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5章 王国に潜む悪意4 戦いの後
366 休暇の予定 (改)
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リュートとの一夜が終わって、家でみんなが用意してくれた朝食をいただいている。
けれど当然のように、朝食以外のものもいただく事になったようだ?
「ひ、ひと晩中1度も抜かなかったの……? それで全部受け止めきれるなんて凄いわねぇ……」
俺の上に背を向けて座っているニーナをゆっくり貫きながら、リーチェの尋問が進んでいく。
まぁ尋問されてる本人は幸せそうですけどね?
「職業補正にはまだまだ色んな可能性があるのか……。ダンみたいにもっと追及しなきゃいけないわ……!」
リーチェの話を聞いたティムルが、職業補正の可能性に開眼してしまった模様。
これでより一層、エロい事に職業補正を活用してくるようになるんだろうなぁ。今までも充分活用してたと思うけど?
「確かにあの宿のコップはミスリルのように見えたのう。言われてみればミスリルの工芸品など普通じゃないのじゃ。なんで今まで気にも留めなかったのじゃろうな?」
フラッタが可愛く首を傾げている。
多分コップのことを気にしなかったのは、あの部屋に入ったらコップのことなんか考えてる余裕が無いくらい別の事に熱中していたからだと思うよ?
昨日もリュートと散々励んだわけですし?
ミスリルの工芸品についてはドワーフであるティムルも、エルフであるリーチェも知らなくて、竜爵家当主夫人のラトリアも、獣爵家の令嬢だったターニアさえ知らなかった。
つまり一般層にも貴族層にも全く知られていない技術であるということだ。
……いや、もしかしたらあれ、ミスリルに見せたイミテーションの可能性もあるのかなぁ。
ただイミテーションとしての商品すら誰も知らないみたいなので、少なくとも失われた技術とかでは無くて、割と最近生み出された技術だと思うんだよね。
朝食を食べたら宿に問い合わせてみようかな。
「でも旦那様。あのコップもお酒もインベントリには収納出来なかったのですよね? 仮にあのコップがミスリルであったとしても、それがなんの役に立つのでしょう?」
「ミスリルに限らず、鋼鉄やブルーメタル素材なんかも活用できるようになれば、建材とかに応用も利くと思うんだ。特に輸送路建設には多くの建材を必要とするだろうからね。使える物は増やしたいんだよ」
ヴァルゴにはミスリルの工芸品の価値がいまいちピンと来ていないようだ。
確かにインベントリに収容できなくなるのは大きなデメリットだけれど、魔物素材はほぼ無限に取れる尽きない資源だ。
魔物資源を活用できれば、今後予想される人口の増加に左右される要素が減ると思うんだよね。
魔人族、エルフ族、竜人族は今後一気に人口を伸ばしていく可能性が高いから、一応考えておくべきだと思うんだ。
……人口爆発を幇助した身としては?
「んっ……。ニーナ、出すよ。受け止めてね……!」
「んんっ……! わ、私もリーチェみたいに、全部受け止めて、見せるのっ……!」
ニーナ。気持ちは嬉しいけど無理はしなくていいんだよ?
大体それが出来ちゃうようになると、本当に休憩無しでえっちし続ける事になっちゃうよ。望むところではあるけどさ。
満腹になったニーナと交替したティムルを貫きながら、今後の予定について俺の考えをみんなに話しておく。
「もう4月になって、俺がこの世界に来てちょうど1年くらいなんだけどさ。4月中は休暇ってことにしてもいいかな?」
「休暇、ですか?」
きょとんとした表情で首を傾げるムーリの問いかけに、頷きで答える。
ドワーフ族のことも気になるけれど、流石にエルフ族や魔人族よりも絶滅の危機に瀕しているって事はないだろう。
困窮している人たちに手を貸すのは早ければ早いほどいいのかもしれないけど、俺は無関係な人たちを家族以上に優先する気は一切ない。
……こういうところがマーガレット殿下やガルシアさんに嫌われる要因なんだろうなぁ。
「俺の中ではニーナとステイルークを出た5月の日がこの世界での始まりだと思ってるから、4月中はゆっくり休んで、5月からまた色々動きたいなってさ」
「ダンさんたちは今まで頑張りすぎでしたからね。少しゆっくり過ごすのもいいと思いますよ。でも休暇って、具体的には何をされるつもりなんですか? 私達とひたすら寝室でえっちしてくれるんですっ?」
ムーリさんや。そんな期待に目を輝かせないでくれません?
