異世界イチャラブ冒険譚

りっち

文字の大きさ
上 下
151 / 878
3章 回り始める物語1 スポットの奥で

151 年内のやり残し (改)

しおりを挟む
 ルーナ竜爵家に行くつもりだったことを、初めてみんなに打ち明けた。

 だけどみんなはあまり驚いた様子はなくて、真剣な表情で俺を見返してきた。


「……ダンが妾の家の異変を解決したいと言ってくれるのは、正直言えば凄く嬉しい……。じゃが考えなしの意見であるなら、妾はダンを止めねばならぬぞ?」


 他ならぬフラッタが、俺に待ったをかけてきた。

 誰よりも素直なフラッタは、誰よりも家族を心配してるだろうになぁ。


「1つだけ前提条件を考えてある。多分どうせ出るけどね」

「条件?」

「うん。今回の遠征で精神異常耐性大効果のスキルジュエルを手に入れること。それが出来たらルーナ竜爵家の異変をこの目で確認しに行きたいんだ。でね」

「……鑑定、ということじゃな」


 俺の言いたいことを正確に読み取り、考え込むフラッタ。


「無謀なことは理解してるつもりだよ。だけど考えてみたらさぁ。リーチェを迎えようって俺が、竜爵家程度に立ち向かえなくてどうするんだって話なんだよ。たとえどんな危険が待ち受けていようと、フラッタの問題は俺が背負うべき問題なんだ」


 ニーナの呪いやリーチェの事情と同じように、家族であるフラッタの問題は俺が背負うべきもののはずなんだ。


 まったく……、我ながら臆病すぎて嫌になるよ。竜化したフラッタより強い竜人族が敵に回ったとして、だからどうしたって話なんだよ。

 俺はリーチェすら上回らないといけないってのにさぁ。


「竜爵家程度、か。未だ妾にも勝てぬお主が大きく出たのぅ? 妾よりも強い父上や母上がもし敵に回ったらどうするつもりなのじゃ?」

「安心しろよフラッタ。お前の両親は必ず助けてやるつもりだし、なによりお前の両親に俺を殺させてはやるつもりはないよ。お前の両親がどれだけ強かろうと、絶対に死んでやらないよ。フラッタのためにね」


