400 / 878
6章 広がる世界と新たな疑問1 蜜月の日々
400 お仕置き (改)
しおりを挟む
「さぁダンっ! 両手を背中に回しなさいっ」
浴室に連行された俺は、瞬時に裸に剥かれた上にタオルで後ろ手を縛られてしまった。
俺に限らず我が家の家族ならこんな拘束は簡単に解けるんだけど、今日はお仕置きなので甘んじて受け入れる。
仮にお仕置きじゃなくても、大歓迎で受け入れますけどね?
「ティムルたちを泣かせたダンは絶対に許せないのっ。だから今日は徹底的にお仕置きしてあげるんだからっ」
全裸のニーナが俺をビシィ! っと指差しながら、全員にプリティリキッドを塗していく。
お久しぶりですプリティリキッド先輩! またお会いできて光栄です!
ぬらぬらとテカるみんなの裸体に興奮していると、ぬるぬるの体を俺に擦りつけながらニーナがタオルで俺の視界を封じてくる。
「今日は細かい打ち合わせは無しっ! みんな思い思いに全力でダンにお仕置きするのっ!」
ニーナの声に、はぁいとか了解なのじゃー! とか様々な返事がされたかと思うと、俺の全身が隈なくヌルヌルした柔らかいものに包まれる。
ええっ!? なななっ、なにこれぇ!?
ぬるぬるしてるのがみんなの体だってのは分かるけど、なんで背中とかまで満遍なくぬるぬるを感じちゃうのぉっ!?
戸惑っている俺の両足がそれぞれ別の誰かに掴まれて、大きく足を開かされる。
そして開かされた足もまた満遍なく、ぬるぬるとした感触に包まれていく。
「ちょっ、ちょっと待ってっ! ちょっとムグゥ!」
みんなを制止しようと開いた口の中にも、当然のようにヌルヌルした感触が侵入してくる。
抵抗も抗議も封じられた俺の全身を、ヌルヌルしたみんなの体と舌と指が縦横無尽に駆け回る。
だっていうのに、未だに最も敏感な部分は放置されたままだ。
いつもみんなと繋がる部分が放置されたままなのに、全身を這い回るぬるぬるとした感触が気持ちよすぎて耐えられない……!
もうダメだ……! そう思った瞬間に勢い良く誰かが俺を迎え入れてくれた。
突然の刺激に頭がショートし、抗うことも出来ずに無様に達してしまう俺。
しかし俺の上に跨っている誰かは、俺から吐き出される興奮を受け止めながらも腰の動きを少しも緩めてはくれなかった。
ま、待ってぇ……! 今出てるからっ! 一旦動き止めてぇ……!?
なんでずっとグチュグチュ動いちゃうのぉぉっ! き、気持ちいい、けどぉ……!
いつもなら誰と繋がっているのかすぐに分かるのに、全身がぬるぬるに包まれて全身から快楽を注ぎ込まれ続けているせいで、今誰に搾り取られているのか判別できない。
しかし必死に相手の情報を集めようとする俺を嘲笑うかのように、ぬるぬるは俺のお尻にも侵入してくる。
だめえええっ! これやられると止まらなくなっちゃうんだってええええ!
とめどなく吐き出され続ける俺の想い。
それを黙って受け止める誰かは、決して動きを止めることなく俺を刺激し続けてくる。
せめて誰と繋がっているかだけでも確認したくて五感を働かせるんだけど、全身から送られてくる快楽が強すぎて五感が正常に働いてくれないよぉ!
最早時間の感覚も曖昧になり、自分がいつから吐き出し続けているのかも良く分からなくなってくる。
……けど流石に違和感を覚える。
俺は魔力が切れない限り注ぎ込み続けることが出来るけど、受けている側はいくらなんでも限界を超えてるハズじゃないか?
1度違和感を抱いたからか、今俺と繋がっている相手が最初に俺を包んでくれた相手ではない事に気付けた。
……って! つまり全員で交替して、休みなく俺を搾り取り続ける気なのかぁっ!?
