大好きぃ。
でも早くシャロとの楽しいキスも始めたいから、さっさと話を済ませちゃうんだよー。
「それで犯罪奴隷の扱いなんだけど、出来ればスレッドドレッドの飼育を専門に扱わせたいんだよ。それに伴って飼育小屋だっけ? あの家をそのまま住居に出来ればなって思ってるんだけど」
「確かに普通の街で犯罪奴隷が暮らすのは難しいかもしれませんけど、流石に過剰人員ですよ? スレッドドレッドの飼育場には警備も含めて5名もいれば充分で、シャロの所有する犯罪奴隷は60名を超えますから」
「結構な人数だね……。スレッドドレッドの飼育を交替で担当するにしても過剰すぎるか……」
余裕を持って3交替としても15名か。話にならないな。
ならクリミナルワークスと共に、グルトヴェーダへの輸送を担当してもらうか?
でもシャロの所有してる奴隷ってクリミナルワークスと違って、ガチ犯罪者も含まれてるよなぁ。
いくら奴隷契約による制約があるとは言え、そんな奴らを一般人と一緒に生活させていいものだろうか?
「ご主人様。血の気の多い者たちはやはりアウターに潜らせるべきだと思いますよ? 彼らは暴力性を魔物に向けて発散させてあげれば、意外と言う事を聞いてくれますから」
「やっぱりシャロは頭がいいよね。俺が何も言わなくても、俺の頭の中を読みきっちゃうんだもん」
「シャロの頭の中はご主人様のことでいっぱいですから。今ご主人様はなにをお考えなのでしょうといつも考えているだけですよっ」
可愛いシャロの美味しいおっぱいをちゅぱちゅぱしながら、シャロの所有する奴隷の処遇を話し合う。
基本的に全奴隷の職業浸透は今以上に進めるとして、借金奴隷と重犯罪を犯した犯罪奴隷とは扱いを分ける事にする。
重犯罪を犯した者たちはパールソバータとエルドパスタムに半数ずつ派遣して、奈落と終焉の箱庭で非戦闘員向けの職業浸透護衛業務に従事させる事になった。
犯罪者の多くは生活が困窮したことで止むを得なく犯罪に手を染めた者が多く、根っからの犯罪者ってのはそうそう多くはないらしい。
なので重犯罪を犯すような暴力性を発散させるために魔物狩りをさせ、その暴力性が人々に向けられないように配慮する。
更には念のために全犯罪奴隷に俺の従属魔法を上書きし、従属魔法の拘束力を1段階強化することになった。
「あとは生活の保障と最低限の娯楽を用意してあげれば、むしろ気楽な生活だと思いますよ。問題になるのは性欲の処理、くらいでしょうか」
「ガチの犯罪奴隷に女の世話までしてやるのはちょっと気が引けるけど、周囲の安全のためならせざるを得ないか。えっち大好きで孕む心配も無いエルフの女性に相手を頼めないもんかねぇ? 犯罪者の相手なんて流石に断られるかなぁ」
子供が作れず性に開放的なエルフの女性が相手してくれたら、こんなに楽なこともないんだけどなぁ。
ま、それはおいおい考えていこう。
今の俺に大事なのは、目の前のシャロと思いっきりイチャイチャラブラブを楽しむことなんだよーっ。
「……それでご主人様。あの馬鹿とはどのような話をされたのですか?」
奴隷の相談はコレで終わりかなと、おっぱいをしゃぶるのをやめてキスを開始しようとすると、その前にシャロから逆に問いかけられてしまう。
この話題を切り出すタイミングの図り方が完璧すぎて驚くよ。
「あの馬鹿がなにを言ったとしても、シャロはご主人様の事をお慕いしておりますから。もしも気分を害されたとしても……」
「ふふ、シャロの想いは疑ってないよ。もしシャロが俺を嫌いになったとしても、俺はシャロが大好きだからねーっ」
シャロが過去に弄ばれてしまった事は事実だけど、それに関してシャロ本人が負い目を感じる必要なんてどこにも無いんだよ?