 下手をすると俺が両親を殺してしまうよりも、両親が俺を殺してしまう方がフラッタは悲しむかもしれない。

 これは自惚れでもなんでもなくて、素直で優しいフラッタだから両親の罪を自分も背負ってしまうだろう。


 俺の言葉を聞いて黙り込むフラッタ。そんなフラッタが次の言葉を探している間にニーナにひと言謝っておく。


「ごめんねニーナ。解呪が間に合いそうもないからニーナは連れていけないと思う。だけど俺……。やっぱりフラッタの家族を見捨てられないんだよ……」

「うん。それは構わないよ。私が行けないのも、フラッタの家を見捨てられないのもね。私が心配してるのは、ダンがちゃんと帰ってきてくれるかどうか。それだけだよ」


 自力移動に阻害効果が無くなり、ここまで戦闘力が上がったニーナなら俺がいなくても生きていけるだろう。

 ……だけどニーナはきっと、俺がいなくちゃ生きていけないんだ。


 いや、ニーナだけじゃなく、ティムルもフラッタもリーチェも、ムーリだってもう、俺がいなくちゃ生きていけないかもしれない。

 俺の命は5人の命と等価だ。だから絶対に失うわけにはいかないんだ。


「竜爵家には俺とフラッタ、それとリーチェの3人で行こうと思ってるんだ。っとリーチェ。お前の精神異常耐性って大効果なんだよね? 確認してなかったけど」

「うん。僕の装備には全状態異常耐性の大効果が付与されてるよ」


 ふぅ、良かった。リーチェが参加してくれるなら、俺の生存確率はぐっと上がる。

 仮に参加してもらえなくても、死んでやるつもりなんか毛頭ないけどね。


「……つまりダンは、ルーナ竜爵家に大規模な精神攻撃が行われていると思ってるわけだね?」

「ああ。正直1つ後悔してるんだよ。前回ヴァルハールに行った時、フラッタと一緒に俺も竜爵家についていけば良かった、ってね」


 そうすればくだらない決闘でフラッタを泣かせることもなかったし、竜爵家の異変に気づくことも出来たかもしれないっていうのにさぁ。

 あの時点で竜爵家に近寄っても、俺に出来ることは無かったかもしれない。だけどフラッタを泣かせずには済んだはずなのだ。


「……ダンよ。ならば妾からも1つ条件を出すのじゃ」


 ここにいる誰よりも真剣な眼差しを向けてくるフラッタ。俺はそれを正面から受け止める。


「竜爵家に向かう前に、手合わせで妾から1本取ること。それが出来なくば、ルーナ竜爵家のことはきっぱり忘れてもらうのじゃ」


 ……誰より素直で優しいフラッタに、家族のことを諦めてもらうなんて言わせる俺の弱さが嫌になる。

 でも今はそんな感情を押し殺して、フラッタに不敵に笑ってやれ。


「上等だフラッタ。俺はお前の為なら、お前だって越えてみせるよ。今から負けたときの言い訳でも考えとくんだね」

「うむ。絶対に手加減はせぬぞ。絶対に手は抜かぬから、絶対に妾を負かして欲しいのじゃっ……!」


 燃えるような赤い瞳に大粒の涙をためながら、自分を負かせと懇願するフラッタ。

 素直で強いフラッタが見せた俺への甘え。こんな男冥利に尽きること、そうそうないよなぁ?


 ちっちゃくて軽いフラッタを、足の上に横抱きにする。

 こんなに小さくて、こんなに可愛いフラッタなのに、あまりにも強すぎて誰にも甘えることが出来なかったんだ。


 よしよしなでなでしながら、フラッタに宣戦布告する。


「フラッタこそ覚悟しとけよ? 全力のお前を正面からぶっ倒して、勢いそのまま竜爵家に乗り込んでやっからさ」

「妾だって父上と母上が心配なのじゃぁ……。だけどダンのことだって大好きなのじゃぁ……。大好きなダンが危険な場所にいけないように、全身全霊を持って、殺す気で相手するのじゃ……!」


 こ、殺す気なのは勘弁して欲しいかなぁ~……。

 でもそんなフラッタを越えられないなら、竜爵家に行く資格は無い。


「だからそんな妾をあっさり倒して、父上も母上も……、兄上も助けて欲しいのじゃぁっ……!」


 泣いて縋るフラッタを、今度こそ力いっぱい抱きしめてやる。


 強敵相手に怖気づいてる場合じゃないぜっ。

 ベストエンドを目指すなら、絶対に越えなきゃいけないイベントだよなぁ!


「ニーナもティムルも、それで納得してくれる? フラッタを倒せたら竜爵家に行ってもいいかな?」

「フラッタを倒しても、リーチェを倒しちゃっても、心配はさせてね? 私たちみんな、もうダンがいなきゃ生きていけないの」

「呪いと精神異常耐性が無かったとしても、私とニーナちゃんでは実力不足で参加出来ないわね……。悔しいけどダンの足を引っ張るほうが嫌だから、ニーナちゃんとムーリと一緒に待ってるわ」


 心配そうに、でも竜爵家行きを了承してくれる2人。


 くっそぉ、2人に心配させたくないんだけどなぁ。俺が弱いから、胸を張って任せとけっ! って2人を安心させられないんだ。

 結局全部俺の弱さが悪いんだ。ニーナの問題もフラッタの問題もリーチェの問題も、俺がもっと強ければとっくに解決できていたはずだ。


 足りない。まだまだ足りない。足りなすぎる……!

 何で俺はいつまで経っても、こんなに弱いままなんだ……!


 その時唇に柔らかい感触。

 驚いて視線を下げると、胸の中に収まっていたフラッタが、俺に優しく口付けしてくれていた。


「ダン。ダンはなにも悪くないのじゃ……。誰かの為に怒れるダンは凄いと思うけど、でもやっぱり妾は優しいダンが好きなのじゃ……。妾の為に妾を越えようとしてくれるダンが、大好きなのじゃぁ……」


 フラッタが、また泣きながら唇を重ねてくる。


 そのキスは唇を合わせるだけの、ただの愛情表現。

 フラッタのあまりに素直な好意の伝え方に、俺の怒りは休息に凪いでいく。


 そうだ。無力を嘆いても、弱さを憎んでも意味がないんだ。

 足りないなら、届かないなら、もっともっと強くなるしかない。


 弱い俺ではなにも出来ないなら、強くなって全てを解決すればいいんだ。自分のせいだと自分で自分を責めるなんて、そんなことしてる暇はないんだよっ!


「ダン。もう怒ってない……? たとえ妾の為でも、ダンには怒って欲しくないのじゃ。妾は、優しいダンが大好きなのじゃぁ……」

「俺なんかよりも、フラッタの方がよっぽど優しいよ。優しいフラッタが大好き過ぎて、怒ってる暇なんかないね」


 よしよしなでなでしながら額にキスをする。

 くすぐったそうにしながらも、フラッタはようやく笑顔になって、体の力を抜いてくれた。


「……ニーナのこともフラッタのこともリーチェのことも、弱い俺のせいでなにも解決できないんだ、って思っちゃったんだけどさ。考え方、変えることにしたよ」


 そう、弱い俺を嘆くよりも、このフラッタを守るために更なる強さを求めよう。

 こんなに可愛いフラッタのためなら、無双将軍くらい余裕でぶっ倒してみせるさ。


「もっと強くなって、みんなのこと、丸ごと助けてみせるって。俺のせいで解決できないんじゃなくて、俺の手で解決してやるさって、そう思うことにするよ」


 弱さを嘆いても、それはただ止まってるだけだ。

 嘆く暇があるなら、進め。


「ふふ。それを自分の口で言えるようになったなら、ダンも変わったね。もう私とティムルのキスがなくっても平気かなぁ?」

「平気じゃないって言うのと平気って言うのと、どっちならキスしてくれる?」


 脳が思考する前に聞いてしまった。

 ニーナとティムルのキスがない人生なんて、もう俺には考えられない。


「あはーっ。そんなに切なそうな顔しないでよぉ。どっちだって、いーっぱいキスしてあげるからねー。でも私もニーナちゃんもダンを立ち直らせる為じゃなくて、ただ貴方とキスがしたいかしらねー?」


 はは、了解だティムル。


「もうニーナとティムルのキスに甘える必要は無いよ。けどそんなのお構いなしに、いっぱい2人とキスがしたいね」


 甘える必要は無いんだけど、それでも2人に甘えて溺れたい。

 って、なんだかエロい雰囲気になって、このままみんなを愛したいところだけど、そもそも竜爵家に行く話だったんだよ。落ち着け俺。


「はぁぁぁ……。危なくこのままみんなを押し倒すところだったよ」


 腕の中のフラッタの体温を意識して、この大切な女性を守る為に気を取りなおして話を続ける。


「とりあえずフラッタから1本取ること、そして精神異常耐性大効果のスキルジュエルを手に入れたら、フラッタとリーチェの3人で竜爵家に乗り込んでくるね。竜爵家の件は俺にとっては今年にやり残した心残りみたいなものだからさ」


 俺の覚悟に応えるようにみんなが力強く頷きを返してくれた。

 竜爵家の話はこのくらいかな? 次は今現在の話に移ろう。


「それでまずはニーナ。戦い方はどうだったかな? このままダガー1本で戦う? それとも何か別のスタイルを試してみる?」

「そうだねぇ。次はダガー2本でティムルみたいな戦い方をしてみようかな? コテンも言ってたけど、ティムルの戦い方は獣人族に向いてると思うから」

「ふむ。じゃあティムル。新しくミスリルダガーを1つ用意してあげてね」
 

 了解よーっとウィンクで応えてくれるティムル。

 ティムルの戦い方って、多分ドワーフとしては異端なんだろうなぁ。戦闘職の職業補正が無かったからこその、回避特化の戦闘スタイル。


「それとティムルの防具職人が浸透間近で、作れる防具も俺と同じ水準になってるはずだ。銀もボロボロ手に入ったことだし、そろそろ防具の更新をしたいと思ってるんだよ」

「そうね。いつの間にか私もミスリル防具まで作れるようになっちゃってるわねぇ」


 いくら装備強度補正があるとはいえ、いつまでも革製防具なんて装備してるわけにはいかない。


「とりあえずフラッタちゃんには聖銀のプレートメイルを作るとして、他のみんなはどうかしら? 特にダンは竜爵家に乗り込む前にもっといい防具にすべきよねぇ」


 竜爵家に行った場合はほぼ対人戦を想定してるけどね。

 まぁ職業補正が適用されなくても防具が良くて困る事はない。対人戦であっても更新すべきだな。


 頭の中で防具製作のレシピを確認して、動きを阻害しないで、かつ強度の高そうなものを物色する。


「んー。俺は精霊銀のサーコートあたりかなぁ。ニーナは姫騎士の聖鎧あたり?」


 精霊銀はミスリル素材に、更に発光魔玉を増し増しにした素材みたいだ。ミスリルと比べて銀の量は半分で、その分魔玉を追加する感じだね。ミスリルと魔絹の中間的素材で、性能も両者の中間くらいだ。

 重すぎず、けど強度もあるみたいな? 布と金属の中間みたいな素材らしいね。ニーナ用の聖鎧も精霊銀で出来ているらしい。


「靴も新しくするとして、機動性重視でいいよね? あと腕防具は俺はグローブ系にしようと思うんだけど、みんなはどうする?」


 グローブ系は布製、ガントレット系は金属製って感じだな。勿論金属製の方が強度は上だけど、グローブ系は軽さ重視だ。

 フラッタだけガントレット、俺とニーナとティムルはグローブ系に決定。


「頭防具もどうすればいいかなぁ。俺は軽さ重視、視界の確保重視で考えたいんだけど」


 ニーナはティムルと同じ魔絹のターバンを選択。俺とフラッタはサークレット系に更新することにした。

 他には帽子だったりフルフェイスのヘルム系装備があったけれど、帽子は魔法職などの後衛職向き装備で、ヘルム系装備は視界の阻害が著しいのでパスした。

 全員の装備品が決まったら、ティムルと手分けして装備を製作する。



 ダン
 男 25歳 人間族 艶福家LV8 司祭LV34
 装備 聖銀のロングソード ミスリルシールド ミスリルサークレット 
    精霊銀のサーコート 魔絹のグローブ ウィングブーツ 静穏の首飾り


 ニーナ
 女 16歳 獣人族 紳商LV41
 装備 ミスリルダガー ミスリルダガー 魔絹のターバン 姫騎士の聖鎧 
    魔絹のグローブ ウィングブーツ 魔除けのネックレス
 状態異常 呪い(移動阻害)


 ティムル
 女 32歳 ドワーフ族 熱視解放 防具職人LV47
 装備 ミスリルダガー ミスリルダガー 魔絹のターバン 魔絹の服
    魔絹のグローブ ウィングブーツ 癒しのネックレス


 フラッタ・ム・ソクトルーナ
 女 13歳 竜人族 竜化解放 紳商LV39
 装備 聖銀のバスタードソード ミスリルサークレット 聖銀のプレートメイル
    ミスリルガントレット 飛竜の靴 竜珠の護り



 今回作った装備は全てスキル枠が3つついていた。

 スキル枠はランダムじゃなくて、装備品の品質によって決定する感じなのかな?


 全員の武器と防具をLV40レシピで固められた。これでようやくスポット最深部に来ててもおかしくない装備水準になったかな?
しおりを挟む
感想 104

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第三章フェレスト王国エルフ編

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます

neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。 松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。 ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。 PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~

トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。 旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。 この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。 こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。

処理中です...