「あ、気付いた? ちなみにもうみんな1周は終わってるの」
耳元で囁かれるニーナの声。
ニーナが俺の心を読む精度、もう読心術ってレベルですら説明できないんですけどぉ!?
「ダンはなぁんにもしなくていいの。今日はぜーんぶ私達でシてあげるからっ。ダンはただひたすら気持ち良くなっていいんだよーっ?」
耳元で囁かれるニーナの吐息がまた気持ちよくて、繋がっている誰かの奥に注ぎ込まれる勢いが増してしまう。
だけどその誰かはやっぱり動きを止めずに、全力で俺を搾り取りに来る。
「ずーっと出してダンは偉いの。ダンの想いは1滴残らず私達が受け止めてあげるからねー……?」
ぬるぬるグチョグチョという音しか聞こえない中で、甘ったるいニーナの囁きが妙に興奮してしまうよぉ!
っていうか他のみんなも喋ってよ!
卑猥な音しか聞こえなくて、脳がピンク色にバグっちゃうのぉぉぉっ!
今までもプリティリキッドを使ったこともあるし、9人全員を同時に抱いたことも何度もある。
だけどプリティリキッドを使用した9人が明確な連携を持って挑んできたことは、1度だってなかったはずだ。
体験したことのない快楽の無限地獄に、俺の体が喜びと悲鳴を上げているううう!!
「可愛いダン。すっごく気持ちよくなってねぇ……? 明日の朝まで何も考えず、みんなの中に好きなだけ出していいの……」
好きなだけ出していいってすっごいエロいんですけど、もう俺の意思は関係なく強制的に排出されてるんですけどぉっ!?
ってか魔力枯渇!
魔力枯渇に気をつけようって話をしたばっかなのに、朝まで出し続けたらいくらなんでも魔力枯渇が起きちゃうよぉぉ!?
「残念でしたー。ティムルが常に熱視で確認してるからその心配は無いの。それにティムルの魔力自動回復も累積して効果を得ているダンの魔力、本当に明日の朝までに尽きるのかなぁ……?」
嘘、だろ……。
まさか俺は、ひと晩中休み無しに出し続けられる体になってしまったとでも言うのか……!
そう言えば、初めてラトリアに舌を入れられて魔力枯渇を起こしかけた時に比べても、既に今のほうがずっと長い時間放出し続けている気がする。
え、もしかして消費する魔力よりも、回復量のほうが上回っちゃった……?
「大好きなダン。いーっぱい愛してあげるからね~? みんなも声を出していいの。ダンに大好きだよーって、いっぱい言ってあげて?」
ニーナの言葉を引き金に、空間全てから大好きと愛してるの言葉の雨が降り注ぐ。
快楽に染まりきった後に愛情を訴えてくるのはズルいってぇ! 幸せすぎて死んじゃうからぁぁっっ!
全身をぬるぬるグチュグチュにされながら、耳からは愛情と好意だけが降り注ぐ桃色空間。
永遠の拷問、天上の地獄の時間が過ぎていった。
「ふぐ……ん……。ちゅる、ちゅ……れろ……」
いつの間にか拘束は解かれ、目隠しも外れている。
だけど止まない快楽の衝撃に、未だ体は指1本動かせそうもない。
どうやら今は、ターニアとキスしながら1つになっているみたいだ。
「明るくなってきたねー。そろそろお終いかなぁ?」
口元を拭いながらニーナが発した言葉で、ようやくターニアも動きを止めてくれ……。
おっ、奥をグリグリ押し付けないでぇ……! 出続けちゃうからぁっ……!
