異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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6章 広がる世界と新たな疑問1 蜜月の日々

400 お仕置き (改)

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「さぁダンっ! 両手を背中に回しなさいっ」


 浴室に連行された俺は、瞬時に裸に剥かれた上にタオルで後ろ手を縛られてしまった。

 俺に限らず我が家の家族ならこんな拘束は簡単に解けるんだけど、今日はお仕置きなので甘んじて受け入れる。


 仮にお仕置きじゃなくても、大歓迎で受け入れますけどね?


「ティムルたちを泣かせたダンは絶対に許せないのっ。だから今日は徹底的にお仕置きしてあげるんだからっ」


 全裸のニーナが俺をビシィ! っと指差しながら、全員にプリティリキッドを塗していく。

 お久しぶりですプリティリキッド先輩! またお会いできて光栄です!


 ぬらぬらとテカるみんなの裸体に興奮していると、ぬるぬるの体を俺に擦りつけながらニーナがタオルで俺の視界を封じてくる。


「今日は細かい打ち合わせは無しっ! みんな思い思いに全力でダンにお仕置きするのっ!」


 ニーナの声に、はぁいとか了解なのじゃー! とか様々な返事がされたかと思うと、俺の全身が隈なくヌルヌルした柔らかいものに包まれる。


 ええっ!? なななっ、なにこれぇ!?

 ぬるぬるしてるのがみんなの体だってのは分かるけど、なんで背中とかまで満遍なくぬるぬるを感じちゃうのぉっ!?


 戸惑っている俺の両足がそれぞれ別の誰かに掴まれて、大きく足を開かされる。

 そして開かされた足もまた満遍なく、ぬるぬるとした感触に包まれていく。


「ちょっ、ちょっと待ってっ! ちょっとムグゥ!」


 みんなを制止しようと開いた口の中にも、当然のようにヌルヌルした感触が侵入してくる。


 抵抗も抗議も封じられた俺の全身を、ヌルヌルしたみんなの体と舌と指が縦横無尽に駆け回る。

 だっていうのに、未だに最も敏感な部分は放置されたままだ。


 いつもみんなと繋がる部分が放置されたままなのに、全身を這い回るぬるぬるとした感触が気持ちよすぎて耐えられない……!

 もうダメだ……! そう思った瞬間に勢い良く誰かが俺を迎え入れてくれた。


 突然の刺激に頭がショートし、抗うことも出来ずに無様に達してしまう俺。

 しかし俺の上に跨っている誰かは、俺から吐き出される興奮を受け止めながらも腰の動きを少しも緩めてはくれなかった。


 ま、待ってぇ……! 今出てるからっ! 一旦動き止めてぇ……!?

 なんでずっとグチュグチュ動いちゃうのぉぉっ! き、気持ちいい、けどぉ……!


 いつもなら誰と繋がっているのかすぐに分かるのに、全身がぬるぬるに包まれて全身から快楽を注ぎ込まれ続けているせいで、今誰に搾り取られているのか判別できない。

 しかし必死に相手の情報を集めようとする俺を嘲笑うかのように、ぬるぬるは俺のお尻にも侵入してくる。


 だめえええっ! これやられると止まらなくなっちゃうんだってええええ!


 とめどなく吐き出され続ける俺の想い。

 それを黙って受け止める誰かは、決して動きを止めることなく俺を刺激し続けてくる。


 せめて誰と繋がっているかだけでも確認したくて五感を働かせるんだけど、全身から送られてくる快楽が強すぎて五感が正常に働いてくれないよぉ!


 最早時間の感覚も曖昧になり、自分がいつから吐き出し続けているのかも良く分からなくなってくる。


 ……けど流石に違和感を覚える。

 俺は魔力が切れない限り注ぎ込み続けることが出来るけど、受けている側はいくらなんでも限界を超えてるハズじゃないか?


 1度違和感を抱いたからか、今俺と繋がっている相手が最初に俺を包んでくれた相手ではない事に気付けた。

 ……って! つまり全員で交替して、休みなく俺を搾り取り続ける気なのかぁっ!?


