異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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6章 広がる世界と新たな疑問1 蜜月の日々

395 休暇の終わり (改)

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「そろそろ帰ろっか。続きはお家でしよう」


 リーチェとヴァルゴの頭を撫でつつ、ティムルにドバドバ注ぎながら帰宅を宣言する。

 家族内では肌の色が濃い目の3人のジェットストリームアタックで空っぽになるまで搾り取られたあと、魔力回復と精力増進で復活した俺は3人にこれでもかと反撃して、足腰が立たなくなった3人を1人ずつお姫様抱っこして家まで転移した。


 金貨越えの利用料金を払って1泊すらしないとか、酷いお金の使い方だなっ。


「「「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」」」


 3人を自宅の寝室まで運び、未だ息の整わない姿を眺める。

 う~ん。お姫様抱っこ中もサワサワと悪戯しまくったおかげで、復活にはもう少しかかりそうだ。


 ……どっちにしてもまだ復活しないなら追撃してもいいよね?

 というか無防備にベッドに体を投げ出して荒い呼吸を繰り返している姿を見せられて、追撃しないなんて選択肢はありえない!


「ふふ。3人ともずっと硬いままだね? 俺のもずっと硬いままだから、このままずーっと続けようねー?」

「「「あんっあんっあぁんっ……!」」」


 せっかく自分の手で着せてあげた3人の服を、改めて捲りあげたり下ろしたりしながら、お互いの突起をお互いに受け入れて引き続き体液の交換を続行する。

 既に戦闘不能状態の3人は無防備なまま俺の攻撃を受け続けるしかなく、さっきのリーチェの暴走のお返しってわけでもないんだけど、微妙に暴走気味に3人の体を貪り続けた。


 ん~っ! ティムル大好き! リーチェ大好き! ヴァルゴ大好きぃっ!


 結局暴走した俺は、家族が帰宅するたびに寝室に連れ込んで、夕食も取らずに朝までみんなを愛し続けたのだった。





「クリミナルワークスの転職も完了したし、今日はグルトヴェーダに行って輸送路を走ってみようと思うんだ」


 流石に夜通し続けていたら俺の暴走も鳴りを潜めてくれたので、朝食を食べながら今日の予定を確認する。

 俺の話を聞いているみんなも心なしか艶々していて、なんだか調子が良さそうだ。


「俺達の移動速度はあまり参考にすべきじゃないかもしれないけど、徒歩で間違いなくクラマイルまで到達できることを確認しないとダメだからさ」


 既に輸送路試走の依頼は出した後だけど、一般の魔物狩りが走る前に自分でも1度走ってみる事にした。

 走りながら察知スキルを発動して、輸送路周辺の危険生物の有無も改めて確認しておきたいのだ。


 この世界、魔物以上に野生動物が危険だからなぁ……。


「それじゃ私もダンについていこうかしら。将来的に中継都市を建設するつもりらしいし、ある程度立地を把握しておきたいからね」


 昨日俺に連行されたティムルお姉さんが、今日も同行を申し出てくれた。

 こっ、これは今日もジェットストリームアタックかなぁっ……!?


「ニーナの家の改修とか、ヴァルハールとかの状況ってどうなってるの?」


 昨日の夢の一夜という名の昼の情事に想いを馳せていると、リーチェが各メンバーの状況を質問してくれた。

 俺も気になっていたので、エロい妄想をしつつも耳だけは現実に残しておく。


「家の改修……、改築? まぁどっちでもいいか。私の方は間もなく終わるのっ。天気がもてば明日か明後日にはお披露目できるかなっ」


 元気いっぱいに、間もなく作業が終了することを報告してくれるニーナ。

 何気に結構な期間をかけてリフォームしてたなぁ。


 荷運び人まで浸透してるニーナがここまで時間をかけてリフォームした自宅かぁ。楽しみ半分、不安半分かな。

 ……不安のほうが大きいかもしれない? だってこの人、俺のお嫁さんを増やそうとばっかりするんだもん。


 ニーナに続いて、今度はフラッタが元気良く声をあげる。


「ヴァルハールの方ももう完全に安定しているのじゃ。母上とエマも居るのじゃから、妾はいつでもみなと合流しても構わないのじゃっ」

義娘むすめたちも職業の浸透を始めましたしね。当分は深い場所に潜れるわけでもないですし、私達がやるべきことはもうあまりありませんよ」


 フラッタの言葉をウンウンと頷きながら引き継ぐラトリア。


「それに、あまり付きっ切りで過保護にするのもシルヴァたちにとっては鬱陶しいでしょうから、フラッタが皆さんと合流するタイミングで、私とエマも自分たちの浸透に専念するつもりなんです」


