異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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3章 回り始める物語3 1年目の終わり

200 足跡 (改)

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 ラトリアさんの予想外の襲撃によって、まるで元栓が壊れように溢れ出る俺の想い。

 身体操作性補正を駆使して、なんとかフラッタの負担にならないように気をつけながら、それでも1滴残らずフラッタの中にお届けする。


「ん? あ、あれ……?」


 しかし、フラッタの中に1000人くらい孕めそうなほど注ぎ込み続けていたら、なんだか具合が悪くなってきた。

 いや、これだけ出し続けていたら流石に具合も悪くなるだろうよと思ったけど、これって肉体的負担っていうか魔力枯渇に近いような……?

 職業補正って、やっぱり魔力が関係してるのかな?


 ……って言ってる場合じゃないっ! フラッタに注ぎ続けて魔力枯渇なんて、竜化にダメ出しした俺がするわけにはいかないってば!


 身体操作性補正と敏捷性補正を最大限に利用して、竜人族母娘の前後の繋がりから一瞬で抜け出す。

 いくら万全の状態で俺に抱きついていようとも、気をつけてなければ対応できまいっ!


 よくもやってくれたねラトリアさん。ここからは倍返しタイムの始まりだぁっ!


 竜化したラトリアさんと戦った時以上の敏捷性を発揮して、まずは俺の槍でラトリアさんの1番奥を貫いてやる。


「なっ、はぁんっ……!? いっ、一瞬で私の中にっ……!?」


 そこからラトリアさんの両手首を掴んで後ろ手に拘束。1番奥をぐりぐりと抉りながら、ピンクの乳首にしゃぶりつく。


「な、なんで剣を合わせた時よりもベッドの上の動きの方が早いんで……、はぁんっ!?」


 これ以上撃ち込み続けると、俺も魔力枯渇を起こしてしまいかねない。

 だけど先ほどまでの流れのおかげで、身体操作性補正を使って元栓を締める方法を確認できたのは大きい。

 ラトリアさんには感謝と仕返しを兼ねて、元栓を締めたままのエンドレスぐりぐりを体験してもらいましょうかねぇ。






「ぁ……。はぅ……。んっ……」


 次第にリアクションが無くなってきて、意識が朦朧としているっぽいラトリアさん。

 でもさっきはここでやめたら反撃してきて、トンでもない目に遭わされたからな。竜人族は強者に屈服するのが最高の幸せだって言ってたし、この程度じゃやめてやらないよ。


 ラトリアさんの母乳を吸い尽くすつもりで何度も乳首を往復しながら、ほとんど何の反応も無くなったラトリアさんの1番奥を躾けるつもりで抉り続けた。


「ダンー。そろそろ朝食……、って、ず、随分出したんだねぇ……?」


 朝食に呼びに来たニーナが、客室の様子を見てどん引きしている。ベッドの上に沁み込みきらないほどの水分が溜っていれば当然のリアクションだね。


 最後にずっと奥を抉り続けて溜めまくった俺の想いを、1番奥を執拗にぐりぐりと抉りながらラトリアさんの中に全部ぶちまけてやった。

 ぶちまけている間も母乳を啜り続け、魔力枯渇を起こすくらいの覚悟を持って、ラトリアさんの腹が膨れるくらいに注ぎ込んでやったぜっ。


 まったく。あの時のフラッタ、割と本気で危なかったんだからね? 自分でも体験して、お腹の中から反省するように。


「おはようニーナ。すぐ行くよ」


 流石に生臭いこの部屋でラトリアさんを寝かせておくのは忍びないので、隣りの客室に移動させて休ませる。


 朝食を食べる前に寝具を全部交換して、使用済みの物は匂いが酷いので外で水につけておく。自分の体液なんだけど、あまりの臭さに嫌になるよも、もうっ!

 なんとかベッドを貫通せずに済んだことだけは安心した。もし床まで垂れてたら、どうしようかと思ったよ!


 なんて少しぷんぷんっとしながら後始末をする俺に対して、フラッタのほうは物凄い幸せそうな顔をしているので、あんまり怒ることも出来ないよ!

