異世界イチャラブ冒険譚

りっち

文字の大きさ
上 下
313 / 878
5章 王国に潜む悪意2 それぞれの戦い

313 マモンキマイラ① 苦戦 (改)

しおりを挟む
 ジジイとネフネリを触媒として生み出された巨大な魔物、『マモンキマイラ』。


 竜王と変わらない巨躯と、そこから放たれる凶悪なプレッシャー。

 にわかには信じがたいけど、人の身からイントルーダー級の魔物が誕生したと考えるしかないわね……。


「ふぅぅ……」


 体を内側から焦がすような怒りは、マモンキマイラから放たれる殺意を受けた事で鎮まってくれた。


 相手はイントルーダー級。怒りに任せて戦っても勝ち目は無いわ。

 怒りの全てをダガーに込めて、思考は冷静かつニュートラルを保つのよ。


「先手、必勝っ!」


 イントルーダー相手に後手を取るのは得策じゃない。

 1度深く息を吐いて、オリハルコンダガーの感触を確かめてから一気に距離を詰めて切りかかる。


 マモンキマイラの4本の腕が私を捕らえようと迫ってくる。けど遅いわ!
 
 4本腕を掻い潜り、オリハルコンダガーで斬り付ける。乱気流を発動!


「吹き荒べ! 乱気流ーっ!」


 オリハルコンダガーの刃とは別に、無数の斬撃がマモンキマイラを襲う。

 手応えから、コイツは物理耐性を持っていないことが分かった。


 反撃の拳も躱し、オリハルコンダガーで斬撃を続ける。

 大丈夫、戦える!


「神代より誘われし浄命の旋律。精練されし破滅の鉾。純然たる消滅の一矢。汝、我が盟約に応じ、万難砕く神気を孕め。インパクトノヴァ」


 物理が有効なのは分かったから、次は攻撃魔法の有効性をを試す。

 乱気流の合間にダガーを手放し、インパクトノヴァを放ってみる。


「……なっ! インパクトノヴァを……、受け止めたっ!?」


 しかしインパクトノヴァの魔力はマモンキマイラが突き出した手の平に受け止められ、そして握り潰されてしまった。

 乱気流に混ぜながら何度インパクトノヴァを放っても、手の平で受け止められてあまり効果を発揮出来ていないように見える。


「……単体魔法が受け止められるなら、ホーリースパークも効果が期待出来ないわね……」


 なら今度はこっちよっ!


「其は悠久の狭間に囚われし、真理と聖賢を司る者。無間の回廊開きし鍵は、無限の覚悟と夢幻の魂。神威の扉解き放ち、今轟くは摂理の衝撃。クルセイドロア」


 一点集中型の魔法は受け止められても、範囲拡散型の攻撃魔法ならどう!?

 そんな想いで放ったクルセイドロアだったけれど、やはりマモンキマイラの手の平に受け止められて、拡散するはずのクルセイドロアも腕1本で完全に無力化されてしまった。


「攻撃魔法はあまり役に立たない、そう判断する他ないか……」


 半獣の見た目に似合わず、魔法を無力化してくるみたいね。

 対魔物効果の大きい攻撃魔法が威力を発揮できないのは残念だけど、それなら死ぬまで切り刻んであげるわっ!


「乱気流! 乱気流! 乱気流ーっ!!」


 斬りかかっている数の何倍もの斬撃が、マモンキマイラの巨躯を切り刻む。


 相手の拳の動きは余裕を持って避けられるし、今のところは順調ね。

 このまますんなりいけば良いんだけど。


「――――何の音っ!?」


 まさに乱気流と呼ぶに相応しい斬撃の嵐を見舞う私の耳に、ギギギと不快な音が届く。

 頭上から聞こえる音の発生源に目を向けると、怒りに目を血走らせたマモンキマイラが、涎を垂らしながら歯を食い縛っていた。


 その表情に嫌悪感を募らせた瞬間、マモンキマイラの姿が目の前から消える。


「なっ!? 消えっ……!」


 ほぼ反射的に魔物察知を発動した私は、背後から迫る巨大な魔物の拳を捉える。


「……危ないっ!」


 すぐさま飛び退く私。

 一瞬前まで立っていた場所に突き刺さる、マモンキマイラの巨大な拳。


 鈍い音と共に深く抉られる地面を見て、背筋に冷たい汗が流れる。


「…………ごくり」


 職業補正のおかげで即死することはないと思うけれど……。

 あんな攻撃、絶対に喰らうわけにはいかないわね……!