 ふむ。つまりヴァルハールも問題なしか。


 というか、1番の問題だった組織レガリアとノーリッテは俺が滅ぼしちゃったんだもんな。

 今後はどうなるか分からないとは言え、ぶっちゃけ今は大した問題は起きないと思う。


 フラッタとラトリアの言葉をまとめて、エマが方針を打ち出してくれる。


「今日からヴァルハールを離れても良いのですが、いきなりだとシルヴァ様も心配するでしょうから……。今日はあちらに顔を出して、明日からフラッタ様はダンさんに合流するといいと思います」


 エマの提案をそのまま採用して、フラッタは明日から仕合わせの暴君に合流することになった。

 ティムルももう別行動しなきゃいけない理由も無いそうなので、後はニーナのリフォームが済んだら休暇は終了かな?


 最後にムーリに、孤児院の状況について聞いてみる。


「んー、孤児院の方は順調すぎるくらいですかね。基本の4職を浸透させ終えた子も続々と出てきてますし、既に出身の教会のお手伝いに戻った子もいるくらいですよっ」


 大きなおっぱいをぶるんっと揺らしながら嬉しそうに語るムーリ。

 どうやら孤児たちの中で新人への指導マニュアルのようなものが出来上がっているらしく、新しく来る孤児たちへの説明やら指導やらも非常にスムーズになっているそうだ。


 ムーリを通したレンタル装備品も卒業する子が続々と出始め、ワンダ達に至っては既にブルーメタル装備に身を包んで最深部にアタックしているらしい。

 ただし、アクセサリーだけはウチからのレンタル品を利用しているそうだ。


 確実にスキル効果が得られるアクセサリーって、同品質の装備品より高いんだよねぇ……。


 最深部に到達したワンダ達の職業浸透速度は一気に加速していて、冒険者から探索者になったワンダのアナザーポータルに送迎してもらうことでトライラムフォロワーの職業浸透は凄い効率になっているっぽい。


「実はもう14歳の子供達の人頭税は払い切りましたからね。このペースで納税を進められれば、今年中にはダンさんへの返済も終わらせられると思いますよっ」

「へぇ、順調だね。年齢が下がるに連れて滞納している額も減ってくるわけだし、もう何も心配は要らなそうだ」


 去年の夏頃までは食うにも困ってた孤児達が、本当に立派になったもんだ。

 インフレの心配も無い世界みたいだし、思う存分稼げるようになって欲しい。


「あ、孤児達と言えば。ワンダとコットンってもう婚姻結んだのかな? 前にチラッとそんなことを言われたんだけど」

「あ、はい。ワンダとコットン、それとピレーネっていう女の子が婚姻を結びましたね。でも今のところは3人とも教会で暮らしてますし、生活に変化は無い感じですよー」

「うお、初手から2人娶るとかやるなぁ……」


 ムーリには将来的に教会の近くに家を建てたいと言っているらしいけれど、孤児が滞納している人頭税を全員分払いきるまでは今の暮らしを続けたいと思っているのだそうだ。

 わりと急いで婚姻を結んだくせにしっかりしてんなぁ。


「幸福の先端は問題ないんですけど、チャールとシーズのほうが少し心配ですね」


 明るい報告から一転、少し物憂げな表情になったムーリが不安を零す。


「2人はとっても慎重ですけど、たった2人で世界中を旅して回るのは少し不安で……。良いお友達と出会ってくれたらいいんですけど」

「あ~……、そればっかりはなんとも出来ないよねぇ。俺達に出来ることは2人にしっかりと力をつけてもらって、仮に2人でも世界を回れる強さを身につけてもらうことだけかなぁ」


