異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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3章 回り始める物語2 ソクトルーナ竜爵家

167 お仕置き (改)

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「………………え?」


 ニーナとフラッタの細くて小さな震える体を弄んでいると、ようやくムーリが目を開けた。
 
 硬直するムーリと、ティムルに舌を弄ばれながらリーチェに吸われ、ニーナとフラッタを玩具にしている俺の目が合う。

 あ、やっばい。ムーリに見られながらニーナとフラッタに悪戯するの、めちゃくちゃ興奮するっ……!


「むっりぃ……! こんっ、な、の……! ムリだ、からぁっ……!」

「しん、じゃうぅぅ……! しんじゃっ、うっ、のじゃぁ……!」


 震えながらも必死に扉に指を伸ばして、でも届かなくて快楽に蹂躙される好色家姉妹。

 2人とも可愛すぎるよぉ。いーっぱい可愛がってあげるからねぇ。


「なっ、ななななな……、ななななあっ!?!?!?」


 寝室から絶叫が響き渡る。

 混乱しきったムーリは、おっぱいを隠すことも脚を閉じることも無く、叫んだ後はまた停止してしまった。俺を見たままで。


「あら。先にムーリの方が気付いちゃったみたいねぇ。それじゃもう遠慮は要らないわよね、ダン?」


 俺の口からべとべとになった指を引き抜き、俺の目の前で1本1本を丁寧に舐め取って見せ付けるティムル。ムーリの視線とティムルの仕草で俺の興奮は留まるところを知らず、両手の動きを更に加速させる。

 それでも溢れてきた分は、そのままリーチェに注ぎ込む。


 ティムルは俺とは視線を合わせず、ムーリを流し目で見詰めながら俺の口の中に舌を入れてきた。


「……って、なんでそのまま続けてるんですかぁぁぁぁっ!」


 家の中でムーリの叫び声と、好色家姉妹の喘ぎ声と、俺の上下かられろれろちゅうちゅうという水の音と、リーチェが喉を鳴らす音が不協和音を奏でていた。





「うー……。ムーリのせいで、酷い目に遭ったよぅ……」

「ティムルとリーチェに協力されると、命が幾つあっても足りないのじゃぁ……」


 突発的に発生したクエストが終了したあと、頑張ってくれたニーナとフラッタと寝室のベッドに並んで座って、2人の頭を優しく撫でる。

 2人とも、最高に可愛かったよ。がんばってくれてありがとう。よしよしなでなで。


「こっ、の……! じょうたっ、いで、おはっ、なしなんっ、なんて、むむっ、むりぃぃっ……!」


 事の発端となったムーリは、ニーナとフラッタからお仕置きを望まれて、ティムルに裸に剥かれて俺の上に正面から跨り、強制的に俺を迎え入れたままで両手を後ろ手に拘束されている。

 無抵抗になったムーリの体をわざわざ上下に動かして、俺とムーリの両者を同時に弄んでいるティムル。

 今回の殊勲賞であるリーチェには俺をバックハグさせて、キスを献上している。


「ムーリもダンも久しぶりなんだから、素直に楽しんでいいのよぉ。貴女にあんなことさせたのは、ダンと一緒にいた私たちにも責任があるんだし」

「ふ、ふつっ、うでぇっ……! 普通、でおねがっ、いしまっ、すぅぅぅ……!」


 ティムル凄いなぁ。ムーリのお尻を軽々持ち上げて、いろんな動きで俺を楽しませてくれるんだもん。

 ムーリだったら絶対にしない動きに妙に興奮して、何度もムーリの中を満たしているんだけど、ティムルはそれを敏感に察知して、注ぎ込んでる間はムーリの奥をぐりぐりと押し付けてきてくれるだよねぇ。

 この熟練のエロの技。エロの達人。流石はエロ職人ティムルである。


「流石に子供達もいるし、暗くなる前には余裕を持って解放してあげるわよぉ。でもニーナちゃんとフラッタちゃんからはお仕置きをお願いされてるのよねぇ……」


 ティムルは少し考え込むような仕草をしたあと、ニンマリと悪戯っぽい笑顔を浮かべた。


「ねぇダン。ムーリは貴方だけの女だけど、舌とおっぱい、ちょっとだけ私にも譲ってくれるかしら?」


 ……へ? なにそれ? それじゃまるで、ティムルがムーリの体をっ……!