「本当にひと晩中出しっぱなしでしたねぇ。今度2人っきりになった時が楽しみですねっ、ダンさんっ!」
「こ、この量を1人で受け止めるの……? こ、壊れちゃわないかなぁ……?」
おっぱいを俺の全身に擦りつけながら、ムーリとリーチェが相変わらずエロいことを妄想している。
その後ろでティムルとフラッタが、石鹸で作った泡を自分の体に塗りたくっている。
「さ、それじゃ後始末しましょうか。プリティリキッドを洗い落とさないと……、ねぇ?」
ぬるぬる天国が終わったと思ったら、ティムル主導の泡泡天国が始まった。
みんな自分の体に泡をまとってぬるぬると俺の体を洗ってくれたり、自分の体を俺の体でぬるぬると洗ってくれたり……って、それもうやってること同じですよね?
俺の顔はラトリアとターニアの母親おっぱいに挟まれ、昨晩不足気味だったおっぱい成分をここぞとばかりに補給してくれる。
そして1番敏感な部分は泡とは違うぬるぬるに包まれたまま、まさかの延長戦が展開されてしまった。
強制的に出しっぱなしにされたわけじゃないので、ただただ気持ちいいだけだったけどっ。
3周ほどみんなの体内も白い液体でぬるぬるにさせていただいて、結局浴槽に浸かることなくお風呂タイムが幕を下ろした。
いやもう、これお風呂でもお仕置きでもなんでもないじゃんかぁ……。
「さ、流石にひと晩中出しっぱなしは、ヤりすぎじゃないかなぁ……?」
魔力は枯渇していないのに、何か大切な物が空っぽにされてしまったように力が入らない。
そんな俺はみんなの為すがままに身支度を整えられ、食堂に座らせられ、フラッタとニーナを膝の上に座らせて、みんなに代わる代わる食事を口に運んでもらった。
ニーナとフラッタは俺の腕の中で、すりすりと体を擦りつけてくる。可愛いなぁもう。
「熱視で見てたけど、ひと晩中出し続けていても魔力が枯渇する心配は無さそうだったわ。これからは今まで以上に愛してもらえそうねぇ?」
意地の悪そうな笑みを浮かべたティムルが、蒼い流し目を向けてくる。
だがその瞳を見ても、今の俺は湧き立つものを感じない。
空っぽだ。空虚だ。今の俺は悟りを開いている。
「うん。これで今度、どれだけお嫁さんが増えても問題なさそうだねっ。ああでも、ダンさんの体は1つしかないのが問題になってくるかなぁ?」
そんなことで真剣に悩まなくていいからねターニア。
もうお嫁さんは充分なんだよ? この人数で死ぬかと思いましたからね?
「職業補正の力とはいえ、本当に凄まじいですよねぇ。あんなに長時間出し続けても体に問題がないなんて」
体に問題ないですと? 今の俺の虚脱状態がラトリアにはお見えでないの?
ラトリアのおっぱいから沢山水分を補給したおかげで、脱水症状に陥るのは免れたみたいですけど?
「補正も凄いですけど、ダンさん自身の執念にも呆れましたよ? 指1本動かせないのに、私達のおっぱいを口に含んだ途端にちゅうちゅう吸い始めるんですからぁ」
いやそれ逆なんだよエマ。
ひと晩中蹂躙され続けたから、せめておっぱいに癒しを求めたんだよ。
そう、おっぱいとは母性。おっぱいとは癒しなのだ。
なので癒しを求めて、フラッタとニーナの服の中に手を伸ばした。
ああこの柔らかさ……。先端の硬さ……。めっちゃ癒されるぅ……。
「ダン。朝食を食べ終わったなら早く行こっ?」
俺におっぱいを玩具にされているニーナが、お返しとばかりに俺の下半身をゆっくりと撫で回しながら催促してくる。
ニーナと、ニーナの動きに気付いたフラッタ、2人の細くて長い指先が俺のズボンの中に侵入してくる。
……君ら、本当に出発する気ありますぅ?
「昨日は浴室だけで終わっちゃったから、改めて寝室で愛して欲しいの。新品のベッドで、私達全員を気が済むまで……ね?」
言い終わると同時に、ニーナとフラッタが両頬にキスをしてくれる。
もう2人が可愛いやらエロいやらで、尽きていた何かが体中に漲ってくるのを感じてしまう。
悟りなんて開いてなかった。俺にあるのはどうやら煩悩だけだった模様。
察知スキルを使用して、家の周りに誰もいないことを確認。
スキルの範囲内には誰もいないなっ、ヨシッ!