まぁいつも以上にみんなとえっちするのは間違いないんだけど、それだけじゃいつもと変わらないからね?
「勿論みんなとエロエロして過ごすのは間違いないんだけど、それとは別に今みんなが手掛けていることも少し進めて欲しいなって」
「私たちが手掛けている事って?」
「例えばニーナとターニアは家の改修をしていたりするでしょ? フラッタとラトリアとエマはこの期間にシルヴァとヴァルハールの方を手伝ったりとかさ。ヴァルゴも聖域の樹海の調査をしたりしてもいいし、ムーリは一気に増えた孤児の世話を改めて見直してもいいんじゃないかな?」
「なるほど……。言われてみればダンさん抜きでも色々と出来る事はあるんですねぇ」
物思いに耽るように腕を組んだせいで、ただでさえ巨大なムーリのおっぱいが搾り上げられて、巨大なおっぱいミサイルが俺の興奮に着弾する。
「うっ……、ティムルお姉さんは、キャリアさんを手伝ったり……、出すよティムルぅ!」
「あは、ぁっ……。なんで最後に、一段と硬くぅ……!」
ティムルをぎゅーっと抱きしめて、大好きなお姉さんの中に大好きな気持ちを流し込む。
昨日沢山出しすぎたせいか、なんだか1回の量が半端じゃないな? お姉さん、全部飲みきれる?
「そう言えばダンさんは宰相様に、シルヴァ様とその奥様たちの手続きを早めるように言ってくれたんでしたね。となると確かにヴァルハールは少し慌ただしくなるかもしれませんから、私達は若い当主夫妻を支えるべきですよね、ラトリア様」
「そうね。正式にシルヴァの当主就任が決定したらお披露目もしなくちゃいけないし……。どうせならその時にシルヴァのお嫁さんたちも一緒にお披露目してしまうのもいいかもしれないですね。貴族としての礼節や教養を身に付けるのは一朝一夕にはいかないと思いますけど、5人で協力し合ってくれれば体裁は保てると思いますっ」
エマとラトリアが楽しそうに先のことを語るのを、フラッタと繋がりながら眺める俺。
ごめんねフラッタ、2人の会話に参加させてあげられなくて。
可愛いフラッタとゆっくり愛し合っていると、俺の隣りで巨乳を押し付けてきているリーチェが聞いてきた。
「ぼくはダンと一緒に過ごしていいのかな? というかお休みの間、ダンは何かする予定あるの?」
「歓迎だよリーチェ。今言ったのは例えばの話だから、俺と一緒に居たいなら居てくれて構わないよ。みんなもね? ヴァルゴだって俺の護衛って事になってるわけだしさ」
リーチェが俺から離れるとは思ってないし、俺1人で行動するのは魔人族のこともあってちょっと懲りてる。
だから最低でも1人はお目付け役が欲しいんだよねぇ……。
「俺は当然輸送路建設に着手するつもりだよ。それに加えて魔人族の転職を王国内で行なってもらえるように調整したり、エルフ族に協力してもらって魔法士系の転職魔法陣を設置したりとか、色々する予定」
「やっぱりダンは、ぁ……! 全然休む気、無いのじゃ……。あっあっ……! 乳首、噛んじゃ駄目なのじゃぁっ……!」
フラッタの両腕を後ろ手に拘束して、無防備なピンクの乳首の根元をはむはむと甘噛みする。
歯型もつかないような弱い刺激でも、敏感なフラッタはとても喜んで強く締め付けてきてくれるから超気持ちいい。
「ふふ。こんなに締め付けながらダメって言われても、そんなの止めるわけにはいかないよフラッタ? ちゅぱちゅぱ」
「なんでぇ……! なんで妾の体なのに、妾の言う事よりもダンの言う事を聞いちゃうのじゃぁ……!?」
口を開けば無限に俺の興奮を煽ってくるフラッタを、興奮の昂りのままに可愛がりながら会話を続ける。
「変化を好むエルフ族には、沢山の人と交流しやすい転職魔法陣の管理は向いてるんじゃないかと思うんだ。まっ、まずはお試しって奴だね」
気持ちが前向きになれば、自然と愛の営みに興味が出てくるかもしれないしな。今の俺みたいに。
薬に頼るのはあくまで最終手段。出来れば自然に人口を増やしていければいいんだけどねぇ。
「うん。ひと月もあればあの家の改修も進むと思うし、私とムーリちゃんの職業浸透も進められそうかな。なんか休暇っぽくない気がするけどねっ?」
まだ体力が戻りきらないニーナを抱きしめながら、くすくすとターニアがからかってくる。
「聞く感じだと、ダンさんって結構忙しいの? 私達の相手する時間が取れなかったりしない?」
「みんなを相手できなかったら本末転倒だよ、ターニア……」
窺うように問いかけてくるターニアに、溜め息と共に返答する。
世界を救った結果そんな未来が待っているのだとしたら、俺は自分の手でもう1度世界を滅ぼしたくなっちゃうと思うんだよ?
