異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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6章 広がる世界と新たな疑問1 蜜月の日々

398 代償 (改)

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 どうしてティムルが、リーチェが、ヴァルゴが……! みんなが泣いてるんだよ……!?


 ようやく視力が戻りつつある目に映った3人の姿に、朦朧とした思考が凍りつく。


「ダンーっ! 嫌……! こんなの嫌ぁ……!

「ダンっ! 起きて! 起きてよぉ!」

「旦那様っ! 旦那様ぁ……!」


 なんで……!? なんでティムルもリーチェもヴァルゴも、こんなに必死になって俺の名前を呼んでいるんだよ……!?

 確かに魔力枯渇の症状は重くなったけど、みんなだってこの状態の俺を1度見ていたはずじゃ……!?


 いや、今はそんなことはどうでもいい……!!

 3人が泣いているのに、いつまでも寝ているわけにはいかないんだよっ!


 まだ僅かしか感じられない魔力を総動員して口を動かし、意識が戻ったことを3人に告げる。


「……大丈夫だよ。大丈夫だから泣かないでみんな。いったいどうし……」

「ああああああダンっ! ダンーーーっ!」


 リーチェが俺の言葉を遮りながら、地面に横たわる俺の体を思い切り抱きしめてくる。

 そしてそれに合わせてティムルとヴァルゴも俺の体を全力で抱きしめてくる。


 うん。魔力枯渇で感覚が鈍いんだけど、俺の骨って大丈夫なのかな? ミシミシ聞こえる気がするんだけど?

 今ってキュアライトを詠唱する余裕も無いんだよ? この抱擁がトドメになったりしない?


 自分の無事が微妙に信じられないまま体中の魔力をかき集め、俺に縋って泣く3人を両手で強く抱きしめる。


「泣かないで? 俺なら大丈夫だから」


 今まさに大丈夫じゃなくなりそうだから、早く冷静さを取り戻して手加減してくれたら嬉しいんだよ?

 そんな本音は喉の奥にしまいこんで、両手でヴァルゴとティムルの頭を撫でて、真ん中のリーチェには頬ずりしながら3人に話しかける。


「どうしてそんなに泣いてるの? 確かに魔力枯渇の症状は重くなったけど、この状態の俺の事はみんなも1度見たハズで……」

「見たことありませんよっ! 魔力枯渇で呼吸や心臓の鼓動まで動きを止めてしまう姿なんて、そんなの誰も見たことありませんよぉっ!」

「ぐ、ぁぁ……」


 いっそ怒りすら感じる口調で叫びながら、より強く俺の体を抱きしめてくるヴァルゴ。

 ヴァルゴの言葉を真剣に考えたいのに、徐々に戻ってきた感覚が全身から激痛を伝えてきて思考が纏まらないんだよ?


「……呼吸と心臓が止まっていた? 魔力枯渇で?」


 今まで何度も魔力枯渇を起こしてきたけど、どんなに辛い想いをしても命に関わるような症状が出たことは無かったはずだ。

 魔力枯渇で生命活動まで止まってしまうなんてこと……ありえるのか?


「……っとごめんみんな。抱きついたまんまでいいから、俺にキュアライトをかけてくれると嬉しいなー……?」

「「「生命の黒。再生の銀。活力の赤。刻みし針を戻して治せ。流れし時を早めて癒せ。我願うは命の灯火。神意を纏いて轟く福音。キュアライトーーっ!!」」」


 喉の奥から微妙に血の味が上ってきたので、恥も外聞もかなぐり捨てて3人に治療魔法をおねだりする。

 直ぐに3人はヤケクソみたいに乱暴な詠唱でキュアライトをかけてくれたけど、抱きつく力を緩める気が一切なくて激痛が止まらないんだよ? 命の危機は多分脱したけど。


 しかし命の危機を脱したことで、俺に抱き付いているティムルの体が大きく震えている事に気付く。

 まるでテラーデーモンに戦慄を受けた時みたいに……いや、もしかしたらあの時以上に震えてる?


