異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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8章 新たな王と新たな時代1 色狂いの聖女

560 我慢の限界 (改)

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「これならいくらでも用意できるから、食べられるか試してくれないかなーっ?」


 アウター内部に生えた樹木しか食べないと言われるスレッドドレッドたちの巣穴の前に、聖域の樹海の倒木から切り取った木切れを置いてみた。

 倒木には全てヴェノムデバイスに卵を産み付けられていたと思うのだが、液状化したところは残っていないし、毒見によると有害な物質も含まれていないので食べられるはずだ。


 ……だけどスレッドドレッドたちは警戒を示して、なかなか木切れを食べにきてくれない。

 ここはスレッドドレッドの管理を担当しているというラズ殿下に判断を仰ぐとしようか。


「無理も無いけど、かなり警戒されているようですね。1度席を外してみますか?」

「……いえ。頭がいい子たちなので、目を離したら食事の姿を見せてくれないと思います。警戒心が解れるまで時間がかかるかもしれませんが、もう少しこのまま様子をみましょう」

「了解です。じゃあ少々退屈ですが、このままここで待ちましょうか」


 せっかく近くに家があるのに、目が離せないため野外でこのまま待たなければならないようだ。

 このままつっ立っていても仕方ないので地面に腰を降ろすと、ラズ殿下とアンクが物凄く驚いた表情で俺を見てきた。


「……よく座る気になれますね? さきほどまでアレほどの襲撃を受けていたというのに」

「むしろその襲撃で彼らの脅威度が推し量れたので、立って待ってる必要性を感じなくなったんですよ。彼らの糸くらいなら座ったままでも対処できますから」


 むしろ、間もなく日没を迎えそうなことが気がかりだ。

 さっきヴァルゴに会うことが出来たから妙な誤解は生まなくて済むと思うけど、やっぱり家族のみんなと離れて妙齢の女性と同じ時を過ごすのは気が引けるよぉ。

 しかもこの人、王国一の色狂いなんでしょー……?


「……ダンさんがそう仰るなら、私たちだけ気を張っていても仕方ありませんか」


 ふう……っと小さく息を吐いたラズ殿下は、アンクが居るにも拘らず何故か肩が触れ合うくらいの距離に腰を降ろしてきた。

 アンクも何か言うかなと思ったけど、別段気にした風でもなく、ラズ殿下の隣りに腰を降ろしたようだ。


 ……けれど、ラズ殿下との距離が俺より遠いのは何故なんだよ?


「アンク。飼育小屋に敷物があるはずですから持ってきてもらえますか? それとお茶の用意もお願いします」

「畏まりました。少々お待ちください」


 そしてせっかく腰を降ろしたばかりだというのに、用事を申し付けられてすぐに立ち上がる羽目になったアンク。

 ……だけど用事を申し付けられたことで、めっちゃ嬉しそうな顔をしてるなぁ。


「っとごめんなさい。ちょっと待ってくださいアンク」

「ん、なんでしょうかシャーロット様」

「ダンさん。貴方から離れても、アンクの身の安全を保証できますか?」

「ん? ええ。大丈夫です。スレッドドレッドの動きは見逃しませんよ」


 スレッドドレッドの動きが無くなったことで気が緩みかけたところを、再度気を引き締めなおしてアンクの安全を確認してくるラズ殿下。

 このタイミングで気を引き締められるのは素直に感心する。


「ということです。済みませんがよろしくお願いしますね、アンク」

「お任せください。ダンさん、シャーロット様の事を少々お願い致しますね」


 俺にひと声かけたアンクは、1番近い石作りの家……飼育小屋に向かって走っていった。


「……ダンさん。もしもお暇でしたら、私の体を試してみませんか?」


 そんなアンクの背を見送る間もなく、俺にしなだれかかってくるラズ殿下。

 暇もなにも、数秒前に気を引き締めたばっかじゃねーのかアンタは……。


「ダンさんの奥様方には及ばずとも、私もまぁまぁ魅力的な体をしていると思いますよ? 経験も豊富なので殿方を喜ばせる自信もあります。如何ですか?」

「……隙あらばエロいことをしようとしてきますね? ラズ殿下が魅力的なのは認めますが、俺は他人の恋人を奪う趣味は無いんですよ」


 寄りかかってくるラズ殿下の肩を押し返して、彼女との距離を取る。

 まさか、このためにアンクを遠ざけたんじゃないだろうなこの人?