誰もいないのでフラッタとニーナと触りっこしたまま席を立ち、お互い気持ちよくなりながら家の外に出る。
「んっ、虚ろな経路。点と線……。んんっ……! み、見えざる流れ。空と実。はぁっ……! もっ、求めし彼方へ繋いで……えぇ、いっ、到れ……。ポータルむぐぅ」
ニーナの詠唱がエロ過ぎて、ポータルの出現と同時に口を塞いでしまったよ、まったく。
背中にそっと添えられたティムルの手に誘導されて、ニーナとキスしたまま転移した。
「んもうっ。昨日あれだけしたのにまだし足りないのっ? ちょっとだけ待ちなさいっ」
転移して直ぐに口を離し、呆れたように俺を咎めるニーナ。
足りないってことは全く無いんですよ、改めてしたくなっただけで?
「さぁダン。ここが新しい私の家なのっ。いわば私達の別荘だねっ」
俺に乳首をこねこねされながら、左腕を大きく広げて俺の視線を誘導するニーナ。
目の前にあったのは巨大な建物。
流石にルーナ家やグラフィム家の屋敷には遠く及ばないけれど、マグエルの自宅の2~3倍くらいの広さがありそうな、だけどデザインはシンプルな家屋が建っていた。
屋敷の周りは木製の仕切りで覆われていて、その面積もまたマグエルの庭よりもかなり広く取られているようだ。
って、良く見ると井戸が2つもあるじゃないか。
え、これをニーナ1人で作り上げたの……? 職業補正があるとはいえ凄すぎない? くにくに。
「時間があるときは母さんにも手伝ってもらったのっ。でも持久力補正と重量軽減スキルのおかげで、マグエルの家の補修をした時よりもずっと楽だったんだーっ」
「あー……。マグエルに到着した直後は、まだ旅人すら浸透してなかったもんねぇ」
あの時ですら、ニーナの大工技術には大いに助けられた記憶がある。
重量軽減スキルと持久力補正、それに身体操作性補正が合わさった今のニーナは、下手な大工よりもよっぽど腕がいいのかもしれない。
「ささっ。そのまま乳首引っ張ってていいから中に入ろっ」
お、ニーナから許可が出た。なら何の遠慮も要らないなっ。
ニーナとフラッタの可愛いおっぱいをぷにぷにつんつんくりくりもみもみして、2人の乳首の感触を思う存分堪能する。
「はうっ……! や、優しく引っ張るでないっ……! き、気持ちいいのが止まらないのじゃぁ……!」
乳首を引っ張るたびに小さく仰け反り始めるフラッタ。
そんなフラッタと同じように乳首を引っ張られながらも、笑顔でみんなの方に向き直るニーナ。
「みんなも私のうちにようこそっ! 今日からはみんなもこの家の住人なのっ! 自分の家だと思って寛いで欲しいなーっ」
眩しいくらいの笑顔で、みんなに家を紹介するニーナ。
その笑顔を見た俺はニーナとフラッタの乳首から手を離し、乳房をもみもみさわさわと優しく可愛がってあげることにする。
この笑顔に快楽は邪魔だよね。
「私ね、みんなのことをお家に招待するのが夢だったんだっ! だから嬉しいっ! まだ私に叶ってなかった夢があって、だけどそれも叶ってしまうなんて幸せすぎるのーっ!」
ぎゅーっと思い切り抱きついてくるニーナ。そしてフラッタも一緒に抱きついてきた。
俺は2人のおっぱいから手を離して、2人を抱きしめながらよしよしなでなでしてあげる。
「さぁみんな入って入って! ここでもいっぱいえっちしようねっ、ダン!」
俺に抱きついたままで、グイグイと家のほうに引っ張っていくニーナ。
そんなニーナに逆らう理由も無い俺は、笑顔のニーナに引かれるままに新たな我が家に足を踏み入れるのだった。
浴室に連行された俺は、瞬時に裸に剥かれた上にタオルで後ろ手を縛られてしまった。
俺に限らず我が家の家族ならこんな拘束は簡単に解けるんだけど、今日はお仕置きなので甘んじて受け入れる。
仮にお仕置きじゃなくても、大歓迎で受け入れますけどね?