 回避に成功した私に向けて、本当に腹立たしそうに地面を足で掻くマモンキマイラ。

 さっきまではその場に留まったまま攻撃して来たけれど、今のは半獣部分の機動性を発揮したというわけ?


 まったく……、嫌になるわねぇ。


 辟易し始めた私に、マモンキマイラの猛攻が始まった。

 マモンキマイラは目にも留まらぬ速さで動きながら、4本の腕を自在に操って私を攻め始める。


「こ、ここからが本領発揮ってわけぇっ!?」


 半獣の機動力を最大限に活かした攻撃は、それこそ乱気流のような激しさだったけれど……。

 ダンと竜王に扱かれた私をこの程度で捉えられるなんて思わないでっ!


「この程度で負けてあげられるほど、仕合わせの暴君は弱くないのよぉっ!」


 斬っては躱し、躱しては斬りかかる。

 乱気流のおかげで手数は倍増しているけれど、たった独りでイントルーダーの体力を削りきるのは骨が折れるわ。


 でも安定してる。相手の動きも良く見える。

 このまま押し切るわよ、乱気流っ!


「せいっ! やぁっ! そりゃーっ!」


 雨のように降り注ぐマモンキマイラの拳を避けながら、オリハルコンダガーによる乱気流を叩き込み続ける。

 地面はマモンキマイラの拳によってボコボコに凹み、気をつけないと足を取られてしまいそう。


「このぉっ! このこのっ、こんっ、のーっ!」


 細心の注意と警戒を払いながらどれ程斬撃を放ったのか。

 ようやく体力を削りきることが出来たみたいで、マモンキマイラの体に乱気流による切り傷が刻まれた。


「――――よしっ! 通った……!」


 さぁここからが本番……。


「ギリギリギリギリ……!」

「……ぐっ!? なにっ!?」


 怒りに燃える瞳は変わらずに、歯を剥き出しにして不快そうに歯軋りしているマモンキマイラ。


 そしてその音に呼応して地面から突き出される、夥しい数の腕。

 異常に長い腕を伸ばして這い出てきたのは、目と耳が潰れ、口だけが大きく開かれた人型の魔物。


 これは……。

 もしや竜王のドラゴンサーヴァントと同じ、従者召喚かしらっ!?



 クリープリーパー



「ドラゴンサーヴァントと比べると、随分と気持ち悪いわねっ……!」


 細く長い両腕で地を這い、まるで虫のように蠢く魔物に怖気が走る。

 知らず私も歯を食い縛り、魔物に抱いた嫌悪感を振り払う。


「そしてやっぱり無限湧き、かっ……! 面倒なっ!」


 私とマモンキマイラを中心とした範囲に、無数に呼び出され続けるクリープリーパー。

 ジジイとネフネリから生まれた紛い物のイントルーダーの癖に、竜王と同じく眷属を召喚することが出来るみたいね。


 だけどこういう事態を想定して、私たちは全員がクルセイドロアを習得してきてるのよ!

 眷属なんていくら呼び出そうとも全部吹き飛ばしてやるわっ!


「其は悠久の狭間に囚われし、真理と聖賢を司る者。無間の回廊開きし鍵は、無限の覚悟と夢幻の魂。神威の扉解き放ち、今轟くは摂理の衝撃。クルセイドロア」


 しかし私から放たれたクルセイドロアが、クリープリーパーを吹き飛ばすことは出来なかった。


「……えっ!? そんなっ!?」


 先ほどまでのようにマモンキマイラが手を突き出すと、クルセイドロアは手の平に集約されて握り潰されてしまう。

 くっ……! マモンキマイラに効果が無いのは分かっていたけど、周囲への効果まで打ち消されてしまうのは予想外だわ!


 私のクルセイドロアの効果が無いと見て取ったクリープリーパーの群れが、涎を撒き散らしながらカサカサした動きで私に殺到してくる。

 んもうっ! なんか気持ち悪いのよっ、アンタらの動きはーっ!