 フラッタって中をいっぱいに満たされるのが好きだって言ってたし、昨日は全体的に刺激弱めだからね。昨日くらいがフラッタには1番ちょうどいい刺激だったのかもしれない。


 ラトリアさんは当然朝食には起きてこれなかったので、みんなとおはようのちゅーとおはようの注入を済ませながら朝食を食べる。

 そこで俺とフラッタから、昨晩の報告が行われた。


「へぇ~? 竜人族って出産を経験すると、生涯母乳が出続けるの?」


 ラトリアさんから母乳が出る事に驚いているニーナ。

 竜人族って一応稀少種族扱いだし、母乳に関してはあまり知られていないみたいだ。


「獣人族はそんなことはないはず……、だよね? ムーリ」

「え、ええ。獣人族にはそんなことはないはずですよ。竜人族は出生率の低い種族なので、母体の切り替えが苦手なのかもですねぇ」


 なるほど、病気にも弱いらしいし、ホルモン調整が苦手とか? と言っても女性ホルモンとか妊婦の体の仕組みとか全然知らないけど。

 エルフも体液がほんのり甘かったりするし、種族特性なのかもしれないなぁ。


 そして我が家のエロ参謀ティムルは、ラトリアさんが放ってきた奇襲攻撃にどん引きしている。


「え、ええ……? お尻に舌を入れてきたの……? フ、フラッタちゃんのご両親は、随分仲が良かったみたいねぇ……?」

「そ、そう言えばティムルとご褒美を貰った時、ダンに指で少し触れられたけど……。ダンも興味あるの……? お、お尻の方に……」


 やめろエロリーチェ。興味無くはないんだからさぁ。

 でもこの機会に、みんなにはちゃんと説明しておこうかな。

 
 後ろの穴を弄る衛生面と怪我の危険性を俺が知っている限り説明して、なるべくみんなにも気をつけてもらう。

 艶福家の全体病気耐性+があれば問題ないかもしれないけれど、かもしれない程度の根拠でチャレンジするには少々リスクが大きすぎる。


 ましてやラトリアさんには病気耐性が無いっていうのに、なんてことしてくるんだよ。


「んー。病気や怪我のリスクを無視してまで強要するほどでも無い、って感じ? でもダン的には気持ち良かったのよね? なら諦めるのは勿体無いわねぇ……」


 あ、やばい。ティムルに新たな発想を与えてしまったぞぉ?


 ちなみに流石のティムルも後ろの穴に舌を入れたことも、後ろの穴を使われた事もないらしい。

 俺の勝手なイメージになるけど、この世界では種族が違えば妊娠のリスクがない。だから開発の必要と面倒な下準備がある後ろの穴は、同性愛者でもない限りは無理に使おうとは思わないんじゃないかなぁ。


 性奴隷に舐めさせるって奴はいるかもしれないけれど……。多分病気耐性が無いと長生きできないんじゃないかと思うんだよ。

 だからこそ、ラトリアさんの攻撃には度肝を抜かれたわけだ。


 ……もしかして、ポーションかなにかで対策できるのか?

 いや、今現在の性生活にマンネリを感じるどころか脅威しか感じてないし、変わった事に手を出すのはやめておくべきかな。

 今のところ必要性を感じない要素だ。


「お、お尻だとぼくの場合はどうなるのかなぁ……。セーフのような……。アウトのような……。う~ん、どうやって確認すれば……」


 そしてリーチェの方もヤバい。我が家の成人組は、性に対して奔放かつ積極的過ぎてマジで困る。

 ラトリアさんも我が家の成人組って括りなわけだから、ヤバい訳だなぁ。納得。


「ラトリアさんはお仕置きを兼ねて思い切りぐりぐりしまくってあげたから、もしかしたら今日1日は起きれないかもしれないね」

「ああ、あれお仕置きだったんだねぇ。ダンにしては珍しく、ラトリアさんの状態を無視してるなぁって思ったけど」


 得心がいったような表情をするニーナ。

 ラトリアさん的には大丈夫な確信があったのかもしれないけどね。いきなりやるには、ちょっと宜しくない行為だったと思う。


「母上はお仕置きされても仕方ないと思うのじゃが、そのおかげで妾は最高に幸せだったのじゃあ。ゆっくり優しく、それでずっと満たされているなんて、幸せすぎて溶けてしまうかと思ったのじゃぁ……」


 フラッタさん。蕩けるような笑顔で下腹擦るのやめてもらえます? その中には何も入ってないからね?