「ティムルたちを泣かせたダンは絶対に許せないのっ。だから今日は徹底的にお仕置きしてあげるんだからっ」
全裸のニーナが俺をビシィ! っと指差しながら、全員にプリティリキッドを塗していく。
お久しぶりですプリティリキッド先輩! またお会いできて光栄です!
ぬらぬらとテカるみんなの裸体に興奮していると、ぬるぬるの体を俺に擦りつけながらニーナがタオルで俺の視界を封じてくる。
「今日は細かい打ち合わせは無しっ! みんな思い思いに全力でダンにお仕置きするのっ!」
ニーナの声に、はぁいとか了解なのじゃー! とか様々な返事がされたかと思うと、俺の全身が隈なくヌルヌルした柔らかいものに包まれる。
ええっ!? なななっ、なにこれぇ!?
ぬるぬるしてるのがみんなの体だってのは分かるけど、なんで背中とかまで満遍なくぬるぬるを感じちゃうのぉっ!?
戸惑っている俺の両足がそれぞれ別の誰かに掴まれて、大きく足を開かされる。
そして開かされた足もまた満遍なく、ぬるぬるとした感触に包まれていく。
「ちょっ、ちょっと待ってっ! ちょっとムグゥ!」
みんなを制止しようと開いた口の中にも、当然のようにヌルヌルした感触が侵入してくる。
抵抗も抗議も封じられた俺の全身を、ヌルヌルしたみんなの体と舌と指が縦横無尽に駆け回る。
だっていうのに、未だに最も敏感な部分は放置されたままだ。
いつもみんなと繋がる部分が放置されたままなのに、全身を這い回るぬるぬるとした感触が気持ちよすぎて耐えられない……!
もうダメだ……! そう思った瞬間に勢い良く誰かが俺を迎え入れてくれた。
突然の刺激に頭がショートし、抗うことも出来ずに無様に達してしまう俺。
しかし俺の上に跨っている誰かは、俺から吐き出される興奮を受け止めながらも腰の動きを少しも緩めてはくれなかった。
ま、待ってぇ……! 今出てるからっ! 一旦動き止めてぇ……!?
なんでずっとグチュグチュ動いちゃうのぉぉっ! き、気持ちいい、けどぉ……!
いつもなら誰と繋がっているのかすぐに分かるのに、全身がぬるぬるに包まれて全身から快楽を注ぎ込まれ続けているせいで、今誰に搾り取られているのか判別できない。
しかし必死に相手の情報を集めようとする俺を嘲笑うかのように、ぬるぬるは俺のお尻にも侵入してくる。
だめえええっ! これやられると止まらなくなっちゃうんだってええええ!
とめどなく吐き出され続ける俺の想い。
それを黙って受け止める誰かは、決して動きを止めることなく俺を刺激し続けてくる。
せめて誰と繋がっているかだけでも確認したくて五感を働かせるんだけど、全身から送られてくる快楽が強すぎて五感が正常に働いてくれないよぉ!
最早時間の感覚も曖昧になり、自分がいつから吐き出し続けているのかも良く分からなくなってくる。
……けど流石に違和感を覚える。
俺は魔力が切れない限り注ぎ込み続けることが出来るけど、受けている側はいくらなんでも限界を超えてるハズじゃないか?
1度違和感を抱いたからか、今俺と繋がっている相手が最初に俺を包んでくれた相手ではない事に気付けた。
……って! つまり全員で交替して、休みなく俺を搾り取り続ける気なのかぁっ!?
