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8章 新たな王と新たな時代1 色狂いの聖女
570 ダークホース (改)
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「俺の子供を産んでくれ、シャロっ……!」
全力で精を放って、本気でシャロを孕ませるために徹底的に注ぎ込んだ。
シャロのお腹が俺の注ぎこんだ子種で膨れ上がった後も、子種を塗りつけるつもりで腰を動かして、シャロの中に自身を何度もこすり付ける。
けどシャロが息苦しそうなので、流石にそろそろ口は解放してあげようかな?
「……気持ち良かったよシャロ。もう少しこのまま繋がって、確実に俺の子供を妊娠しようねぇ」
「い、いえ……。これもう確実に出来てますってぇ……。今からリムーバーで除去しても、絶対に孕んじゃってますよぉ……」
「そう? じゃあ可愛くて最高に気持ちいいシャロと俺がまだ繋がっていたいからってことで、暫くこのままぐりぐりしてていい?」
出産間近の妊婦のようにお腹を膨らませたシャロは、俺が動く度にビクンビクンと体を震わせながら、行かないでとばかりにぎゅぎゅーっと思い切り締め付けてくれる。
いくら出し終わったとは言え、こんな気持ち言いシャロの中から直ぐ出ていくなんて、そんなもったいない事はしたくない。
「どうぞ……ご主人様のお好きなように……。シャロもまだ、ご主人様と離れたく……ありませんしぃ……」
「はは。可愛いシャロは男を誘う必要なんてないよ。素のシャロが1番可愛くて興奮するからね」
「んぁ……! あんっあんっ! ふぁぁぁぁっ……!」
あんまりにもシャロが可愛いものだから、可愛く喘ぐシャロに沢山キスをしながら、数分の間執拗に俺の子種をシャロの中に塗りたくってしまった。
流石は色狂い。シャロが可愛すぎてえっちなことが止められないんだよー。シャロ大好きーっ。
「流石にそろそろ起きないとだめかぁ……」
気持ちよすぎるシャロの中から出たくないんだけど、今日中に済ませるべき用事にも数多く残っている。
シャロを愛するからこそ寝室から出なければならない。
「キュールさんとも外出の予定があるし……。城に行って正式にシャロの事を貰って、出来れば婚姻も結んであげたいな」
「……私、本当にご主人様のお嫁さんになれるんですか? 夢じゃなく?」
「俺の子供を孕んでおいて、今更離れられると思わないでよシャロ。シャロが嫌だって言っても生涯捕まえて、絶対に放さないからね?」
「その言葉、忘れちゃ嫌ですよ? ご主人様っ」
「言葉は忘れても可愛いシャロを大好きな気持ちは絶対に忘れないよ。それじゃ抜くよー?」
「えっ? あっ、あっあっ……あぁぁぁぁぁ……!」
恐らく自分でも制御できないほど俺を締め付けてくるシャロの中を、ゆっくり負担をかけないように引き抜いていく。
だけどその感覚だけでシャロは何度も何度も気をやってしまっているようだ。
こんなに可愛いシャロが色狂いのはずないよ。これから俺の色に染め上げてあげちゃうからねーっ。
「ひゃぅんぅ!」
最後にひと際締め付けてくる入り口から一気に引き抜くと、その感覚でもう1度体を震わせる元色狂いのシャロ。
シャロの足の間から流れ落ちる白濁とした俺の子種は、明らかに普段よりもどろりと粘性が高いように思えた。
「あっ、あっ! ど、どうしましょう……? ご主人様からいただいた、大事な大事な私の子種が……!」
「大丈夫。これから毎日毎日果てしなく注ぎ足してあげるから」
必死に両手で股を押さえようとするシャロを抱き締め、その耳元に宣言する。
「もう2度とシャロのお腹が空になる日は無いんだよ? 食事する時も人に会う時も、男娼に会う時もスレッドドレッドに会う時も、常に俺の子種で満たされたまま過ごしてもらうからねー?」
「あは。なら安心ですね。ご主人様、どうか私を常に満たしておいてくださいませ……」
俺の注ぎ込んだ子種を溢れさせながら、愛おしそうに膨らんだ下腹を撫でるシャロ。
あんまりにもエロ過ぎるのでもう1度注ぎ込もうか本気で悩みかけた時、シャロが思い出したように口を開いた。
「あっ、ご主人様。私にお情けを下さったご主人様のもの、口でお掃除させていただいても宜しいですか?」
「ん? 別にそんなことしなくても良いんだけど……シャロがしたいのなら?」
「はい。私がしたいんですっ。私を仕込んだ男に、妻は感謝の気持ちを持って夫の体を綺麗に掃除しなければいけない、と教わったのですが……。今初めてその意味が分かった気がするんですっ」
モゾモゾと動いて、ベッドの縁に座る俺の足の間に正座したシャロは、俺のものを愛おしそうに両手で撫で回してくる。
ある意味宝物には違いないけど、そんなにサワサワしてると暴発しちゃうんだよ?