「あ、気付いた? ちなみにもうみんな1周は終わってるの」


 耳元で囁かれるニーナの声。

 ニーナが俺の心を読む精度、もう読心術ってレベルですら説明できないんですけどぉ!?


「ダンはなぁんにもしなくていいの。今日はぜーんぶ私達でシてあげるからっ。ダンはただひたすら気持ち良くなっていいんだよーっ?」


 耳元で囁かれるニーナの吐息がまた気持ちよくて、繋がっている誰かの奥に注ぎ込まれる勢いが増してしまう。

 だけどその誰かはやっぱり動きを止めずに、全力で俺を搾り取りに来る。


「ずーっと出してダンは偉いの。ダンの想いは1滴残らず私達が受け止めてあげるからねー……?」


 ぬるぬるグチョグチョという音しか聞こえない中で、甘ったるいニーナの囁きが妙に興奮してしまうよぉ!


 っていうか他のみんなも喋ってよ!

 卑猥な音しか聞こえなくて、脳がピンク色にバグっちゃうのぉぉぉっ!


 今までもプリティリキッドを使ったこともあるし、9人全員を同時に抱いたことも何度もある。

 だけどプリティリキッドを使用した9人が明確な連携を持って挑んできたことは、1度だってなかったはずだ。


 体験したことのない快楽の無限地獄に、俺の体が喜びと悲鳴を上げているううう!!


「可愛いダン。すっごく気持ちよくなってねぇ……? 明日の朝まで何も考えず、みんなの中に好きなだけ出していいの……」


 好きなだけ出していいってすっごいエロいんですけど、もう俺の意思は関係なく強制的に排出されてるんですけどぉっ!?


 ってか魔力枯渇!

 魔力枯渇に気をつけようって話をしたばっかなのに、朝まで出し続けたらいくらなんでも魔力枯渇が起きちゃうよぉぉ!?


「残念でしたー。ティムルが常に熱視で確認してるからその心配は無いの。それにティムルの魔力自動回復も累積して効果を得ているダンの魔力、本当に明日の朝までに尽きるのかなぁ……?」


 嘘、だろ……。

 まさか俺は、ひと晩中休み無しに出し続けられる体になってしまったとでも言うのか……!


 そう言えば、初めてラトリアに舌を入れられて魔力枯渇を起こしかけた時に比べても、既に今のほうがずっと長い時間放出し続けている気がする。

 え、もしかして消費する魔力よりも、回復量のほうが上回っちゃった……?


「大好きなダン。いーっぱい愛してあげるからね~? みんなも声を出していいの。ダンに大好きだよーって、いっぱい言ってあげて?」


 ニーナの言葉を引き金に、空間全てから大好きと愛してるの言葉の雨が降り注ぐ。

 快楽に染まりきった後に愛情を訴えてくるのはズルいってぇ! 幸せすぎて死んじゃうからぁぁっっ!


 全身をぬるぬるグチュグチュにされながら、耳からは愛情と好意だけが降り注ぐ桃色空間。

 永遠の拷問、天上の地獄の時間が過ぎていった。





「ふぐ……ん……。ちゅる、ちゅ……れろ……」


 いつの間にか拘束は解かれ、目隠しも外れている。

 だけど止まない快楽の衝撃に、未だ体は指1本動かせそうもない。


 どうやら今は、ターニアとキスしながら1つになっているみたいだ。


「明るくなってきたねー。そろそろお終いかなぁ?」


 口元を拭いながらニーナが発した言葉で、ようやくターニアも動きを止めてくれ……。

 おっ、奥をグリグリ押し付けないでぇ……! 出続けちゃうからぁっ……!


「本当にひと晩中出しっぱなしでしたねぇ。今度2人っきりになった時が楽しみですねっ、ダンさんっ!」

「こ、この量を1人で受け止めるの……? こ、壊れちゃわないかなぁ……?」


 おっぱいを俺の全身に擦りつけながら、ムーリとリーチェが相変わらずエロいことを妄想している。

 その後ろでティムルとフラッタが、石鹸で作った泡を自分の体に塗りたくっている。


「さ、それじゃ後始末しましょうか。プリティリキッドを洗い落とさないと……、ねぇ?」


 ぬるぬる天国が終わったと思ったら、ティムル主導の泡泡天国が始まった。


 みんな自分の体に泡をまとってぬるぬると俺の体を洗ってくれたり、自分の体を俺の体でぬるぬると洗ってくれたり……って、それもうやってること同じですよね?


