異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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7章 家族みんなで冒険譚2 聖域に潜む危機

521 悪意の女王⑥ 戦況の変化 (改)

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「それじゃティムルの障壁解除に合わせるよ。合図は任せる」

「「了解」なのじゃっ!」


 ティムルたちを背にして、俺とフラッタとリーチェがそれぞれ別の方向に剣を構える。

 障壁の外側は毒が充満しているから、アナザーポータルで転移して断空を放つわけにもいかない。上手くタイミングを合わせないとな。


 もしも断空で毒の霧を切り裂けなければ、有効な除染手段はもう思いつかない。けれど、実は失敗する心配もしていなかったりする。

 というのも、この世界の魔力って万能ではあるけど、決して全能ではないんだよね。


 魔力を用いて発生する現象は、かならず魔力で対抗できるように出来ているように思うのだ。

 ヴェノムデバイスの毒は本当に厄介だけれど、その万能性を発揮する為に魔力を使用してるのが運の尽きだ。


 無双将軍フラッタ師匠と、エロス大明神ラスボスリーチェと共に、必ず切り裂いてやるからなぁ?


「それじゃいくわよーっ! 障壁解除五秒前ーっ!」


 元気なティムルの声が場に響く。

 よーん! さーん! とカウントダウンが進む中、神鉄のショートソードに魔力を込めていく。


「に-い、いーち、ゼローっ!」

「「「断空ーーっ!!」」」


 カウントゼロが読み上げられた瞬間、俺とフラッタとリーチェの声が重なる。

 各々が目の前の空間目掛けて、全力で断空を放った。


 俺が放った断空の斬撃が目の前の毒霧に触れた瞬間、まるで分厚い緞帳が引き千切られるように目の前の空間が開けていく。

 そのまま断空の勢いは止まらず、毒霧の背後に立っていた巨木に斬撃がぶつかり霧散するまで、魔力の毒を切り払い続けた。


「効果ありなのじゃーっ! どんどんいくのじゃーっ!」


 続けざまに2度、3度とフレイムドラゴンブレードを振るうフラッタ。


 断空の斬撃は単純に霧を切り払っているわけではなく、魔力効果そのものを切断しているらしい。

 明らかに斬撃の及んでいないくらいの広範囲の毒も一気に晴らしてくれているようだ。


「断空も魔力消費は小さくないけど、絶空みたいに無限チャージスキルじゃないからね。ぼくらなら10数発は放てそうだっ、断空ーーーっ!」


 翠緑のエストックから断空を放ち続けるリーチェ。

 その凛々しくも美しい姿はまさに姫エルフそのもので、建国の英雄譚は偽りだったけれど、リーチェ本人が英雄であることをこれ以上ないほどに証明してくれている。


 しかしそれ以上に、剣を振るう度に盛大に揺れる特大おっぱいが、リーチェがエロス大権現様である事をこの上ないほどに証明してくださっている。


「「「『加護の天蓋。守護の灯火。神聖の領域。祝福の抱擁。破邪の恩寵、魔を討ち祓え。サンクチュアリ』」」」


 背後ではニーナとティムルとヴァルゴの3人が、美しいユニゾンでサンクチュアリの詠唱を歌っている。

 現状だと竜鱗甲光を使用する必要性が無いからな。サンクチュアリで毒を弾けるのなら代用すべきだろう。


「魔力枯渇には気をつけてね! 断空っ! 断空っ! 断空ーーーっ!!」


 毒見スキルで確認しながら、魔力の残量に気をつけて慎重に目の前の毒霧を切り裂いていく。


 真っ赤な毒物判定の出ている空間が自分の断空で清浄化していくのは、なんとも言えない気持ちよさがあるなぁ。

 頑固な汚れを新作の洗剤で綺麗に洗い落としているような気分だよ。


 しかし5発、6発と断空を放ち毒の霧を切り裂いていると、今までの沈黙が嘘だったかのように状況が動き出す。