「クルセイドロアを止めたくらいでいい気にならないでっ! 叫喚静刻ーーっ!」


 オリハルコンダガーを天に掲げてスキルを発動する。

 するとオリハルコンダガーが激しく揺れ、まるで慟哭しているかのように耳障りな高音が辺りを包む。


 ダガーの発する絶叫が届いたクリープリーパーたちは強制的に動きを止められ、その身に宿す魔力の全てをダガーに吸い取られて干からびていく。

 コイツらには耳が無いから少し不安だったけど、ちゃんと効果を発揮してくれたみたいね。


「どうやら叫喚静刻を止めることは出来ないみたいねぇ!」


 攻撃魔法と違って、ウェポンスキルは手で受け止めたり出来ないみたい。

 呼び出されては干からびていくクリープリーパーたちの中心で、マモンキマイラもまた時間が止められたかのようにその動きを止めている。


 イントルーダーにもウェポンスキルが通じてるわ! チャンスよっ!

 一気に距離を詰め、オリハルコンダガーで斬りかかる!


「アンタ達、魔物になってまで他人に頼ってんじゃないわよぉっ! 乱気流! 乱気流! 乱気……えっ!?」


 自分の手に返ってきた感触に、強い違和感を抱く。

 オリハルコンダガーでの斬撃も乱気流の効果もちゃんと手応えを感じるのに、マモンキマイラの体に傷が付かないのだ。


「……これって、体力を回復されてる!?」


 でも回復魔法を使われた形跡は一切無かったし、この短時間で自然回復したとも思えない……。

 ならいったいどうやって……?


 戸惑う私を見逃さずに、マモンキマイラの豪腕が振り下ろされる。


「くっ! 鬱陶しい……!」


 その腕を躱した先に口を広げて飛びついてくるクリープリーパーの首を刎ねながら、思考をフル回転して状況を分析する。

 そして降り注ぐマモンキマイラの4本の腕を見て思い出されるのは、手の平に握り潰された攻撃魔法。


 ……こいつ、もしかして攻撃魔法を無力化してるんじゃなくて、攻撃魔法をそのまま吸収して回復したんじゃないかしら?


 叫喚静刻や乱気流が通っている事を考えると、こいつが吸収できるのは攻撃魔法だけ?

 くっ、吸収範囲がある程度限定されていたのは助かるけど、対魔物用攻撃手段である攻撃魔法を使えないのは結構痛いわね……!


 でも使えないものは仕方ないわ。

 幸いウェポンスキルは有効なんだから、このまま押し切ってやればいいだけよ!


「この程度で負けては、あげられないわよぉっ!」


 群がるクリープリーパーは叫喚静刻で殲滅し、それ以外の時間は全力でマモンキマイラに乱気流を放ち続ける。

 オリハルコンダガーには魔力吸収が付いているし、叫喚静刻による魔力吸収効果も相まって私のスタミナに不安はない。

 不安は無いのだけれど……!


「何でっ……!? 体力が、削れていない……!?」


 どれほど斬撃を見舞っても、マモンキマイラの体に傷が付かない……。


 攻撃魔法は一切放っていないし、乱気流による斬撃もちゃんと手応えがある。

 攻撃は効いているはずだし、回復魔法を使われている様子もないのに、なんで体力が削りきれないの!?


 こいつが元々異常な耐久力を有する魔物だったり……?

 いえ! それならさっき切り傷を付けられた説明が付かない。


 攻撃は通っていて、こいつの体力にも限りがあるのに削りきれていない……。これはいったいどういうことなの……!?


「くっ……! このままじゃ……!」


 決して劣勢に陥っているわけじゃないのに、気持ちばかりが焦ってしまう。

 そしてその焦りは動きを鈍らせ、やがて私に死を運んでくる。


 クリープリーパーを切り裂いた、マモンキマイラから意識が逸れた一瞬を狙ってマモンキマイラが移動する。

 マモンキマイラが視界から消えたことに戸惑いながら、一瞬遅れて魔物察知を発動……。


「――――やばっ!?」


 頭上、左右、そして背後から迫るマモンキマイラの拳。そして前方には私の回避を阻むようにクリープリーパーが壁のように……!

 咄嗟に張った対物理障壁が紙のように砕かれ……。


「いっ、いやああああああああっ!!」


 打つ手が無くなり恐怖のままで絶叫することしか出来ない私に、イントルーダーの強烈な1撃が無慈悲に突き刺さる。


「かっ、はぁっ……!!」


 背後から衝突する、マモンキマイラの巨大な拳。

 一瞬にして私の全身を駆け巡る、凄まじい激痛。


 私を殴った拳は勢い止まらず、私は拳に押し出されるように上空に殴り飛ばされてしまった。


「く、ぅぅ……!」


 まるで突風に煽られる1枚の木の葉のように、私の体は宙に投げ出されてしまう。

 あえて背後から迫る拳に踏み込む事で、4つの拳の挟撃を回避した判断が間違っていたとは思わないけれど……!