「んー、お尻の話は別としても、私もずっと満たされてみたいよぅ。ダン、私にも同じことしてくれる?」


 ニーナからの素敵過ぎるおねだりに、昨晩の行為が再現可能か検討する。

 んー、身体操作性補正を駆使したら、強制的に元栓を締めることは出来たんだよな。ということはやり方次第で、強制的に開くことも……、できるか?


「ちょっと自信無いから約束は出来ないけど、今度ニーナを抱く時に試そっか。あ、でも魔力枯渇を起こしかけたから、1日に1人ずつでお願い」

「あはーっ! 女を抱きすぎて魔力枯渇を起こすって、面白すぎでしょーっ!?」


 笑い事じゃないんですってば、ティムルお姉さん。

 女性側だって職業補正に守られているなら、貪りすぎるとみんなも魔力枯渇を起こしちゃうってことなんだからぁ。


「みんなとエロエロな日々を送るのは吝かじゃないだけどさ。ラトリアさんの救助で年内の活動はひと段ついたところだし、少しゆっくりさせて欲しいかなぁ」

「父上のことは残念であったが、妾とダンが出会う前に先立たれていたのではどうしようもないのじゃ。妾もいつまでも悲しんでいられぬ。母上は助けてもらえたのだしのぅ」


 うん。俺がフラッタと出会う前のことまで悩んでも仕方ない。

 俺と関係ないところで内部リークが行われ、俺と関係ないところで竜爵家が不幸に見舞われたんだ。過去に行けるわけじゃないんだから、その悲劇を無かったことにはできない。


 俺に出来ることは、その悲劇を食い止める事と、原因を突き止めることだけだ。


「竜爵家の問題も一応は解決したし、今日はゆっくり子供の面倒でも見ようかな」

「それじゃ納税日まではゆっくりしながら子供達の指導を優先しよっかー」


 俺の言葉に頷いてくれたニーナが、あっ! と思い出したように聞いてくる。


「そうだダン。子供達の装備、どうしよう? ワンダ達が装備品の材料を持ってくるのは、まだちょっと厳しいんじゃないかな」


 あーそうなんだよなぁ。すっかり忘れてたけど、鉄製武器、皮製防具の素材ですら、日帰りでいける範囲ではドロップしないんだよな。

 俺達で取りに行ってもいいけど……。年末はお金が足りてないらしいし、別の街から仕入れようかな?


「ムーリに悪戯しながら集めたドロップアイテムって、まぁまぁの売り上げになったよね? あれのお金で各都市から武器と防具を買ってくるよ」

「あー……。あの時は死ぬかと思いましたねぇ……。スポットの最深部で、魔物の方の心配はないのに、危うくえっちな死に方をするところでしたよぉ……」


 モジモジしているエロシスタームーリのほっぺに、ちゅっとキスする。

 そうやって可愛いところばっかり見せるムーリにも責任があると思うよ?


「それじゃ早速行ってこようかな。これ以上引率を遅らせるとワンダ達にも負担がかかっちゃうから」

「えっと……。あの時の報酬は120万リーフくらいだったから、全員分の装備を揃えるには足りないわね。発光魔玉も500個くらい持ってってくれるかしら?」


 ティムルから大量の発光魔玉を渡される。

 スポット最深部でほぼ1日中虐殺しても、ドロップアイテムだとそのくらいにしかならないのか。思ったほどの金額じゃないんだなぁ。

 ……って完全に感覚が麻痺してる。1日で稼いだ額としては充分すぎるってば。俺の初めての収入なんて、確か22リーフだったからね?




 朝食後、客室の掃除は自分で済ませる。流石に申し訳なさ過ぎて、みんなには任せられなかったわぁ……。


 子供達の指導をみんなに任せて、俺はポータルで装備を買いに各街を巡る事にした。

 今日中に子供達の装備を揃えて、明日からワンダ達のスポット引率を開始してあげたいところだ。


 一応マグエルの武器屋と防具屋にも寄って、少しだけど入荷していた分を購入しておく。


 それから今までの旅を遡るように、フォーベア、アッチン、ステイーダ、そしてステイルークの武器、防具屋にも足を運んだ。


「おお!? アンタ、ナイフを買ってった女好きの避難民の兄ちゃんじゃねぇかっ!」


 武器屋の店長さんは俺のこと覚えてたかぁ。覚え方にはツッコミを入れたいところだけどぉ?