心配しないでと言う気持ちを込めて舌で乳首をよしよしなでなでしてあげる。
この会話はもうちょっと続きそうなので、これ幸いとばかりにシャロのおっぱいしゃぶりを再開する。ちゅうちゅう。美味しい。
「別に大した話じゃなかったよ。今までシャロが言えなかった事を、シャロの代わりに言ってきただけ」
「ふふ。そうでしたか。それであの馬鹿、何か言っておりました?」
「なーんにも? そんなはずはそんなはずはーってブツブツ言いながら崩れ落ちちゃったから、放置して大好きなシャロに会いに来ちゃったんだー」
「……あの馬鹿も、よりにもよってご主人様に楯突かなくても良かったでしょうに。私に直接話をしに来ていれば、そこまで追い込まれずに済んだでしょうにねぇ?」
相変わらず自分からおっぱいを寄せてあげてくれるシャロは、心底呆れたように長い長い息を吐いた。
自分の6年間と、女性としての尊厳を根こそぎ奪った相手に、シャロが最後に見せた感情は呆れかぁ。
本当にシャロって、あの馬鹿殿下の事なんか全く眼中に無かったんだなぁ。
「……ご主人様。これから少しご主人様のご気分を害してしまう事を言っても宜しいでしょうか?」
「勿論だよ。俺の気分なんていくら害しちゃってくれても、俺がシャロを大好きなことは変わらないから気にしないでいいよ」
「あはっ。そうでしたね。ご主人様って、私の言う事なんて全然聞いてくださらない方でしたっ」
一瞬だけ辛そうに俯いたシャロだったけど、全てを無視して自分のおっぱいをちゅぱちゅぱしている男に気を使うのは馬鹿馬鹿しいとでも言いたげに、呆れたように微笑んで肩の力を抜いてくれた。
抜いたのは肩の力だけで、えっちなおっぱいの先端は硬いままなのが素晴らしいですね。ちゅうちゅう。
「……遠い日の私は、あの馬鹿に憧れていた時もあったんだと思います。あれで顔は整っていて頭の回転も早く、そして女性の扱いにも長けていましたから。周囲の男性の中で1番魅力的に感じていた時が、確かにあったんです」
「……だから、気付いちゃったんだね」
シャロの言葉を先読みし、シャロの話の結論を俺の方から切り出してあげる。
誰よりも強い女性であるシャロが言い出しにくそうにしている話題なんて、さっさと終わらせるに越した事はないからな。
驚いたように大きく目を見開いて、自分の乳首を執拗にしゃぶる俺を見詰めてくるシャロ。
「……ご主人様こそ、どうして私の考えている事が分かるんですか?」
「さっきシャロが言った通りだよ。大好きなシャロのことばかり考えているだけ。大好きなシャロが歩んできた人生全部を受け取ったつもりで考えてるだけだよ」
「……完璧すぎる返しですね。そう、当時の私もまた、大好きなバルバロイ兄様のことばかり考えて。そして兄様の考え方を知って、兄様ならきっとこうしただろうって……」
仮面を脱ぎ捨てたあとも最後までひた隠しにしてきた、恐らく1番隠したかったであろう想いを吐露するシャロ。
シャロの悲劇の最後のひと欠片。
それは自分が密かに思いを寄せていた相手に陥れ、辱められてしまったという事だ。
密かに憧れていた兄に陥れられたからこそ、シャロはここまで心を削ってしまったんだ。