「でもみんなそれぞれやりたいこともあるだろうし、それをちゃんとこなした方が結局はエロい日々を送れるってのは分かってるからね。朝晩はみんなとめちゃくちゃ愛し合って、日が高い時間はそれぞれがやりたいことを進めて欲しいなって思うんだ」
快楽を貪るだけならずーっと寝室に篭ってるのもアリだと思うんだけどねぇ。
幸福を享受したいと思うなら、寝室の外でも動かなきゃならないんだよなぁ。
そうして寝室の外で頑張った後に寝室の中で最高のご褒美タイムを過ごす方が、寝室に篭りっきりでいるより何倍も気持ちいいんだよ?
「私はキャリア様のお手伝いをしながら商人の育成にも協力したいわね。なんだかスペルド王国が一気に変わっていきそうだから、商人や役人はいくらいても足りなくなりそうねっ」
女教師ティムル……。大変素晴らしい響きですね。
眼鏡とスーツが似合いそうだ、ティムルはスーパーモデルみたいにかっこいい長身だし。
それにしても役人かぁ。役人の人事になんて関わる気は無いけれど、商人の知識と経験は役人を目指す際に有利に働きそうなイメージはある。
商人の勉強をした先に宮仕えが待っているとなれば、勉強する人もモチベーションを上げてくれるかもしれないなぁ。
「も、無理ぃ……。これ以上、入らない、のじゃぁ……」
「気持ち良かったよフラッタ。ゆっくり休んでていいからね。さぁリーチェおいで。昨日の続きをしよう?」
フラッタをたっぷり満たしてあげた後は、いつもの順番でリーチェを愛する。
だけどいつもと違って、俺とリーチェは深く深く繋がることが出来るから本当に幸せだよぉ……。
俺が順番にみんなを満たしている間に、休暇中のみんなの行動が話し合われていく。
ニーナは生家のリフォームと花壇の管理をしたいそうだ。
4月になって色々な花が我が家の花壇で花開いてくれた。だからニーナは生家のほうにも、自分が管理する花壇を作りたくなったらしい。
ティムルはシュパイン商会の手伝いをすることに。
ティムルに商人の手ほどきを受けられる男ってズルいよなぁ。嫉妬してしまいそうだよ。毎回ティムルを送り出す前に、お姉さんは俺のものだって徹底的に刻み付けてあげないといけないね。
フラッタ、ラトリア、エマの3人はヴァルハールでシルヴァの補佐をするそうだ。
特に、シルヴァが娶った奥さんたちと親密になりたいのだとか。知り合ってまだ日も浅いからねぇ。
それに加えてフラッタは、竜人族たちに剣を教えたいと鼻息を荒くしている。
俺に始まってトライラムフォロワーにも剣の手解きをしたフラッタは、すっかり指導者としての喜びに目覚めてしまったようだ。
リーチェは基本的に俺と一緒に行動する。450年もの間独りで過ごしてきたリーチェには、今更1人になってやりたいこともなさそうだ。
ちょうどいいので俺のお目付け役になってもらうにした。
そしてヴァルゴも俺と同行する事にしたようだ。
聖域の樹海はペネトレイターたちがどんどん奥に向かって探索しているので、ヴァルゴがいなくても最深部が発見されるだろうしね。
樹海の異変については仕合わせの暴君全員で共有する事にしたので、休暇中は俺のお供をしてくれるのだ。
ムーリはマグエルのトライラム教会と孤児院の管理を統括しながら、ターニアと一緒にスポットに入って職業浸透を進めながら戦闘技術を磨くつもりだそうだ。
休暇中に出来れば獣化したいと思ってるらしいけど、最深部に到達できなきゃ厳しいんじゃないかなぁ?