 俺の顔はラトリアとターニアの母親おっぱいに挟まれ、昨晩不足気味だったおっぱい成分をここぞとばかりに補給してくれる。

 そして1番敏感な部分は泡とは違うぬるぬるに包まれたまま、まさかの延長戦が展開されてしまった。


 強制的に出しっぱなしにされたわけじゃないので、ただただ気持ちいいだけだったけどっ。


 3周ほどみんなの体内も白い液体でぬるぬるにさせていただいて、結局浴槽に浸かることなくお風呂タイムが幕を下ろした。

 いやもう、これお風呂でもお仕置きでもなんでもないじゃんかぁ……。


「さ、流石にひと晩中出しっぱなしは、ヤりすぎじゃないかなぁ……?」


 魔力は枯渇していないのに、何か大切な物が空っぽにされてしまったように力が入らない。

 そんな俺はみんなの為すがままに身支度を整えられ、食堂に座らせられ、フラッタとニーナを膝の上に座らせて、みんなに代わる代わる食事を口に運んでもらった。


 ニーナとフラッタは俺の腕の中で、すりすりと体を擦りつけてくる。可愛いなぁもう。


「熱視で見てたけど、ひと晩中出し続けていても魔力が枯渇する心配は無さそうだったわ。これからは今まで以上に愛してもらえそうねぇ?」


 意地の悪そうな笑みを浮かべたティムルが、蒼い流し目を向けてくる。


 だがその瞳を見ても、今の俺は湧き立つものを感じない。

 空っぽだ。空虚だ。今の俺は悟りを開いている。


「うん。これで今度、どれだけお嫁さんが増えても問題なさそうだねっ。ああでも、ダンさんの体は1つしかないのが問題になってくるかなぁ?」


 そんなことで真剣に悩まなくていいからねターニア。

 もうお嫁さんは充分なんだよ? この人数で死ぬかと思いましたからね?


「職業補正の力とはいえ、本当に凄まじいですよねぇ。あんなに長時間出し続けても体に問題がないなんて」


 体に問題ないですと? 今の俺の虚脱状態がラトリアにはお見えでないの?

 ラトリアのおっぱいから沢山水分を補給したおかげで、脱水症状に陥るのは免れたみたいですけど?


「補正も凄いですけど、ダンさん自身の執念にも呆れましたよ? 指1本動かせないのに、私達のおっぱいを口に含んだ途端にちゅうちゅう吸い始めるんですからぁ」


 いやそれ逆なんだよエマ。

 ひと晩中蹂躙され続けたから、せめておっぱいに癒しを求めたんだよ。


 そう、おっぱいとは母性。おっぱいとは癒しなのだ。

 なので癒しを求めて、フラッタとニーナの服の中に手を伸ばした。


 ああこの柔らかさ……。先端の硬さ……。めっちゃ癒されるぅ……。


「ダン。朝食を食べ終わったなら早く行こっ?」


 俺におっぱいを玩具にされているニーナが、お返しとばかりに俺の下半身をゆっくりと撫で回しながら催促してくる。

 ニーナと、ニーナの動きに気付いたフラッタ、2人の細くて長い指先が俺のズボンの中に侵入してくる。


 ……君ら、本当に出発する気ありますぅ?


「昨日は浴室だけで終わっちゃったから、改めて寝室で愛して欲しいの。新品のベッドで、私達全員を気が済むまで……ね?」


 言い終わると同時に、ニーナとフラッタが両頬にキスをしてくれる。


 もう2人が可愛いやらエロいやらで、尽きていた何かが体中に漲ってくるのを感じてしまう。

 悟りなんて開いてなかった。俺にあるのはどうやら煩悩だけだった模様。


 察知スキルを使用して、家の周りに誰もいないことを確認。

 スキルの範囲内には誰もいないなっ、ヨシッ!