大好きな兄が相手だったからこそ、6年間も従順に従い続けて弄ばれていたんだ。
だけど好きな相手だったからこそ、6年間も自分の肉体に溺れながらも傷ついたその心には決して気付いてくれなかった事に絶望し、そして見限ってしまったのだろう。
「ほんっと馬鹿だよねあの馬鹿殿下は。1番愛する女性を自分の手で滅茶苦茶にしておきながら、それでも最後までシャロは自分の事を大好きだと信じて疑っていなかったんだから」
「……自分の身内がここまで馬鹿だと流石に頭が痛いですね。……でもご主人様。ご主人様が居なかったらきっと、シャロは自分の気持ちを自覚することは最期まで出来なかったと思うんです」
おっぱいを寄せあげるのを止めて、開いた両手を俺の首の後ろに回すシャロ。
そんな彼女に応えて顔を上げ、鼻先が触れ合う距離で彼女の言葉の続きを待つ。
「……私、やっとスランたちが言っていた事が分かりました。私は彼らを確かに愛し、彼らも確かに私を愛してくれました。私たちは確かに愛し合っていたんです。でも、それでも私は満たされていなかった……」
シャロの言葉に壁際の男たちが崩れ落ち、泣きながら笑顔を浮かべている。
本気で愛し合った彼らには分かるのだ。
今シャロが発している言葉は、シャロ自身が気付いていなかった彼女の心からの本音であると。
「私、ずっと愛して欲しかったんです。そして愛してあげたかったんです。でも私って我が侭で欲張りだから、私が愛さなくても愛して欲しかったんです。私が何かを差し出さなくても、そんなの関係無く抱きしめて欲しかったんです……」
「……結局、シャロは頭が良すぎたんだと思う」
シャロの告白の言葉に応えるように、彼女の柔らかい身体を静かに抱き締める。
無償の愛が尊いものである事を知っていたシャロは見返りを求めず献身を続けながらも、自分にも無償の愛を注がれる事に強い憧れを抱いていたのだろう。
「奴隷や馬鹿な兄に女性としての自分の魅力を嫌というほど思い知らされてしまったから……。自分を愛してくれる男娼たちのことも、魅力的な自分が愛せば愛を返してくれるのは当たり前だと、どこか信じきれなかったんだよね」
「……ご主人様は凄いです。私の気持ちを私より正確に口にしちゃうんですから。私は自分の気持ち、ずっと分からなくなってたのに……」
「だからシャロの体を求めずに、けれどシャロが大切にしていたアンクやスレッドドレッドを守って、それでも体を求めなかった俺なんかに、シャロは心が守られた気がしてしまったんだ……」
「残念っ。最後だけ大ハズレです、ご主人様っ」
楽しくて仕方がないように、とびっきりの笑顔で俺の言葉を最後だけ否定するシャロ。
……夜通しおっぱいを吸っておきながら身体を求めなかったなんて、そんなものは認められないとか?
「気がしてしまった、じゃありません。ご主人様はシャロの心を守ってくださったんです……」
俺の頭を抱き寄せて、その表情を俺に見せないようにしながら耳元で囁かれるシャロの声。
最後の最後の本音の部分、自分の本質の部分は俺にすら見せずに自分でしっかり握っておきたいってことかな?