ターニアはムーリとの魔物狩りを優先しながら、ニーナと一緒に自宅のリフォームを進めるつもりのようだ。
トライラムフォロワーの戦闘指導もお願いしていたんだけど、子供達も増えてきてターニアが付きっ切りで見ている必要も無くなってくれたそうだ。
「休暇なのに、結局みんな忙しく動くことになりそうだねー? ま、仕合わせの暴君としては少し休むってことで」
「は、あぁぁ……。旦那様の熱が、1番深いところにドクドクとぉ……」
ヴァルゴの奥に大量に撒き散らしながら、休暇の話をまとめる。
俺も休暇の間にニーナとターニアを連れてラスティさんと食事しなきゃいけないし、その時に獣爵家の報告も合わせてもらえればいいかな?
それとトライラム教会でレガリアの調査結果も確認しておきたいし、なんだかんだと急がしそうだな?
はぁ~……。みんなとひたすら寝室に篭って、エロエロでラブラブな生活を送りたいって本気で思ってたはずなんだけどなぁ。
いざそんな生活が送れそうになったら、そんな生活をするのは勿体無いなって感じちゃうなんて……。
まぁいいや。毎日みんなと愛し合うことに変わりは無いのだから。
俺達は寝室の外でも中でも頑張って、健全に不健全な生活を送るためにがんばるんだっ。
……うん。とっても我が家らしい気がするな?
けれど当然のように、朝食以外のものもいただく事になったようだ?
「ひ、ひと晩中1度も抜かなかったの……? それで全部受け止めきれるなんて凄いわねぇ……」
俺の上に背を向けて座っているニーナをゆっくり貫きながら、リーチェの尋問が進んでいく。
まぁ尋問されてる本人は幸せそうですけどね?
「職業補正にはまだまだ色んな可能性があるのか……。ダンみたいにもっと追及しなきゃいけないわ……!」
リーチェの話を聞いたティムルが、職業補正の可能性に開眼してしまった模様。
これでより一層、エロい事に職業補正を活用してくるようになるんだろうなぁ。今までも充分活用してたと思うけど?
「確かにあの宿のコップはミスリルのように見えたのう。言われてみればミスリルの工芸品など普通じゃないのじゃ。なんで今まで気にも留めなかったのじゃろうな?」
フラッタが可愛く首を傾げている。
多分コップのことを気にしなかったのは、あの部屋に入ったらコップのことなんか考えてる余裕が無いくらい別の事に熱中していたからだと思うよ?
昨日もリュートと散々励んだわけですし?
ミスリルの工芸品についてはドワーフであるティムルも、エルフであるリーチェも知らなくて、竜爵家当主夫人のラトリアも、獣爵家の令嬢だったターニアさえ知らなかった。
つまり一般層にも貴族層にも全く知られていない技術であるということだ。
……いや、もしかしたらあれ、ミスリルに見せたイミテーションの可能性もあるのかなぁ。
ただイミテーションとしての商品すら誰も知らないみたいなので、少なくとも失われた技術とかでは無くて、割と最近生み出された技術だと思うんだよね。
朝食を食べたら宿に問い合わせてみようかな。
「でも旦那様。あのコップもお酒もインベントリには収納出来なかったのですよね? 仮にあのコップがミスリルであったとしても、それがなんの役に立つのでしょう?」
「ミスリルに限らず、鋼鉄やブルーメタル素材なんかも活用できるようになれば、建材とかに応用も利くと思うんだ。特に輸送路建設には多くの建材を必要とするだろうからね。使える物は増やしたいんだよ」
ヴァルゴにはミスリルの工芸品の価値がいまいちピンと来ていないようだ。
確かにインベントリに収容できなくなるのは大きなデメリットだけれど、魔物素材はほぼ無限に取れる尽きない資源だ。
魔物資源を活用できれば、今後予想される人口の増加に左右される要素が減ると思うんだよね。
魔人族、エルフ族、竜人族は今後一気に人口を伸ばしていく可能性が高いから、一応考えておくべきだと思うんだ。
……人口爆発を幇助した身としては?