「どうしたら……。どうしたら抱いていただけるのでしょう……?」 


 しかし訝しがる俺に対して、距離を取られたラズ殿下は悲しそうな顔をして俯いてしまった。


「私、今までこれほど殿方に拒否された経験がないもので、もうどうしたらいいのか……」

「いやいやっ、この場にはアンクだって居るのに何を言い出してるんですかっ。どうしたらいいかって、どうもしなくていいんですよっ」


 色仕掛けなんて甘い誘惑ではなく、どこか必死にすら感じられるラズ殿下の伽の誘い。

 色狂いとは聞いていたけど、色に溺れてないと死んじゃうとかないだろうなっ?


「ていうかアンタさっき地面に腰を下ろすことすら躊躇ったくせに、よくエロいことしようと踏み込んできますねっ!? まだ安全じゃないんですよここはっ」

「先ほど貴方は身動き1つせずにスレッドドレッドを制して見せたではありませんか。そんなダンさんであれば、私を弄びながらでも危険などないのかな、と」

「スレッドドレッドは怖くないけど、王女様との危険な遊びに興じる気はありませんよっ!? 話し相手くらいにはなりますけど、情事のお相手は勘弁してもらえます!?」

「あ、私の身分が気になるのですか? でしたらご安心ください。スペルディアの血には何の価値もありませんし、私との婚姻を望む殿方もいらっしゃいませんから。何の問題も起きませんよ」

「そういう問題じゃないって……。ってなんで胸をはだけさせてんですかっ! さっさとしまってくださいっ」


 俺が両肩を押し返していて両手が塞がっているのをいい事に、ドレスの首元をグイッと下ろして右おっぱいをポロリさせるラズ殿下。

 真っ白なおっぱいの先端の乳首は綺麗なピンク色をしているけれど、触ってもいないのに硬く張り詰めているように見えた。


「なんでそんなに興奮してるのっ!? っていうか仮にエロい気分になってたとしても、それならアンクと愛し合えばいいじゃないですかっ! なんでアンクがいるのに俺にグイグイ迫ってきてんですかアンタは!?」

「それが私にも分からなくて……。ですが今の私はダンさんに抱いて欲しくて、熱く火照って濡れてしまっているのです」

「えぇいっ! 生々しい事をぶっ込んでくるなっての! アーンク! 早く戻ってきて! スレッドドレッドさん、早く餌を食べて……って、既に食べてたーっ!?」

「えっ?」


 ラズ殿下に気を取られているうちにスレッドドレッドたちは巣穴から出てきていて、俺が持ってきた木切れに群がってガジガジ噛み付いているようだった。

 木切れもかなり小さくなっているし、どうやら好評っぽいね。


「食べてますっ! 食べてますよダンさんっ!?」

「ちょっ!? アンタなにしてっ……!」


 しかしスレッドドレッドに気を取られた隙に、今度はラズ殿下が生おっぱいを放り出したまま俺の顔を抱きしめてくる。

 硬くなった乳首の感触が俺の頬に突き刺さる。


「これなら、これならまたこの子たちと友好な関係を築いていけるかもしれませんっ……! 良かった……! 本当に良かったぁ……!」

「分かったから! 分かったから生おっぱいで抱きしめてくるんじゃないっ! 離れて! 離っ……!」


 離れて! と大きく口を拓いた瞬間、ラズ殿下の固く張り詰めたピンクの乳首が口の中に侵入してしまう。

 そしてその瞬間、俺の中で何かがぷつんと切れた気がした。


 なんで俺がこんなに拒んでるのに、無理矢理エロいことをしようとしてきやがるんだこの人は……!

 そんなにエロいことがして欲しいなら、思い切りやってやらぁっ!