誰よりも強くて愛に溢れた彼女らしい、とってもささやかな我が侭だね。
「色女の私を求めず、なのに私の大切なものを全て命がけで守ってくださるご主人様の姿……。あまりにも素敵過ぎて、今思い出しても疼いちゃいますっ」
その言葉通りに、思い切り俺を求めてくるシャロの体。
お互い身動きなんか1つも取っていないのに、シャロの体は最高の状態まで熱くなっているようだった。
「さぁご主人様っ。えっちなシャロにたーっくさん子種を注いでくださいませっ」
抱き寄せていた俺の頭を1度解放し、俺の目を真っ直ぐに見ながら種付けを懇願してくるいつものシャロ。
人生の半分を色女として過ごしてきたシャロは、本当にえっちも大好きになっちゃったんだね。
……でも好きな人と沢山愛し合いたいなんて、そんなのはありふれたごく当たり前の想いに違いない。
「シャロはもうご主人様に満たされていなくては生きていけません。責任を持って、毎日毎日沢山注いで、生涯孕ませ続けてくださいねっ?」
言っている事は卑猥なのに、楽しげに声を弾ませるシャロのおかげで、何故か全然卑猥には感じなかった。
楽しげなシャロと肌を重ねられることが、ただ嬉しくて幸せで。
壁際で泣いている男たちの存在なんかすっかり忘れてシャロとの夢の様なひと時を楽しみ、そしていつも通り限界まで注ぎ込んであげたのだった。
案内無しで王城の中を移動するのは難しいけれど、シャロの部屋には昨晩お邪魔したばかり。
しかも婚姻契約を結んだおかげで常にシャロの存在も感じられるから、なんとか迷わずに到着することが出来た。
昨日見たばかりの妻の私室のドアを、コンコンとノックする。
「お待たせシャロー。入っていいー?」
「あっ、お待ちしておりました。どうぞお入りくださいませ」
シャロの許可を得て入室すると、中にはシャロと愛妾15名が、それぞれパンパンに膨らんだカバンを用意して待ってくれていた。
でもカバンの中に荷物が入っている割には、部屋の中は片付けたような印象は無いな?
どうやら部屋のインテリア等はそのままで、各々の着替えや業務に必要な道具や資料を中心に持ち出すつもりのようだ。
「この人たちはシャロの愛妾の人たちだよね? 他の奴隷はどうしたの?」
「流石に私の私室に入れるのはこの子たちだけですからね。私の所有する他の奴隷たちは城の正門前で待ってもらう事にしました。先ほどまで始まりの黒に潜っていた者もおりますし」
言いながら俺の手を引いて、真っ直ぐにベッドに向かうシャロ。
服を着たままベッドに背を向け、俺に抱き付いてそのままベッドにダイブする。
セルフ押し倒されとは、シャロは器用な事をするなぁ。
「えーと、この状況でこの行動は、この人たちに見られながら可愛がってあげるってことでいいのかな?」
「はい。皆と相談したのですが、ご主人様と私の子作りを最後に見ておきたいと言われましてっ」
え~? 愛する女性が他の男と肌を重ねるところを見たいと、自分たちから進言してきたってことぉ?
少し怪訝な顔で愛妾たちに目を向けると、その視線に気付いたアンクが1歩前に出て口を開いた。
「僕たちに見られながらでは気分も乗りにくいかと思いますが……。是非シャーロット様の幸せな姿をこの目で確認させていただきたくて」
「いや、俺の気分よりもシャロとアンタらの気分の方が心配だよ。辛かったりしないの?」
「正直に言えば辛い……いえ、悔しいですね。心から敬愛するシャーロット様を、自分の手で幸せにして差し上げることが出来ないのですから」
アンクの言葉に同意するように、少し寂しげに、少し悔しげに笑みを浮かべる愛妾たち。
彼らとシャロの紡いだ想いは間違いなく本物だった。
けれど奴隷と主人である関係上、彼らはどうやってもシャロから与えられる事しか出来なかったのだ。
愛する女性がボロボロになっているのに気付いて、けれどそれでも決して自分たちに愛を注ぐ事をやめてくれない事に、この人たちが1番憤っていたのかもしれない。
このままではいつかシャロが擦り切れて居なくなってしまう。
けれど奴隷の自分には決して彼女を救うことは出来ない。
それでも一縷の希望を託してシャロに新しい愛妾の所有を進言し、その度にただ愛を注いで磨り減っていくだけのシャロ。
愛する女性が傷ついているのに、その女性が目の前で身を削る事を見ている事しか出来ないなんて、それはそれで地獄のような日々だったに違いない。