「んっ……。ニーナ、出すよ。受け止めてね……!」
「んんっ……! わ、私もリーチェみたいに、全部受け止めて、見せるのっ……!」
ニーナ。気持ちは嬉しいけど無理はしなくていいんだよ?
大体それが出来ちゃうようになると、本当に休憩無しでえっちし続ける事になっちゃうよ。望むところではあるけどさ。
満腹になったニーナと交替したティムルを貫きながら、今後の予定について俺の考えをみんなに話しておく。
「もう4月になって、俺がこの世界に来てちょうど1年くらいなんだけどさ。4月中は休暇ってことにしてもいいかな?」
「休暇、ですか?」
きょとんとした表情で首を傾げるムーリの問いかけに、頷きで答える。
ドワーフ族のことも気になるけれど、流石にエルフ族や魔人族よりも絶滅の危機に瀕しているって事はないだろう。
困窮している人たちに手を貸すのは早ければ早いほどいいのかもしれないけど、俺は無関係な人たちを家族以上に優先する気は一切ない。
……こういうところがマーガレット殿下やガルシアさんに嫌われる要因なんだろうなぁ。
「俺の中ではニーナとステイルークを出た5月の日がこの世界での始まりだと思ってるから、4月中はゆっくり休んで、5月からまた色々動きたいなってさ」
「ダンさんたちは今まで頑張りすぎでしたからね。少しゆっくり過ごすのもいいと思いますよ。でも休暇って、具体的には何をされるつもりなんですか? 私達とひたすら寝室でえっちしてくれるんですっ?」
ムーリさんや。そんな期待に目を輝かせないでくれません?
まぁいつも以上にみんなとえっちするのは間違いないんだけど、それだけじゃいつもと変わらないからね?
「勿論みんなとエロエロして過ごすのは間違いないんだけど、それとは別に今みんなが手掛けていることも少し進めて欲しいなって」
「私たちが手掛けている事って?」
「例えばニーナとターニアは家の改修をしていたりするでしょ? フラッタとラトリアとエマはこの期間にシルヴァとヴァルハールの方を手伝ったりとかさ。ヴァルゴも聖域の樹海の調査をしたりしてもいいし、ムーリは一気に増えた孤児の世話を改めて見直してもいいんじゃないかな?」
「なるほど……。言われてみればダンさん抜きでも色々と出来る事はあるんですねぇ」
物思いに耽るように腕を組んだせいで、ただでさえ巨大なムーリのおっぱいが搾り上げられて、巨大なおっぱいミサイルが俺の興奮に着弾する。
「うっ……、ティムルお姉さんは、キャリアさんを手伝ったり……、出すよティムルぅ!」
「あは、ぁっ……。なんで最後に、一段と硬くぅ……!」
ティムルをぎゅーっと抱きしめて、大好きなお姉さんの中に大好きな気持ちを流し込む。
昨日沢山出しすぎたせいか、なんだか1回の量が半端じゃないな? お姉さん、全部飲みきれる?