「んあっ……!?」


 自分から大きく口を開いてラズ殿下のおっぱいを咥え込み、硬くしこった乳首を全力で吸引開始。

 そこに身体操作性補正と高速詠唱スキルを最大限に発揮した、超高速乳首責めをお見舞いしてやるぅっ! れろれろれろれろ。


「はあああああああんっ!? こんなのっ……! こんなの初めてええええっ……!」


 しかし流石は色狂いと言うべきか。

 初めて体験するはずの超高速乳首責めを受けて大きくその身を反らしながらも、全力で俺に抱き付いてきて俺の顔を決して離さないラズ殿下。


 いくら好色家を浸透させているらしいとは言え、初めて高速詠唱スキル責めを受けても意識を飛ばさないとはやるな……!

 ならこっちも全力で行くぜぇっ!


「と、突然激しすぎ……ってソコは……! やぁぁぁぁっ……!」


 根元を強く噛んで固定した乳首を口の中で思い切り舐め回しながら、両手をラズ殿下のドレスに突っ込む。

 未だ服の中に収納されている左のおっぱいの先端を扱きながら、ラズ殿下の下着の中に手を入れて、左手の親指で硬くなった陰核をぐりぐりと押し潰してやる。

 そしてその全てに敏捷性補正を上乗せして、超高速の愛撫を成立させてやった。


「しっしんっ、ししっ、死んじゃうううっ!」


 流石に俺の全力責めには耐え切れなかったようで、四肢をピンと伸ばして一瞬で失神するラズ殿下。

 だけど散々煽ってくれて、失神した程度で許されると思うなよぉっ!?


 その後アンクがお茶を持ってくるまでの数十分間、スレッドドレッドが木を齧るカリカリと言う音を聞きながら、失神したラズ殿下のおっぱいを全力で吸い、固くなった乳首を全力で噛んで舐め回し、両手をラズ殿下の下着の中で大暴れさせていただいた。

 ……流石に最後の一線は越えてませんよ?




「ダンさんストップ! シャーロット様が死んじゃう! 死んじゃいますってばーーーっ!」

「お前も言いたいことがあるかもしれないけど、こっちは聞く気無いぞ? 散々拒んだのにしつこく迫ったきたのはラズ殿下の方なんだから」

「あっ……。はぁっ……。んんっ……」


 慌てて戻ってきたアンクに、お前の言い分を聞く気はないと突っ撥ねる。


 失神したラズ殿下を抱き起こし、アンクに見せ付けるようにバックハグして服の中に両手を入れる。

 そして硬くなった乳首をシコシコ扱いたり、下着の中でクチュクチュ水音を立てたりして、ラズ殿下に己のエロ行動の報いを受けていただいている。


 しかし意外にも、ここでもアンクは俺に悪感情を抱いていないようだった。


「シャーロット様の求めに応じてくださり感謝致します。失神するほど愛してもらえて、シャーロット様もさぞお喜びでしょう」

「……う~ん。俺にはアンクの考えが理解できないよ」


 ある意味アンクの言っている事は、俺の妻を増やしたがるニーナと同じことなのかもしれないけれど……。

 ぶちまける男性側と受け止める女性側ではイメージがかなり変わると思うんだけどな。


「一妻多夫だから他の男にラズ殿下が抱かれている姿は見慣れてるのかもしれないけど、嫉妬したりはないの?」

「……ダンさん。失神したシャーロット様を弄びながらそんなことを聞かれましても……」

「エロいオイタをしたラズ殿下には、エロいお仕置きをしてあげなきゃいけないからね。たとえ本人の意識が無かろうが、このままひたすら続けさせて貰うよ」


 ラズ殿下の脇の下を潜って、背後から乳首にしゃぶりつく。

 愛する女性が他の男性に弄ばれているところを見せ付けられているはずのアンクは、何故か微笑ましいものを見るような穏やかな表情を浮かべていた。


 まぁアンクが怒らないなら怒らないでいいか。

 俺がお仕置きしてるのはラズ殿下のほうだからアンクは関係ないし。ちゅぱちゅぱれろれろ。


「それで、スレッドドレッドが無事に持ってきた木を食べてくれたみたいなんだけど、これで今回の問題は解決するのかな? アンク分かる?」

「いえ。ダンさんも知っての通り、僕はシャーロット様に拾われてから日が浅いですから。スレッドドレッドの事はシャーロット様本人に確認するしかありませんよ」

「そっか。それじゃ早く起きてラズ殿下ー」

「ぁんっ……!」


 乳首を噛んだまま首を動かして、ラズ殿下のおっぱいを口で思いっきり引っ張ってあげる。

 けれど気持ちよさそうな声はあげてくれるのに、一向に目を覚ます気配が無いなー?