「ティムル。どうしてそんなに震えてるのさ? 俺は大丈夫だよ。大丈夫だから安心して?」

「だっ……! だっ、てっ……! わたっ、ダっ、ンっをおおっ、あああっ……!」


 俺の問いに答えようとするティムルだけど、嗚咽が酷くて上手く喋れないみたいだね。

 こりゃダメだな。みんなが落ち着くまではどうしようも無さそうだ。


 3人を抱きしめながら、たまにキュアライトをおねだりして命の危機を回避しつつ、3人の気が済むまで好きなだけ泣かせてあげる事にした。




 時間が経てば俺のスキルとティムルのスキルが重なって、どんどん魔力が回復してくれるのが分かる。

 具合の悪さや虚脱感は既に無く、3人の抱きつきで悲鳴をあげる体に自分でキュアライトを使用することも出来るようになった。


 3人の頭をそれぞれ撫でながら周囲を確認してみると、既に竜王の姿も無くなっている。

 造魔スキルを確認すると竜王の召喚が可能になっているようなので、ティムルの朧逆月は間違いなく竜王を1撃で葬り去ったみたいだね。


 状況の確認は済んだ。造魔召喚した魔物の処理が終わっているなら既にここに留まる理由も無い。

 いつまでも屋外で3人を泣かせたままでいるのも嫌だし、まずは家に帰ろうかな。


 魔力枯渇で鼓動や呼吸まで止まってしまった問題は放置できないけれど、話し合うなら全員でだ。


「さぁ3人とも、家に帰るよ。俺から離れないようにそのまま抱きついててね」


 すすり泣きながら俺の言葉に小さく頷く3人。

 流石に号泣は収まったみたいだけど、未だ涙は止まらず俺に抱きついて、俺の体に深刻なダメージを与え続けている。


「ダン~……。ダン~……」


 縋るように何度も俺の名前を呼ぶティムル。

 先ほどよりは落ち着いてきたみたいだけど、それでもまだ微かに体から震えが伝わってくる。


 ……これはちょっと深刻かもしれないな。

 ひょっとしたらニーナにも協力してもらわないといけないかもしれない。


 3人に抱き付かれた状態で立ち上がり、ポータルで家に転移した。




「流石にまだ戻ってきてない、か」


 自宅にはまだ誰も戻ってきていなかったので、3人に纏わり付かれた状態で壁にぶつからないよう慎重に寝室まで移動する。

 我が家の通路がこんなに狭く感じられたのは初めてだよぉ。


 キュアライトを詠唱しながらベッドに寝そべり、3人の頭を撫でてやる。


「ティムル。リーチェ。ヴァルゴ。このまま抱きしめててあげるから、3人ともちょっと眠ったほうがいいよ。みんなが帰ってきたら起こしてあげるからね」


 俺達の日常の象徴であるベッドに乗ったことで少し安心したのか、3人の腕の力が少し弱まる。

 それぞれの頭を順番によしよしなでなでして、それぞれの頬に何度もキスして安心させてあげる。


「ダン……ダン……」

「旦那様ぁ……」

「大丈夫。ちゃんとここにいるよ。離れないから安心してね」


 出来れば眠って欲しかったんだけど、3人ともショックが強すぎたせいでとても寝れそうにないみたいだ。

 だけどようやく涙は止まってきて、ティムルの震えも鳴りを潜めてくれた。


 落ち着いてくれたなら詳しい話を聞きたいけど、今は蒸し返す場面じゃないよな?


 何度も頬や額にキスをしていると、少しずつ3人も動き始める。

 次第に俺の唇を自身の唇で迎えるようになっていき、俺にしがみ付く腕は俺の服の中を弄り始める。


 3人に応えるように舌を絡ませ服の中に手を入れていく。

 次第に互いの服は脱がされ裸になり、そしていつも通り1つになる。もう大丈夫かなぁ?