「そう言えばダンさんは宰相様に、シルヴァ様とその奥様たちの手続きを早めるように言ってくれたんでしたね。となると確かにヴァルハールは少し慌ただしくなるかもしれませんから、私達は若い当主夫妻を支えるべきですよね、ラトリア様」
「そうね。正式にシルヴァの当主就任が決定したらお披露目もしなくちゃいけないし……。どうせならその時にシルヴァのお嫁さんたちも一緒にお披露目してしまうのもいいかもしれないですね。貴族としての礼節や教養を身に付けるのは一朝一夕にはいかないと思いますけど、5人で協力し合ってくれれば体裁は保てると思いますっ」
エマとラトリアが楽しそうに先のことを語るのを、フラッタと繋がりながら眺める俺。
ごめんねフラッタ、2人の会話に参加させてあげられなくて。
可愛いフラッタとゆっくり愛し合っていると、俺の隣りで巨乳を押し付けてきているリーチェが聞いてきた。
「ぼくはダンと一緒に過ごしていいのかな? というかお休みの間、ダンは何かする予定あるの?」
「歓迎だよリーチェ。今言ったのは例えばの話だから、俺と一緒に居たいなら居てくれて構わないよ。みんなもね? ヴァルゴだって俺の護衛って事になってるわけだしさ」
リーチェが俺から離れるとは思ってないし、俺1人で行動するのは魔人族のこともあってちょっと懲りてる。
だから最低でも1人はお目付け役が欲しいんだよねぇ……。
「俺は当然輸送路建設に着手するつもりだよ。それに加えて魔人族の転職を王国内で行なってもらえるように調整したり、エルフ族に協力してもらって魔法士系の転職魔法陣を設置したりとか、色々する予定」
「やっぱりダンは、ぁ……! 全然休む気、無いのじゃ……。あっあっ……! 乳首、噛んじゃ駄目なのじゃぁっ……!」
フラッタの両腕を後ろ手に拘束して、無防備なピンクの乳首の根元をはむはむと甘噛みする。
歯型もつかないような弱い刺激でも、敏感なフラッタはとても喜んで強く締め付けてきてくれるから超気持ちいい。
「ふふ。こんなに締め付けながらダメって言われても、そんなの止めるわけにはいかないよフラッタ? ちゅぱちゅぱ」
「なんでぇ……! なんで妾の体なのに、妾の言う事よりもダンの言う事を聞いちゃうのじゃぁ……!?」
口を開けば無限に俺の興奮を煽ってくるフラッタを、興奮の昂りのままに可愛がりながら会話を続ける。
「変化を好むエルフ族には、沢山の人と交流しやすい転職魔法陣の管理は向いてるんじゃないかと思うんだ。まっ、まずはお試しって奴だね」
気持ちが前向きになれば、自然と愛の営みに興味が出てくるかもしれないしな。今の俺みたいに。
薬に頼るのはあくまで最終手段。出来れば自然に人口を増やしていければいいんだけどねぇ。
「うん。ひと月もあればあの家の改修も進むと思うし、私とムーリちゃんの職業浸透も進められそうかな。なんか休暇っぽくない気がするけどねっ?」
まだ体力が戻りきらないニーナを抱きしめながら、くすくすとターニアがからかってくる。
「聞く感じだと、ダンさんって結構忙しいの? 私達の相手する時間が取れなかったりしない?」
「みんなを相手できなかったら本末転倒だよ、ターニア……」
窺うように問いかけてくるターニアに、溜め息と共に返答する。
世界を救った結果そんな未来が待っているのだとしたら、俺は自分の手でもう1度世界を滅ぼしたくなっちゃうと思うんだよ?
「でもみんなそれぞれやりたいこともあるだろうし、それをちゃんとこなした方が結局はエロい日々を送れるってのは分かってるからね。朝晩はみんなとめちゃくちゃ愛し合って、日が高い時間はそれぞれがやりたいことを進めて欲しいなって思うんだ」
快楽を貪るだけならずーっと寝室に篭ってるのもアリだと思うんだけどねぇ。
幸福を享受したいと思うなら、寝室の外でも動かなきゃならないんだよなぁ。
そうして寝室の外で頑張った後に寝室の中で最高のご褒美タイムを過ごす方が、寝室に篭りっきりでいるより何倍も気持ちいいんだよ?