「義務でもなんでもなく、コレが私の心からの気持ちです」
俺のモノをそっと両手で包みながら、笑顔で俺を見上げるシャロ。
その姿はどこまでも美しく、そしてどこか楽しげだった。
「ご主人様、シャロに子種を注いでくれて、シャロを孕ませてくれて本当にありがとうございます。色に狂った情婦で申し訳ありませんが、生涯よろしくお願いしますね。はむっ」
「ははっ。シャロが色狂いなら俺なんてなんだって話になっちゃうよ。可愛いシャロ。生涯俺と愛し合って、俺の子供を沢山産んでくれたら嬉しいよ」
「こくこくっ」
ああ、咥えたまま小刻みに頷かなくていいから。
その動きはみんなに散々やられて懲りてるからね?
でも実際の話なんだけど、シャロが色狂いなら俺はなんなんだって話になるよね。
俺なんて好色家はおろか……。
「……ちょっと待て。マジかマジかマジかぁっ……!?」
「んふー?」
「あっ、ごめんシャロ。なんでもないよ。ちょっと素敵な事に気付いただけだからねっ!」
「んー? んふーっ」
お掃除のはずなのに、がっつり咥えたまま可愛く首を傾げるシャロの頭をよしよしなでなでしてあげると、シャロは上機嫌にジョボジュボと音を立てながら動きを再開した。
ってこれもう掃除でも何でも無いな? 気持ちいいから好きにさせておくけど。
ちらりとみんなの方を見ると、ティムルとリーチェは俺と同じ答えに辿り着いたらしく、それぞれニヤニヤしたりはぁはぁしたりしている。
どっちがどっちの反応かは想像にお任せしますって? はぁはぁ言ってるのがリーチェに決まってます。
シャロは間違いなく好色家の職を得ている。それは鑑定でも確認出来るから間違いない。
そしてシャロは心から愛し合った複数の男性、具体的に言えば15人もの男性と同時に関係を持っていた時期があるわけだ。
コレってつまり、我が家に2人目の艶福家が誕生するって事じゃないのぉ……!?
いやでも、シャロとは同じパーティを組むか微妙だ。
今までアンクたちとパーティを組んでいたようだし、そんな彼らも引き取る予定だから、俺達とシャロは同じパーティを組まない可能性が高く、怒涛の全体エロ補正は活かせない可能性が高い。
しかぁしっ! 艶福家大先生には、性欲増進大効果スキルが与えられているのだぁいっ!
種族的に脆弱でみんなと同じくらい愛するのが難しいと思われたシャロが、まさかのダークホースだったなんて……!
今後の我が家の性生活に期待せずにはいられないなぁっ!
「って言うかシャロ、いつまで咥えてるの? 気持ちいいけど、もうお掃除は十分じゃない?」
「ぷはっ。済みません。ご主人様が愛おしくて、ついつい止め時を見失っておりました。はい、綺麗になりましたよご主人様っ。ちゅううううっ」
「おふっ!?」
終わったと油断したところに、発射口に強く吸い付き舌を入れてくるシャロ。
あまりの刺激に思わず腰が浮いてしまった。
そんな俺の反応を見て満足げに微笑んだシャロは、そのあと1分くらい舌を暴れさせた後にようやく離れてくれたのだった。
「んー。流石に今から私たちの相手をしたら遅くなりすぎちゃうの。今朝は諦めよっか」
身支度を整えてシャロを抱っこしていると、我が家の司令官ニーナが朝のお勤めの中止を宣言してくる。
一瞬抗議しかけたんだけど、昨日の全力の搾取を思い出して言葉が出なかった。
「そうね。私たちは昨日数日分搾り取っちゃったわけだし、朝の分くらい諦めましょ。シャロさ……シャロにはショッキングな光景だと思うしねぇ」
「先ほどのシャロの姿を見ると、水を差すのも悪いのじゃ。今は存分にダンを独り占めするが良いのじゃ」
「うわー。みんな大人だなぁ……。ぼくはダンに愛してもらえなくて普通にがっかりしちゃってるよぅ……」
「ふふ。リーチェは2人分愛してもらわねばいけませんから大変ですね?」
う~ん。残念なような助かったような、我ながら複雑な気持ちだな?