「まっ、シャロを丸ごと引き受けるんだ。アンタらも無理矢理にでも幸せになってもらうからな?」
「無理矢理にでも……と、言いますと?」
「俺のシャロと肌を重ね続けたアンタらに、幸せな人生を送れなかったなんて思わせるわけにはいかないよ。俺のシャロと肌を重ね続けた代金だと思って、シャロ以外の幸せの道を見つけてもらうからな? アンタらの意思とは関係なく、絶対に」
本当なら妻と肌を重ねた野郎の面倒なんか見たくないけど、ボロボロになったシャロの心をギリギリで支えてくれた礼だ。
具体的な方法はこれから考えるけど、アンタらにだって絶対に幸せになってもらう。シャロの幸せのためにな。
「ふふ。仕合わせの暴君とはよく言ったものですね? 本人の意思すら無視して幸せにしてしまうだなんて」
「この人たちもシャロの一部だと思ってるからね。この人たちを蔑ろにするのは俺の可愛いシャロを蔑ろにするのと同じだと思うから。シャロの次の次くらいには大切にしてやるさ」
「あははっ。ご主人様に順番なんて関係あるんです? どうせ誰も彼も、丸ごと幸せにしてしまわれるくせにっ」
くすくすと笑いながら、俺の顔を抱き寄せ唇を重ねてくるシャロ。
両手両足でぴったりと抱き付いてくるシャロに応じて、空いた両手で可愛いシャロの頭とお尻をなでなでしながら明るい雰囲気のイチャイチャキスを数分間楽しんだ。
「さぁご主人様っ。みんなの前でシャロの中を幸せいっぱいに満たしてくださいませっ」
「あ、ごめんシャロ。その前に少し確認していい? 始めちゃうとずっとキスするから、会話出来なくなっちゃうでしょ?」
「んもうっ、ご主人様ったらいっつも寸止めされるんですからっ。ではいつものように、シャロの乳首をしゃぶりながらでお願いしますねっ」
不満げに頬を膨らませながらもドレスをはだけ、零れた乳房を自らの両手で寄せ上げ俺に差し出してくるシャロ。
これ、何度やられても死ぬほど興奮するんだよなぁ。
シャロが寄せてくれた硬くてピンクの乳首をあむっと咥えて吸い始めると、シャロはよろしいっ、と言わんばかりに頷いてみせた。
その様子を見て、壁際に立っている男たちが数名目に涙を浮かべている。
愛する女性を取られて泣いているのかと思えば、おめでとうございますおめでとうございますと小声で連呼しているものだから、逆に気まずくて仕方ないんだよ?
「それでご主人様。確認というのはなんでしょう? あっ、シャロはもうお腹ペコペコですので、出来れば先に挿れていただきたいんですけど」
「そう? じゃあキスはお預けだけど、先にお邪魔するねー」
「あっ、はぁ……。ご主人様のが入ってくるぅ……!」
流石に妻となったシャロの裸体を他の男にあまり晒したくないので、スカートの中で下着をズラして挿入し、ゆっくりと奥へと進んでいく。
おっぱいもあまり俺以外の男に見せたくないので、はむはむと口いっぱいに頬張って乳首部分は口の中に収納した。
「もう抜いちゃダメですよぉご主人様ぁ……? シャロの体、もうご主人様のが入ってなくっちゃ生きていけなくされちゃいましたからぁ……」
「相変わらず乳首をしゃぶる度にきゅうきゅう締め付けてきて、シャロは最高に可愛いね」
シャロの乳首をちゅうちゅうちゅぱちゅぱと音を立てて吸い上げるたびにシャロの中がキューっと締めつけてくるから本当に堪らない。
だって今、シャロのおねだりで常におっぱいしゃぶってるんだもん。
すなわちシャロの中も常時締め上げてきてる状態なんだよねー。シャロ大好きぃ。
でも早くシャロとの楽しいキスも始めたいから、さっさと話を済ませちゃうんだよー。
「それで犯罪奴隷の扱いなんだけど、出来ればスレッドドレッドの飼育を専門に扱わせたいんだよ。それに伴って飼育小屋だっけ? あの家をそのまま住居に出来ればなって思ってるんだけど」
「確かに普通の街で犯罪奴隷が暮らすのは難しいかもしれませんけど、流石に過剰人員ですよ? スレッドドレッドの飼育場には警備も含めて5名もいれば充分で、シャロの所有する犯罪奴隷は60名を超えますから」
「結構な人数だね……。スレッドドレッドの飼育を交替で担当するにしても過剰すぎるか……」
余裕を持って3交替としても15名か。話にならないな。
ならクリミナルワークスと共に、グルトヴェーダへの輸送を担当してもらうか?
でもシャロの所有してる奴隷ってクリミナルワークスと違って、ガチ犯罪者も含まれてるよなぁ。
いくら奴隷契約による制約があるとは言え、そんな奴らを一般人と一緒に生活させていいものだろうか?
「ご主人様。血の気の多い者たちはやはりアウターに潜らせるべきだと思いますよ? 彼らは暴力性を魔物に向けて発散させてあげれば、意外と言う事を聞いてくれますから」
「やっぱりシャロは頭がいいよね。俺が何も言わなくても、俺の頭の中を読みきっちゃうんだもん」
「シャロの頭の中はご主人様のことでいっぱいですから。今ご主人様はなにをお考えなのでしょうといつも考えているだけですよっ」
可愛いシャロの美味しいおっぱいをちゅぱちゅぱしながら、シャロの所有する奴隷の処遇を話し合う。
基本的に全奴隷の職業浸透は今以上に進めるとして、借金奴隷と重犯罪を犯した犯罪奴隷とは扱いを分ける事にする。
重犯罪を犯した者たちはパールソバータとエルドパスタムに半数ずつ派遣して、奈落と終焉の箱庭で非戦闘員向けの職業浸透護衛業務に従事させる事になった。
犯罪者の多くは生活が困窮したことで止むを得なく犯罪に手を染めた者が多く、根っからの犯罪者ってのはそうそう多くはないらしい。
なので重犯罪を犯すような暴力性を発散させるために魔物狩りをさせ、その暴力性が人々に向けられないように配慮する。
更には念のために全犯罪奴隷に俺の従属魔法を上書きし、従属魔法の拘束力を1段階強化することになった。
「あとは生活の保障と最低限の娯楽を用意してあげれば、むしろ気楽な生活だと思いますよ。問題になるのは性欲の処理、くらいでしょうか」
「ガチの犯罪奴隷に女の世話までしてやるのはちょっと気が引けるけど、周囲の安全のためならせざるを得ないか。えっち大好きで孕む心配も無いエルフの女性に相手を頼めないもんかねぇ? 犯罪者の相手なんて流石に断られるかなぁ」
子供が作れず性に開放的なエルフの女性が相手してくれたら、こんなに楽なこともないんだけどなぁ。
ま、それはおいおい考えていこう。
今の俺に大事なのは、目の前のシャロと思いっきりイチャイチャラブラブを楽しむことなんだよーっ。
「……それでご主人様。あの馬鹿とはどのような話をされたのですか?」
奴隷の相談はコレで終わりかなと、おっぱいをしゃぶるのをやめてキスを開始しようとすると、その前にシャロから逆に問いかけられてしまう。
この話題を切り出すタイミングの図り方が完璧すぎて驚くよ。
「あの馬鹿がなにを言ったとしても、シャロはご主人様の事をお慕いしておりますから。もしも気分を害されたとしても……」
「ふふ、シャロの想いは疑ってないよ。もしシャロが俺を嫌いになったとしても、俺はシャロが大好きだからねーっ」
シャロが過去に弄ばれてしまった事は事実だけど、それに関してシャロ本人が負い目を感じる必要なんてどこにも無いんだよ?