「起きてラズ殿下ー。早く起きないと貴女のおっぱい、俺の歯形だらけになっちゃいますよー?」

「ち、乳首を噛んだまま流暢に喋りますね? ですが責めれば責めるほど、シャーロット様は覚醒から遠退いてしまうと思うんですよ……」

「そうなの? 早く起きないと、俺におっぱい好き放題されちゃいますよー?」


 バックハグしていたラズ殿下を地面に寝かせ、その上から覆い被さって両方のおっぱいを根元から搾り上げる。

 そうして強調させたラズ殿下の薄ピンクの乳首を、ひたすら舐めてしゃぶって吸い倒した。


 しかし乳首責めで失神したラズ殿下は、乳首責めを繰り返してもなかなか目を覚まさなかった。

 数時間俺に乳首をしゃぶられ続けてたラズ殿下が意識を取り戻した頃にはすっかり日も沈んでいて、食事を終えたスレッドドレッドたちは大人しく巣穴に戻ってしまっていたのだった。





「ふむふむ。それじゃひとまず安心なんだね? はむはむ」

「お、大人しく巣穴に戻ったのでしたら、恐らくはもう大丈夫です……。ですがあれだけでは足りないと思うっ、ので……。追加で幾らか運び込んでぇっ、もらえますっ、かぁ……」


 ラズ殿下の意識が戻るまでおっぱいをしゃぶり続けた俺は、ラズ殿下が意識を取り戻したあともそのままおっぱいをしゃぶり倒してあげる事にした。

 歯型だらけの乳首をしゃぶりながら確認を取り、確認を終えてからもラズ殿下に覆い被さったまま乳首をしゃぶり続けている。こりっこりで美味しい。


「こっ、ここまでしたのですから、最後までしてくださいよぉ……! なんでおっぱいばかり、おっぱいばかりぃ……!」

「はぁ? これはお仕置きだから、ラズ殿下がして欲しいことは一切してあげる気はないよ?」

「そ、そんなぁ……! ここまでしておいて最後までしてくれないなんて、あんまりで……はぁんっ!」

「おっぱいだけでこんなに気持ちよくなってるくせに、何があんまりなの? それじゃこのまま乳首をシコシコしながら追加の木材を運ぼうね。必要分を運び終えるまで、ずーっと乳首をシコシコしててあげるからねー?」


 背中から乳首を扱き続けて聖域の樹海で木材を受け取り、木材を受け取って両手が塞がったらおっぱいに吸い付いてひたすらおっぱいをしゃぶり倒す。


 ラズ殿下が必要量と判断した木材を運び終えるには10数回も往復し無ければならず、全ての運搬を終える頃にはとっくに深夜を回っていた。

 ラズ殿下のおっぱいを唾液と歯型塗れにしているから俺は退屈せずに済んでいるけど、ヴァルゴに事情を説明していなかったらみんなに心配を掛けちゃってただろなぁ。


「やだぁ……! も、おっぱいだけじゃ、やぁ……!」

「これはお仕置きだから、ラズ殿下が嫌がる事を続けさせてもらいますよー。ちゅううう」

「やぁぁぁだぁぁぁぁっ! 最後までぇぇ、最後までしてぇぇぇっ!」

「ダメでーす。ラズ殿下はこのままひと晩中、おっぱいだけで我慢くださいねー?」

「……そ、そう言えば僕の時もダンさんは話を聞いてくれませんでしたねぇ。しかしまさか、胸だけであのシャーロット様が泣き叫ぶことになろうとは……」


 スレッドドレッドの巣穴の前で、月明かりに照らされてイヤらしくテカったラズ殿下の乳首を吸う音と、ラズ殿下の懇願の声だけが響き渡る。


 ラズ殿下。いくら人里離れた山奥とは言え、深夜にそんな大声を出すものじゃありませんよ?

 巣穴に戻ったスレッドドレッドたちも、微妙に迷惑そうにしてますからね? ちゅぱちゅぱがじがじ。ちゅうううう。れろれろはむはむ。
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