みんなの事もめちゃくちゃにしてやりたい気持ちも確かにあるんだけど、今はこの可愛いシャロを存分に甘やかしてあげたい気持ちも強いのだ。
恐らくニーナは、時間よりも俺のこの感情を汲み取ってくれたんだろう。
「遠慮させてごめんねみんな。でもせめておはようのちゅーだけはさせて欲しいな?」
シャロを抱き締めたまま5人と少しキスを交わして、シャロを抱っこしたまま食堂に下りる。
どうやらチャールとシーズは外で訓練中らしく、お茶を飲みながらキュールさんが1人で書き物をしていた。
「おはようダンさん。相変わらずの女泣かせだねぇ? 袖にされちゃったかと思ったよ」
「そういう笑えない冗談は勘弁してよ。おはようキュールさん。待たせついでに食事させてもらっていい?」
キュールさんに断って、シャロを入れた7名で遅めの朝食をいただく。
適当に用意した……っていうと用意してくれたみんなに悪いけど、庶民的な料理にもシャロは全く抵抗を見せずに、それどころかとても美味しそうに平らげてくれた。
「……不思議ですね。お城の食事も決して嫌いではないのですけど、今日の朝食は今まで食べてきた中で1番美味しい朝食でした」
「シャーロット様……じゃなくてシャロだった。シャロの気持ち、ぼくも良く分かるよ。独りで食べてた食事にも不満なんて無かったのに、今じゃみんなと一緒に食べないなんて考えられないもん」
いやいや。それってリーチェが食いしん坊なだけじゃん?
なんてからかってあげると、大きなおっぱいをバルンバルン揺らしてほっぺを膨らませるリーチェ。
ありがとう、眼福です。
「それで、どうするのかなダンさん? 私はいつでもいけるよ。それはつまり、後回しにされても構わないよって意味だ」
「ん、気を使ってもらって悪いね」
どうやらキュールさんはシャロのことを知っているらしく、シャロ周りで色々と先に済ませなきゃいけない事があると察してくれたようだ。
キュールさんとの研究所探索は後回しにしてもいいと言ってくれている。
「あー……。出来れば研究所の資料を見てからの方がいいと思ってたけど、先に整合の魔器を調べてみる? 触心ありで」
「それは魅力的な提案だけど、いいのかい? シャーロット様を妻に迎えるなら、一刻も早く城へ向かうべきだと思うけど?」
「いや。どっちにしても聖域の樹海に行って、今日の分のスレッドドレッドの餌を用意しなきゃいけないからね。だからキュールさんを聖域に送って、調査をしてもらってる間に他の用事を済ませてーって流れがいいかなって思ったんだ」
今更守人たちがキュールさんを害するとは思ってないし、俺の都合でいつまでもキュールさんを待たせるのは忍びないからな。
キュールさんは少し迷った後、最終的には整合の魔器の調査を希望した。好奇心に勝てなかった模様。
「それじゃ私たちも、今日は聖域の樹海で手合わせをしましょうか。キュールさんの護衛にもなるし、守人たちになら私達の手合わせを見せても問題ないでしょうしねー」
「……それじゃ俺がキュールさんを送る意味無くない? でもみんながキュールさんの傍に居てくれるなら確かに安心かな」
ティムルの提案に軽くツッコミを入れつつ同意する。
あ、でもお姉さんたちだけじゃスレッドドレッドの餌を運搬出来ないから、俺が行かないって選択肢は無いのか。
多分ティムルはそれに気付いているんだろうけど、ニコニコと素敵な笑顔を返してくれるだけだった。可愛い。
ということで本日の仕合わせの暴君メンバーは、聖域の樹海で手合わせ兼、キュールさんの護衛をして過ごすらしい。
「いっそお姉さんとリーチェも整合の魔器の調査に参加してみてもいいんじゃない? 2人の能力は調査向きでしょ?」
「ん、そうね……。熱視と触心の違いも詳しく検証したいし、キュールさんが良ければお手伝いさせてもらおうかしら?」