 あの2人の情熱には目を見張るものがあるけれど、だからこそ同じくらいの情熱を秘めた相手が見つからなければ上手くいかない可能性が高い。

 ここは変に手を出さず、黙って見守るのがいいと思う。


「あ、ちなみに私とムーリちゃんも間もなく最深部で活動する予定なのっ」


 少しだけ暗くなりかけた空気を、ターニアの元気な声が払拭する。

 ムーリもとうとうスポットの最深部に到着するのかぁ。


「お互い全身ブルーメタルまでは揃えたからね。あとは最深部で銀を集めてミスリルを目指すよっ」


 ぐっと両拳を胸の前で握ってみせるターニア。

 残念ながら彼女のおっぱいはムーリのようにむぎゅうううっと潰れたりはしてくれなかったけど、やる気に満ちた笑顔を覗かせている。


 移動魔法が使える傾国の姫君は、最深部に日帰りで行って帰ってくることも可能だ。魔物察知が無いにしても、かなり効率よく浸透を進めてくれることだろう。

 そして獣人族のムーリが最深部で活動することで、恐らく近い将来獣化が発現する可能性が高いっ!


 あーもう今からめちゃくちゃ楽しみなんですけどっ! ムーリっていったい何の獣人なのかなぁ!?

 牛かなっ!? 牛なのかなっ!? おっぱい的な意味で!


「ていうかムーリ、自分達だって2人で活動してるじゃん。そう考えたらチャールとシーズだって心配要らないでしょ」

「あ。あ~……、確かに言われてみればそうなのかなぁ」


 俺の指摘に意外そうな顔をするムーリ。

 指摘されるまで本当に思い至らなかったみたいだ。


「……ダメですねぇ。どうしても子供達を守らなきゃって思っちゃうんですよ。子供達が戦えるのなんて、もうとっくに知ってるのに」

「我が子を心配するなんて親として当然でしょ。仕方ないさ」


 ムーリにとって孤児は子供同然だからなぁ。

 子供がどんなに立派になったって心配しちゃうのが親心ってものでしょ。


「でも俺とムーリの子供達はみんな立派に成長してくれてるよ。ムーリのその心配も余裕で吹っ飛ばしてくれるさ」

「そうですねっ。お父さんに似て、みんな立派に成長してくれましたもんねーっ」


 笑顔で抱きついてきたムーリをしっかり抱きとめて、ついでにおっぱいを鷲掴みにしてモニュモニュと揉みしだいてあげた。

 ムーリの服の中に手を入れて、直パイの柔らかさと先端の硬さを堪能しながら話をまとめる。


「それじゃ間もなく休暇も終わりだね。フラッタはシルヴァが心配しないようにちゃんと報告してあげてね」

「勿論なのじゃっ。ヴァルハールの若き領主として奮闘する兄上に迷惑をかけるわけにはいかぬからのぅ」

「みんな、待たせちゃってごめんね? でもその代わり期待していいのっ。すっごいお家になったからねっ」


 自宅のリフォームに自信ありと、ニーナが平らな胸を張る。

 マグエルのこの家も、ニーナの大工技術でかなり修繕したんだよなぁ。あの頃よりも職業浸透が大幅に進んだ今にニーナの自信作かぁ。


 ……やっぱりちょっと見るのが恐ろしいな?


 今日も玄関を出る前に1人1人たっぷりと満たしてから送り出していく。

 特にヴァルハール組は今日でヴァルハール通いは終わりということなので、いつも以上に念入りに注ぎ込んでおく。


「ちゃんとお腹いっぱいになったね? それじゃいってらっしゃいフラッタ。シルヴァによろしくね」

「むりぃ……。動けないのじゃぁ……。や、休ませてぇ……」


 おっと、張り切りすぎてしまった模様。フラッタが可愛すぎてついつい無理させてしまった。

 うん。フラッタはすぐに動けないみたいだし、ラトリアとエマも直ぐに出発しなくていいよねっ。わぁい!


「朝からどれだけ吸う気ですかぁっ……! 乳首、融けてなくなっちゃいますよぉっ……!」

「あうぅぅ……! おなかが、おなかが重いですぅぅぅ……」


 ヴァルハール組が仲良くノックアウトされたところで、今度はムーリを玄関脇の壁に押し付け、立ったままで正面から深く繋がった。

 片足を持ち上げて、残った足も地面から浮き上がるくらいの勢いでガンガンと腰を打ち付け、壁と俺に挟まれて逃げ場の無いムーリの中にたっぷりと愛情を注いでいく。


「ムーリ、すっごく気持ちいいよぉ。歩くと音がするくらいお腹いっぱいにしてあげるから、子供達によろしくね」

「い、いっつもお腹いっぱいまで注ぎ込むくせにぃ……! なんで子供達によろしくなんて……、恥ずかしくて子供達の顔が見れないよぉ……!」


 いや、ムーリも言った通り、やってることはいつもと変わらないからね?