 興奮しまくって、溢れた興奮でムーリの中を満たしながら、リーチェとキスしたままでティムルに頷いた。


「ふふ。ありがとねダン。それじゃちょっと失礼するわね?」


 ティムルは俺にひと言断って、ムーリの背中から更に俺に跨ってきた。

 ティムルに押されたムーリの体が、俺とより深く繋がっていく。


「流石にキスはしないから安心してね? もしかしたらダンは喜ぶかもしれないけどっ」


 ティ、ティムルとムーリのキス……! そ、そんなの想像しただけで、またムーリに色々零れちゃってるよぉっ!

 って、俺の五感上昇で強化された聴覚が、左右から聞こえるニーナとフラッタの可愛い寝息をキャッチしちゃったんだけどっ!?

 何でこの状況で寝れるのさ2人ともぉっ!? って、さっき俺が無理させたからですけどぉっ!

 っていうかリーチェの舌の動きが激しすぎて忘れてたけど、俺今全く動かずに、2人の頭を優しく撫でてただけだった。疲れきった状態で頭を優しく撫でられたら、そりゃ寝るよねぇっ!

 俺に体を預けて、くぅくぅと穏やかに眠る好色家姉妹が可愛すぎるんだけどぉっ!?


 しかしニーナとフラッタに気を取られていた俺の下半身に、今までとは違った動きと、今まで以上の力で俺を抱きしめてくるムーリの感触。

 リーチェに舌を吸われながらも確認すると、ムーリの背後にピッタリと密着したティムルが、右手の指先でムーリの舌を弄び、左手の指先でムーリの乳首を弄び、更には密着したままダイナミックに腰を振っているじゃないかっ!


「ムーリもダンも、なぁんにも考えなくていいですからねー。お姉さんが2人とも、いーっぱい気持ちよくしてあげますからねー」


 口調だけは穏やかに、でも後ろ手に縛られて無抵抗のムーリの舌と乳首を弄びながら、激しく動きまくって俺とムーリを刺激し続けるティムル。

 ティ、ティムルの技術を持ったマシュマロエロボディのムーリだとぉ……! こんなの、こんなの我慢できるわけないってばぁ……!

 あまりの気持ちよさに、ムーリの中に俺の体内の水分を全部吐き出してしまったんじゃないかと思ってしまうくらいに搾り取られてしまった。


 ティムルが満足するまでの数時間、いつもとは違った動きといつも以上の締め付けを発揮するムーリの体に、快楽と興奮の塊を注ぎ続けた。




「さて、まだ暗くなる時間じゃないけど、ムーリにも休む時間は必要よね。ダン。リーチェ。そろそろ終わりにしましょうか」


 ティムルの終了宣言と共に俺の口を解放するリーチェ。

 ……何でリーチェってティムルの言うことこんなに聞くの? 君らエルフとドワーフでしょ?


 そしてせっかく口を解放したのに、流れるような自然な動きで耳をしゃぶり始めるの、やめてくれませんかねぇ? キリがなくなっちゃうんですよぉ?