「あ、気付いた? ちなみにもうみんな1周は終わってるの」
耳元で囁かれるニーナの声。
ニーナが俺の心を読む精度、もう読心術ってレベルですら説明できないんですけどぉ!?
「ダンはなぁんにもしなくていいの。今日はぜーんぶ私達でシてあげるからっ。ダンはただひたすら気持ち良くなっていいんだよーっ?」
耳元で囁かれるニーナの吐息がまた気持ちよくて、繋がっている誰かの奥に注ぎ込まれる勢いが増してしまう。
だけどその誰かはやっぱり動きを止めずに、全力で俺を搾り取りに来る。
「ずーっと出してダンは偉いの。ダンの想いは1滴残らず私達が受け止めてあげるからねー……?」
ぬるぬるグチョグチョという音しか聞こえない中で、甘ったるいニーナの囁きが妙に興奮してしまうよぉ!
っていうか他のみんなも喋ってよ!
卑猥な音しか聞こえなくて、脳がピンク色にバグっちゃうのぉぉぉっ!
今までもプリティリキッドを使ったこともあるし、9人全員を同時に抱いたことも何度もある。
だけどプリティリキッドを使用した9人が明確な連携を持って挑んできたことは、1度だってなかったはずだ。
体験したことのない快楽の無限地獄に、俺の体が喜びと悲鳴を上げているううう!!
「可愛いダン。すっごく気持ちよくなってねぇ……? 明日の朝まで何も考えず、みんなの中に好きなだけ出していいの……」
好きなだけ出していいってすっごいエロいんですけど、もう俺の意思は関係なく強制的に排出されてるんですけどぉっ!?
ってか魔力枯渇!
魔力枯渇に気をつけようって話をしたばっかなのに、朝まで出し続けたらいくらなんでも魔力枯渇が起きちゃうよぉぉ!?
「残念でしたー。ティムルが常に熱視で確認してるからその心配は無いの。それにティムルの魔力自動回復も累積して効果を得ているダンの魔力、本当に明日の朝までに尽きるのかなぁ……?」
嘘、だろ……。
まさか俺は、ひと晩中休み無しに出し続けられる体になってしまったとでも言うのか……!
そう言えば、初めてラトリアに舌を入れられて魔力枯渇を起こしかけた時に比べても、既に今のほうがずっと長い時間放出し続けている気がする。
え、もしかして消費する魔力よりも、回復量のほうが上回っちゃった……?
「大好きなダン。いーっぱい愛してあげるからね~? みんなも声を出していいの。ダンに大好きだよーって、いっぱい言ってあげて?」
ニーナの言葉を引き金に、空間全てから大好きと愛してるの言葉の雨が降り注ぐ。
快楽に染まりきった後に愛情を訴えてくるのはズルいってぇ! 幸せすぎて死んじゃうからぁぁっっ!
全身をぬるぬるグチュグチュにされながら、耳からは愛情と好意だけが降り注ぐ桃色空間。
永遠の拷問、天上の地獄の時間が過ぎていった。
「ふぐ……ん……。ちゅる、ちゅ……れろ……」
いつの間にか拘束は解かれ、目隠しも外れている。
だけど止まない快楽の衝撃に、未だ体は指1本動かせそうもない。
どうやら今は、ターニアとキスしながら1つになっているみたいだ。
「明るくなってきたねー。そろそろお終いかなぁ?」
口元を拭いながらニーナが発した言葉で、ようやくターニアも動きを止めてくれ……。
おっ、奥をグリグリ押し付けないでぇ……! 出続けちゃうからぁっ……!
「本当にひと晩中出しっぱなしでしたねぇ。今度2人っきりになった時が楽しみですねっ、ダンさんっ!」
「こ、この量を1人で受け止めるの……? こ、壊れちゃわないかなぁ……?」
おっぱいを俺の全身に擦りつけながら、ムーリとリーチェが相変わらずエロいことを妄想している。
その後ろでティムルとフラッタが、石鹸で作った泡を自分の体に塗りたくっている。
「さ、それじゃ後始末しましょうか。プリティリキッドを洗い落とさないと……、ねぇ?」
ぬるぬる天国が終わったと思ったら、ティムル主導の泡泡天国が始まった。
みんな自分の体に泡をまとってぬるぬると俺の体を洗ってくれたり、自分の体を俺の体でぬるぬると洗ってくれたり……って、それもうやってること同じですよね?