 ただ欲しがりムーリの羞恥心を煽ろうと思って子供に言及しただけで。


 ソロプレイについて詰問した時も思ったけど、積極的な欲しがりムーリは羞恥心を感じたときこそが最高に気持ちよくしてくれるのだ。

 だけど最近はえっちなことについてあまり恥ずかしがらなくなってしまったからね。この機会にちょっとベクトルを変えて責めてみたわけだ。


「ろ、論理立ててっ、説明しないでっ、くださいよぉ……! あ、足が浮いちゃうぅ……! 深いよぉ……!」


 溢れるくらいにムーリのお腹をいっぱいにしてあげて、無事ムーリもノックアウトされた模様。

 ということで、ムーリと一緒にスポットに潜るターニアにも覚悟してもらいましょうねーっ。


 ターニアも壁際に追い詰めて、けどムーリとは違って背後からその身を深く貫いてあげる。そして背中から壁に押し付けるようにしてターニアの中を抉っていく。


「ムーリが復活するまで時間がかかりそうだから、それまでよろしくね、ターニア」

「ダンさんっ、昨日からっ、張り切りすっ、ぎだよぉ……!」


 ターニアの細くて折れそうな腰をしっかりと両手で押さえて、長年の研究の末に知り尽くしたターニアの弱点を執拗に突き続ける。


 なんか微妙に、ターニアは乱暴に扱われるほうが好きっぽいんだよなぁ。

 痛いのが好きってわけじゃなさそうだけどねぇ。


「かっ、考え事しなっ、がらっ……! わたっ、しのっ弱いところばっかり、しつこいよぉっ……!」


 ターニアのうなじの匂いを嗅ぎながらたっぷりと注ぎ込んで、ターニアも暫く家から出られそうもなくなった。

 いってらっしゃいとか言いながら、全然送り出す気無いな俺。


 最後に本日別行動のニーナと正面から抱きあって、ちゅっちゅちゅっちゅとバードキスを繰り返す。

 唇だったり鼻先だったりほっぺだったり額だったり、とにかく近い場所にお互いひたすら口付けを繰り返した。


「私の我が侭で寂しい想いをさせてごめんね? でもあの家は出来るだけ自分で手を入れたかったの」

「ニーナがいなくて寂しいのは確かだけど、ニーナはもっともっと我が侭言って俺に甘えてくれたら嬉しいよ。16年も甘えられなかった分、俺からいっぱい取り立てて欲しいな?」


 少しずつ唇同士が重なる回数が多くなり、やがてお互いの口内に互いの舌が出入りし絡み合い、互いの全身で相手を抱きしめながら肌を重ねていく。


 奴隷だった頃のニーナみたいに必死なキスは、もう俺達には必要ない。

 ただニーナのことが好きで、君のことを愛していると伝える為の幸せなキスを続けられることがこんなにも嬉しい。


「好きだよニーナ。出会った日からずっと好きだったけど、出会った日よりもずっとずっと強く君を愛してる」

「私もダンのことが大好きなのっ。ダンを愛することが出来て本当に幸せだよぅ……」


 ここが玄関であることも忘れて、2人で隙間も離れないようにピッタリと抱きあって好きの気持ちを流し込んでいく。

 俺がどれだけニーナのことを愛しているのか、俺がどれ程ニーナのことを好きでいるのか、それをニーナに知って欲しくて、何度も何度もニーナの1番深いところを愛情で満たしていく。

 
 もうすぐ休暇が終わって、俺達の旅がまた始まる。

 ノーリッテみたいな奴はもう居ないと信じたいけど、この世界にはまだまだ色んな謎や問題が山積みだ。


 だけど、俺にはみんなさえいてくれればそれでいい。みんながいてくれれば幸せなんだ。

 俺はこの幸せを決して手放さないようにと、ニーナの体を強く抱きしめ続けたのだった。
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