「ダン……。私怖いの……。もう大丈夫なんだって、私の1番深い所を貴方で満たして欲しいの……」

「大丈夫だよティムル。何にも心配要らないからね。ティムルが安心するまでいくらでも注ぎ込んであげるよ」


 特にショックが大きそうなティムルには、優しくも念入りに執拗に何度も何度も流し込んであげる。

 勿論合間合間にリーチェとヴァルゴのお腹もいっぱいにしてあげる。


 3人とも今日はなんだか凄く甘えてくる感じなので、優しくゆっくり労うように肌を重ね続けた。


 3人に何度も注ぎこんでいると、1人また1人と他のみんなも帰宅し始める。

 寝室を覗きに来たみんなもそれぞれ引きずりこんで、最後にニーナが帰宅するまでみんなと沢山肌を重ねてしまった。


「それでダン? いったい何があったのか教えてくれる?」


 もう何度目かも分からないくらいにヴァルゴの中を満たしていると、途中参加してきたニーナが真面目な顔で聞いてくる。

 ニーナ。出来れば参加してくる前に聞いて欲しかったんだよ? 俺も楽しんじゃったけど。


「ちょっとトラブルがあってね。3人には凄く負担をかけちゃったんだ」

「……3人の様子を見るとちょっと深刻そうなの」

「だから夕食が出来るまで3人のこと、このまま抱いてあげてもいいかな?」


 俺自身まだ状況を把握しきれていないけど、少なくとも今この3人から離れるわけにはいかないだろう。

 我が家の司令塔ニーナも3人の様子を見て、事情は分からないまでも状況は察してくれたみたいだ。


「了解なの。夕食の準備は私がするから、ダンはそのままお願いね。特にティムルを念入りに愛してあげて?」


 ティムルとリーチェとヴァルゴの頭を順番に撫でていくニーナ。

 ニーナに撫でられた3人はなんだか凄く安心して、ようやく体の力が抜けてくれたようだ。


 ……え、みんな俺よりもニーナへの精神的依存度高くない? いや別に構わないんだけどさぁ。


 ニーナからの許可も貰ったので、ティムルに出してリーチェに出してヴァルゴに出して、その合間にフラッタに出してムーリに出してラトリアに出してエマに出してターニアに出していたら、直ぐに夕食の準備が整ったみたいだ。

 俺にしがみ付いてくるティムルとリーチェとヴァルゴの3人を無理矢理同時に抱っこして、食堂に向かった。


 椅子に座って左右にリーチェとヴァルゴを座らせて、俺と向き合う形で俺の膝にティムルを座らせる。

 ぶっちゃけこの状態じゃ食事もなにもあったもんじゃないけど、食事よりも今は話をしなきゃいけないから問題ない。


「それじゃちょっと聞いてくれるかな。みんなにも共有しておかないと不味そうな案件でさぁ」

「ティムルがそんな状態になるなんて普通じゃないの。詳しく説明してダン。貴方にいったい何があったの?」


 真剣な表情をしたニーナの言葉に、思わず苦笑いしてしまう。

 ティムルがこんなにショックを受ける理由は俺にしかないってか。愛されすぎて困っちゃうね。


 正面のティムルに軽くキスをしてから、今日の出来事を説明した。


 輸送路の完成くらいまではみんなも普通に聞いていたけど、魔力枯渇で心臓の鼓動や呼吸が停止した話になるとみんなが息を飲む気配がした。

 正面に座っているティムルが視界を遮ってくれているので、気配しか察せないんだけどね?