「慈愛の蒼。自然の緑。癒しの秘……あれ、はっ……!?」


 激痛の走る体を回復させようと、空中に投げ出されたままヒールライトの詠唱を始めた私の瞳に映ったのは、追撃の体勢に入るマモンキマイラの姿。


 不味いっ! もう1度、今度殴り潰されたら体力が尽きてしまうかもしれない……!


 でも私は今殴り飛ばされて宙に浮いた状態。

 自由に動けないし、回避行動なんてどうやって……!


「……そうだ! あれなら!」


 焦る私の脳内にフラッシュバックしたのは、空中を駆け回るダンの姿。


「青き揺り篭。秘色の檻。汝、凍てつく終焉たる者よ! アイスコフィン! 虚ろな経路。点と線。偽りの庭。妖しの箱。穿ちて抜けよ! アナザーポータル!」


 高速詠唱スキルを最大限に駆使して足場のアイスコフィンを生成し、続いて発動したアナザーポータルに急いで飛び込んだ。

 地面に転移し空を見上げた私が見たのは、4つの拳に殴り潰された氷の塊だった。


「あ、危なかったぁ……!」


 砕けた氷の塊に、殴り潰された自身の姿を幻視してしまい、背中に冷たい汗が流れる。

 ストームヴァルチャー戦でダンの動きを見ていなければ、氷の代わりに私自身が潰されていたのは間違いないわね……。


「どうやら空中では自由に動けないみたいね。なら今のうちに……」


 マモンキマイラが宙に居る間にヒールライトを連射し、体力を回復する。

 すぐに激痛が消え、体の動きに支障は無くなる。


 続いて叫喚静刻を発動し、クリープリーパーを皆殺しにしながら魔力を回復する。


「……すぅぅぅぅ。はぁぁぁぁぁ……。うん、大丈夫、大丈夫よティムル」


 未だ宙に居るマモンキマイラからは決して目を逸らさずに、深く息を吐いて心を落ち着かせる。


 ……ふぅ。なんとか仕切り直せたわ。

 確かにこいつを倒す方法はまだ思いつかないけれど、それでも焦って自滅するなんて最低よ。


 まったく、1人で戦ってるのにまたダンに助けられちゃった。

 こいつを倒したら、全身全霊でお礼してあげなきゃいけないじゃないの。


「今のうちに数を減らしておくべきねっ。叫喚静刻っ!」


 私を殺すために全力で跳躍したのか、なかなか降りてこないマモンキマイラを注視しながら、襲ってくるクリープリーパーたちを叫喚静刻で滅ぼし続ける。

 クリープリーパーなんて何の脅威にもなりえないけど、こうも湧かれると流石に鬱陶しい……、って。


「……え、ちょっと待って?」


 なんでマモンキマイラは、自分が空中に居て身動きが取れない今でも、クリープリーパーを出現させ続けているのかしら?

 さっきのように連携してくるならまだしも、私に魔力を吸い取られるだけのクリープリーパーを常に発生させておく意味はなに?


 イントルーダーは知性を持った魔物のはず。

 眷族召喚にだって魔力を消費するでしょうに、無意味なことをしてくるとは思えない。


「そう、言えば……」


 マモンキマイラの体力を削りきった時には、こいつらはまだ出現していなかったわよね。

 そしてこいつらが出現するようになってから、マモンキマイラの体力が全く削りきれていない……?


「……ま、さか!?」


 最初はクルセイドロアで体力を回復されたと思っていたのだけど、もしかして私は重大な勘違いをしていたの!?



 轟音と土煙を上げて着地するイントルーダー、マモンキマイラ。

 相変わらず湧き続ける、その眷属のクリープリーパー。


 目の前の敵を見据える私の瞳は、蒼くその色を変えていく。

 熱視を発動して碧眼になった私の瞳に映る光景に、思わず歯噛みしてしまう。


「そういう、ことかっ……!!」


 ジジイとネフネリにしてやられたって思うと腹が立つわね……。


 でもタネさえ分かればもう不覚は取らないわよ!

 たった今殴られた借りは、千倍にして返してあげるわっ!
しおりを挟む
感想 104

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第三章フェレスト王国エルフ編

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます

neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。 松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。 ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。 PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~

トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。 旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。 この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。 こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。

処理中です...