「はぁいダンー。ムーリと関節キスですよー?」


 ムーリの舌を弄んで唾液でべとべとの指を、俺の口の中に差し込んでしゃぶらせるティムル。

 そのあまりに衝撃に、もうなくなったと思っていた俺の興奮がまたムーリの1番奥で溢れ出してしまった。


 ティムルは右手の指先を俺にしゃぶらせながら、左手でムーリの拘束を解いていく。

 俺の口から抜き取った右手の指先を、ゆったりと見せ付けるような仕草で丁寧に舐め取っていくティムル。そのエロ過ぎる光景に、もう1度ムーリの中に注ぎ込んでしまう。


「ふふ。ムーリ、おつかれさま。この程度じゃ到底1か月分にはならないけど、今回はこれで許してね」


 ぐったりしているムーリの体を俺から引き上げるティムル。引き上げられたムーリからは、俺の愛が大量に溢れ出ている。


「ムーリはこのまま少しおやすみなさいね。その間は私がダンを抱きしめておいてあげるから」


 言ってることはエロス100%なのに、まるで娘に語りかける母親のような仕草でムーリを寝かせるティムル。

 そのまま正面から俺に抱き付いてきて、その身に俺を受け入れてくれた。


「ダン、楽しんでくれたかしら? でも遠征帰りだしダンも少し眠りなさいね。お姉さんが抱きしめててあげるから」


 凄く優しげに語り掛けてくれるのは良いんだけど、腰の動きを少し抑えてもらわないと寝れませんよエロ教官殿?


「……寝る前に、ちょっとだけでいいからご褒美くれたら、お姉さん嬉しいなーって?」

「ちょっとなんて言わずに、俺の中身を全部持ってって良いよ。凄く楽しかった。いつもありがとうティムル。キスしながら、ティムルにいっぱい搾り取って欲しいな」


 俺の言葉に微笑みを浮かべたティムルがゆっくりキスをしてくれる。

 まったく、お姉さんは気を遣いすぎなんだってば。ティムルも凄い楽しそうだったけどさぁ。


 ムーリのソロプレイから始まった流れは、ニーナとフラッタ、そしてムーリの寝息を聞きながらリーチェに耳を舐められ、ティムルとゆっくり愛し合って閉幕を迎えた。





「手加減してくださいよぉっ……! あれじゃ死んじゃいますってばぁっ……!」


 目を覚ましたムーリが服も着ないで捲し立てるものだから、俺の目の前で大迫力のマシュマロがバインバインと弾んでいる。

 目に毒過ぎる光景なので、ムーリを抱きしめておっぱいを拘束する。


「ただいまムーリ。久しぶりに大好きなムーリを愛したくて、ついやりすぎちゃったんだ」

「ついって! ついってぇっ……!」

「でも今日のはお仕置きも兼ねてるから。えっちなムーリにはえっちなお仕置きをしてあげないとさ」

「あうぅぅぅ……。酷いですよぉ。黙って見てるなんてぇ……」


 抱きついてくるムーリの額とほっぺに、ちゅっちゅっと何度もキスをする。


「寂しい想いをさせてごめんね。でもムーリが俺の名前を呼んでくれた事、凄く嬉しいよ。でも今度から寂しくなったら俺に直接頼って欲しいな」

「うぅぅ……! えっちなことしか、えっちなことしか言われてないのにぃ……! ずるいぃ、ずるいですよぉ……」


 ずるいずるいと俺を非難しながら、ムーリは俺に頬ずりしてくる。


「おかえりなさい……。寂しかったですっ……! 大好きなダンさんにまた会えて、まためいっぱい愛してもらえて、死んじゃうくらい幸せですぅ……」

「愛するムーリに死なれちゃ困るよ。大好きなムーリに好きって言ってもらえて、俺こそ死ぬほど幸せだよ」


 低反発ムーリはほっぺも柔らかくて、頬ずりするだけでも最高に気持ちいいなぁ。

 でもくっついてるとすぐにもっと深くまでくっつきたくなるから、そろそろ離れて服を着ようね?


 ニーナとフラッタ、そしてリーチェも寝たままで、ムーリとティムルの3人で話をする。勿論服はちゃんと着ましたよ?


