異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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7章 家族みんなで冒険譚2 聖域に潜む危機

511 奉仕 (改)

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「ドワーフ族はもう少し現実を見た方がいいと思うよ。じゃあね」


 別れ際にひと言余計な事を言ってから、レイブンさんたちと別れた。


 アウター管理局を出た俺は、とりあえずニーナとリーチェの手を引っ張って建物の隙間に入り込み、気配遮断を発動する。

 そのまま正面から2人を壁に押し付けて、2人の下着に手を入れ、2人の中に指を潜ませた。


「あんっ。ダン、ここでするのっ……!?」

「……ごめん。ちょっと気が昂ぶっちゃって。2人に甘えさせて欲しいんだ」


 2人からの悪戯で最高に興奮した流れで本番に移行したかったけど、今はとてもそんな気分じゃないから。

 2人の温もりを確かめるようにゆっくりと指を動かし、壁に押し付けた2人に煮え切らない感情をぶつけるように、何度も何度もキスをする。


 2人も俺のキスに応じながら俺の背中に腕を回して、流れに身を任せるように俺の指をそのまま受け入れてくれている。


「音っ、止めてるからぁっ……! もっと好きにしても、いいんだよっ……?」

「ありがとリーチェ。それじゃお言葉に甘えて、もっともっと悪戯させてもらうね」


 中指と人差し指を使って2人の中を優しくかき混ぜながら、親指で2人の小さい豆粒をぐりぐりと押し潰す。

 すると2人は突然の刺激に大きく背中を仰け反らせた。


「あっあっ!? あああああっ……!? なに、これぇっ……!?」

「ビビビ、ビリビリするっ……! 意識っ、飛んじゃうよぅ……!」

「みんなが敏感すぎて今まではあまり弄ってこなかったけど、ここも気持ち良くなれる場所みたいなんだ。2人のここ、今日からいっぱい弄ってあげるからね」

「「んああああああっ……!!」」


 慣れない刺激に身体操作が間に合わなかったのか、2人とも一気に下着を濡らして地面に尻餅をついてしまった。

 そんな肩で息をする2人の下半身を露出させ、まずはニーナの太股を撫で回しながら、その中央に吸い付き舌を差し込む。


「そっそんなに深く、舌入れちゃっ、だめなのぉっ!」


 両手で最大限にニーナを広げ、1ミリでも深い場所まで舌先を届かせ躍らせる。

 ニーナの中に最大限舌を潜り込ませてから片手でリーチェの入り口を解し、もう一方の手でニーナの豆粒を優しめにコシコシと扱く。


 反射的に閉じたニーナの太股を頬で堪能しながら、ニーナが気絶しないギリギリの刺激を見極めて彼女の泉を啜り続けた。


「うああっ……! 深っ、いぃ……!」


 ニーナが満足するまで続けたら、次は勿論リーチェの番だ。


 リーチェの両足も最大限に開脚させて、その中央の泉に口をつけて限界まで舌を差し込む。

 そしてニーナの泉を指で往復しながら、ここでもリーチェの豆を扱く。


 やはり反射的に閉じられたリーチェのむっちりした太股に挟まれながら、エルフの甘い蜜の源泉をお腹いっぱいになるまで堪能したのだった。


「美味しいよリーチェ……。ニーナ、リーチェ、大好き……。2人とも大好きぃ……」


 ドワーフ族に感じた複雑な感情。

 自分でも持て余してしまうその不快な気持ちを、2人への愛情に昇華して飲み込んでいく。


 誰が悪いとも言えない。けれど誰も改善しようとしない、現状に不満を持ちながらも改善しようとする気が無いあの精神性。

 このままでは先が無いと知っているくせに、自分たちは間違っていないと信じる身勝手さ。


 頭に来る? 許せない? 理解できない?

 ……いや、ただただ気持ち悪い。気持ち悪過ぎてこれ以上近寄りたくない。関わりたくない。


 なんで先祖は大事にするのに、今苦しんでいる家族は見殺しにするんだ?

 なんで種族に誇りを持っているくせに、同族をこんなにも冷遇するんだよ?

 言葉だけ、外面だけを気にして中身なんてどうでもいい、そんな気持ちの悪さが透けて見える。


 職人を……名匠を崇拝しておきながら、このままでは危険だからと自分たちでその力を失伝させる矛盾。

 そうして故意に失った名匠が目の前に現れた途端、手の平を返して受け入れる姿勢。


 ドワーフ族ってなんなんだよ。矛盾の固まりかよ?

 気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い……!


 不快な気持ちが抑えきれなくなり、2人の泉から離れ、2人の衣服を正す。


「ふぇ……?」

「……ダン?」


 甘く息を乱しながら戸惑う2人を強く抱き締め、2人の鼓動と体温を感じる。


 これより大切なものがこの世にあるのかよ、ドワーフ族……!

 愛する人の存在と幸福、それ以上に大切なものなんか無いんだよ、ドワーフ族さんよぉ……!


 理解し合えないドワーフの価値観を振り払うように、俺は自分の大切な家族を絶対に手放すものかと、ニーナとリーチェを抱き締め続けた。






「突然甘えちゃってごめんね。2人のおかげで落ち着いたよ」


 暫く2人を抱きしめて落ち着きを取り戻した俺は、ニーナとリーチェの間に座って2人を左右から抱き寄せ、後ろから回した手を2人の下着に潜り込ませる。

 そして今回開発を始めた敏感な部分を2人に確認させるように、人差し指の腹で優しく撫で回す。


「こっれぇ……。すごいっ、のぉ……! ややっ、優しく触られてるのにぃぃっ……! 気持ち、良すぎなのぉ……!」

「なんでぇ、突然ここ、触ったのぉ……? 今まであんまりぃ、触ってなかったじゃないっ、かぁぁんっ……!」


 優しくも強い刺激にニーナとリーチェは身をくねらせ、その快感に耐える為にか俺にぎゅーっと抱き付いてくる。

 俺を信頼して抱き付いてくる姿に、エロさよりも愛おしさが募ってくる。


「会議中は2人にいっぱい気持ちよくしてもらったからさ。俺もお返ししたいなーって思ったんだ。思った以上に2人が気持ち良くなってくれて俺も嬉しいよ」


 今はあくまで余韻を楽しむターンなので、刺激を強めすぎないように気をつける。

 今やっているのは愛する2人に対する感謝と労いの行為なのだから。


 2人の下着に潜り込んだ両手で敏感な部分を優しく労いながら、今後の話を相談する。


「ここまでやった以上、クラメトーラから手を引こうと思うんだ」

「……いいの?」

「うん。道は示した。環境的な問題も解消した。これ以上は過干渉になりかねないし、なによりドワーフ族の価値観の違いについていけそうもないから。ここらが潮時かなってさ」