「武器屋さんのおかげで最高の女性と過ごしてますよ。あの時のお礼ってわけじゃないけど、今日は大量購入させてくださいね」


 この武器屋さんって他の店よりも安いって紹介されたんだけど、鉄製武器くらいしか扱ってないって意味だったんだなぁ。

 装備品の価値って、基本的にどこの店でも同じなんだもん。




「おや、アンタ開拓村の難民の1人じゃなかったかい? 顔出さなくなったから、くたばっちまったのかと思ってたよ」


 防具屋のお婆さんも俺のことを覚えていた。盾と靴だけ買ってくような奴、そんなにいないかぁ。


「ははっ。たった1年で随分いい装備になっちまってるねぇ? アンタに装備を売ってやった甲斐があったってもんだよ」

「おかげさまで、あの木の盾には何度も命を救われましたよ。あの時言われたように常連ってワケにはいきませんけど、今日は売り上げに貢献しに来ました」


 感慨深そうに微笑むお婆さんから、安い防具をありったけ購入する。


 各都市を回って、とりあえず50人分前後の武器と防具を揃えることが出来た。

 しっかし、本当に装備品高すぎるよなぁ。装備品じゃないと魔物と戦えないのにさぁ。


 せっかくステイルークまで戻ってきたので、ゴールさんの奴隷商館にも顔を出しておくか。


「残念ながらまだ呪いは解けてないんだけどねー」

「くくく……。たった1年で解呪出来るとは思っていませんよ」


 突然の来訪にもゴールさんは快く歓迎してくれた。

 解呪にはまだ成功してないんだけどと報告すると、当たり前だろうと言わんばかりに笑いを零すゴールさん。


「ご自身のポータルでステイルークにお戻りになるとは、ダンさんは随分と強くなられたようです。来年にはダンさんとニーナさんの婚姻契約、結べそうな気がしますなぁ!」


 そりゃね。もう1年なんて待たす気もないし、我慢できる気もしない。必ず来年には呪いを解いてみせるよ。


 ただ……、ちょーっとだけ、婚姻契約の数が増えちゃったけどぉ?


 ゴールさんとの話を終えたら、ラスティさんにも挨拶をしに行くことにした。

 ゴールさんにラスティさんも居場所を聞いたところ、なんとラスティさんは冒険者ギルドの職員だったようだ。お役人さんって言ってた気がするけど、アレって冒険者ギルドの職員って意味だったのか……。


 さっそく冒険者ギルドに足を運んだんだけど、なんだかラスティさんが気まずそうだったので早々に退散した。ニーナの件で俺に負い目があるんだろうね。

 当時はステイルークの人たちに対して怒りを覚えたものだけど、今は支援してもらったことへの感謝しかない。別にこの街の人々がニーナになにかしたわけでもないしね。


 最後にステイルーク警備隊の詰め所にも顔を出しておく。


「マジかよ!? まさかダンがこんなに立派になってるたぁ思わなかったぜ!」

「おかげさまでね。フロイさんも元気そうでなによりだよ」


 運よくフロイさんと再開できたので挨拶を交わす。

 なんだかんだで面倒見のいいフロイさんには本当にお世話になった。この人がいなければ、俺はアッチンに辿り着くことも出来なかっただろうなぁ。


「フロイさん。再会したら1杯奢ってくれるって約束、まだ生きてるかなぁ?」

「げ……」


 俺の言葉に露骨に顔を顰めるフロイさん。奢りたくないならあんな約束するんじゃないよ、まったく。


「でもフロイさん。悪いけどあの約束さ。また今度にしてもらっていいかな?」

「あん?」

「次に来る時はニーナと一緒に会いにくるからさ。あの時約束した通り、フロイさんにはちゃんと奢ってもらうからね?」


 俺から蒸し返した約束の話に、フロイさんは笑顔を浮かべて力強く頷いてくれるのだった。
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