「生体反応を感知! 今までとは比べ物にならないほどの生体反応が、全周囲から物凄い速度で迫ってきております!」


 ヴァルゴの報告に、自分でも生体察知を発動する。

 すると先ほどまでよりも更に大量の生体反応が、凄い勢いで俺達に向かって来ているのが分かった。


 その圧倒的な物量に、まるで俺達を残して世界が閉じてきているみたいな錯覚を受けてしまう。


「霧が晴れたことで俺達を認識できるようになったか……! ここからはヴァルゴにも働いてもらうよっ!」

「その言葉を待っておりましたっ! 何なりとっ!」


 ヴァルゴには魔法を切り裂くウェポンスキルは無いけど、彼女ほどの戦力を遊ばせておくわけにはいかない。

 断空による除染作業は俺達が担当して、他のメンバーには殲滅を手伝ってもらおうかなっ。


「ティムルとムーリ、そして究明の道標のメンバーはこのまま待機! で、それ以外のみんなは前に出れそうなら殲滅を手伝ってね、断空ーーーっ!」

「えっ!? 私も前に出ていいのっ!?」


 俺の指示に誰よりも早く反応するアウラ。

 ワクワクとした表情をしながら、俺の返事を待たずにメイスを握り締めている。


「アウラも出ていいよ! でも誰かと……、出来ればエマかターニアのどっちかと一緒に行動して欲しいかなっ、断空っ!」

「私とエマさんはこのまま一緒に行動するから、アウラちゃんもそれに混ざればいいのっ」

「了解だよっ! 宜しくねターニアママ、エマママ!」


 すかさずアウラを迎え入れるターニア。これでアウラも心配ないだろう。

 この規格外の戦場は、規格外の才能を秘めたアウラの成長にはもってこいの機会だ。存分に暴れ回って何かを掴んで欲しいところだなっ。


「ラトリア様はどうします? もし剣を握る力が戻っているのでしたら、背中を任せたいのですけど?」

「ふふっ。エマも言うようになりましたねぇ?」


 くすくすと肩を揺らしながら、双剣を携えたラトリアが前に出る。

 そのリラックスした表情に、先ほどまでの怯えは欠片も残っていない。


「ここまで戦場の空気が蔓延していれば、流石に羽虫如きに気後れはしませんっ。背中は任せてくださいねっ」

「そう言うラトリア様の背中は私に任せてくださいね? 2人でいっぱい頑張って、今夜は沢山愛してもらいましょうねっ」


 俺に挑発的な笑みを向けながら、ゆっくりと舌なめずりをして見せるエマ。

 なんか最近エロに積極的になってきてるね? 大変良い傾向だと思いますっ!


「それじゃ前に出るからねっ! 片っ端から駆除してやるんだからーっ!」

「毒見スキルの無いみなさんは、3人が断空を放った場所を移動するのが良いでしょう! ウェポンスキルである断空の斬撃で怪我をする心配もありませんからねっ」


 叫びながら前に出るニーナとヴァルゴ。

 迫ってきている生体反応に自分から突っ込んで、全ての個体を躱しながらヴェノムデバイスたちを駆除している。


 俺も2人に負けてられないなっ! いつまでも妻の背中に隠れ続けてるわけにもいかないよっ。


「リーチェ! フラッタ! 俺達も前に出るぞ!」

「了解!」「うむっ!」

「このあとの断空は、毒見スキルで自分で判断して放ってくれ! みんなを守るのが最優先ってことで!」


 アウラの居る方向に1度断空を放ってから、双剣を構えてヴェノムデバイスたちに突撃する。


 敏捷性補正を意識して、ヴェノムデバイスやヴェノムコマンダーにリアクションを取る暇も与えず両断していく。

 不思議なもんだ。未だに外見には不快感がてんこ盛りなのに、敵と認識したその瞬間、この不快感がむしろモチベーションの向上に繋がった気がする。

 このキモい生物を根絶したい。とっととこの戦闘を終わらせたいっていう動機付けは大切なんだなぁ。


 しかし切っても切っても減らない生体反応。いったいコイツら何体いるんだよ?

 うちのパーティじゃなかったら、スタミナが維持できずに圧殺されていただろう。


「尤も、数日間ぶっ続けでベッドの上で過ごせるうちの家族なら、何の不安も無いんだけどなぁっ!」


 お前らがたとえ数億とか居たとしても、根絶するまで付き合ってやるよっ!

 どうやらお前ら相手でも、魔力吸収さんはちゃんと仕事をしてくれるみたいだしなぁ!


 双剣の斬撃、ところによって断空にご注意ください状態の聖域の樹海。

 ヴェノムデバイスを蹴散らしながら断空で霧を払っていると、ニーナが少し戸惑ったような呟きを溢す。


「自爆……されないねっ!?」

「どうやら自動で自爆するというわけではないようじゃなっ! これならなんの遠慮も要らぬのぅ!」


 フラッタは喜々としてドラゴンイーターを叩きつけ、フレイムドラゴンブレードで断空を重ねている。


 なるほどねぇ。毒を発生させる間に断空を放つことで、本来毒を発生させる引き金となるはずの魔力を根こそぎ吹き飛ばしちゃってるわけか。

 フラッタって脳筋の癖に、本能的に最善手を選び取ってくるから怖いわぁ。


「ふふ。ウェポンスキルを用いずに戦うなど、旦那様と出会う前の日々を思い出してしまいますねっ」


 災厄のデーモンスピアを軽やかに振り回しながら、流れるような自然な動作でヴェノムデバイスを仕留め続けるヴァルゴ。

 魔力に頼らない基礎技術の高さが彼女の強みだからな。野生動物戦はヴァルゴの独壇場だ。


「潰……れろぉっ! 潰れろ潰れろ潰れろぉっ!!」

「やっぱり気持ち悪いです……! だからさっさと皆殺しにして差し上げますよっ!」


 手当たり次第にメイスを振り下ろしているアウラと、双剣を自在に操りヴェノムデバイスをヤケクソっぽく葬り続けるラトリア。


 その2人が潰したヴェノムデバイスにすかさず烈波斬を放ち、毒の発生を抑制するエマ。

 そんな3人を1歩引いた視点で見守りながら、槍で的確にサポートするターニア。安定してるな。


 このにいる全員が上手く噛み合って、ヴェノムデバイスを瞬く間に殲滅していく。

 生体察知の反応的にヴェノムデバイスが減っている印象は全く無いんだけど、魔力を使った召喚術じゃないのだから、駆除し続けていればいつかは根絶できるはず。正念場だぞ俺っ!


「……っ!? ダン、様子が変よっ! 生体察知を確認してっ」

「ティムル!? ……了解っ!」


 順調に一方的にヴェノムデバイスを殺し続けていると、ティムルが何かの異変を感じ取って警戒を促してくる。


 そんな彼女に説明を求めたくなる衝動を抑えて、ティムルの指示通りに生体感知を発動。

 すると、いままで津波のように間断無く襲い掛かってきていたヴェノムデバイスたちの動きが止まっているように感じられた。


 ……俺達を排除することを諦めたのか?

 でも生体察知の反応はまだまだ減っている様子は無いな。


 ここは俺たちを休ませないように、物量に物を言わせて間断無く襲い掛かるべき場面じゃないのか……?


「……全員ティムルのところまで後退して。またなにかやってきそうだ」

「このまま押し切れそうだったのにねー。楽させてくれない相手なのっ」


 ブーブー言いながら一瞬でティムルの元に戻ってくるニーナ。


 ニーナが言う通り、押し切られそうだったから意図的に流れを変えたのか?

 だとしたらヴェノムデバイスたちは、本当に頭のいい生物って事になりそうだ。


「また妾たちの周囲をグルッと囲っておるのう。今更様子見か?」


 怪訝な表情を浮かべて周囲を見回すフラッタ。

 しかし次の瞬間何かに気付いたように、真剣な表情で耳を澄まし始めた。


「いや、なんじゃ? 何か聞こえる……?」

「なにか? 俺にはなにも聞こえないけど……」

「いや、確かに聞こえるのじゃ。それも少しずつこちらに近づいてきているように……」


 フラッタの言葉に従って、俺も五感補正を活かして耳を済ませてみる。

 するとかなり遠くの方から、まるでエンジンの駆動音のような甲高い音が迫って……。


 そう思った次の瞬間、ジジジジジジジジジジ!! という大音量が空気をビリビリと振動させながら俺達に襲いかかってきた。


「ぐうぅ……!? うるさ……なんっ……じゃ、これはっ!?」


 咄嗟に耳を塞いで身を屈めるも、そのあまりの騒音は耳を塞いでも直接脳に叩き込まれるかのように不快に響き渡ってくる。

 だけどこの音……日本でも聞いた覚えが……!?


「ぐっ……リーチェ……! 音の遮断を……!」

「も……やってる……! けど、大きすぎて遮断しきれ……!」


 喋っている間にもどんどん音量は増していき、最早体の表面を貫通して骨に直接騒音を送り込まれているような錯覚を受ける。

 この不快な騒音、ヴェノムデバイスたちの攻撃だよな……!? 虫で騒音って言えば……。


「これ……蝉かっ!? ここで蝉の鳴き声かよっ……!!」

「セミってなに……!? 鳴き声って……。この音、生き物が発してる音なの……!?」


 チャールには蝉という言葉が通じなかったようだ。

 ひょっとしたらこの世界に蝉は存在して無いのかもしれない。去年の夏も見た覚えが無いしな。


 今は何とか騒音の中でも意思の疎通は取れているけど、明らかに音量が上がり続けている。

 まるで花火大会にでも来ているかのように体の表面は音で振るえ、あまりの騒音に頭痛と眩暈まで感じ始める。


「くっ……! これがヴェノムデバイスの出してる音なら……! 断空ーーーっ!」


 闇雲にショートソードを振って3度ほど断空を放つ。

 しかし断空による騒音の遮断効果は全く認められず、相変わらずの不快な騒音が、ジジジジジジジジジッ!! と俺達の耳を打ち続ける。


 くっ……! この音って魔力を使っていない純粋な発声なのかよ……!

 そう言えばヴェノムデバイスには内臓らしい内臓は存在しないって言ってたっけ……。

 確か蝉の体内も空洞になってて、体内で増幅させた音を鳴き声として発生させていたような……!


「ティムル! 直ぐに竜鱗甲光で周囲を覆ってくれ! 無いよりはマシになるはずっ……!」

「りょ……かいっ! 竜鱗、甲光--っ!」


 俺達を囲うように展開された竜鱗甲光によって、音がほんの少しだけ弱まった。

 まだかなり煩いし不快だけど、鼓膜が破れる心配はしなくていいくらいの音量になってくれた。


「仕合わせの暴君メンバーで更に魔法障壁を張るよっ! 竜鱗甲光の内側を補強するつもりで展開してっ!」

「了解……なのーーっ」


 ニーナの返事を合図に、仕合わせの暴君メンバーで魔法障壁を展開する。

 そこまでしてようやく、肌を震わせない程度の音量まで音を遮断することが出来た。


「でも、この先いったいどうすりゃいいんだ……!?」


 魔力を用いていない、生物の純粋な発声は断空じゃ斬れない。

 なのに竜鱗甲光すら貫通してくる大音量。


 発声している個体は、無限と言っても過言ではないほどの物量……。

 攻撃魔法が効果を発揮しない以上、その全てを一瞬で根絶することはどう考えても不可能だ。


 ヤ、ヤバい……。

 はっきり言ってこの状況、完全に詰んでない……?
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