 誰もいないのでフラッタとニーナと触りっこしたまま席を立ち、お互い気持ちよくなりながら家の外に出る。


「んっ、虚ろな経路。点と線……。んんっ……! み、見えざる流れ。空と実。はぁっ……! もっ、求めし彼方へ繋いで……えぇ、いっ、到れ……。ポータルむぐぅ」


 ニーナの詠唱がエロ過ぎて、ポータルの出現と同時に口を塞いでしまったよ、まったく。

 背中にそっと添えられたティムルの手に誘導されて、ニーナとキスしたまま転移した。


「んもうっ。昨日あれだけしたのにまだし足りないのっ? ちょっとだけ待ちなさいっ」


 転移して直ぐに口を離し、呆れたように俺を咎めるニーナ。

 足りないってことは全く無いんですよ、改めてしたくなっただけで?


「さぁダン。ここが新しい私の家なのっ。いわば私達の別荘だねっ」


 俺に乳首をこねこねされながら、左腕を大きく広げて俺の視線を誘導するニーナ。


 目の前にあったのは巨大な建物。

 流石にルーナ家やグラフィム家の屋敷には遠く及ばないけれど、マグエルの自宅の2~3倍くらいの広さがありそうな、だけどデザインはシンプルな家屋が建っていた。


 屋敷の周りは木製の仕切りで覆われていて、その面積もまたマグエルの庭よりもかなり広く取られているようだ。

 って、良く見ると井戸が2つもあるじゃないか。


 え、これをニーナ1人で作り上げたの……? 職業補正があるとはいえ凄すぎない? くにくに。


「時間があるときは母さんにも手伝ってもらったのっ。でも持久力補正と重量軽減スキルのおかげで、マグエルの家の補修をした時よりもずっと楽だったんだーっ」

「あー……。マグエルに到着した直後は、まだ旅人すら浸透してなかったもんねぇ」


 あの時ですら、ニーナの大工技術には大いに助けられた記憶がある。

 重量軽減スキルと持久力補正、それに身体操作性補正が合わさった今のニーナは、下手な大工よりもよっぽど腕がいいのかもしれない。


「ささっ。そのまま乳首引っ張ってていいから中に入ろっ」


 お、ニーナから許可が出た。なら何の遠慮も要らないなっ。

 ニーナとフラッタの可愛いおっぱいをぷにぷにつんつんくりくりもみもみして、2人の乳首の感触を思う存分堪能する。


「はうっ……! や、優しく引っ張るでないっ……! き、気持ちいいのが止まらないのじゃぁ……!」


 乳首を引っ張るたびに小さく仰け反り始めるフラッタ。

 そんなフラッタと同じように乳首を引っ張られながらも、笑顔でみんなの方に向き直るニーナ。


「みんなも私のうちにようこそっ! 今日からはみんなもこの家の住人なのっ! 自分の家だと思って寛いで欲しいなーっ」


 眩しいくらいの笑顔で、みんなに家を紹介するニーナ。

 その笑顔を見た俺はニーナとフラッタの乳首から手を離し、乳房をもみもみさわさわと優しく可愛がってあげることにする。


 この笑顔に快楽は邪魔だよね。


「私ね、みんなのことをお家に招待するのが夢だったんだっ! だから嬉しいっ! まだ私に叶ってなかった夢があって、だけどそれも叶ってしまうなんて幸せすぎるのーっ!」


 ぎゅーっと思い切り抱きついてくるニーナ。そしてフラッタも一緒に抱きついてきた。

 俺は2人のおっぱいから手を離して、2人を抱きしめながらよしよしなでなでしてあげる。


「さぁみんな入って入って! ここでもいっぱいえっちしようねっ、ダン!」


 俺に抱きついたままで、グイグイと家のほうに引っ張っていくニーナ。

 そんなニーナに逆らう理由も無い俺は、笑顔のニーナに引かれるままに新たな我が家に足を踏み入れるのだった。
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