「ほほほほんとかいっ!? いやぁ凄く心強いよっ。熱視と精霊魔法は触心で拾えない情報をキャッチできる可能性が低くないからねっ。私の方からお願いしたいくらいさぁっ!」
お姉さん組がキュールさんの調査に協力する事が決まって、どうせ手合わせをするならとチャールとシーズも誘って、みんなで聖域の樹海に転移した。
聖域の樹海に到着すると、たった1日で結構拠点の建設が進んでいる事に驚かされる。
守人たちの職業浸透数、この世界じゃ断トツに多いんだろうな……。
整合の魔器の調査を開始する前に、余計なトラブルを回避する意味も込めて建設中の拠点に顔を出す。
整合の魔器を守護する守人に無断で整合の魔器の調査を始めたら、いくら俺達でも心証を悪くしてしまうだろうしな。
ちょうどいいところにルドルさんが居たので、レリックアイテムの調査を報告。
ご自由にどうぞと返されてしまって、ちょっと肩透かしされた気分だ。
ついでにサークルストラクチャーを20個ほど渡してしまうことにした。
「もう俺が世話を焼く必要も無いと思うから、これは自由に設置してくれていいからね。あえて3等分に出来ない数を渡したから、各部族で話し合って上手いことやって欲しい」
「ええ。ありがとうございます。ディローム、グローグ、ガローブ、全ての者と話し合って、我らにとっての最善を探りたいと思います」
戦闘力も職業浸透数も断トツの守人たちを俺が世話する意味はもう無い。
ゼロから拠点を作りなおすことになってしまったけれど、それでも今までよりもずっと豊かに生活してくれるはずだ。
ルドルさんとの話を終えたら、今度はスレッドドレッドの餌用の木材を取りに行く。
流石守人と言うべきか、俺が頼んだ仕事を最優先でこなしてくれたらしく、拠点の周辺には製材された山のような木材が積まれていた。
その量に驚きながらも若干申し訳なさを覚えていると、それに気付いた近くの守人が声をかけてくれた。
「別にダン様の依頼だからという理由だけで優先したわけではありませんぞ?」
「あ、そうなの? 夜の間に用意した量にしては凄い量に思えるけど……」
「かなりの量に見えると思いますが、これでもまだ倒木1本分にも満たない量なのです。つまり、最優先で片付けをしないと土地が空きません」
「あ~……。俺とは無関係に優先したってことね」
餌として積まれた木材が数メートルくらいの高さの山になってるけど、そもそもの倒木がめちゃくちゃ大きいんだった。
守人的にもありがたい作業なのね、倒木の解体って。
「こ、これは……。スレッドドレッドたちの餌の心配は無さそうですね。問題は運搬方法ですけど」
「それも一応考えてはいるんだ。ちょっとシャロには刺激が強すぎるかもしれないけど」
「え? きゃっ……?」
何も言わずに強引にシャロを抱き寄せる。
シャロって乱暴にされた経験が多そうなのに、強引な行動を取ると凄い可愛い声出すよね?
「こんな量の倒木、人の手で解体も運搬もしてられないからね。今回はちょっとだけズルさせてもらう。造魔、エンシェントヒュドラ!」
「えっ? えっ……? ええええええっ……!?」
シャロの悲鳴と共に現れる、無数の首を持つ巨大ドラゴンエンシェントヒュドラ。
あまり造魔スキルのことは広めたくないけれど、家族になる予定のシャロは例外だ。
キュールさんを通して帝国にも伝わるかもしれないけれど、召喚士のことさえバレなきゃセーフの精神でどんどん活用していこう。
グルトヴェーダ開拓では竜王ばかりを酷使してしまったからな。
今回はオールスターで頑張っててもらおうじゃないかぁっ。
全力で精を放って、本気でシャロを孕ませるために徹底的に注ぎ込んだ。
シャロのお腹が俺の注ぎこんだ子種で膨れ上がった後も、子種を塗りつけるつもりで腰を動かして、シャロの中に自身を何度もこすり付ける。
けどシャロが息苦しそうなので、流石にそろそろ口は解放してあげようかな?
「……気持ち良かったよシャロ。もう少しこのまま繋がって、確実に俺の子供を妊娠しようねぇ」
「い、いえ……。これもう確実に出来てますってぇ……。今からリムーバーで除去しても、絶対に孕んじゃってますよぉ……」
「そう? じゃあ可愛くて最高に気持ちいいシャロと俺がまだ繋がっていたいからってことで、暫くこのままぐりぐりしてていい?」
出産間近の妊婦のようにお腹を膨らませたシャロは、俺が動く度にビクンビクンと体を震わせながら、行かないでとばかりにぎゅぎゅーっと思い切り締め付けてくれる。
いくら出し終わったとは言え、こんな気持ち言いシャロの中から直ぐ出ていくなんて、そんなもったいない事はしたくない。
「どうぞ……ご主人様のお好きなように……。シャロもまだ、ご主人様と離れたく……ありませんしぃ……」
「はは。可愛いシャロは男を誘う必要なんてないよ。素のシャロが1番可愛くて興奮するからね」
「んぁ……! あんっあんっ! ふぁぁぁぁっ……!」
あんまりにもシャロが可愛いものだから、可愛く喘ぐシャロに沢山キスをしながら、数分の間執拗に俺の子種をシャロの中に塗りたくってしまった。
流石は色狂い。シャロが可愛すぎてえっちなことが止められないんだよー。シャロ大好きーっ。
「流石にそろそろ起きないとだめかぁ……」
気持ちよすぎるシャロの中から出たくないんだけど、今日中に済ませるべき用事にも数多く残っている。
シャロを愛するからこそ寝室から出なければならない。
「キュールさんとも外出の予定があるし……。城に行って正式にシャロの事を貰って、出来れば婚姻も結んであげたいな」
「……私、本当にご主人様のお嫁さんになれるんですか? 夢じゃなく?」
「俺の子供を孕んでおいて、今更離れられると思わないでよシャロ。シャロが嫌だって言っても生涯捕まえて、絶対に放さないからね?」
「その言葉、忘れちゃ嫌ですよ? ご主人様っ」
「言葉は忘れても可愛いシャロを大好きな気持ちは絶対に忘れないよ。それじゃ抜くよー?」
「えっ? あっ、あっあっ……あぁぁぁぁぁ……!」
恐らく自分でも制御できないほど俺を締め付けてくるシャロの中を、ゆっくり負担をかけないように引き抜いていく。
だけどその感覚だけでシャロは何度も何度も気をやってしまっているようだ。
こんなに可愛いシャロが色狂いのはずないよ。これから俺の色に染め上げてあげちゃうからねーっ。
「ひゃぅんぅ!」
最後にひと際締め付けてくる入り口から一気に引き抜くと、その感覚でもう1度体を震わせる元色狂いのシャロ。
シャロの足の間から流れ落ちる白濁とした俺の子種は、明らかに普段よりもどろりと粘性が高いように思えた。
「あっ、あっ! ど、どうしましょう……? ご主人様からいただいた、大事な大事な私の子種が……!」
「大丈夫。これから毎日毎日果てしなく注ぎ足してあげるから」
必死に両手で股を押さえようとするシャロを抱き締め、その耳元に宣言する。
「もう2度とシャロのお腹が空になる日は無いんだよ? 食事する時も人に会う時も、男娼に会う時もスレッドドレッドに会う時も、常に俺の子種で満たされたまま過ごしてもらうからねー?」
「あは。なら安心ですね。ご主人様、どうか私を常に満たしておいてくださいませ……」
俺の注ぎ込んだ子種を溢れさせながら、愛おしそうに膨らんだ下腹を撫でるシャロ。
あんまりにもエロ過ぎるのでもう1度注ぎ込もうか本気で悩みかけた時、シャロが思い出したように口を開いた。
「あっ、ご主人様。私にお情けを下さったご主人様のもの、口でお掃除させていただいても宜しいですか?」
「ん? 別にそんなことしなくても良いんだけど……シャロがしたいのなら?」
「はい。私がしたいんですっ。私を仕込んだ男に、妻は感謝の気持ちを持って夫の体を綺麗に掃除しなければいけない、と教わったのですが……。今初めてその意味が分かった気がするんですっ」
モゾモゾと動いて、ベッドの縁に座る俺の足の間に正座したシャロは、俺のものを愛おしそうに両手で撫で回してくる。
ある意味宝物には違いないけど、そんなにサワサワしてると暴発しちゃうんだよ?
「義務でもなんでもなく、コレが私の心からの気持ちです」
俺のモノをそっと両手で包みながら、笑顔で俺を見上げるシャロ。
その姿はどこまでも美しく、そしてどこか楽しげだった。
「ご主人様、シャロに子種を注いでくれて、シャロを孕ませてくれて本当にありがとうございます。色に狂った情婦で申し訳ありませんが、生涯よろしくお願いしますね。はむっ」
「ははっ。シャロが色狂いなら俺なんてなんだって話になっちゃうよ。可愛いシャロ。生涯俺と愛し合って、俺の子供を沢山産んでくれたら嬉しいよ」
「こくこくっ」
ああ、咥えたまま小刻みに頷かなくていいから。
その動きはみんなに散々やられて懲りてるからね?
でも実際の話なんだけど、シャロが色狂いなら俺はなんなんだって話になるよね。
俺なんて好色家はおろか……。
「……ちょっと待て。マジかマジかマジかぁっ……!?」
「んふー?」
「あっ、ごめんシャロ。なんでもないよ。ちょっと素敵な事に気付いただけだからねっ!」
「んー? んふーっ」
お掃除のはずなのに、がっつり咥えたまま可愛く首を傾げるシャロの頭をよしよしなでなでしてあげると、シャロは上機嫌にジョボジュボと音を立てながら動きを再開した。
ってこれもう掃除でも何でも無いな? 気持ちいいから好きにさせておくけど。
ちらりとみんなの方を見ると、ティムルとリーチェは俺と同じ答えに辿り着いたらしく、それぞれニヤニヤしたりはぁはぁしたりしている。
どっちがどっちの反応かは想像にお任せしますって? はぁはぁ言ってるのがリーチェに決まってます。
シャロは間違いなく好色家の職を得ている。それは鑑定でも確認出来るから間違いない。
そしてシャロは心から愛し合った複数の男性、具体的に言えば15人もの男性と同時に関係を持っていた時期があるわけだ。
コレってつまり、我が家に2人目の艶福家が誕生するって事じゃないのぉ……!?
いやでも、シャロとは同じパーティを組むか微妙だ。
今までアンクたちとパーティを組んでいたようだし、そんな彼らも引き取る予定だから、俺達とシャロは同じパーティを組まない可能性が高く、怒涛の全体エロ補正は活かせない可能性が高い。
しかぁしっ! 艶福家大先生には、性欲増進大効果スキルが与えられているのだぁいっ!
種族的に脆弱でみんなと同じくらい愛するのが難しいと思われたシャロが、まさかのダークホースだったなんて……!
今後の我が家の性生活に期待せずにはいられないなぁっ!
「って言うかシャロ、いつまで咥えてるの? 気持ちいいけど、もうお掃除は十分じゃない?」
「ぷはっ。済みません。ご主人様が愛おしくて、ついつい止め時を見失っておりました。はい、綺麗になりましたよご主人様っ。ちゅううううっ」
「おふっ!?」
終わったと油断したところに、発射口に強く吸い付き舌を入れてくるシャロ。
あまりの刺激に思わず腰が浮いてしまった。
そんな俺の反応を見て満足げに微笑んだシャロは、そのあと1分くらい舌を暴れさせた後にようやく離れてくれたのだった。
「んー。流石に今から私たちの相手をしたら遅くなりすぎちゃうの。今朝は諦めよっか」
身支度を整えてシャロを抱っこしていると、我が家の司令官ニーナが朝のお勤めの中止を宣言してくる。
一瞬抗議しかけたんだけど、昨日の全力の搾取を思い出して言葉が出なかった。
「そうね。私たちは昨日数日分搾り取っちゃったわけだし、朝の分くらい諦めましょ。シャロさ……シャロにはショッキングな光景だと思うしねぇ」
「先ほどのシャロの姿を見ると、水を差すのも悪いのじゃ。今は存分にダンを独り占めするが良いのじゃ」
「うわー。みんな大人だなぁ……。ぼくはダンに愛してもらえなくて普通にがっかりしちゃってるよぅ……」
「ふふ。リーチェは2人分愛してもらわねばいけませんから大変ですね?」
う~ん。残念なような助かったような、我ながら複雑な気持ちだな?
みんなの事もめちゃくちゃにしてやりたい気持ちも確かにあるんだけど、今はこの可愛いシャロを存分に甘やかしてあげたい気持ちも強いのだ。
恐らくニーナは、時間よりも俺のこの感情を汲み取ってくれたんだろう。
「遠慮させてごめんねみんな。でもせめておはようのちゅーだけはさせて欲しいな?」
シャロを抱き締めたまま5人と少しキスを交わして、シャロを抱っこしたまま食堂に下りる。
どうやらチャールとシーズは外で訓練中らしく、お茶を飲みながらキュールさんが1人で書き物をしていた。
「おはようダンさん。相変わらずの女泣かせだねぇ? 袖にされちゃったかと思ったよ」
「そういう笑えない冗談は勘弁してよ。おはようキュールさん。待たせついでに食事させてもらっていい?」
キュールさんに断って、シャロを入れた7名で遅めの朝食をいただく。
適当に用意した……っていうと用意してくれたみんなに悪いけど、庶民的な料理にもシャロは全く抵抗を見せずに、それどころかとても美味しそうに平らげてくれた。
「……不思議ですね。お城の食事も決して嫌いではないのですけど、今日の朝食は今まで食べてきた中で1番美味しい朝食でした」
「シャーロット様……じゃなくてシャロだった。シャロの気持ち、ぼくも良く分かるよ。独りで食べてた食事にも不満なんて無かったのに、今じゃみんなと一緒に食べないなんて考えられないもん」
いやいや。それってリーチェが食いしん坊なだけじゃん?
なんてからかってあげると、大きなおっぱいをバルンバルン揺らしてほっぺを膨らませるリーチェ。
ありがとう、眼福です。
「それで、どうするのかなダンさん? 私はいつでもいけるよ。それはつまり、後回しにされても構わないよって意味だ」
「ん、気を使ってもらって悪いね」
どうやらキュールさんはシャロのことを知っているらしく、シャロ周りで色々と先に済ませなきゃいけない事があると察してくれたようだ。
キュールさんとの研究所探索は後回しにしてもいいと言ってくれている。
「あー……。出来れば研究所の資料を見てからの方がいいと思ってたけど、先に整合の魔器を調べてみる? 触心ありで」
「それは魅力的な提案だけど、いいのかい? シャーロット様を妻に迎えるなら、一刻も早く城へ向かうべきだと思うけど?」
「いや。どっちにしても聖域の樹海に行って、今日の分のスレッドドレッドの餌を用意しなきゃいけないからね。だからキュールさんを聖域に送って、調査をしてもらってる間に他の用事を済ませてーって流れがいいかなって思ったんだ」
今更守人たちがキュールさんを害するとは思ってないし、俺の都合でいつまでもキュールさんを待たせるのは忍びないからな。
キュールさんは少し迷った後、最終的には整合の魔器の調査を希望した。好奇心に勝てなかった模様。
「それじゃ私たちも、今日は聖域の樹海で手合わせをしましょうか。キュールさんの護衛にもなるし、守人たちになら私達の手合わせを見せても問題ないでしょうしねー」
「……それじゃ俺がキュールさんを送る意味無くない? でもみんながキュールさんの傍に居てくれるなら確かに安心かな」
ティムルの提案に軽くツッコミを入れつつ同意する。
あ、でもお姉さんたちだけじゃスレッドドレッドの餌を運搬出来ないから、俺が行かないって選択肢は無いのか。
多分ティムルはそれに気付いているんだろうけど、ニコニコと素敵な笑顔を返してくれるだけだった。可愛い。
ということで本日の仕合わせの暴君メンバーは、聖域の樹海で手合わせ兼、キュールさんの護衛をして過ごすらしい。
「いっそお姉さんとリーチェも整合の魔器の調査に参加してみてもいいんじゃない? 2人の能力は調査向きでしょ?」
「ん、そうね……。熱視と触心の違いも詳しく検証したいし、キュールさんが良ければお手伝いさせてもらおうかしら?」
「ほほほほんとかいっ!? いやぁ凄く心強いよっ。熱視と精霊魔法は触心で拾えない情報をキャッチできる可能性が低くないからねっ。私の方からお願いしたいくらいさぁっ!」
お姉さん組がキュールさんの調査に協力する事が決まって、どうせ手合わせをするならとチャールとシーズも誘って、みんなで聖域の樹海に転移した。
聖域の樹海に到着すると、たった1日で結構拠点の建設が進んでいる事に驚かされる。
守人たちの職業浸透数、この世界じゃ断トツに多いんだろうな……。
整合の魔器の調査を開始する前に、余計なトラブルを回避する意味も込めて建設中の拠点に顔を出す。
整合の魔器を守護する守人に無断で整合の魔器の調査を始めたら、いくら俺達でも心証を悪くしてしまうだろうしな。
ちょうどいいところにルドルさんが居たので、レリックアイテムの調査を報告。
ご自由にどうぞと返されてしまって、ちょっと肩透かしされた気分だ。
ついでにサークルストラクチャーを20個ほど渡してしまうことにした。
「もう俺が世話を焼く必要も無いと思うから、これは自由に設置してくれていいからね。あえて3等分に出来ない数を渡したから、各部族で話し合って上手いことやって欲しい」
「ええ。ありがとうございます。ディローム、グローグ、ガローブ、全ての者と話し合って、我らにとっての最善を探りたいと思います」
戦闘力も職業浸透数も断トツの守人たちを俺が世話する意味はもう無い。
ゼロから拠点を作りなおすことになってしまったけれど、それでも今までよりもずっと豊かに生活してくれるはずだ。
ルドルさんとの話を終えたら、今度はスレッドドレッドの餌用の木材を取りに行く。
流石守人と言うべきか、俺が頼んだ仕事を最優先でこなしてくれたらしく、拠点の周辺には製材された山のような木材が積まれていた。
その量に驚きながらも若干申し訳なさを覚えていると、それに気付いた近くの守人が声をかけてくれた。
「別にダン様の依頼だからという理由だけで優先したわけではありませんぞ?」
「あ、そうなの? 夜の間に用意した量にしては凄い量に思えるけど……」
「かなりの量に見えると思いますが、これでもまだ倒木1本分にも満たない量なのです。つまり、最優先で片付けをしないと土地が空きません」
「あ~……。俺とは無関係に優先したってことね」
餌として積まれた木材が数メートルくらいの高さの山になってるけど、そもそもの倒木がめちゃくちゃ大きいんだった。
守人的にもありがたい作業なのね、倒木の解体って。
「こ、これは……。スレッドドレッドたちの餌の心配は無さそうですね。問題は運搬方法ですけど」
「それも一応考えてはいるんだ。ちょっとシャロには刺激が強すぎるかもしれないけど」
「え? きゃっ……?」
何も言わずに強引にシャロを抱き寄せる。
シャロって乱暴にされた経験が多そうなのに、強引な行動を取ると凄い可愛い声出すよね?
「こんな量の倒木、人の手で解体も運搬もしてられないからね。今回はちょっとだけズルさせてもらう。造魔、エンシェントヒュドラ!」
「えっ? えっ……? ええええええっ……!?」
シャロの悲鳴と共に現れる、無数の首を持つ巨大ドラゴンエンシェントヒュドラ。
あまり造魔スキルのことは広めたくないけれど、家族になる予定のシャロは例外だ。
キュールさんを通して帝国にも伝わるかもしれないけれど、召喚士のことさえバレなきゃセーフの精神でどんどん活用していこう。
グルトヴェーダ開拓では竜王ばかりを酷使してしまったからな。
今回はオールスターで頑張っててもらおうじゃないかぁっ。
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