心配しないでと言う気持ちを込めて舌で乳首をよしよしなでなでしてあげる。
この会話はもうちょっと続きそうなので、これ幸いとばかりにシャロのおっぱいしゃぶりを再開する。ちゅうちゅう。美味しい。
「別に大した話じゃなかったよ。今までシャロが言えなかった事を、シャロの代わりに言ってきただけ」
「ふふ。そうでしたか。それであの馬鹿、何か言っておりました?」
「なーんにも? そんなはずはそんなはずはーってブツブツ言いながら崩れ落ちちゃったから、放置して大好きなシャロに会いに来ちゃったんだー」
「……あの馬鹿も、よりにもよってご主人様に楯突かなくても良かったでしょうに。私に直接話をしに来ていれば、そこまで追い込まれずに済んだでしょうにねぇ?」
相変わらず自分からおっぱいを寄せてあげてくれるシャロは、心底呆れたように長い長い息を吐いた。
自分の6年間と、女性としての尊厳を根こそぎ奪った相手に、シャロが最後に見せた感情は呆れかぁ。
本当にシャロって、あの馬鹿殿下の事なんか全く眼中に無かったんだなぁ。
「……ご主人様。これから少しご主人様のご気分を害してしまう事を言っても宜しいでしょうか?」
「勿論だよ。俺の気分なんていくら害しちゃってくれても、俺がシャロを大好きなことは変わらないから気にしないでいいよ」
「あはっ。そうでしたね。ご主人様って、私の言う事なんて全然聞いてくださらない方でしたっ」
一瞬だけ辛そうに俯いたシャロだったけど、全てを無視して自分のおっぱいをちゅぱちゅぱしている男に気を使うのは馬鹿馬鹿しいとでも言いたげに、呆れたように微笑んで肩の力を抜いてくれた。
抜いたのは肩の力だけで、えっちなおっぱいの先端は硬いままなのが素晴らしいですね。ちゅうちゅう。
「……遠い日の私は、あの馬鹿に憧れていた時もあったんだと思います。あれで顔は整っていて頭の回転も早く、そして女性の扱いにも長けていましたから。周囲の男性の中で1番魅力的に感じていた時が、確かにあったんです」
「……だから、気付いちゃったんだね」
シャロの言葉を先読みし、シャロの話の結論を俺の方から切り出してあげる。
誰よりも強い女性であるシャロが言い出しにくそうにしている話題なんて、さっさと終わらせるに越した事はないからな。
驚いたように大きく目を見開いて、自分の乳首を執拗にしゃぶる俺を見詰めてくるシャロ。
「……ご主人様こそ、どうして私の考えている事が分かるんですか?」
「さっきシャロが言った通りだよ。大好きなシャロのことばかり考えているだけ。大好きなシャロが歩んできた人生全部を受け取ったつもりで考えてるだけだよ」
「……完璧すぎる返しですね。そう、当時の私もまた、大好きなバルバロイ兄様のことばかり考えて。そして兄様の考え方を知って、兄様ならきっとこうしただろうって……」
仮面を脱ぎ捨てたあとも最後までひた隠しにしてきた、恐らく1番隠したかったであろう想いを吐露するシャロ。
シャロの悲劇の最後のひと欠片。
それは自分が密かに思いを寄せていた相手に陥れ、辱められてしまったという事だ。
密かに憧れていた兄に陥れられたからこそ、シャロはここまで心を削ってしまったんだ。
大好きな兄が相手だったからこそ、6年間も従順に従い続けて弄ばれていたんだ。
だけど好きな相手だったからこそ、6年間も自分の肉体に溺れながらも傷ついたその心には決して気付いてくれなかった事に絶望し、そして見限ってしまったのだろう。
「ほんっと馬鹿だよねあの馬鹿殿下は。1番愛する女性を自分の手で滅茶苦茶にしておきながら、それでも最後までシャロは自分の事を大好きだと信じて疑っていなかったんだから」
「……自分の身内がここまで馬鹿だと流石に頭が痛いですね。……でもご主人様。ご主人様が居なかったらきっと、シャロは自分の気持ちを自覚することは最期まで出来なかったと思うんです」
おっぱいを寄せあげるのを止めて、開いた両手を俺の首の後ろに回すシャロ。
そんな彼女に応えて顔を上げ、鼻先が触れ合う距離で彼女の言葉の続きを待つ。
「……私、やっとスランたちが言っていた事が分かりました。私は彼らを確かに愛し、彼らも確かに私を愛してくれました。私たちは確かに愛し合っていたんです。でも、それでも私は満たされていなかった……」
シャロの言葉に壁際の男たちが崩れ落ち、泣きながら笑顔を浮かべている。
本気で愛し合った彼らには分かるのだ。
今シャロが発している言葉は、シャロ自身が気付いていなかった彼女の心からの本音であると。
「私、ずっと愛して欲しかったんです。そして愛してあげたかったんです。でも私って我が侭で欲張りだから、私が愛さなくても愛して欲しかったんです。私が何かを差し出さなくても、そんなの関係無く抱きしめて欲しかったんです……」
「……結局、シャロは頭が良すぎたんだと思う」
シャロの告白の言葉に応えるように、彼女の柔らかい身体を静かに抱き締める。
無償の愛が尊いものである事を知っていたシャロは見返りを求めず献身を続けながらも、自分にも無償の愛を注がれる事に強い憧れを抱いていたのだろう。
「奴隷や馬鹿な兄に女性としての自分の魅力を嫌というほど思い知らされてしまったから……。自分を愛してくれる男娼たちのことも、魅力的な自分が愛せば愛を返してくれるのは当たり前だと、どこか信じきれなかったんだよね」
「……ご主人様は凄いです。私の気持ちを私より正確に口にしちゃうんですから。私は自分の気持ち、ずっと分からなくなってたのに……」
「だからシャロの体を求めずに、けれどシャロが大切にしていたアンクやスレッドドレッドを守って、それでも体を求めなかった俺なんかに、シャロは心が守られた気がしてしまったんだ……」
「残念っ。最後だけ大ハズレです、ご主人様っ」
楽しくて仕方がないように、とびっきりの笑顔で俺の言葉を最後だけ否定するシャロ。
……夜通しおっぱいを吸っておきながら身体を求めなかったなんて、そんなものは認められないとか?
「気がしてしまった、じゃありません。ご主人様はシャロの心を守ってくださったんです……」
俺の頭を抱き寄せて、その表情を俺に見せないようにしながら耳元で囁かれるシャロの声。
最後の最後の本音の部分、自分の本質の部分は俺にすら見せずに自分でしっかり握っておきたいってことかな?
誰よりも強くて愛に溢れた彼女らしい、とってもささやかな我が侭だね。
「色女の私を求めず、なのに私の大切なものを全て命がけで守ってくださるご主人様の姿……。あまりにも素敵過ぎて、今思い出しても疼いちゃいますっ」
その言葉通りに、思い切り俺を求めてくるシャロの体。
お互い身動きなんか1つも取っていないのに、シャロの体は最高の状態まで熱くなっているようだった。
「さぁご主人様っ。えっちなシャロにたーっくさん子種を注いでくださいませっ」
抱き寄せていた俺の頭を1度解放し、俺の目を真っ直ぐに見ながら種付けを懇願してくるいつものシャロ。
人生の半分を色女として過ごしてきたシャロは、本当にえっちも大好きになっちゃったんだね。
……でも好きな人と沢山愛し合いたいなんて、そんなのはありふれたごく当たり前の想いに違いない。
「シャロはもうご主人様に満たされていなくては生きていけません。責任を持って、毎日毎日沢山注いで、生涯孕ませ続けてくださいねっ?」
言っている事は卑猥なのに、楽しげに声を弾ませるシャロのおかげで、何故か全然卑猥には感じなかった。
楽しげなシャロと肌を重ねられることが、ただ嬉しくて幸せで。
壁際で泣いている男たちの存在なんかすっかり忘れてシャロとの夢の様なひと時を楽しみ、そしていつも通り限界まで注ぎ込んであげたのだった。
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