「私はキャリア様のお手伝いをしながら商人の育成にも協力したいわね。なんだかスペルド王国が一気に変わっていきそうだから、商人や役人はいくらいても足りなくなりそうねっ」
女教師ティムル……。大変素晴らしい響きですね。
眼鏡とスーツが似合いそうだ、ティムルはスーパーモデルみたいにかっこいい長身だし。
それにしても役人かぁ。役人の人事になんて関わる気は無いけれど、商人の知識と経験は役人を目指す際に有利に働きそうなイメージはある。
商人の勉強をした先に宮仕えが待っているとなれば、勉強する人もモチベーションを上げてくれるかもしれないなぁ。
「も、無理ぃ……。これ以上、入らない、のじゃぁ……」
「気持ち良かったよフラッタ。ゆっくり休んでていいからね。さぁリーチェおいで。昨日の続きをしよう?」
フラッタをたっぷり満たしてあげた後は、いつもの順番でリーチェを愛する。
だけどいつもと違って、俺とリーチェは深く深く繋がることが出来るから本当に幸せだよぉ……。
俺が順番にみんなを満たしている間に、休暇中のみんなの行動が話し合われていく。
ニーナは生家のリフォームと花壇の管理をしたいそうだ。
4月になって色々な花が我が家の花壇で花開いてくれた。だからニーナは生家のほうにも、自分が管理する花壇を作りたくなったらしい。
ティムルはシュパイン商会の手伝いをすることに。
ティムルに商人の手ほどきを受けられる男ってズルいよなぁ。嫉妬してしまいそうだよ。毎回ティムルを送り出す前に、お姉さんは俺のものだって徹底的に刻み付けてあげないといけないね。
フラッタ、ラトリア、エマの3人はヴァルハールでシルヴァの補佐をするそうだ。
特に、シルヴァが娶った奥さんたちと親密になりたいのだとか。知り合ってまだ日も浅いからねぇ。
それに加えてフラッタは、竜人族たちに剣を教えたいと鼻息を荒くしている。
俺に始まってトライラムフォロワーにも剣の手解きをしたフラッタは、すっかり指導者としての喜びに目覚めてしまったようだ。
リーチェは基本的に俺と一緒に行動する。450年もの間独りで過ごしてきたリーチェには、今更1人になってやりたいこともなさそうだ。
ちょうどいいので俺のお目付け役になってもらうにした。
そしてヴァルゴも俺と同行する事にしたようだ。
聖域の樹海はペネトレイターたちがどんどん奥に向かって探索しているので、ヴァルゴがいなくても最深部が発見されるだろうしね。
樹海の異変については仕合わせの暴君全員で共有する事にしたので、休暇中は俺のお供をしてくれるのだ。
ムーリはマグエルのトライラム教会と孤児院の管理を統括しながら、ターニアと一緒にスポットに入って職業浸透を進めながら戦闘技術を磨くつもりだそうだ。
休暇中に出来れば獣化したいと思ってるらしいけど、最深部に到達できなきゃ厳しいんじゃないかなぁ?
ターニアはムーリとの魔物狩りを優先しながら、ニーナと一緒に自宅のリフォームを進めるつもりのようだ。
トライラムフォロワーの戦闘指導もお願いしていたんだけど、子供達も増えてきてターニアが付きっ切りで見ている必要も無くなってくれたそうだ。
「休暇なのに、結局みんな忙しく動くことになりそうだねー? ま、仕合わせの暴君としては少し休むってことで」
「は、あぁぁ……。旦那様の熱が、1番深いところにドクドクとぉ……」
ヴァルゴの奥に大量に撒き散らしながら、休暇の話をまとめる。
俺も休暇の間にニーナとターニアを連れてラスティさんと食事しなきゃいけないし、その時に獣爵家の報告も合わせてもらえればいいかな?
それとトライラム教会でレガリアの調査結果も確認しておきたいし、なんだかんだと急がしそうだな?
はぁ~……。みんなとひたすら寝室に篭って、エロエロでラブラブな生活を送りたいって本気で思ってたはずなんだけどなぁ。
いざそんな生活が送れそうになったら、そんな生活をするのは勿体無いなって感じちゃうなんて……。
まぁいいや。毎日みんなと愛し合うことに変わりは無いのだから。
俺達は寝室の外でも中でも頑張って、健全に不健全な生活を送るためにがんばるんだっ。
……うん。とっても我が家らしい気がするな?
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孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
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