俺の顔はラトリアとターニアの母親おっぱいに挟まれ、昨晩不足気味だったおっぱい成分をここぞとばかりに補給してくれる。
そして1番敏感な部分は泡とは違うぬるぬるに包まれたまま、まさかの延長戦が展開されてしまった。
強制的に出しっぱなしにされたわけじゃないので、ただただ気持ちいいだけだったけどっ。
3周ほどみんなの体内も白い液体でぬるぬるにさせていただいて、結局浴槽に浸かることなくお風呂タイムが幕を下ろした。
いやもう、これお風呂でもお仕置きでもなんでもないじゃんかぁ……。
「さ、流石にひと晩中出しっぱなしは、ヤりすぎじゃないかなぁ……?」
魔力は枯渇していないのに、何か大切な物が空っぽにされてしまったように力が入らない。
そんな俺はみんなの為すがままに身支度を整えられ、食堂に座らせられ、フラッタとニーナを膝の上に座らせて、みんなに代わる代わる食事を口に運んでもらった。
ニーナとフラッタは俺の腕の中で、すりすりと体を擦りつけてくる。可愛いなぁもう。
「熱視で見てたけど、ひと晩中出し続けていても魔力が枯渇する心配は無さそうだったわ。これからは今まで以上に愛してもらえそうねぇ?」
意地の悪そうな笑みを浮かべたティムルが、蒼い流し目を向けてくる。
だがその瞳を見ても、今の俺は湧き立つものを感じない。
空っぽだ。空虚だ。今の俺は悟りを開いている。
「うん。これで今度、どれだけお嫁さんが増えても問題なさそうだねっ。ああでも、ダンさんの体は1つしかないのが問題になってくるかなぁ?」
そんなことで真剣に悩まなくていいからねターニア。
もうお嫁さんは充分なんだよ? この人数で死ぬかと思いましたからね?
「職業補正の力とはいえ、本当に凄まじいですよねぇ。あんなに長時間出し続けても体に問題がないなんて」
体に問題ないですと? 今の俺の虚脱状態がラトリアにはお見えでないの?
ラトリアのおっぱいから沢山水分を補給したおかげで、脱水症状に陥るのは免れたみたいですけど?
「補正も凄いですけど、ダンさん自身の執念にも呆れましたよ? 指1本動かせないのに、私達のおっぱいを口に含んだ途端にちゅうちゅう吸い始めるんですからぁ」
いやそれ逆なんだよエマ。
ひと晩中蹂躙され続けたから、せめておっぱいに癒しを求めたんだよ。
そう、おっぱいとは母性。おっぱいとは癒しなのだ。
なので癒しを求めて、フラッタとニーナの服の中に手を伸ばした。
ああこの柔らかさ……。先端の硬さ……。めっちゃ癒されるぅ……。
「ダン。朝食を食べ終わったなら早く行こっ?」
俺におっぱいを玩具にされているニーナが、お返しとばかりに俺の下半身をゆっくりと撫で回しながら催促してくる。
ニーナと、ニーナの動きに気付いたフラッタ、2人の細くて長い指先が俺のズボンの中に侵入してくる。
……君ら、本当に出発する気ありますぅ?
「昨日は浴室だけで終わっちゃったから、改めて寝室で愛して欲しいの。新品のベッドで、私達全員を気が済むまで……ね?」
言い終わると同時に、ニーナとフラッタが両頬にキスをしてくれる。
もう2人が可愛いやらエロいやらで、尽きていた何かが体中に漲ってくるのを感じてしまう。
悟りなんて開いてなかった。俺にあるのはどうやら煩悩だけだった模様。
察知スキルを使用して、家の周りに誰もいないことを確認。
スキルの範囲内には誰もいないなっ、ヨシッ!