「……そっか。私は構わないよ? ダンがそれでいいならね」


 震える手で俺の顔に手を伸ばし、頬に何度もキスをしてくれるニーナ。

 2人のおかげでもう落ち込んでいるつもりは無いけれど、ニーナの励ましのキスが愛おしい。


「あとはカラソルさんに今回の話の顛末を伝えて終わりにしよう。今後のことはドワーフ族自身に任せて、俺達は俺達の活動に戻ろうと思うんだ」

「あー。カラソルさんはぼくらが巻き込んじゃってる立場だもんね。最低限の説明義務は果たさなきゃ駄目かぁ」


 既に強い刺激にも慣れ始めたのか、敏感な部分を擦られながらも普段通りに振舞うリーチェ。

 そんなリーチェに頬に口付けをしてから、ふと思いついた事を提案してみる。


「ということで、今から3人でカラソルさんに会いに行こうって思うんだけどさ。2人に1つお願いがあるんだ。聞いてくれる??」

「「お願い?」」


 上気した顔で可愛く首を傾げる2人だったけど、俺からのお願いを聞いた瞬間にエロス100%の表情を浮かべて、舌なめずりをしながら快諾してくれたのだった。





 クラクラットを後にした俺達は、中継都市に転移してカラソルさんを探した。

 しかし今日に限って大変好都合な事に、カラソルさんはスペルディアの夢の一夜亭で業務をしているということなので、早速3人でスペルディアに向かった。


 話し合いが終わったら駆け込めるように1部屋予約してからカラソルさんに取り次いでもらって、今回クラクラットで起きたことをカラソルさんに報告する。


「そう、ですか……。ダンさん達は正式にクラメトーラから手を引くと仰るのですね?」


 感情を乗せない言葉で、慎重にカラソルさんが確認してくる。

 そして俺もまた感情を乗せない言葉で、淡々とカラソルさんに返事を返す。


「うん。道は通した。アウターも正常化した。あとは俺達の出る幕は無いでしょ。お役御免って奴だね」

「そんな事はありませんが……。現時点でも皆さんにはお力を借りすぎている部分はありましたからね。そういう意味では仕方ないのかなとも思います」


 少しだけ残念さを滲ませるカラソルさん。

 そんなカラソルさんの目の前では、ニーナとリーチェが全力で俺の股間を弄っていたりする。


 ニーナとリーチェの両手が俺の下着の中に潜り込んでいて、2人同時にゴシゴシと扱かれる快感にはマジで脳から火花が飛び散る感覚がする。

 そして空いた手で先端だったり袋だったりを存分に悪戯する2人の表情は、もはやエロいことしか考えていないサキュバスそのものだ。


 ……いやぁね? アウター管理局の話が終わったら、最高に盛り上がった状態で2人とベッドインして思い切り楽しみたかったわけですよ。

 だけど話の流れ的に完全に1度クールダウンさせられてしまって、俺としちゃあ残念で仕方なかったんですよね。


 ということで、今回カラソルさんとのお話をしている間に最高に悪戯しまくってもらって、その流れで最高に盛り上がった2人と最高の時間を過ごさせてもらおうって話なんですよーっ。


「勝手に申し訳なかったけど、カラソルさんの事は伝えちゃったからからね? 代表の座につかないにしても、今のドワーフ族にカラソルさんより王国に詳しい人って居ないからさ」

「でしょうね……。私も1人のドワーフとして無関係、無関心で居るわけには参りませんか。代表は勘弁していただきたいですが、協力を惜しむ気はありませんよ」


 代表でなければ協力を惜しまないと、力強く頷いてくれるカラソルさん。

 そんなカラソルさんに、両手を使って盛大に俺を責め立ててくるニーナとリーチェが完全にスルーされているのは、実は気配遮断を使用しているからだったりする。


 部屋に入る前に2人には気配遮断で姿を消してもらって、俺だけがカラソルさんに認識された状態で話を始めた結果、カラソルさんの目には俺1人しか認識出来ていないのだ。

 激しく聞こえる卑猥な水音もリーチェが操作してくれているので、気配遮断に精霊魔法を組み合わせると、人前でも堂々とエロいことが出来てしまうのが証明された形である。


 ここでカラソルに違和感を感じられたら芋づる式に2人の存在も発覚してしまいかねないので、楽しそうな2人に水を差さないためにも全力で体の反応を押さえつけなければいけないのだっ。


「こっちからの協力は、クリミナスワークスによる輸送部隊を組織するくらいかな? 後は他の場所には設置されていない転職魔法陣を設置するくらいで、中継都市から手を引こうと思ってる」


 ちなみに今回は俺の両手も彼女たちの股間をさすさすと撫で回しているけれど、これは2人の気分を盛り上げる為のスパイスのようなものだ。

 さっきは2人に求められながらも応える余裕が無かったから、その埋め合わせみたいなものかな?


 この場はあくまで俺が責められる側。俺が痴漢される側なのだ。

 俺が2人のオモチャになって、全力で弄ばれるべき場なのだよっ。めっちゃ興奮するぅ!


「ただ、協力して欲しいことがあればなるべく応える気でいるよ。その時は遠慮なく言ってね」

「ふむ。現在頓挫している第2中継都市に、大規模な農園を作る計画。それを実際に始める時はまた声をかけさせていただくかもしれません。それ以外なら今のところ大丈夫かと思います。シュパイン商会さんも張り切ってますから」

「最近キャリアさんたちに会ってないんだよなぁ。張り切ってるってどんな感じなの?」

「ふふ。言葉通りとしか言えません。領主も不在、関係者はみんなダンさんを通じて1つになっているから揉め事もなく、先住民や周囲の街との交渉も必要なく、自由に街作りが出来てますからね。とても楽しそうに走り回ってますよ」


 そっかぁ。今のニーナとリーチェと同じくらい楽しそうにしてるのかなぁ。


 この2人ってサドっ気が強いってわけじゃ無くて、どこまでも俺を気持ちよくさせたいって思ってくれてるだけで頑張ってる、むしろサービス精神だけでこんなに頑張ってくれてるんだよねぇ。

 そんな2人の気分を高めてあげる為に、俺も下着の上から指先で泉の位置をぐりぐりと穿ってあげる。


 ……もうぐっちょぐちょですね、2人とも。

 バレたら終了なんだから、補正を利かせてもうちょっと我慢してくれる?


「1つの懸念事項なんですけど、中継都市の領主にバルバロイ殿下が、アルフェッカの領主にシャーロット殿下が意欲を示しているという情報がありますね。まだ噂の域を出ていない段階ですけど」

「ん。利に聡いあの2人ならありえそうだけど……。いや、むしろ俺への接触の手段として考えてるのかもなぁ。まぁあの2人が優秀なのは恐らく間違いないからね。目を付けられててもおかしくはないでしょ」

「我々としては、あの2ヶ所はダンさんと縁のある領主に治めていただきたいところなんですけどねぇ。両殿下ではちょっとダンさんと距離が遠すぎる気がして……」

「いやいや。俺と縁のある王国貴族なんて居ないからね? せいぜい獣爵家と竜爵家とエルフェリア家くらいのものだから」

「各種族のトップどころとばっかり絡んでるじゃないですか、もうっ! いや、グラフィム家やソクトルーナ家の縁者に治めてもらうのも悪くないのかもしれませんが……。う~ん……」


 領主が居なくて伸び伸びと開発が出来ている様子だけど、やっぱり不在なら不在で困るようだ。

 俺に領主選出の意志がない事を悟ったカラソルさんは、それじゃあどうしようと悩み出してしまった。このあたりが潮時かな?


 下着の上からでも分かるくらいに、ニーナとリーチェの準備が万端なことは明白だ。

 そしてそこに収めるべき俺の矛も、普段の数割増しの威力と硬度を発揮できそうだからな。流石にそろそろ限界だぁいっ。


「領主の話は街が出来てからでいいんじゃない? こっちからの報告は以上だよ。今日のところは失礼させてもらうね」

「ええ。ここまでお膳立てをしていただいたのです。ダンさんが居なくても立派に発展させて見せますよ。楽しみにしていてくださいね」


 笑顔でカラソルさんとの話を切り上げ、そのままダッシュで予約した部屋に駆け込んだ。

 部屋に入ると直ぐに、舌なめずりをした獣化ニーナと精霊憑依リーチェが俺を凄い勢いでベッドに押し倒し、流れるような動きで俺の下半身を脱がせて、俺の上に跨ってきた。


「よく我慢できたねー。えらいえらいっ。ご褒美にぜーんぶ、私の中に出していいからねーっ?」

「ニーナの次はぼくの番だからね……? いつもより硬くてあっついコレで、ぼくの奥をどろどろに汚して欲しいなぁ……?」


 繋がったニーナが俺の上で全力で動き、抱きついたリーチェが俺の両腕を拘束しながらレロレロと舌を絡めてくる。

 2人の激しく情熱的な奉仕に、すぐさま俺は体内の興奮をニーナの最奥に吐き出してしまう。


「あ、はぁ……。すっごい勢いなのぉ……! ほーらダン、頑張ってぇ……? 全部、ぜーんぶ私の中に出しちゃうのぉっ……!」

「ぜーんぶニーナに出していいからねー? ぼくの分は新たに搾り取ってあげるからっ」


 獣化で生えた狐しっぽを俺の腰に巻きつけて、その反動でぐりぐりと奥を押し付け俺の中身を全て奪っていく金髪狐耳のコンコンニーナ。

 その奥を自主的にコンコンとノックする余裕も無く、2人の笑顔に見守られながら自分の中身を全て明け渡した。


「んふふー。おなかいっぱいなのっ。こんなに出してダンは偉いねー。私のお腹、タプタプになっちゃったのーっ」

「さぁダン。次はぼくの中をいっぱいにしてぇ? 疲れたなんて、絶対に言わせないからぁっ……!」

「うっ、あああああっ……! い、いつもより気持ち……おぉぉっ……!?」


 ニーナから解放された直後の俺は、すぐさまリーチェに迎えられる。

 悪戯されまくって最高に興奮した状態の俺は、たった今全てを吐き出したばかりだっていうのにも拘らず、リーチェに迎えられただけでガチガチに興奮しきってしまっている。


「ふふ。ニーナにあんなに出したばっかりなのにこんなに硬くして、ダンは偉いねー? さぁダン。今度はぼくがいーっぱい搾りとってあげちゃうよっ」

「あはっ。リーチェの中ってそんなに気持ちいいのっ? ピクピクしてるダン、可愛いのーっ」


 金の瞳のニーナと翠の瞳をしたリーチェに無抵抗に搾られ続け、いつもとはまたひと味違った夢の一夜を堪能する俺。

 いやまだ全然日が高い時間なんですけどね?


 1人が跨り腰を振り、もう1人が抱き付き俺を拘束し続けるという無限の強制奉仕プレイを受け続けて、俺の頭と心はニーナとリーチェのことしか考えられなくなっていく。

 おかげで俺の頭と心からは、ドワーフ族のことなんて完全に消えて無くなっていったのだった。
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