「つまり大金が手に入ったから、トライラム教会で保護している孤児を通して国庫にお金を納めたい。こういうことですね?」

「そう。俺たちが個人レベルで持ってるのは問題になりそうなくらいの金額を稼げてしまってね。トライラム教会も孤児たちも国も得をするから、この方法が1番角が立たないお金の使い道だと思うんだ」


 ムーリに今回稼いだお金の使い方を説明する。教会に寄付するなら、ムーリに窓口になってもらわなきゃいけないからな。

 まずはトライラム教会のシスターであるムーリに、俺の考え方に問題はないか判断してもらう。


「そう、ですね。単純に寄進したい、寄付したいというだけでは、教会は大金を受け取ってくれないでしょう」

「うん。だから納税をメインに説得しようと思ってるんだ」

「ええ、教会を通して国に貢献したい、という話でしたら受け取ってくれるかもしれません。教会本部の皆さんだって、孤児を助けたいと思っている方ばかりですから」


 っていうか、なんで寄付やお布施を一切受け取ろうとしないんだ? 孤児を助ける為なら、むしろ広く協力者を募った方がいい気がするんだけど……。

 その辺どうなのよ、ムーリ?


「トライラム教会の教義の1つであり、私自身も共感している思想なんですけどね」

「うんうん」

「神と信仰とは人々に幸せを齎すためにある存在で、人々から奪う存在になってはいけない。トライラム教会は常に人々に与える側であるべきだ、という教えがあるんですよ」


 つ、常に与える側であるべきって、凄すぎるだろ……。それをちゃんと実践してることも凄まじい。


「だからこそガリアのような背信行為は絶対に許されないのです。ガリアの件があってから、世界中の教会の調査も始めたそうですよ。そのせいでまた経済的に余裕がなくなってしまうのは、なんとも皮肉なものなんですけどね……」


 なるほどねぇ。清廉潔白すぎて、誰も彼も受け入れていたらキャパシティを越えちゃったわけかぁ。

 じゃあやっぱり孤児の負担を減らしてやれば、教会は勝手に正常化しそうだな。というか元々大元は腐ってないんだから、正常化もなにもないか。


「トライラム教会は本当に立派だと思う。それはムーリや子供達を見れば疑いようがないよ」


 貧困に喘いでいても、それでも人の為に一生懸命に働けていたムーリや孤児達を見れば、トライラム教会がどれだけ頑張って人を救おうとしていたかが分かる。


「教会の活動は何も間違ってないと俺も思う。でも教会が負担する部分が、今はちょっと重すぎるんだ。だから誰かが……、今回は俺たちがだけど、教会の負担を少しでも減らせればいいなって思うんだ」


 弱者が食い物にされまくるこの世界。その弱者を救おうとして、そのあまりの負担に共倒れしかけているトライラム教会。

 やり方はヘタクソだったかもしれないけど、やってることは絶対に間違ってない。


「ふふ。こんなに真面目な話をするダンさんと、あんなにえっちなことばかりしてくるダンさん。正反対に思えるのに、どっちもとってもダンさんらしいですねっ」


 真面目な話なんてしたくないけど、エロを楽しむ為には必要なことなんですよぉ。

 
「それって別に矛盾してないと思うんだよねぇ」

「ええ? えっちな話と真面目な話ですよー?」

「そうやって笑うムーリと思いっきりエロいことがしたいから、それ以外の事を頑張ってるだけだよ。真面目な話をするほどにムーリが笑ってくれるんだから、結局全部エロい事に繋がってるんだよ」


 俺の言葉を聞いたムーリは、1度キョトンとした表情を浮かべたあと、堪えきれないといった様子で盛大に吹き出した。


「あはっ、あははははははっ! それじゃやっぱり初めて会った日に、ダンさんに体を許しておけば良かったですっ! 私にえっちなことをするために、どんどん誰かを救っちゃうんですからねっ!」


 笑うムーリを見ていると、やっぱりすぐに押し倒したくなってしまうなぁ。

 初めて会った日みたいな悲壮感たっぷりのムーリだって最高にエロかったけど、こうやって屈託無く笑うムーリと心からイチャイチャしたいだけなんだよ、俺ってさ。
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