「魔力枯渇は今まで何度も経験してきてるの。ダンも他のみんなも、私自身経験してる。だけどそんな症状、今まで1度も出てなかったはず……」


 俺の話を聞いてみんなが凍り付いている中で、ニーナが今までの経験を振り返ってブツブツと呟いている。

 ひょっとしたらニーナはティムルたちの様子から、もっと悪い知らせを予想していたのかもしれない。


「ねぇフラッタ。ラトリア。エマ。竜人族って他の種族よりも魔力枯渇を起こしやすいよね? 魔力枯渇で似たような症状が出たって話、聞いたことある?」


 種族的に魔力枯渇の症例が多そうな竜人族の3人に、似た様なケースが無いか訪ねるニーナ。

 けれどニーナの問いに、問われた3人は静かに首を振った。


「……無いのじゃ。ブレスを放って魔力を1滴残らず使い切っても、心臓の鼓動が止まるなど聞いたことも無いのう」


 代表して回答したフラッタに、ラトリアとエマも無言で頷いている。


 竜人族のブレスは、体内の魔力全てを収斂して放つ竜人族の切り札だ。

 フラッタはブレスをコントロールする術を身につけたみたいだけど、基本的には完全に魔力が空っぽになるまで続く攻撃手段で、そこに手加減の余地などあるはずもない。


 そんな全身全霊を懸けた竜人族のブレスによる魔力枯渇でさえ今回の俺と同じような症状が出ていないなら、やっぱりこれは俺個人の問題って事になるだろう。


 う~ん。正直言うなら、心当たりが無いでもないんだよなぁ。

 きっかけとして考えられるのは世界呪に放ったヴァンダライズだとは思うけれど、恐らくあれだけじゃこんなことは起こらなかったと思う。

 あそこに至るまでのありとあらゆる積み重ねがあって、今回の結果を招いてしまったのだろう。


 俺は拙い戦闘技術を補う為に、とにかく職業補正に頼りまくっていたからな。

 筋繊維はおろか神経伝達や血流、思考速度や細胞に至るまで職業補正で強化するイメージを持ち続けて戦ってきた。


 恐らくこれはその弊害で、代償なのだ。


 そう。みんなによく、俺の職業補正だけが異質だと言われていたじゃないか。

 あれはもう本当にそのまんまの意味で、みんなの職業補正の適用のさせ方と俺の使い方は全く違うんじゃないか?


 みんなの職業補正こそが正しい形で、俺の使い方は完全に依存する方向に振り切ってしまった。

 そう考えれば、副作用が出るのも無理はない。


 全身の細胞1つ1つに至るまで職業補正を行き渡らせるイメージを持ち続けた結果、俺の体は職業補正無しには生命活動を行なうことすら出来なくなってしまった。

 今回の結果は多分、こういうことなんじゃないのか?


「ダン。何かに気付いたね? 私達にも教えてくれる?」

「ん? えっと……」


 ニーナの声に思考を現実に戻すと、この場の全員が俺の方に真剣な眼差しを向けていた。


 さて、俺もみんなと情報共有するのは構わないんだけど、いったいどうやって伝えればいいものか。

 多分これ、生涯治しようがないよなぁ?


「ダン。悪いけど秘密にするのは絶対に許さないの。絶対に教えてもらうから」

「大丈夫。ちゃんと教えるつもりだよ。ただどうやって説明すればいいのかなって迷ってただけ」


 言い淀んだ俺を、ニーナが厳しく追及してくる。

 俺がなかなか語り出さないので、みんなに内緒にすると思われちゃったみたいだ。


「話すけど、ちょっと情報を整理したいんだ。だから少しだけ待っててくれる?」

「うん。話してくれるならいくらでも待つの」


 俺が嘘を吐く気が無いと伝わったのだろう。強張っていたニーナの表情が少し緩む。


「じゃあフラッタ、みんなにお茶を淹れてくれないかな?」

「うむっ。了解なのじゃーっ」


 暗に大人しく待つと言ってくれているのか、和やかな声でフラッタにお茶の用意を頼むニーナ。

 その声を聞いて今更ながら、さっきまで如何に緊張感が漂っていたのかに気付かされた。


 穏やかな雰囲気のニーナに声をかけられたフラッタは安心したように小さく息を吐いて、お茶の準備に炊事場に向かった。

 続いてラトリアとエマも立ち上がり、2人もフラッタを手伝うみたいだ。


「ちゃんと話し合って、もう2度とこんなことが起こらないようにするからね……」


 ヴァルゴとリーチェの乳首をクリクリと弄りながら、正面のティムルに頬ずりする。


 こんなに愛しいみんなに隠し事をするつもりはない。

 だから正確に情報を伝えたいんだけど、上手く伝えられるかなぁ?


 口の中に差し込まれたティムルの舌の感触を確かめながら、フラッタたちがお茶を淹れて戻ってくるまで、みんなに出来るだけ心配させない説明の仕方を考え続けるのだった。
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