誰もいないのでフラッタとニーナと触りっこしたまま席を立ち、お互い気持ちよくなりながら家の外に出る。
「んっ、虚ろな経路。点と線……。んんっ……! み、見えざる流れ。空と実。はぁっ……! もっ、求めし彼方へ繋いで……えぇ、いっ、到れ……。ポータルむぐぅ」
ニーナの詠唱がエロ過ぎて、ポータルの出現と同時に口を塞いでしまったよ、まったく。
背中にそっと添えられたティムルの手に誘導されて、ニーナとキスしたまま転移した。
「んもうっ。昨日あれだけしたのにまだし足りないのっ? ちょっとだけ待ちなさいっ」
転移して直ぐに口を離し、呆れたように俺を咎めるニーナ。
足りないってことは全く無いんですよ、改めてしたくなっただけで?
「さぁダン。ここが新しい私の家なのっ。いわば私達の別荘だねっ」
俺に乳首をこねこねされながら、左腕を大きく広げて俺の視線を誘導するニーナ。
目の前にあったのは巨大な建物。
流石にルーナ家やグラフィム家の屋敷には遠く及ばないけれど、マグエルの自宅の2~3倍くらいの広さがありそうな、だけどデザインはシンプルな家屋が建っていた。
屋敷の周りは木製の仕切りで覆われていて、その面積もまたマグエルの庭よりもかなり広く取られているようだ。
って、良く見ると井戸が2つもあるじゃないか。
え、これをニーナ1人で作り上げたの……? 職業補正があるとはいえ凄すぎない? くにくに。
「時間があるときは母さんにも手伝ってもらったのっ。でも持久力補正と重量軽減スキルのおかげで、マグエルの家の補修をした時よりもずっと楽だったんだーっ」
「あー……。マグエルに到着した直後は、まだ旅人すら浸透してなかったもんねぇ」
あの時ですら、ニーナの大工技術には大いに助けられた記憶がある。
重量軽減スキルと持久力補正、それに身体操作性補正が合わさった今のニーナは、下手な大工よりもよっぽど腕がいいのかもしれない。
「ささっ。そのまま乳首引っ張ってていいから中に入ろっ」
お、ニーナから許可が出た。なら何の遠慮も要らないなっ。
ニーナとフラッタの可愛いおっぱいをぷにぷにつんつんくりくりもみもみして、2人の乳首の感触を思う存分堪能する。
「はうっ……! や、優しく引っ張るでないっ……! き、気持ちいいのが止まらないのじゃぁ……!」
乳首を引っ張るたびに小さく仰け反り始めるフラッタ。
そんなフラッタと同じように乳首を引っ張られながらも、笑顔でみんなの方に向き直るニーナ。
「みんなも私のうちにようこそっ! 今日からはみんなもこの家の住人なのっ! 自分の家だと思って寛いで欲しいなーっ」
眩しいくらいの笑顔で、みんなに家を紹介するニーナ。
その笑顔を見た俺はニーナとフラッタの乳首から手を離し、乳房をもみもみさわさわと優しく可愛がってあげることにする。
この笑顔に快楽は邪魔だよね。
「私ね、みんなのことをお家に招待するのが夢だったんだっ! だから嬉しいっ! まだ私に叶ってなかった夢があって、だけどそれも叶ってしまうなんて幸せすぎるのーっ!」
ぎゅーっと思い切り抱きついてくるニーナ。そしてフラッタも一緒に抱きついてきた。
俺は2人のおっぱいから手を離して、2人を抱きしめながらよしよしなでなでしてあげる。
「さぁみんな入って入って! ここでもいっぱいえっちしようねっ、ダン!」
俺に抱きついたままで、グイグイと家のほうに引っ張っていくニーナ。
そんなニーナに逆らう理由も無い俺は、笑顔のニーナに引かれるままに新たな我が家に足を踏み入れるのだった。
0
お気に入りに追加
1,820
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる