異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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4章 マグエルの外へ1 竜王のカタコンベ

213 旅先 (改)

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 マグエルを飛び出した俺達は、まずは北東に進路を取る。

 ヴァルハールはスペルディアを挟んでマグエルの反対側。ならせっかくなので、みんなで王都スペルディアにも寄ろうという話になったのだ。


 フラッタには以前ヴァルハールまで数ヶ月かかると言われていたけど、馬より早い速度で延々と走っていられる俺達の移動速度ならスペルディアまで5日間、ヴァルハールまでは10日もかからず到達できるという見込みだ。

 スペルディアとヴァルハールまでの道も、リーチェとティムルのお姉さん組が知っているということなので心強い。


 俺達の移動速度なら点在する野営地を利用せずに、街から街まで一気に移動してしまえるらしいので、夜は毎日宿を取る事にする。

 掃除の心配のない宿での宿泊が楽しみで仕方ないねっ!


 移動中は暇なので、みんなと雑談して過ごす。


「えっ? 私が実は平民じゃない可能性? そんなのあるの?」


 走りながらも、全然ピンとこない様子で首を傾げるニーナ。可愛いけど器用だな?

 ガレルさんとターニアさんが17歳の時点で、未発見のルインを探索したり獣化したりしていることをどう思うか、みんなにも聞いてみた。


「確かに……。いくら戦闘職じゃなかったとはいえ、私は32で商人しか浸透してなかった……。逆にフラッタちゃんは13歳で5つも職業が浸透していた……。平民と貴族の職業浸透の知識の違いを考えると、ありえる、のかしら……」

「幸福の先端の浸透速度を見ておると、知識さえあれば誰でも浸透は進められるはずなのじゃ。年齢だけでニーナの出自を推察するのは早計ではないのかのぅ?」

「そう。結局職業の浸透って、知識があるかないかで大きく変わってくるんだよね。だからこそティムルの浸透は進まなくて、幸福の先端の浸透は進んでるわけだし……」


 フラッタは懐疑的、ティムルとリーチェは俺と同意見っぽいかな?

 職業浸透に関しては本当に知識の有無で大きく変わってくる要素だと思う。だからこそニーナの両親は、その知識を共有している層の生まれなのではないかってことだね。


「もしも貴族家で呪いを受けたなんて話があったんなら、調べれば絶対に分かると思うけど……。逆に隠蔽しちゃってる可能性もあるのかしらね? ニーナちゃんたちは隠れ住んでいたわけだし……」


 ティムルの意見になるほどと感心する。

 確かに忌み子とか言われてたし、貴族家でも存在が抹消されてたりするのかな? あってもおかしくないかぁ。


「もし貴族だったとしても、もう父さんも母さんも死んじゃってるし、今更私には関係ない話なんじゃない?」

「どうかなぁ。貴族の血の問題ってめんどくさいからなぁ……」


 両親が死んでいて、ニーナしか血が残ってなくて、ニーナの旦那が異種族の俺ってなると、すっごく面倒事が起きそうな気配がするよぉ。

 まぁニーナの出自は可能性の域を出ない話なんだけどさ。



 マグエルを出発して、まだ日没にもならない時間に次の街であるカルタックに到着する。

 1泊3000リーフの高級宿に部屋を取って、冒険者ギルドでシルヴァの話を聞くも空振り。

 ま、初日からヒットなんてありえませんね。

 旅用の物資を販売している店にも聞いてみたけど、こんなイケメンがいたら絶対に忘れないよと言われてしまった。俺もそう思います。


 商店を出て宿に戻る途中に、冒険者ギルドからずっと俺をつけている反応を処理しておこうかな。

 敏捷性補正を最大限に利用して、一瞬で追跡者たちの背後に回り、1人の首元に剣を突きつけてやる。


「……ひっ!? い、いつの間に……!?」

「警告は1回だけだ。これ以上付き纏うなら皆殺しにしてやる」


 漏らしながら謝る追跡者たちは、単純にみんなの魅力に引き寄せられてしまっただけのチンピラのようだった。


 同じ男性としてみんなに惹きつけられる気持ちは良く分かる。

 なので次は警告無しで殺すとだけ忠告してから解放してやった。


「ダン、また速くなった? 今の動き、私も殆ど見えなかったよー?」


 可愛く首を傾げるニーナによしよしなでなでしながら考えてみる。

 あー、職業補正は殆ど変わってないと思うけど……。


「ラトリアさんとフラッタの2人に剣を習った事で、ちょっと技術が変わったかも?」

「妾も母上も、教えたというより盗まれたという気分なのじゃがなぁ。浸透している補正も凄まじいのに、それ以上にダンは貪欲に技術を盗んでくるのじゃ」


 フラッタ師匠にはちゃんと教えてもらったけど、ラトリアさんは敵だったしねぇ。それに剣の技術を磨く事で、補正への理解も深まる気がするんだよ。

 補正の使い方はほとんどエロ方面で訓練してる気はするけどね?


「ダンが強くなってくれるのは本当に頼もしいよ。ぼくも腕にはそれなりに自信があるけど、アウターエフェクトが10体以上同時に襲ってくるとか、ぼくだって対処しきれないだろうからね」

「まぁ、普通は単体でしか襲ってこないっぽいもんねぇ……」

「でも今のダンなら10体程度、同時に滅ぼしてしまいそうだよーっ」


 嬉しそうにピョンっと胸に飛び込んでくるリーチェを抱きとめる。ぎゅーっ。


 慢心は出来ないけど、デーモン種とロード種ならあまり怖くは感じないかな。

 でもあいつら発狂モードがあるからタチ悪いんだよ。



 宿に戻って夕食を取る。旅先の食事ってテンション上がるわぁ。ケチらずに高級宿を取ったおかげで、味の方も満足のいく水準だった。

 部屋に戻ったら水を沢山もらって、それをフレイムランスでお湯にしてから体を拭く。

 みんなの衣服を1枚1枚俺の手で脱がせていって、1人1人とキスをしながら体の隅々まで磨いていく。今の俺ならキスしながらでもみんなの体を拭くくらい余裕過ぎる。

 みんなを綺麗に磨き上げたら、お楽しみの始まりだぜぇ!


 旅の宿っていうと、ずっとニーナと2人きりで夜を過ごしてきたのになぁ。

 最高に可愛くてエロい恋人が4人もいるなんて、みんなの中を満たしながらでも信じられない気分だよ。


 旅先で徹夜はしないように決めてあるので、全員にたっぷり注いで、リーチェもねっとりとしつこく可愛がってあげて、ニーナと繋がったままで眠りにつくことに。

 でもみんな、疲れも何もないので物足りなそうな顔してるんですけどぉ。


「ラトリアさんを助けた日にもチラッと言ったけど、ラトリアさんって竜騎士って職業だったんだよ。あれって多分、竜人族専用の職業だと思うんだ。種族専用の職業って、みんなは聞いたことあるかな?」


 みんなの意識をエロから遠ざけるため、少し真面目な話題を振る。


「好事家もみんなには現れなかったから、多分人間族の専用職業だと思うんだよ。ドワーフには生産系の職業があると思うし、何か知らないかなぁ?」

「んー。私は正直ダンと同じくらいの知識しかないから、全然知らないよぅ」


 普段のお返しのように俺の乳首を吸いながらニーナが答える。


「人間族と竜人族にあるのなら、他の職業にだって無きゃおかしいわよねぇ。ドワーフの専用職業でダマスカスやオリハルコンが作れるって、ダンは思ってるのね?」


 俺の左右の耳に舌を這わせながら、背後からティムルが答えてくる。

 建国の話でもドワーフが装備を作ったって言われてるからさ。ドワーフにしか作れない装備って、あると思うんだよね。

 あっ……、太股の内側をサワサワしないでくれるかなぁ……?


「妾も聖騎士の浸透が終われば教えてもらっていたのかのう? そう言えば13で騎士、14で聖騎士、15になったら竜騎士になっていたと思えば、なんとなく辻褄が合うのじゃ?」


 俺の右ほっぺにちゅっ、ちゅっ、と何度もキスをしているフラッタが答える。

 年齢的に結構納得がいく説だなそれ。シルヴァも竜騎士らしいし、ルーナ家の人間が竜騎士を目指していたのは間違いない。

 そう言えば使用人には竜騎士はいなかったな? 貴族の家だけで独占してた? いやでも使用人のみなさんもみんな家名持ちだったし、竜爵家だけに伝えられていたのかなぁ?


 浸透しないっぽい種族専用職業かぁ。どんなに強力な職業だったんだか。

 ラトリアさんの竜騎士、ちゃんと確認しとけば良かったかな?


「エルフにも多分、巫術士っていう職業があると思う。ぼくはなったことがないから条件は分からないけど、他の種族で巫術士って見たことないし。ダンでもなれないんだったら、多分エルフの専用職業なんじゃないかなぁ」


 俺の左のほっぺをハムハムと甘噛みしながらリーチェが答える。

 巫術士になるとエルフの種族特性である精霊魔法が強化され、更に色々なことが出来るようになるそうだ。


 殺傷能力を持った風の魔法や、植物を操って攻撃したり、精霊を憑依させて身体能力を上げたりすることも可能だそうだ。

 って、獣化と竜化みたいな特技、エルフにもあるんじゃんっ!


 こらリーチェ、ハムハムしながら少しずつ口のほうに寄って来ないの。あっ、今舌入ったぞ! 絶対わざとでしょっ!


「ラトリアさんの竜騎士を参考にすると、種族専用職業って生涯浸透しない可能性も高いんだ。だから職業浸透を優先して、あえて専用職業を避けるって考え方もありだと思う」


 フラッタなんかも魔法使いルートを進めてもいいし、現時点ではあまり選択肢を狭めたくないって気持ちはある。

 だってフラッタ、数え年で14歳になったばかりなんだよ?


 恐らく竜爵家ではフォアーク神殿のランダム転職への対策として、育成する職業を絞っていたんだと思うけどね。職業設定が使えるフラッタが同じことをする必要はないでしょ。


「んー。獣人の専用職業も見つかってないんでしょ? なら私は好きにして良いよ。私の職業も、私の体も、ぜーんぶダンの好きにして欲しいなーっ?」


 最高に可愛いことを言いながら、俺の目の前で獣化していくニーナ。

 好きにしろってぇ? ならお望み通り、好きにしてやるぜぇっ!


 ニーナの足を左右のフラッタとリーチェの足に絡ませ、開脚状態で固定。

 右手でフサフサで可愛いキツネの尻尾を根元から優しく扱き、左手でキツネ耳のモフモフ具合を確かめながら、俺に無防備で跨った状態のニーナの奥を全力で抉っていく。


 ああ、普段でさえ最高に可愛くて気持ちいいニーナなのに、モフモフまで追加されちゃったら俺も我慢出来ないってばぁ。

 両手で尻尾を堪能しながら、ニーナのキツネ耳をハムハムと咥えて味と感触を確かめていく。

 ああ、俺別にケモナー属性なんて無かったはずなのになぁ。キツネっ娘ニーナ、最高すぎるよぉ!


 ニーナが獣化すると俺の方も毎回ケダモノ化しちゃって、どうにも止められない。

 ニーナが意識を失うまで、無抵抗なニーナの奥を抉りながら、ニーナの中を白く染めあげていった。



 そして分かっていたことだけど、ニーナがここまでやっちゃったら他のみんなも収まりがつかない。

 熱視を発動した碧眼ティムルも気絶するまで抉ってやって、竜化を発動したフラッタも気絶するまで注ぎ込んでやった。

 最高に気持ちいいし文句はないんだけど、旅先ではちゃんと休もうって決めたんだから、ちゃんと守ろうね?


 羨ましそうに3人を見るリーチェの割れ目に挟んでもらって、リーチェのおっぱいを搾りながらキスをする。

 お前、そんなにもの欲しそうな顔で3人を見るんじゃないよ。ただでさえエロ過ぎなのにさぁ。


「リーチェ。巫術士になったら精霊を憑依させられるんだろ? それならみんなと同じこと、できるんじゃないの?」

「あっ……!! 精霊憑依を使えば、確かに見た目も感度も……!? ぼっぼぼぼぼっ、ぼくにも、みんなと同じことがっ、できるっ……!?」


 動揺しすぎだぞ、このエロリーチェ。


 まったく、お前までみんなと同じことをするようになっちゃったら、こうやってゆっくりひと晩中愛してあげることも出来なくなっちゃうじゃないか。

 リーチェとは今のうちに、長い夜をゆっくりと過ごさせてもらうとするかねぇ。
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